Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●番犬様にアベ様も《受け入れ国の要望》…やる訳無いか、〝植民国〟だものね。《在韓米軍は海外から来た全ての関係者にPCR検査》…

2020年07月16日 00時00分30秒 | Weblog

[※ 辺野古は破壊「損」米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]



福元大輔記者による、沖縄タイムスの記事【米軍基地は「ブラックボックス」 コロナ拡大、目に見えぬ新たな脅威に】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/599656)。

 《【記者の視点】米軍関係者の新型コロナウイルス感染状況を発表する際、玉城デニー知事は明らかにいら立っていた。感染者数を知っているのに、米軍の意向で県民に伝えられないからだ。「衝撃を受けた」「これだけのクラスターが発生するとは」。ギリギリの表現で危機感を示すのがやっとだった》。

 番犬様が《震源地》化…それに対して何も言えない、何もしないアベ様ら。

   『●金子勝さん《PCR検査数が圧倒的に少なければ、何の意味もない。
         …東京の異様な数値は、検査数の圧倒的不足を示している》
   『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
     驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》
   『●《十分な議論もないまま国の権限が強化され、個人の自由が制限される
        ことがあってはならない…見えない束縛は危機に紛れて忍び寄る》
   『●国会からトンズラ総理・アベ様の縁故資本主義およびCOVID19
     無能無為無策…《火事場泥棒によるピンハネで日本は滅びてしまう》
   『●金子勝さん《コロナ対応で失敗続きの小池…東京が感染のエピセンター
      (震源地)と化してしまうのではないか》? 「ト」政によって既に…
   『●小池百合子「ト」政の下、《震源地》化。一方、閣議決定を受け、
      なぜ「アベ様、アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れない?
   『●東京都知事選挙の結果…コロナ人災の惨状を見せつけられても、
     この酷い小池「ト」政でも、小池百合子「ト」知事に投票していても…
   『●(政界地獄耳)《ポストに興味があって街に興味がない》
     《自分ファースト》…《自分》以外に興味なしな小池百合子「ト」知事の無責任』 
   『●首相会見は官邸記者クラブ主催のアベ様「慰労会」…アベ様が「思いを
       語る」独演会に始まり、「更問い」も無い《台本劇》《台本営発表》
   『●小池百合子「ト」知事が《圧勝の裏で露骨にメディア選別、
     批判的な記者は“排除”》…居ても〝居ないことにされてしまった記者〟ら
   『COVID19《震源地》となり、小池「ト」政や東京都知事選挙から
     見えてきたこと…《東京とは差別の都》へと堕ちていっていること

 琉球新報の記事【なぜ米軍のコロナ感染者が増えているの? 異動時期の7、8月 感染者が突出する米から沖縄へ】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1153534.html)によると、《世界中で新型コロナウイルスがまん延する中、米海兵隊はローテーション配備で各国の基地を移動している。米国の感染者数は突出しており、オーストラリアでは米豪両政府の協議配備を延期するなど受け入れ国の要望で配備計画を変更する例もある。一方、在沖米海兵隊は隊員らの2週間の隔離措置後は自由に基地内外を出入りできる。沖縄は海外や県外と比べても基地を介したウイルス流入に無防備な実態がある》。
 隔離だけで、PCR検査はやっていない? 《沖縄は海外や県外と比べても基地を介したウイルス流入に無防備な実態》…無茶苦茶な実態。オーストラリアと同様に、アベ様も番犬様に《要望》するわけないか。《受け入れ国》ではなくて〝植民国〟だものね。〝植民国〟のリーダーは、さらに、沖縄を〝植民地〟とでも思っているものね。

 布施祐仁さんの二つのつぶやき…どうしようもないアベ様ら、《衝撃を受けている》。

--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
https://twitter.com/yujinfuse/status/1282559744272523266

布施祐仁@『日報隠蔽』(集英社文庫)4/17発売@yujinfuse

在韓米軍は海外から来た全ての関係者にPCR検査を行なっている在日米軍でも当然やっていると思っていたが、沖縄防衛局に問い合わせてみたら、なんと「14日間の隔離はしていると聞いているが検査については承知していない」と回答。衝撃を受けている日本政府はただちに在日米軍に要求すべきだ

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
https://twitter.com/USForcesKorea/status/1281510674229686272

U.S. Forces Korea@USForcesKorea
7月10日

Eight USFK service members & one civilian employee tested positive for COVID-19 after arriving in South Korea. All USFK-affiliated individuals  arriving in South Korea from overseas are tested for COVID-19 and immediately quarantined for 14 days.
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
午後3:17 · 2020年7月13日
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
https://twitter.com/yujinfuse/status/1282562442971590658

布施祐仁 @『日報隠蔽』(集英社文庫)4/17発売@yujinfuse

検査をしないということは、無症状の者が動き回り感染を広げる可能性があるということだ。以下が沖縄の海兵隊の行動制限だが、基地内では割と自由だし、基地外についても完全な「ロックダウン」ではない。入国時のPCR検査は最低限の措置として要求すべきだと思う。日本政府は何をやっているのか?

