Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事のリコールを求めた署名の八割余に無効》…リコールされるべきは?

2021年02月13日 00時00分36秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2021年02月11日[木])
東京新聞の記事【高須院長「妨害するためわざと書いた人いるかも」…愛知県知事のリコール不正疑い「1人で数十人分の指印」の証言も】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83609)と、
【社説/リコール不正 誰が、なぜ、を究明せよ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83718?rct=editorial)。

 《高須克弥院長は一日の取材に「無効な署名には気付かなかった票を増やそうとした人もいるかもしれないが、活動を妨害するため、わざと問題になる署名を書いた人がいるかもしれない」と話した。近く記者会見して見解を示す見通し》。
 《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事のリコールを求めた署名の八割余に無効の可能性があるという。県選挙管理委員会などは事実関係の徹底究明に全力を挙げるべきだ。同県選管は、「高須クリニック」の高須克弥院長らが大村秀章愛知県知事のリコールに向け提出した署名の約83%に不正が疑われるとの調査結果を公表》。

 このような不正でデタラメなものではなく、真のリコールされるべきは誰だったのでしょうか?
 愛知県の多くの普通の感覚を持った県民は騙されることはありませんでした。《民主主義の根幹を揺るがす事態》で人々を煽り、そこに群がった人々 ――― 当初、そこには政治家の名前もありました。リコールされるべきはそのような人々だったのではないでしょうか? COVID19禍の最中、名古屋市や大阪府・大阪市のその対応は適切だったでしょうか?

   『●リコール対象はコチラなのでは? 大阪市廃止「ト」構想の《関連経費
      として投入された公金は100億円を超える》、さらに公明党と密約
   『●「広域行政一元化」なんて言い始めた《大阪の3バカが活動拠点を
       国政に移せば、日本は目も当てられなくなるだろう》(適菜収さん)
   『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
     おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》

   『●お維大阪「ト」政による医療福祉の削減、大阪市廃止「ト」構想に
      かまけてCOVID19対策を放置…リコール対象はお維だったのでは?
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」、ホントに小池「ト」知事でよかった
      の? COVID19禍の年末年始も弱者の支援や相談に応じていたのは誰?
   『●《医療や保健所を削減…ろくに対策もせず都構想住民投票を強行…
     つまり維新による人災》…お維支持者の皆さんは沈黙? お優しいことだ
   『●《吉村洋文…小池百合子…鈴木直道…菅義偉…安倍晋三…「最も評価
     できない政治家」…なら理解できるが、やはり日本は完全に壊れて…》

 「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展・その後」での大村秀章愛知県知事の対応はリコールされるべきものではない、とブログ主は思っています。実は、自民党議員時代から大村秀章氏を、ブログ主は全く評価していませんでした。小池百合子「ト」知事と(今回のリコール不正問題でも高須氏に群がった御一人)松井一郎元大阪「ト」知事と並び、三「ト」物語を打ち出した際には、呆れもしました。ただ、県知事としての今回の対応で氏を見直しましたし、この問題で氏を非難するのは完全に間違っていると感じています。

   『●《平和なアジアという井戸…先人の掘った
     井戸の水を濁らせている》人々…企画展「表現の不自由展・その後」を破壊
    《憲法が保障する表現の自由に不寛容な現在の日本の空気を映し出すことに
    《▼名古屋市の河村たかし市長には不快だったようだ。作品の評価は人それぞれ、
     自由である。しかし、芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」会場
     から撤去を要求するのは鑑賞や議論の機会を根こそぎ奪う行為で、
     間違いだった…そして表現の自由は、圧迫にあらがう者がいる限り死なない
     何度でも声を上げよう生きるために。(阿部岳)》

   『●中曽根康弘元首相や「産経のドン」故・鹿内信隆氏らは、
     あの時、何をしていたのか? …《検閲国家》へと一歩一歩
    「21世紀のこの現代に、《検閲国家》とは呆れる。お隣のアジアの
     国々を嗤えない。ヨーロッパの国々から見れば、ニッポンは
     一体どんな国なのか、といったところかな。」

   『●萩生田光一文科相《テロ予告や脅迫で「表現の不自由展」を
     中止させた勢力に加担する行為…表現の自由を圧殺する暴挙》
    「《萩生田氏自身のゆがんだ歴史観や嫌韓感情、憲法が保障する
     表現の自由への無理解…「表現の不自由展」を中止に追い込んだ
     勢力と同じ思想・感情》…《検閲国家》へと着々と。《文化庁の
     補助金7800万円全額》不交付の一方で、アベ様の私的文化的?な
     《安倍総理のサクラになる会》(©小田嶋隆さん、…)には
     《予算3倍…5700万円もの血税》が飲み代へとドブガネ。」

