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チラシの裏

のらみみの意外な隠し味

2008年02月25日 | アニメ・特撮
TBS系列の深夜アニメ(わたしの住んでいるところは中部日本放送)で『のらみみ』という番組があります。

おかしなキャラクターが日常生活に乱入して起こす騒動を描いた、
ほのぼの癒し系ドラマというカテゴリに入るんでしょうか。

古くは「オバQ」、その後の「ドラエモン」「ど根性ガエル」といった作品に連なるかと思います。

最初はそう思って期待せずに観ていたのですが、
なんと意外にストーリーが骨太。

アシモフのロボット短編に近い味わい、とでも言いいますか。

「キャラ」が日常生活で当たり前となっている世界が舞台で、
「キャラ」自体の存在は生命体であるとは分かっているものの、
その感情の仕組みまでは解明されていない、という前提。
なので、ドラマのキーポイントに「キャラ」と人間(主に子どもたち)との
交流に焦点が当たっています。

アシモフのロボット短編では、ロボット三原則を厳守しながらも一見矛盾した行動をとるロボットの謎解き、といった趣向になっていたのと近いものを感じます。
アシモフのロボットものとは違って、ひじょうにミニマルな世界での出来事なので派手さはないのですが、その分身近な話で時折泣かされます。
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