(https://pbs.twimg.com/media/EcyTvZTUMAANjKd?format=jpg&name=900x900)

午後3:28 · 2020年7月13日
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---

 《在韓米軍は海外から来た全ての関係者にPCR検査》、アベ様や《日本政府はただちに在日米軍に要求すべきだ》。
 《日本政府は何をやっているのか?》、何もやっていないアベ様や小池「ト」知事。検査・検査・検査していないため、現状が何もわからない。誰が感染しているのか不明。《検査をしないということは、無症状の者が動き回り感染を広げる可能性があるということだ》、それをひたすら隠蔽し、検査者数を抑制して《アンダーコントロール》演出…もはや破綻。

=====================================================
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/599656

米軍基地は「ブラックボックス」 コロナ拡大、目に見えぬ新たな脅威に
2020年7月13日 05:00

 【記者の視点】米軍関係者の新型コロナウイルス感染状況を発表する際、玉城デニー知事は明らかにいら立っていた。感染者数を知っているのに、米軍の意向で県民に伝えられないからだ。「衝撃を受けた」「これだけのクラスターが発生するとは」。ギリギリの表現で危機感を示すのがやっとだった。

     (米軍普天間飛行場に出入りする車両をチェックする米兵
          =7日午後7時半、宜野湾市大山(国吉聡志撮影))

 夜になって米軍が感染者数の公表に応じたのは一歩前進だ。ただ、米軍の裁量に委ねる実態は変わらず、県民の不安解消には不十分と言わざるを得ない。

 根本的な問題は、沖縄本島の約15%に及ぶ面積に米軍基地や演習場が点在するにもかかわらず、その中では国内法が適用されないことだ。新型コロナの予防措置、検査や医療の体制、感染者の行動、隔離方法など分からない事だらけだ

 県は新型コロナの影響による2~5月の経済損失を約1900億円と見込む。それでも県民は歯を食いしばり、外出や営業を自粛し、感染を抑え込んだ。米軍基地内での感染拡大は、その努力を一瞬で水泡に帰すような結果だ

 さらに軍の論理を優先するようでは、憤りは増す。情報不足は不信や不安につながり、偏見やデマを生み出し、社会が混乱する恐れもある。未曽有の緊急事態に、米軍は知事に情報を集約し、公表の判断を任せることはできないだろうか。

 このままでは、米軍から派生する騒音や事件、事故のほか、感染症という目に見えない脅威と負担が新たに加わったと認識しなければならない。

 日本と東アジアの安全を守る名目で駐留する軍隊が、県民の命や健康を脅かす事態は許されず、基地を提供する日本政府も抜本的な対策を急ぐべきだ。(政経部・福元大輔)
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない

2020年03月04日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/安倍首相の嘘にもう驚かない 耐性ができたが用心はしてる】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269378)。
リテラの記事【岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5267.html)。

 《「私自身が先頭に立って国民の不安解消に全力をあげていきたい。さまざまな手段を考えている」(安倍晋三首相)…アベちゃんにそういわれても、なんか悪い予感しかしてこない今日この頃。だって嘘つきだし、基本、自分やお仲間のためにしか頑張らないじゃん》。
 《最初から持病のある人や高齢者を船内に留め置きしていることは生命にかかわる事態として懸念されてきたというのに、政府が最近になるまで何の対応もしなかったことによって、ついに最悪の事態になってしまった。…もうひとつ衝撃的だったのは、船内で事務業務にあたっていた厚労省と内閣官房の職員2人も感染が確認されたと発表したことだ》。

 《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、いくら与党の議員とはいえ…》そんな取り巻き連中に取り囲まれ、さらには、《杉田水脈衆議院議員…「ヒゲの隊長」こと佐藤正久、小野田紀美、青山繁晴(すべて参院議員)》って…オイオイ。自民党コロナ対策本部の面子…自民党総裁・自民党幹部は正気なのだろうか?

 その無能ぶりを示すのが《橋本岳副大臣の投稿写真》…驚くべき写真、厚労相はどんなコメントをするのかと思いきや…? そして、案の定、厚労省《職員2人》の感染の衝撃。その後も、職員の感染が出ている。
 下船後、岩田健太郎氏は専門家として対応し、一方、厚労省職員はプロとして一体何を? 厚生省を機能不全にする気なのだろうか? 橋本岳副大臣や加藤勝信厚労相は感染していないのか、心配。特に、安否の良く分からない橋本岳副大臣…乗船していたのでしょ? 《このようにゾーニングを無意味にしていることがあきらかにする写真を、橋本厚労副大臣は「これがゾーニングされている証拠だ!」と言わんばかりに投稿》…。

 恐れていたことが…《下船女性が感染》。〝感染させられて〟下船…アベ様らは、帰途「公共交通」機関で〝感染した〟なんて言わないでしょうね? あまりに、アベ様らは無能すぎます。さらに、 《下船者二十三人に健康観察期間中のウイルス検査をしていなかったミスも発覚》…何の驚きもない。然もありなん。《船内で事務作業などをした厚労省職員らの感染が相次ぎ、職員らの検査も決めた》って、アホでしょう?
 東京新聞の記事【下船女性が感染、肺炎に クルーズ船、公共交通で帰宅】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020022302000112.html)によると、《栃木県は二十二日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した県在住の六十代の無職女性一人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。女性は肺炎を発症している。クルーズ船で陰性とされ、下船した乗客の感染が確認されたのは初めて。…この日は、下船者二十三人に健康観察期間中のウイルス検査をしていなかったミスも発覚し、加藤勝信厚労相が謝罪。船内で事務作業などをした厚労省職員らの感染が相次ぎ、職員らの検査も決めた。新型コロナウイルスを巡る日本の対応は、どこまでずさんなのか。国内外から向けられつつある疑念を晴らすのは簡単でない》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
        横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
    《本気で取り組まない首相やサボり3閣僚と厚労相は本来なら
     即刻国民に謝罪し辞任すべきだあなた方こそ自宅待機すべきでは
     ないか》、《世界は既に日本政府を疑い始めている。岩田の告発が
     なければ政府はいまだに「何の問題もない。適切に処理されている
     と言い張っていたはずだ
    「新型コロナウイルス COVD-19 (COVID-19)《人災》…明らかな《人災》、
     これは確実にさらに拡大する。この下船による国内感染が確実に
     発生する。下船された方の内に〝感染させられてしまった〟方が居る
     リスクが非常に高い。下船した方には何の瑕疵もない。
     〝感染したのではない、無能な政府・アベ様や加藤勝信厚労相・
     橋本岳厚生労働副大臣らによって〝感染させられてしまった〟のだ。
     (RT-PCR…検査が本当に行われたのかさへ疑っているのですが…まさか、
     一部、検温等の診察だけで下船させているのではないでしょうね?)
     感染検査後の数日~十数日間に船内で感染しているリスクは
     ゼロな訳がありません。潜伏期が20日という報告や
     エアロゾル感染の疑いが出ているというのに…。現状、船内でおおよそ
     「5人に1人」が感染しているのに…。後手後手ではなく、デタラメ