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
           公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●2019年度文化庁映画賞《文化記録映画部門の優秀賞》を受賞
              …三上智恵・大矢英代監督『沖縄スパイ戦史』
    《三上智恵さんは受賞に感謝した上で、
     国際芸術祭あいちトリエンナーレへの文化庁補助金不交付決定に
     抗議の意を表し、撤回するよう再考を求めた

   『●行政改革担当相兼COVID19ワクチン接種担当相の河野太郎氏に、
     大変に名誉なことに、いつの間にかツイッターをブロックされていた…
    《自民党が、SNSの誹謗中傷への対策を検討するプロジェクトチーム
     立ち上げ、座長に三原じゅん子議員が就任した。三原が「インターネット
     上の匿名での誹謗中傷の人権侵害に対して、政治家として動き出します」
     とツイートすると、匿名のアカウントから「あいちトリエンナーレ」の
     「表現の不自由展・その後」の「昭和天皇への侮辱な画像」にも
     対応してくださいとのツイートが寄せられた。三原はそのツイートに
     「本当ですねと返したのだ。そもそも、当該作品は「侮辱な画像」と
     決めつけられるものではないが、三原は、もう早速、あれこれを適当に
     混ぜていた》

 (イカサマ無しの)リコールすべき対象は、お維関係者も含めコチラだったのではないでしょうか?
 日刊ゲンダイのコラム【ラサール石井 東憤西笑/愛知県知事リコール問題 根拠なき反論と迷走を続ける人々】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/284766)によると、《しかしもっと驚いたのは、共に闘っていた河村たかし名古屋市長の記者会見だ。なんと「僕も被害者だ」とのたまったのだからおそれいる。「徹底的に真相を究明する」と言うにいたっては、あまりに気持ちのいいぐらいの小悪党ぶりに言葉が出ない間違えちゃいけないあなたは追及される側だ。前から不思議に思っているのだが、河村氏はコロナ対策も不十分で、なぜ名古屋市民はこの人をこそリコールしないのだろうか。名古屋市民にそれほど愛されているのだろうか。敬愛する西原理恵子さん、そして名古屋市民の皆さま。ご両名を愛しておられるのなら、好き放題させてあげるのも愛かもしれませんが、しっかり目を覚まさせてあげるのも愛だと思うのですが。》
 本当に、そうです。そして、ブログ主も《敬愛する西原理恵子さん》、ご自身が《しっかり目を覚ま》してくれませんかねぇ? 

   『●『遺稿集』読了
   『●『この世でいいちばん大事な「カネ」の話』読了(1/2)
   『●『この世でいいちばん大事な「カネ」の話』読了(2/2)
   『●『おサケについてのまじめな話』読了
   『●「理論社」倒産

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/83609

高須院長「妨害するためわざと書いた人いるかも」…愛知県知事のリコール不正疑い「1人で数十人分の指印」の証言も
2021年2月2日 15時52分

 愛知県の大村秀章知事のリコール運動で、なぜ無効な署名が八割超もあったのか。運動に携わった人からは、一部でずさんな署名集めがあったとの声が上がる。

  【関連記事】愛知県知事リコール、83%に不正の疑い
  【関連記事】河村たかし市長「僕は被害者、怒りに震える
        愛知県知事リコールで不正の疑い

 リコール推進団体のある関係者は、署名を各地の選管に提出した昨年十一月四日朝、スタッフの一人から「内密に手伝ってほしい」とメールで頼まれ、他の数十人と一緒に名古屋市内のホテルに集められた。そこで「署名に必要な指印がないものはまとめて押す」と言う人や、ホテルを出た後で数十人分の指印を一人で押す人がいた。

 この関係者によると、同一筆跡とみられる署名が多数あり、番地の近い住所が立て続けに書かれていたり、転居した知人の住所が古いままだったりと不自然な署名が目立った

 ボランティアとして運動に参加した尾張地方の自営業の四十代男性は「明確な指示がなく、自分の地元で街頭に立ったのは月に三、四日程度。集まった署名数を聞いて、こんなにあるわけないと思った」と話す。

 運動の発起人となった複数の「請求代表者」は、本紙の取材に「不正な署名集めはしていない」と否定した。ある代表者は「一部の人間が古い名簿などを集め、目の届かないところで書き写したのではないか」と推測する。

 高須克弥院長は一日の取材に「無効な署名には気付かなかった票を増やそうとした人もいるかもしれないが、活動を妨害するため、わざと問題になる署名を書いた人がいるかもしれない」と話した。近く記者会見して見解を示す見通し。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/83718?rct=editorial

