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●『遺稿集』読了

2011年04月01日 04時37分56秒 | Weblog


『遺稿集』、2月にHで読了。鴨志田穣著。講談社文庫、2010年10月第1刷発行。

 切なくなり、かつ、身につまされる想いだった。

 裏表紙より、「僕はささやきながら彼女の手を強く握りしめた。それから2人はずっと手を離すことはなかった―――この一文で絶筆し、42歳の生涯を閉じた「カモちゃん」こと鴨志田穣。彼がアルコール依存症の治療前~がん闘病中に書いた未刊行原稿のすべて。小説「焼鳥屋稼業」はベッドから一枚一枚編集者に原稿用紙を手渡した」。この小説は未完に(p.352)。
 表紙写真は、西原さんの贈った鴨志田さん専用の原稿用紙。

 アルコール依存症という病気(p.14、22)。

 橋田信介さんに弟子入り(p.158)。

 沖縄での模合(もあい)(p.393)。

 「Ⅵ 邂逅」。バンコクでの出会い、そして、「ちょうど一年後。僕たちはアマゾンで一緒に仕事をしたのだ。/・・・。/僕はささやきながら彼女の手を強く握りしめた。それから二人はずっと手を離すことはなかった」(p.433)。

 Hにて。

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