   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
     高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》
   『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
           《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》
    「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
     無能な政権は壊憲して、
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
     「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」


 何もかもデタラメな「政」ばかりを繰り返すアベ様。国会を見てください。アベ様による人治主義国家=独裁です。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>どこに向かって走るのか】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1077743.html)によると、《▼こちらも「変更」の波紋が広がる。安倍晋三首相が検察ナンバー2の黒川弘務東京高検検事長の定年延長を巡り法解釈を変更したと明言した。検察官の定年は延長しないとする従来の政府解釈を180度ひっくり返した ▼長年の解釈を変えた意図は明確にはされていないが、これで黒川氏は検察トップの検事総長への就任が可能となる首相の逮捕もできる検察の人事だけに「三権分立の死などと批判の声は強い ▼この政権での解釈変更は今回が初めてではない。安保関連法制定では、憲法9条下では集団的自衛権は行使できないとする政府解釈を閣議決定だけで変更し、今も行使容認の安保法は違憲だとして全国で裁判が続く ▼憲法解釈だけではない。辺野古新基地建設の埋め立てを巡り安倍政権は、県への岩礁破砕許可なしで埋め立てできるように漁業権の存否の解釈を変更し、工事を継続する。県の訴えに司法も解釈変更の判断に踏み込まない》。

   『●「積極的平和主義」なアベ様という
        civili-UNcontrolな大暴走(out of control)
   『●直ぐに辺野古破壊の中止を! 《最悪の場合、埋め立てた
     盛り土が崩れ、護岸が崩壊する恐れ…安全な施工は保証できない》
   『●高江破壊…アベ様らによる《沖縄で、座り込み住民らの強制排除は、
               辺野古の新基地建設現場などでも続いている》
   『●政治資金パーティーによる《荒稼ぎ》…晋和会や素淮会などの
     〝ポケット〟に入り、税金とごちゃ混ぜにして、「会合費」などとして支出
   『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長
     ・アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…
   『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに据えたい
         訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》


 《そして、これは新型コロナにかぎらず、すべてにおける安倍政権のやり方なのだ。現に、「桜を見る会 前夜祭」の問題でも、安倍首相の虚偽答弁を告発したANAインターコンチネンタルは…。さらに、検事長定年延長問題でも…。これらの背景に安倍官邸からの圧力があったことはあきらかだ。圧力によって都合の悪い話は徹底的に潰し、正当性を一方的に主張して間違いをけっして認めない──。こうした安倍首相による新型コロナ対応によって国民の生命が脅やかされ、ついには犠牲者まで出してしまった。ほんとうにこんな政府に任していいのか、国民ひとりひとりはよくよく考えるべきだ》。
 こんな無能で危険なアベ様らに、緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできな独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない。

=====================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269378

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
安倍首相の嘘にもう驚かない 耐性ができたが用心はしてる
2020/02/21 06:00

     (「緊急事態条項」はナチスが使った手口の一つ
      (安倍首相、衆院予算委=17日)/(C)日刊ゲンダイ)

「私自身が先頭に立って国民の不安解消に全力をあげていきたい。さまざまな手段を考えている」(安倍晋三首相)

 これは17日、衆院予算委員会で、コロナウイルスの感染症に対し、安倍首相が答えた言葉。

 アベちゃんにそういわれても、なんか悪い予感しかしてこない今日この頃。

 だって嘘つきだし、基本、自分やお仲間のためにしか頑張らないじゃん。

 覚えてる? アベノミクストリクルダウン。富めるものが富めば、やがて貧しい者にも富の恩恵の雫が滴り落ちるってやつよ。これ、アベノミクスっていいはじめた頃は何回もいってたのに、2018年、自民党総裁選安倍さんと石破茂さんの公開討論で、安倍さんはこう言い切った。

「(トリクルダウン)私はそんなことを一度も言ったことはありません」

 びっくらポン!

 そんなことが多々あって、今ではもう驚かない。耐性ができた。

 が、用心はしてる。今回のやつは嫌な予感。国民の不安解消のための手段て、まさか憲法改正して「緊急事態条項」作るってんじゃねーよな。

 自民党や維新の議員がいってるんだよ。新型コロナウイルスによる感染拡大への対策として、憲法を改正し、緊急事態条項を作んなきゃって。感染者を強制入院させたりするのに必要じゃん、って。

 緊急事態条項とは、政府が「今緊急だから」といえば、ずっと選挙もやらずにこの国の首相は安倍さんにできるし、国民の個人の自由や資産なども奪える条項。ナチスが使った手口の一つ

 思い出してみてよ。2017年、安倍さんは、少子高齢化と北朝鮮の脅威が、「国難」だっていって衆議院を解散し、選挙をした。つまり、我々はそのとき、緊急な国難だっていわれたわけでしょ。で、なんかそれから状況が変わった? なにが緊急かなんて彼ら次第こんなヤベー権利、彼らに与えちゃダメだ
=====================================================

=====================================================
https://lite-ra.com/2020/02/post-5267.html

岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠
2020.02.20 08:06

     (橋本岳Twitterより)