社説
リコール不正 誰が、なぜ、を究明せよ
2021年2月3日 06時57分

 愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事のリコールを求めた署名の八割余に無効の可能性があるという。県選挙管理委員会などは事実関係の徹底究明に全力を挙げるべきだ。

 同県選管は、「高須クリニック」の高須克弥院長らが大村秀章愛知県知事のリコールに向け提出した署名の約83%に不正が疑われるとの調査結果を公表。地方自治法違反での刑事告発も検討する。

 リコールは同法で定められた直接請求制度の一つである。原則として有権者の三分の一以上の請求で、知事ら公職者の解職を求めることができる有権者にとって強力かつ重要な権能である。

 それだけに、署名の大半に不正が疑われることは前代未聞であり、断じてあってはならない。大村知事が会見で「民主主義の根幹を揺るがす由々しき事態だ」と厳しく批判したのはもっともだ。

 県選管の調査によると、県内六十四の選管に提出された約四十三万五千人分の署名(住民投票実施に必要な法定数は約八十六万六千人)のうち約三十六万二千人分が無効と判断された。一筆の署名に複数の不正が確認されたケースが多く、複数の人が何筆も書いたと疑われる署名が全体の九割もあるほか、選挙人名簿に登録されていない者の署名五割近くあった。

 民主主義の基本は公平な選挙であるそれを補完するのが、住民投票で公職者を解職することもできるリコールだと言える。

 今回の不正は、こうした民主的な制度を愚弄(ぐろう)するものである。県選管などの調査にリコールを推し進めた側が協力すべきであるのはもちろん、告発がなされた場合に捜査機関は、誰がなぜこのような大掛かりな不正をしたか、全容解明に全力を挙げてほしい

 地方自治法は署名の偽造に三年以下の懲役などを科すと定める。公選法による不正投票の罰則と同じであるのは、民主主義を守るうえでリコールに選挙と同等の価値を置くからであろう。

 リコールは、芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で展示された昭和天皇に関する映像作品などを巡る大村知事の対応を問題視して高須院長が主導した。

 展示をめぐり大村知事と対立してきた名古屋市の河村たかし市長は高須院長と街頭演説をするなど強く支援した。河村市長は自身や事務所の関与について「全くない」と否定したが、市議会二月定例会での追及は必至だ。しっかりと説明責任を果たすべきである。
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●山が半分に

2011年06月25日 01時01分22秒 | Weblog


2月からの既読の山が2/3に・・・。3・11以降、「読学」していないな・・・。

 『天才柳沢教授の生活(28)』山下和美画、講談社モーニングKC、2010年8月第二刷(2009年9月第一刷)。
 『天才柳沢教授の生活(29)』山下和美画、講談社モーニングKC、2010年8月第一刷。
 『天才柳沢教授の生活(30)』山下和美画、講談社モーニングKC、2011年1月第一刷。
 『霊能力者小田霧響子の嘘(4)』甲斐谷忍画、集英社、2010年9月第一刷。
 『霊能力者小田霧響子の嘘(5)』甲斐谷忍画、集英社、2010年12月第一刷。
 『毎日かあさん(7)/ぐるぐるマニ車編』西原理恵子画、毎日新聞社、2011年1月。
 『医龍Team Medical Dragon(25)』乃木坂太郎画、小学館、2011年3月第一刷。最終巻。
 『深夜食堂(7)』安倍夜郎画、小学館、2011年3月初版第一刷。
 『テルマエ・ロマエ(Ⅲ)』ヤマザキマリ画、エンターブレイン、2011年5月初刷。
 『弁護士の九頭【第二審】(2)』井浦秀夫画、小学館、2011年5月初版第一刷。「物議を醸した『蚕食弁護士』等3編収録!!」。
 『QあんどA(4)』あだち充画、小学館、2011年4月初版第一刷。

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●世田谷区長保坂展人さんに期待する

2011年05月22日 00時01分02秒 | Weblog


先の選挙で唯一と云っていいと感じてしまうが(都知事選絶望感が大きすぎるためか)、保坂展人さんの世田谷区長当選は朗報だった(http://www.asahi.com/politics/update/0424/TKY201104240178.html)。死刑廃止議連の(元)議員として注目していました。

 選挙前の岩上安身さんのインタビューhttp://iwakamiyasumi.com/archives/8612)。テープ起こししたものもあります。こんなに面白い経歴をお持ちとは知らなかった!
 H少年の内申書裁判での思わぬ勝訴。ブルーハーツ、尾崎豊氏、西原理恵子さんの名も。郵政民営化かんぽの宿問題、小泉郵政解散問題。原発問題、六ヶ所村浜岡原発もんじゅ柏崎刈羽。議員として入手した原発内の写真などの情報をマスコミは全く報じてくれないし、国会でも審議してもらえない。興味ある反対派議員は委員会から外される。
 何故区長選なのか? 築地市場が無傷で、移転先豊洲は液状化、都知事選の論点にもならず、そのことをマスコミは取り上げず。石原都知事は「国がやらないので、都がやる」と言ってきた訳で、そうであるならば、「都がやらないのなら、区がやる」「都にやらせないために、区が頑張る」という気概。


(東京と云えば、後藤雄一さんの行革110番『パン屋の都政日記』が全く更新されないので心配。小麦などの値段も高騰しているし。都知事の噂もほとんど聞こえてこないが、登庁してるのかな??)

 以下は、山岡俊介さんのWP『アクセスジャーナル』(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/)の4月26日の記事。

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/

2011/04/26
<主張>東日本大震災を機に原発のない社会実現へ
                 執筆者
: Yamaoka (12:30 am)

 東日本大震災による巨大地震と津波のダブルパンチで、福島原発が歴史的な放射能漏れ事故を起こしているのはご存じの通り。

 そのため、原発周辺に住む方が避難を余儀なくされている。
 直ちに人命に関わることはないといっても、住み慣れた土地を追われ、仕事を奪われ、人間関係をズタズタにされている。人間だけではない。置き去りにされた家畜や犬、猫が餓死しているという(下写真)。
 それにも関わらず、東芝を始めとする原発メーカーも東電も、国も未だに原発の見直しをしない広告費をもらっている大手マスコミも同様だ。そして、この大手マスコミなどに洗脳された国民は、「原発がなければ電気が足りない」という虚偽情報を信じ込まされ、沈黙を守っている
 こうしたなか、 反原発を訴えた保坂展人氏が世田谷区長に当選した(冒頭左写真=「毎日」4月25日)ことは本当に画期的なことだ世田谷区民に敬意を表したい
 単純明快な話で、一度事故があれば、すべての生き物の生命を脅かすような危険なものを、便利さと引き換えに使ってはならないのだ。まして、わが国は狭い国土のほとんどに活断層(+プレート)が走る。しかも、冷却に便利ということで、原発はそんな脆弱な国土の津波が来る海岸に建てられる。今回の原発事故はいうまでもなく人災なのだ。
 その結果、汚染された土地は何十年も住めないこともあり得るし、内部被曝すれば生まれて来る子供にも悪影響を及ぼす。次世代にも責任を持てない代物なのだ。
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 マガジン9では、森達也さんとの対話が行われています。

   『マガ9学校 第7回』【http://www.magazine9.jp/gakko/007/report.php
      「―テーマ― 今は戦後か戦前か?
             オウム以降の日本社会を再検証する
                   + 
                    3・11以降の日本はどうなる?
       ――講師――   森達也さん×保坂展人さん」


 また、ポット出版のWPhttp://www.pot.co.jp/)に、及川健二さんによる短いインタビュー記事が出ています

   『及川健二のパリ修行日記 保坂展人・世田谷新区長インタビュー』
    【http://www.pot.co.jp/oikenparis/20110503_061508493923746.html


 さらに、CMLに出ていた記事。

     『[CML 009672] 保坂展人・新世田谷区長に二子玉川問題を期待』
       【
http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-May/009546.html

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●「理論社」倒産

2010年11月23日 00時16分19秒 | Weblog

不覚にも「理論社」が倒産していたことを知りませんでした。西原さんの、とある受賞スピーチで知りました。「・・・テレビドラマ化されたベストセラー本「この世でいちばん大事な『カネ』の話」の出版社・理論社が突然倒産(10月6日)し、「印税2000万円もらいそこねた」と自虐コメント」というもの

 毎日新聞に以下のインタビュー記事が出ていました。ちょっと長いのですが、コピペさせていただきます。

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【http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101028ddm013040017000c.html】

ザ・特集:「理論社」の灯はどこへ 創業者・小宮山量平さん、出版「冬の時代」を語る
 ◇「兎の眼」「北の国から」--良書を世に出し、倒産
 出版人の良心は枯れ果てるのか? この秋、中堅出版社「理論社」が東京地裁に民事再生法適用を申請し、倒産した。灰谷健次郎さんの「兎(うさぎ)の眼(め)」など多くの児童文学、さらに倉本聡さんの「北の国から」などの名著を送り出してきた老舗である。創業者で作家の小宮山量平さん(94)に会った。【鈴木琢磨】