 ついにもっとも危惧されていたことが起こってしまった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客で、新型コロナウイルスの感染が確認されていた80歳代の日本人男女ふたりが本日、死亡したことが発表されたからだ。

 最初から持病のある人や高齢者を船内に留め置きしていることは生命にかかわる事態として懸念されてきたというのに、政府が最近になるまで何の対応もしなかったことによって、ついに最悪の事態になってしまった。この問題については別記事であらためて検証したいが、もうひとつ衝撃的だったのは、船内で事務業務にあたっていた厚労省と内閣官房の職員2人も感染が確認されたと発表したことだ。

 「ダイヤモンド・プリンセス」号の船内でいかにずさんな感染管理がとられているかは、神戸大学病院感染症内科の教授、岩田健太郎氏がYouTube動画で告発したばかりだったが、今回の官僚の感染はそれを裏付ける事実だろう。

 だが、政府はこの期に及んでも、自分たちの失策を認めようとはせず、それどころか岩田氏の告発に反論して正当化をはかることに必死になっている。

 既報に詳しいが(https://lite-ra.com/2020/02/post-5265.html)、岩田氏はYouTubeに投稿した動画において「グリーン(ゾーン)もレッド(ゾーン)もグチャグチャになっていて、どこが危なくてどこが危なくないのかまったく区別かつかない」状態で、防護服を着脱する場所がはっきりしていないことや、「常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」などと、船内の実態とずさんな感染症対応を告発。さらに、感染症対策の改善を提言しても、「厚労省トップ」は聞く耳を持たず、わずか1日で追い出されてしまったと述べていた。

 だが、この告発に対し、加藤勝信厚労相や政府関係者は猛反論。ゾーニングの問題について、加藤厚労相は昨日の衆院予算委員会で「(防護服を)着ていなきゃいけないゾーン、それを脱いで対応する他の業務区域ゾーンの分離はできていると聞いている」と答弁。さらに、昨晩おこなわれた会見では「完全にクリーンな場所はつくれないけれども、そのなかでより危険の高いところとそうでないところを分けてやっていた」と述べた。

 さらに、岩田氏を乗船させた厚労省の高山義浩・技術参与もFacebookで岩田氏の告発に反論。こうした反論が出てきたことによって、安倍応援団は「岩田氏の話は嘘ばかりだったことが判明」「告発と称する事実上のデマ」「高山氏の反論で納得」などと吹き上がり河野太郎防衛相や世耕弘成・自民参院幹事長らをはじめとする安倍自民党議員が必死に高山氏の反論をSNS上で拡散していた。

 まったく何を言っているんだか。たとえば、高山氏はゾーニングについて〈実際はゾーニングはしっかり行われています。完全ではないにせよ…〉と書いている。加藤厚労相も前述したように「完全にクリーンな場所はつくれない」と言っていた。「完全ではない」と言っている時点で感染管理ができていないことを白状しているようなものではないか。

 実際、岩田氏だけでなく、「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗船した他の医師や専門家らから、船内で「ゾーニング」が有名無実化していたという証言が次々出てきている。

 たとえば、感染対策にあたるため先週に乗船した岩手医科大学・櫻井滋教授は「ゾーンは分けられていたが、医療チームや食事スタッフなど間を動かざるを得ない存在がいた」と証言している(本日放送『羽鳥慎一モーニングショー』テレビ朝日)。


■橋本岳厚労副大臣が投稿した写真では「清潔ルート」「不潔ルート」が途中で合流

 さらに、昨晩19日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK)では、DMATとして派遣され船内で診療にあたった医師も「感染管理があまり統一されている感じではなくて、人によってはマスクをしていなかったり、着脱も曖昧だったり、個人の対応に任されている状況で、これでは感染拡大するんじゃないかとは思いました」と語っている。

 NHKによると、医療チームは低層階のダイニングルームを詰所として使用し、ここは「感染の恐れがない安全な場所」とされ、医師たちはこの場所から感染の恐れがある乗客がいる部屋に行き、診察ごとに戻っていたという。その際、一回一回、マスクや防護服などの交換・体の消毒をおこなっていたというが、前出のDMATとして派遣された医師は、その実態をこう証言している。

 「人によってはいいかげんと言うか、防護服とか汚染したガウンでクリーンと言われているところに入ってきたりすることもあって、これはもう台無しなんじゃないかなと思いました」

 しかも、ゾーニングができていなかったと言う岩田氏の告発を裏付ける「証拠」を、よりにもよって厚労省自らが出してきた。それは、橋本岳・厚労副大臣がきょうの午前にTwitterに投稿した画像だ。

 岩田氏は船内で感染症対策の改善を提言しても「厚労省トップ」が聞く耳を持たず、わずか1日で追い出されてしまったと述べていたが、橋本厚労副大臣はこの告発動画に対し〈お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました〉と投稿。つまり、岩田氏を下船させた張本人と見られているのだが、橋本厚労副大臣はゾーニングの問題に反論するなかで、本日11時半ごろに、一枚の写真をつけてこんな投稿をおこなった。

〈現地はこんな感じ。画像では字が読みにくいですが、左手が清潔ルート、右側が不潔ルートです〉

 そして投稿された写真には、隣り合った2つのドアの横にそれぞれ「清潔ルート」「不潔ルート」と書かれた紙が張り出されていた。しかし、写真を見るとその2つのドアの先は地続きのエリアとなっていた。つまり、ルート分けしているのに合流してしまう構造になっているのだ。

 これには岩田氏も〈この手前(写真撮ってるとこ)が清潔不潔が完全にクロスするゾーンになる、ということがおわかりいただけますでしょうか〉〈橋本さんにもゾーニングの問題を共有していただけて嬉しいです〉と皮肉めいた投稿をおこなっているが、このようにゾーニングを無意味にしていることがあきらかにする写真を、橋本厚労副大臣は「これがゾーニングされている証拠だ!」と言わんばかりに投稿したのである。