 ◇ベストセラー屋さんばっかり。読むべきもの、本当の作品とは何かを考えていない。
 ◇いまは第二の敗戦。若者の手でよみがえると信じている。
 「軍隊生活を終えて東京に戻ると、一面の焼け野原だった。新宿の山手線のレール上から隅田川のきらめきまで見えて。祖国喪失の悲しさ、むなしさ……、祖国は回復できるのだろうか? そんな思いが心の底にあったね」
 ここは本の街、東京・神田神保町。ベレー帽姿の小宮山さん、つえをついて歩きながら、ぽつぽつと語りだした。
  同胞(とも)よ/地は貧しい
  我らは/豊かな種子(たね)を
  蒔(ま)かなければならない
 ドイツ・ロマン派の詩人、ノバーリスの言葉を掲げて理論社を創業したのは、終戦から2年後の1947年である。
 翻訳でなく、日本人の作家による日本の子どものための創作児童文学を--。小宮山さんが種をまいたのは児童文学の世界だった。灰谷さんはじめ、「ぼくは王さま」の寺村輝夫さん、「赤毛のポチ」の山中恒さん、「宿題ひきうけ株式会社」の古田足日(たるひ)さん……若く無名の作家を次々と見いだしていく。「山のむこうは青い海だった」でデビューした今江祥智さん(78)もそのひとり。「とても残念です。理論社のおかげで60年代、新しい児童文学が幕を開けた。僕の作品の多くも理論社から。日本の出版の良心を支えていた大きな木の一本が倒れた感じです。ずっと一緒に走ってきたので……」
 ふと見れば、小宮山さん、キリンの絵柄のかばんを手にしている。「ハハハ、僕の熱烈なファンが贈ってくれたんだ。灰谷君らと児童詩誌『きりん』の刊行もしていたからね。子どもの詩に大人が教えられたよ」。たとえばこんな小学6年生の詩があった。<おとうさんが湯から/あがってきた/ぼくがそのあとに入った/底板をとったら/すこし砂があった/ぼくたちのために/はたらいたからだ>
 ひょっとして60年代の少年の詩が誰より無念をかみしめている生涯一編集者を励ましているのか。ただ小宮山さんは経営にタッチしていない。50歳代で会長に退き、89歳でふるさと長野県上田市に「エディターズミュージアム(小宮山量平の編集室)」を開き、遠く千曲川のほとりから東京の出版界の盛衰をながめてきた。今回の倒産について、これまであえてコメントは避けてきた。「出版界という川の流れについてならしゃべりましょうか」。そう言って、かつて作家と打ち合わせをした喫茶店のドアを押した。
 「日本の出版界はベストセラー屋さんばっかりになってしまったね」。コーヒーをすするおだやかな顔が見る見る険しくなる。「ベストセラーという合言葉で本をつくらないともうからない。みんなそう思っている。でもソロバンをはじけば、もうかるのは広告会社だけ。いくら売れても返本の山で出版社に利益はでない。そのリズムに巻き込まれたら……つぶれるしかないんだよ。理論社だって」。出版社の新刊広告は<たちまち重版!>の文句が小躍りし、書店にピラミッドのごとく本が積みあがっている。それも同じ著者ばかり、あの版元から、この版元からも。
 「あー、情けない。いやしくも編集者なら、本当の作品とは何か、読むべきものとは何かを考えないと。フランスで読み継がれているビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』を想起する。あれを読んだか、読んだ気にならない限りはフランス人じゃない。そういう書物がいつしか彼らを統一体質にしている。パリで年金受給年齢の引き上げに抗議するデモが続いているでしょ。高校生までも参加して。祖国があるんだ。きずながね」
 さて、日本に「レ・ミゼラブル」はあるのか? 老編集者は半世紀前、ここ神保町の喫茶店で出版の打ち合わせをした五味川純平さんをあげた。戦争の悲惨さ、人間のおろかさを描いた「人間の条件」の原稿を手渡されたらしい。「ちょうど三一(さんいち)書房が新しく新書を出して勢いに乗っていたので、僕が仲立ちした。新書判で全6巻、1300万部を超える大ベストセラーになり、その印税で五味川君は戦史資料をかき集め、新書判18巻になる超大作『戦争と人間』を書きあげた。神保町の古本屋の間では『戦史資料は五味川さんへ』と言われたほどでした」
 ところが、その「戦争と人間」は絶版になって久しい。読もうにも読めない。「あの15年戦争と呼ばれる満州事変から、太平洋戦争にいたる長期戦争のすべてが俯瞰(ふかん)できる。どんな昭和史の評論も、碩学(せきがく)の研究もかなわないよ。リアルで、迫力があって。一気に読める。出版社が売れないからと尻ごみするなら、僕が出すしかないかなあ。大きな倉庫に本を保管し、注文を受け、読みたい人がいればいつでも届ける。食堂みたいな出版社だね。笑われるかもしれませんが、出版人はそこまで立ち戻らなければいけないでしょう」
 ときあたかも、尖閣問題で日中関係がぎくしゃくし、互いのナショナリズムに火がついている。夜の酒場で大人たちは臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、日中もし戦わばなどと知らず知らず時計の針を逆回転させている。「ぞっとする。僕たちは視野狭さくに陥ってはいけない。流されてはいけない。20世紀はせっかちな時代でした。革命と戦争の時代でした。21世紀は漸進の時代です。再び祖国の喪失があってはいけない。まだ地は貧しい。いまこそ良書が必要です」。すると理論社の灯は消せませんね?
 「雨降って地固まる。自然の成り行きで、スポンサーが現れてくれて、編集者たちもまとまれば、新しい理論社として再出発できるんじゃないかな。お父さんはノンキでいいわね、とかみさんは言っていますがね」。そういえば、理論社で最近、話題になった本に人気漫画家、西原理恵子さんの「この世でいちばん大事な『カネ』の話」がありました。「皮肉だねえ。でもカネのことがわからない僕が社長のころはつぶれなかったんだが。ハハハ」
 この夏は信州もすごく暑かった。小宮山さんは戯(ざ)れ句を詠んだ。
 <石ひとつぽとんと落とす河川葬(おそうしき)>
 「ちっちゃな三つのつぼに僕の骨を入れ、ひとつは愛するかみさんに渡し、ひとつは庭に埋め、そして、もうひとつを千曲川に落としてくれたら、と願ってね。いまは第二の敗戦じゃないですか。出版界も若者の手でよみがえると信じています」
 コーヒーをすすり終えた小宮山さん、それじゃあね、とお気に入りのキリンのかばんを持って本の街を歩きだした。
毎日新聞 2010年10月28日 東京朝刊
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●『おサケについてのまじめな話』読了