■「感染症の専門家は常駐」の反論も嘘か? 乗船した別の教授も「いなかったと認識」

 橋本副大臣は大慌てで写真を削除したが、ようするに、ゾーニングがどういうことなのかも理解できていない人物が現場で指揮しているというわけだ。いかに「ダイヤモンド・プリンセス」号での政府対応が杜撰で危険なものかがよくわかるが、岩田氏の告発に対する反論が嘘であることが判明しているのは、ゾーニングの問題だけではない。

 「常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」と述べた岩田氏に対し、加藤厚労相は「感染症の専門家は常駐している。確認したなかで誰も感染症科専門医がいない日はなかった」と反論していたが、「確認したなかで」という言い方自体、嘘がバレたときの予防線の匂いがぷんぷんしてくる。実際、前述した感染対策のため乗船した櫻井教授は「初期から感染管理の専門家はいなかったと認識。政府の仕組みとして整備すべき」と証言しているのだ(前出・『羽鳥慎一モーニングショー』)。

 このように、岩田氏の告発した政府のずさんな感染症対応は事実であり、事務業務にあたっていた官僚が2人も感染してしまった事実は何よりもの証拠だ。しかし、それでも政府は自分たちの無為無策を認めようとせず、告発者潰しに躍起になっている。実際、岩田氏はYouTubeに投稿していた動画を削除してしまった。政府は圧力を否定しているが、周囲を通じて間接的にプレッシャーをかけていた可能性は大いにあるだろう。

 そして、これは新型コロナにかぎらず、すべてにおける安倍政権のやり方なのだ。現に、「桜を見る会 前夜祭」の問題でも、安倍首相の虚偽答弁を告発したANAインターコンチネンタルは、自民党本部に出向いたあとはメディアの取材に対して「返答控える」「一切開示できない」などと姿勢を一変させている。さらに、検事長定年延長問題でも、国家公務員法の延長規定が適用されないという過去の政府解釈が「現在まで同じ解釈」と12日に答弁していた人事院の松尾恵美子給与局長は、昨日19日の衆院予算委員会でつい言い間違えた」などという信じられない理由で答弁を撤回してしまった。これらの背景に安倍官邸からの圧力があったことはあきらかだ。

 圧力によって都合の悪い話は徹底的に潰し、正当性を一方的に主張して間違いをけっして認めない──。こうした安倍首相による新型コロナ対応によって国民の生命が脅やかされ、ついには犠牲者まで出してしまった。ほんとうにこんな政府に任していいのか、国民ひとりひとりはよくよく考えるべきだ。

(編集部)
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●ニューオータニ東京支配人《宴会の場合、見積書、明細書、領収証は必ず主催者にお渡しし、ホテルでも7年間保管している》

2020年02月28日 00時00分29秒 | Weblog

[【安倍首相と閣僚が開いた利益率9割超の政治資金パーティー】(東京新聞 2020年2月17日)↑]



浅野健一さんによる、HARBOR BUSINESS onlineの記事【「桜を見る会」についてホテルニューオータニ支配人を直撃。安倍首相の答弁と矛盾するも、広報の見解は「答えられない」】(https://hbol.jp/213614)。

 《ニューオータニ東京支配人の回答が首相答弁と食い違う…複数の支配人が2月19日までに「どこのホテルも同じだと思うが、宴会の場合、見積書、明細書、領収証は必ず主催者にお渡しし、ホテルでも7年間保管している契約相手から要請があれば今すぐお出しできる」などと断言した…ニューオータニ東京支配人「1人5000円での宴会、パーティはお受けできない」…<文/浅野健一(ジャーナリスト)>》


   『●アベ様やウルトラ差別主義者らは政治資金パーティーによる
        《荒稼ぎ》…一方、《やはりなかった「前夜祭」の記述》
   『●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして!
     アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
   『●アベ様らの答弁「安倍事務所では、領収書等を受け取っていない」、
       これは「ご飯論法」か何かなのか? それとも、単なるウソ吐き?
   『●政治資金パーティーによる《荒稼ぎ》…晋和会や素淮会などの
     〝ポケット〟に入り、税金とごちゃ混ぜにして、「会合費」などとして支出
    「最後に、三宅勝久さんが「晋和会」宛のいくつかの領収証を
     ツィート上に公開しておられます。以下は、ブログ主のつぶやき。
     会議(朝食会?)で186万円161万円って、朝食付きの
     政治資金パーティーのようなものか? 分からない…。」

   『●小田嶋隆さん《行政の担当者としてのあたりまえの習慣を、
     安倍晋三氏とその追随者たちは…この8年の間に完膚なきまでに破壊》


     [※ 三宅勝久さんのブログ【晋和会(安倍晋三代表)2016年分
        政治資金収支報告書の領収書】(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/3092)↑

 ようやくニューオータニの《見解》が出てきました。いままで、誰も問い合わせしていなかったのだろうか? それとも、ANAインターコンチネンタルホテル東京に刺激されたのかな?
 《「どこのホテルも同じだと思うが、宴会の場合、見積書、明細書、領収証は必ず主催者にお渡しし、ホテルでも7年間保管している契約相手から要請があれば今すぐお出しできる」などと断言…「1人5000円での宴会、パーティはお受けできない」》だそうです。当たり前の答えが、ようやく、出てきました。《支配人は「1人5000円での宴会、パーティは絶対にお受けできない当ホテルでは1人1万1000円からになる」と答えた》そうですから、差額6000円/人は一体誰が、どのように負担したのでしょうか? 人数をチョロマカシタのではないかと疑っていますが、真相は? (実人数800人を見積人数363人だという風に偽るのには無理がありますが…。アベ様が、まさか、負担? 一部税金? 官房機密費??)
 アベ様によると前夜祭における《契約相手》は800人にも上る参加者各人だそうですが、《見積書、明細書、領収証は必ず主催者》にお渡ししているそうですから、《主催者》様(アベ様事務所か、晋和会か、安晋会か知らないが)からホテルニューオータニ東京に再発行の《要請》を、至急、出してください。それらが速やかに国会に提出されたら、そこから「桜を見る会 前夜祭」についての有意義な質疑が出来ますし、アベ様の「無罪」の立証がすぐさまできるのでしょうから。まずは、そこからです。