2010年10月21日 04時48分59秒 | Weblog

西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話/アルコール依存症という病気』、10月に読了。西原理恵子・月乃光司著。小学館。2010年8月初版第2刷(2010年7月初版第1刷)。

 帯より。
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   こんな死に方はしたくない。いや、生きたいんだ―――月乃光司
    巻頭口絵●おサケについてのまじめな話
    第1章 酔っ払いの家族として
    第2章 私のアルコール依存症カルテ―――過去・現在・未来
    第3章 【対談】アルコール依存症という病気
   家族の方は、もう一つ力を振り絞って
             一歩を踏み出してほしいです―――西原理恵子
=================================

 「私はもっぺん生まれ変わっても/やっぱり鴨ちゃんと一緒になると思う。/・・・でも今の私には知識があるから・・・/大丈夫。もう憎まない。/・・・そして正しい知識を。/家族が憎み合わないために」(pp.7-8)。

 アルコール依存症からの回復、でも、「・・・元夫の鴨志田穣は、二〇〇七年、四十二歳の若さで亡くなりました」(p.9)。
 再三『病気』であることが繰り返し述べられています。「アルコール依存症は、自分の意志では飲酒をコントロールできなくなる病気です。・・・/・・・お酒が覚せい剤になってしまう病気なんです。多くの人にとっては単なるお酒が、覚せい剤ぐらい強い依存を引き起こしてしまう・・・。不幸にして覚せい剤中毒になってしまった人に、根性がないとか、なんでがまんできないのかなんて、そういう理屈は通用しないということをわかってほしいのです」(pp.14-15)。
 家族にできることの限界。「わたしは自分の体験から、依存症の旦那さんが治療もせずにいるという奥さんには、そこから逃げてください、と言いたいです。・・・結果的に、本人が飲むのを助長する図式になってしまうからです。/・・・やっていいことと、わるいことの見極めには、やはりプロのアドバイスが有効です」(p.25)。
 仕事と自立。「・・・どんなときでも働いていてよかった、仕事があってよかったと、しみじみ感じています。/・・・/だいたい、人は病気になるぐらいでは、たやすく死にはしないと思っています。それが病気と借金が重なると、案外すぐに死んじゃうんじゃないか。だからわたしは、まず働くんです」(p.30)。