   『●斎藤貴男さんからアベ様へ…《何もかもを白状して退陣し、
      表舞台から消え去ることだ。それが一番、日本のためになる》
    「【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/「桜を見る会」で安倍首相を
     刑事告発した理由】…《私は大要、こんなことを話した。
     「日本の社会は安倍さんに破壊されてしまった。権力や巨大資本に近い
     人間は何をしても許され、そうでない者は何も許されない。内閣府の
     国策『ソサエティー5・0』が実現すれば、私たちの全行動は監視され、
     生き方まで誘導されるようになっていく。あのような権力者には一刻も
     早く辞めてもらわないことには恐ろしすぎる」》」

 《安倍首相の国会答弁が真実かどうかを明らかにするためには、ニューオータニ、ANAホテルの責任者、安倍後援会会計責任者らを国会に証人喚問するしかないのではないか》…大賛成です。COVID-19で皆さん忙しいのですから、この話、さっさと済ませてしまいましょう。

=====================================================
https://hbol.jp/213614

「桜を見る会」についてホテルニューオータニ支配人を直撃。安倍首相の答弁と矛盾するも、広報の見解は「答えられない」
浅野健一
2020.02.25

ニューオータニ東京支配人の回答が首相答弁と食い違う

 辻元清美議員が2月17日の衆院予算委員会で、「桜を見る会」の安倍晋三後援会主催の前夜祭が2013、2014年、2016年に開かれた「ANAインターコンチネンタルホテル東京」からの文書回答を示して安倍首相を追及し、首相の答弁の一部が虚偽ではないかと問題になっている。

 筆者は2015年、2017年、2018年、2019年の4回にわたって前夜祭が開かれたホテルニューオータニ東京(東京都千代田区紀尾井町、清水肇・総支配人)に取材を申し入れたところ、複数の支配人が2月19日までに「どこのホテルも同じだと思うが、宴会の場合、見積書、明細書、領収証は必ず主催者にお渡しし、ホテルでも7年間保管している契約相手から要請があれば今すぐお出しできるなどと断言した。

 支配人の回答は、ANAホテル東京の辻元議員への「明細書を主催者側に発行しないケースはない」「宛先を空欄にした領収書を発行したケースはない」「個人から参加費を受け取ったことはない」などとする文書回答とほぼ同じだった。

 安倍首相や菅義偉官房長官が「費用の明細書はホテル側から発行がなかった」「見積書はもらっていない」「ニューオータニ側は、営業の秘密に関わるため明細書は出せないと言っていると何度も答弁してきたが、首相に忖度していると思われてきたニューオータニの回答で、それが噓だとわかったのだ。


ニューオータニ東京支配人「1人5000円での宴会、パーティはお受けできない」

 ホテルニューオータニ東京は株式会社ニューオータニが運営する都内有数のホテル。ニューオータニの「鶴の間」では、2019年4月13日に開催された「桜を見る会」の前日である同年4月12日、安倍後援会主催の「桜を見る会前夜祭」が開催され、800人が参加した。

 筆者は昨年11月中旬以降、ニューオータニに何度か取材依頼をしていたが、「マーケティング部の広報責任者が席を外している」という返答だけで、広報責任者からの質問への回答がなかった

 2月14日にニューオータニへ電話をかけ、再び広報責任者に取材を申し入れたところ、アシスタントマネージャー室に電話が回り、支配人(デューティマネージャー)の一人が「広報責任者がいま不在なので代わりにお答えする」と話した。

 支配人は「守秘義務があり、個別の案件にはお答えできないので、あくまで一般論として、お答えする」と断った上で、「当ホテルでの宴会では、主催者との間で契約を結ぶので、その見積書、明細書、領収書は保管しており、契約の相手の方であると確認できれば、いつでも明細書、領収書をお渡しできる」と述べた。

 また「契約の相手は主催者であり、パーティの参加者一人一人と契約し、各個人から料金をいただくことはない当ホテルが、経営上・営業上の秘密を理由に明細書の提供をお断りすることはないホテルの収支は全て記録し、税務署に申告しなければならない」と話した。

 支配人は「今でも、当事者の方から要請があれば明細書などはすぐに出せる」「ホテルが発行する領収書はすべてパソコンで作成しており、宛名が空欄の手書きの領収書を交付することは絶対にないと強調した。

 筆者は「私の友人と一緒に1人5000円会費で宴会を開きたいので予約できるか」と聞くと、支配人は「1人5000円での宴会、パーティは絶対にお受けできない当ホテルでは1人1万1000円からになる」と答えた。


ニューオータニ広報の公式見解は「守秘義務があり詳細は答えられない」

 別の支配人は2月18日、筆者の電話取材に、「ホテルによっては1年ぐらいの違いはあるかもしれないが、どのホテルも7年間は見積書、明細書、領収証を保管ている」と説明した。

 また、ホテルニューオータニの関係者は「ANAホテルが辻元議員や新聞社の質問に、書面であそこまで答えるのはびっくりした。ホテルとしての守秘義務もあるので、私たちはあそこまでは言えないが、どのホテルも実態は同じで、ANAホテルと同じことを言うと思う」と話した。

 2019年4月に前夜祭が開かれた「鶴の間」は、ニューオータニ本館の1階の中央にある。2月18日夜、筆者が訪れると、大手住宅会社の数百人規模の懇親会が開かれていた。「鶴の間」はニューオータニのメインの宴会場で、国際会議の懇親会もよく開かれる。

 支配人は18日夕、ニューオータニ内で筆者と会い、「ホテルとしての見解は広報責任者が対応するので、広報責任者から連絡する」と述べた。筆者は、支配人から聞いた情報を電子メールで送り、確認を求めた。

 ホテルニューオータニの広報責任者、岩崎州彦(くにひこ)氏は19日夜、電話で「ホテルの役員、社員が取材に応じることもあるが、私からは広報責任者としての返答を総論としてお伝えする」と述べた上で、次のような「総論」を読み上げた。

宴会に関してはご予算とか形式とか様々な形態がありますので、一概にこれと明確にお答えすることはできない。個々のお客様のご利用に関しては、守秘義務がございますので、詳細についてもお答えしかねます

 岩崎氏の「総論」では、守秘義務を理由にして回答を拒んだが、「営業上の秘密」には触れていない。首相後援会が主催した800人の規模の懇親会は公的イベントであり、新聞各紙の首相動静にも掲載され、多くの参加者がネットなどで写真つきで公表しており、「守秘義務の対象にあるはずがない

 筆者は「広報責任者としての見解としてお聞きしたが、取材に応じた支配人の方々のコメントはそのまま記事にする」と伝えた。岩崎氏はそれについて何も表明しなかった。



首相答弁を否定したANAホテル、曖昧な態度のニューオータニ

 安倍首相は17日の予算委で、「(ANA)ホテルに確認したところ、『辻元議員にはあくまで一般論で答えたもので、個別案件については営業の秘密にかかわるため回答には含まれていない』ということだ」と答弁していた。

 ところが、ANAホテルは17日夜、『朝日新聞』、『毎日新聞』の取材に対し、「『個別の案件については、営業の秘密にかかわるため回答に含まれていない』と申し上げた事実はない」と返答。野党は安倍首相に対し、ニューオータニ、ANAホテルに明細書の再発行を求めるべきだと主張している。

 文芸評論家の斎藤美奈子氏は2月19日の『東京新聞』「本音のコラム」で、「首相答弁を否定したANAホテルの回答にはシビれた。曖昧な態度で逃げ切りを図ったホテルニューオータニとの差は歴然」と書いた。SNSでは、ANA東京に比べて、ニューオータニは権力に媚び、安倍官邸に忖度しているという声が多い。

 昨年11月に「桜」問題が起きた後、ニューオータニは野党チームの調査や報道各社の取材に対し、「明細書は7年間保存しており、顧客側から要請があればいつでも発行できる」「宴会場のパーティープランは最低でも1万1000円」などと回答している。

 しかし、前夜祭の料金については「プライバシー保護の観点からお答えしかねる」と答えていた。また、安倍後援会主催の前夜祭と同等規模のパーティで明細書を作成しないことがあるかとの問いには「お客さまとの取引の中で個別に対応しているので、一概には答えられない」と答えてきた。

 2013年から毎年開かれてきた前夜祭の収支は、安倍後援会の政治資金報告書一切記載がないホテルニューオータニの見積書、収支報告書も明らかにされていない


続々と安倍首相を告発する動き

     (東京地検の告発状預かり証)

 筆者を含む47人は2019年11月20日、安倍首相を公選法違反、政治資金規正法違反で告発。ジャーナリストの斎藤貴男氏、講談師の神田香織氏らが告発人になっている。

 告発状では、2017年4月15日に開催された前夜祭において、事前に、ホテルニューオータニに対して、参加者につき1人当たり約5000円の出席見込み数を乗じて得られた金額をその前日までに支払って支出したのに2018年分の収支報告書に記載しなかったと指摘した。

 また、同月14日に参加者から1人当たり約5000円を徴収して得られた金額の収入があったにもかかわらず同年分の収支報告書に記載せず、その収支報告書を2018年5月24日,山口県選挙管理委員会に提出したことを違法とした。

 東京地検特捜部の担当検事は19年12月21日、告発グループの代理人、山下幸夫弁護士に告発状の修正を求めてきており、今年1月中旬に告発状の改定版を提出した。地検はまだ正式に告発を受理していない

 山下弁護士は「地検から告発状の内容について加筆、修正を求めてきたのは異例だと思う。真剣に検討していると思う。訂正版では、宴会の3か月前に契約をした時点で金額を確定していることを強調した」と話している。

 上脇神戸学院大学教授らの学者グループも安倍首相を背任罪で告発している。また、弁護士・法学者グループが3月に公選法違反などで告発する予定だ。


ニューオータニの取締役も務める今井敬氏と安倍首相が会食

 ニューオータニは政府との関係が深い。ニューオータニは1995年のAPEC会議で、外務省の担当者の依頼に基づいて経費を1億円上乗せして請求し、差額を口座にプールした事件があり、政府関係の受注がない時期があった。外務省の担当者は懲戒免職になっている。

 新聞各紙の「首相動静」によると、安倍首相は2019年11月11日夜、東京・銀座の日本料理店「東京吉兆」で経団連の今井敬御手洗冨士夫両名誉会長ら財界人と会食。19日夜にも、東京・紀尾井町の日本製鉄紀尾井ビルディングにある「紀尾井倶楽部」で、日本製鉄の今井敬名誉会長、佐久間総一郎常任顧問らと会食している。今井敬氏は首相補佐官兼秘書官の今井尚哉氏の叔父で、現在、ニューオータニを運営する株式会社ホテルニューオータニの取締役である。 