 「飲んだら元の木阿弥、生きる道は断酒のみ。」(p.50)。「・・・この病気はそういった類の病気ではない。精神的な問題が解決しても依存症は治らない。一滴でも飲んだら元の木阿弥。脳がアルコールによる快楽を学習してしまったために、一瞬にしてまたあの地獄が戻ってくる。酒を断ち続けるしか解決方法はないのである」。

 「本人だけではなく、家族や周囲を混乱と不安に巻き込んでいくアルコール依存症という病気。あのとき、どうすればよかったのか―――。どんな助けが必要だったのかを振り返る」対談(p.59)。

 本当にいろいろと考えさせられた。家族に依存症のいる方は、ぜひとも本書を一読してほしい。
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●いかんいかん

2010年10月18日 05時06分23秒 | Weblog

ストレスがたまります。8月から10月にかけて。

 あだち充『QあんどA』(2巻、小学館、2010年5月刊)。
 間瀬元朗イキガミ』(8巻、小学館、2010年8月刊)。
 西原理恵子毎日かあさん』(うろうろドサ編、毎日新聞社、2010年2月刊)。
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●『「週刊SPA!」黄金伝説1988~1995/おたくの時代を作った男』読了

2010年10月03日 00時02分30秒 | Weblog

『「週刊SPA!」黄金伝説1988~1995/おたくの時代を作った男』、7月に読了。「週刊SPA!」3代目編集長ツルシカズヒコ著。朝日新聞出版。2010年6月刊、第1刷。

 95年の『SPA!』編集長解任までの赤裸々な経緯。グループ会社も含めて全く好きになれず、本誌も読んだことはないのだが、ツルシさんはいつのころからかWP(現在はクレヤン.コムhttp://www.kureyan.com/)などを覗くようになった。

 小林よしのりの「・・・「ゴーマニズム宣言」は・・・問題点も露出・・・」(p.8)。「・・・日ごろ「ワシはプロの仕事をしている」と豪語している小林さんだったが、女子大生を連れて打ち合わせに来るというのはどうなんだろうと思った」(p.139)。
 「・・・「カリスマ宣言」をした。・・・僕は半分はギャグだろうと思っていた。・・・/目がマジだった」(p.137)。
 ツルシ編集長解任の引き金。「応接テーブルの上に明後日発売の・・・「天皇制反対―――っ」と叫びながら、・・・絵を見つめるお偉方の顔が引きつっていた」(p.123)。
 小林の「・・・宅八郎攻撃はエスカレートし、その攻撃は・・・鈴木邦男、・・・松沢呉一へ波及していた」(p.179)。

 「・・・雑誌の方針なんて作りながら徐々に固まっていくものなのだ」(p.54)。

 「『説得――エホバの証人と輸血拒否事件』で講談社ノンフィクション賞を当時最年少(28歳)で受賞した大泉実成・・・」(p.73、161、94)。
 西原理恵子さんとゲッツ板谷さん(p.85)。
 同級生だった金哲彦[キムチヨロン](マラソンランナー・(株)リクルート、p.98)君の名が。当時はそんなにすごいとは知らず!
 松沢呉一「豪徳寺 松沢堂の冒険」(p.158、179、187)。鈴木邦男「夕刻のコペルニクス」(p.130、150、179)。枡野浩一(p.188)。

 「雑誌が持っているビビットな時代の証言力はすごい。そういう文化を潰えさせていいのだろうかという僕の思いは強い」。「・・・から得た最大の宝物がワタナベ・コウでした。本書をワタナベ・コウに捧げます」(p.191)。
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●『ぼくんち 上・中・下』読了

2010年06月28日 04時28分16秒 | Weblog

『ぼくんち 上・中・下』、2010年5月読了。西原理恵子著。角川文庫。全て2009年4月初版。

 西原さんの故郷高知を思わせる小さな港町。兄の一太と、「ぼく」こと弟の二太。そして、姉のかの子。姉弟3人の無茶で、可笑しくて、哀しいお話。最後から二番目の話がとても意外で、悲しかった。

 クッソッタレ文春の第43回文藝春秋漫画賞受賞作。T文庫にて。
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●『サイバラ式』読了

2010年05月01日 06時50分20秒 | Weblog

『サイバラ式』、4月に読了。西原理恵子山崎一夫著。角川文庫。2008年6月刊(第九版、2000年12月第初版、2005年9月白夜書房)。解説はゲッツ板谷氏。

 山崎さんのインタビューに、西原さんが自身のことを問わず語りに。「むかし太ってた」、「友だちが少ない」、「漫画家になる方法」、「まずしい食卓」、「子どもがきらい」、「こぷるちゃんのこと」、「お金にルーズ(でも小銭にうるさい)」など。〝差別的〟発言が随所に!

 マンガ「とつげきさいばら」(pp.30-37、52-59,70-77)。タイトルとは裏腹に高知の幼少時の思い出話。「たかぽん」(pp.86-93)、「あっちゃん」(pp.104-115)。
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●『カモネギ白書/山ちゃん、雀荘にたゆたう。』読了

2010年04月06日 05時02分01秒 | Weblog

『カモネギ白書/山ちゃん、雀荘にたゆたう。』、4月に読了。山崎一夫著、西原理恵子画。角川文庫。2001年4月刊(1996年8月、竹書房)。

 画の部分のみで購入してしまい・・・、麻雀に関する本文に全くついていけず。賭け事の師匠らしい山崎さんに関する、西原さんによる「山ちゃん物語」は笑えるけれど、どこまで本当やら。

 T文庫にて。
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●『どこへ行っても三歩で忘れる 鳥頭紀行 ジャングル編』読了

2010年03月07日 19時27分44秒 | Weblog

『どこへ行っても三歩で忘れる 鳥頭紀行 ジャングル編』、2月に読了。西原理恵子・勝谷誠彦著。角川文庫。2002年7月刊(2009年6月、五版)(1998年1月スターツ出版)。

 シリーズ第1段。共著者が嫌いで購入をためらっていたが、結局購入。鳥頭紀行の「ジャングル編」、「ベトナム編」、「台湾編」。あとの2編はほとんど付け足し。シリーズ第1段からして凄かったことが判明。これだけ不仲で、よくジャングルの奥地まで行けるもんだ。

 解説は鴨志田穣さん。「・・・顔つきと瞳しか見ていなかった僕は、彼女の目の早さに不意をつかれ、うろたえた。時間にしてものの五秒である・・・」(p.153)。「ああいった子」への視線。「後にサイバラの家に上がり込み、『ぼくんち』を手にした時に「痛みを描いている人なんだと気づいた。/とある先輩作家にこう言われたことがある。/「サイバラと一緒になるとは、カモシダ君、君は実に迂闊だね」と」(p.157)。
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●『どこへ行っても三歩で忘れる 鳥頭紀行 くりくり編』読了

2010年01月23日 12時04分11秒 | Weblog

『どこへ行っても三歩で忘れる 鳥頭紀行 くりくり編』、1月に読了。西原理恵子・ゲッツ板谷・鴨志田穣著。角川文庫。1998年7月刊(2001年10月、四版)。

 
鳥頭紀行の「ミャンマー出家編」、「九州タコ釣り編」、「ドイツ ハネムーン編」。
 いきなりクリクリ坊主になって出家。結婚式(らしきもの?)までネタにしてよいのやら? ウエディングドレスを着たゲッツ板谷氏と鴨志田穣氏・・・。
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●『できるかなV3』読了

2009年12月07日 07時52分32秒 | Weblog

できるかなV3』、12月に読了。西原理恵子著。角川文庫。2008年3月刊。

 
本編愁眉の脱税編が凄まじい。また、ホステス編は、いつもながら笑える。
 いつも最後の辺に描かれる自伝的な高知時代のマンガにホロっと。

 解説は宮崎学氏。「・・・「鴨ちゃん」のことについて・・・/・・・言うまでもなく西原の夫である。鴨ちゃんこと鴨志田穣君は、2007年春に40歳を少し超えた若さで急逝した。/・・・そんな鴨ちゃんを一番理解していたのが西原だった。しかし、それは大変な苦労だっただろう。/鴨ちゃんの通夜で、私は何とか励まそうと、「おい、落ち込んでいるか」と声をかけた。西原は、反発するようにこちらを見て「アタリマエよ」と答えた。この反発心がある限り、西原はサイバラ的に生き続けられると確信した。/鴨ちゃんの冥福を祈りたい」。

 T文庫にて。
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●『できるかなリターンズ』読了

2009年11月27日 07時01分01秒 | Weblog

できるかなリターンズ』、11月に読了。西原理恵子著。角川文庫。2004年1月刊。

 できるかなロボット相撲編。鳥頭紀行のサハリンは、リアルタイムで読んでたら、「ヒイテ」たかな。

 T文庫にて。
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●『できるかな』読了

2009年11月24日 07時49分45秒 | Weblog

『できるかな』、10月に読了。西原理恵子著。角川文庫。2002年12月刊。

 「放射能を測ってみよう!」(pp.9-14)。もんじゅの炉心の真上で「おしゃれ1号」で測定・・・シャレになってない。鴨ちゃんのタイ日記での住宅編が爆笑もの。

 
T文庫にて。
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