 ニューオータニと安倍政権はかなり親密だ。広報責任者が「総論」しか回答しなかったのは、政権側からの圧力の表れだろう。与党議員から「もうANAホテルを使うのはやめよう」という声が上がり、ANAホテル役員が18日午後、自民党本部を訪問したこともわかった。

 その後、ANAホテルの広報担当者が『時事通信』、『毎日新聞』、『共同通信』、TBSなどの取材に、「個別案件には答えられない」と回答するなど、これまでの毅然とした姿勢が揺らいでいる。

 安倍首相の国会答弁が真実かどうかを明らかにするためには、ニューオータニ、ANAホテルの責任者、安倍後援会会計責任者らを国会に証人喚問するしかないのではないか。

<文/浅野健一(ジャーナリスト)>

浅野健一
あさのけんいち●ジャーナリスト、元同志社大学大学院教授
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》

2020年02月22日 00時00分56秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍、サボり3閣僚こそ自宅待機を】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002210000114.html)。

 《…などの感情論で説明しようとする非科学的理屈より、現場の実態を告発する勇気を評価すべきだろう。結果、20日、クルーズ船の乗客2人が犠牲になった。 ★政府のやってる感、精神論よりも科学的に政策的失敗を検証すべきに横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない。それは現場で必死に作業に従事している人たちを指しているのではなく、政府が的確な専門家を擁して着実な制圧の指示をしていたかどうかが問われているのだ》。

 「…ウイルスは…細菌」…自民党コロナ対策本部の面子をご覧あれ。《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、いくら与党の議員とはいえ…》を、与党議員の国会質疑をお聞きあれ。

 日刊スポーツの記事【…厚労副大臣クルーズ船内撮り投稿】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002200000764.html)によると、《クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で現地対応に当たる橋本岳厚生労働副大臣が20日、船内写真を投稿。「左手が…、右側が…です」とつづるなど、岩田氏が安全区域と危険区域の区別がつかないと指摘したことへの反論とみられる…写真は投稿から数時間後に削除された》。
 この橋本岳副大臣による驚くべき投稿写真、(この投稿を「存じ上げない」と留保した)厚労相は、確認後に、一体どんなコメントを? 検疫官の感染に続き、案の定、《船内で事務業務にあたっていた厚労省と内閣官房の職員2人も感染が確認》感染という衝撃。

 新型コロナウイルス COVD-19 (COVID-19)《人災》…明らかな《人災》、これは確実にさらに拡大する。この下船による国内感染が確実に発生する。下船された方の内に〝感染させられてしまった〟方が居るリスクが非常に高い。下船した方には何の瑕疵もない。感染したのではない、無能な政府・アベ様や加藤勝信厚労相・橋本岳厚生労働副大臣らによって〝感染させられてしまった〟のだ。(RT-PCR (reverse transcription PCR、逆転写PCR、RNA-PCR) 検査が本当に行われたのかさへ疑っているのですが…まさか、一部、検温等の診察だけで下船させているのではないでしょうね?)感染検査後の数日~十数日間に船内で感染しているリスクはゼロな訳がありません。潜伏期が20日という報告やエアロゾル感染の疑いが出ているというのに…。現状、船内でおおよそ「5人に1人」が感染しているのに…。後手後手ではなく、デタラメ
 《本気で取り組まない首相やサボり3閣僚と厚労相は本来なら即刻国民に謝罪し辞任すべきだあなた方こそ自宅待機すべきではないか》、《世界は既に日本政府を疑い始めている。岩田の告発がなければ政府はいまだに「何の問題もない。適切に処理されていると言い張っていたはずだ》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》

=====================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002210000114.html

コラム
政界地獄耳
2020年2月21日8時59分
安倍、サボり3閣僚こそ自宅待機を

★どんなに正論であっても国民から信頼のない野党が言うと、強い与党支持者でなくとも政権を擁護したくなるという心情を抑えて、与党支持者からも今回のクルーズ船対応については批判が多い。神戸大学医学部教授・岩田健太郎の告発に対してわがままな人、変人、調整力のない個人の正義とたっぷり人格否定した後、限られた時間と人数で精いっぱいやっているなどの感情論で説明しようとする非科学的理屈より、現場の実態を告発する勇気を評価すべきだろう。結果、20日、クルーズ船の乗客2人が犠牲になった。

政府のやってる感、精神論よりも科学的に政策的失敗を検証すべき時に横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない。それは現場で必死に作業に従事している人たちを指しているのではなく、政府が的確な専門家を擁して着実な制圧の指示をしていたかどうかが問われているのだ。その間も野党は「桜を見る会」などで大事な審議を無駄にしているという声もある。内閣や首相・安倍晋三がうそをついているかもしれないという疑念を検証しなければ、絶えず闇に葬られたり、文書を改ざんしたり、強引な人事が執行されてしまうことへの懸念。岩田の告発はジャーナリストや野党の検証と同様といえる。

★それでも国会で野党が“大切なこと”をやろうとしている政府を妨害しているというのならば、全閣僚が参加する新型コロナウイルス感染症対策本部会合を環境相・小泉進次郎、法相・森雅子、文科相・萩生田光一3閣僚がサボって地元会合を優先していたと言えばわかってもらえるだろうか大切な会議もこの体たらく。なかなか本気で取り組まない首相やサボり3閣僚と厚労相は本来なら即刻国民に謝罪し辞任すべきだあなた方こそ自宅待機すべきではないか

★英ロンドン市長選挙は今年5月だが、現職のロンドン市長・サディク・カーン(労働党)も対抗馬のショーン・ベイリー(保守党)も「東京オリンピック(五輪)が中止になったら代替地としてロンドンでやってもいい」と言い出した。世界は既に日本政府を疑い始めている。岩田の告発がなければ政府はいまだに「何の問題もない。適切に処理されていると言い張っていたはずだ。(K)※敬称略
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする