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Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●「燃料があるべきところになかったら、溶けて形も変わっていたら、どうやって取り出して保管するの?」

2015年04月09日 00時00分53秒 | Weblog


asahi.comの記事【室井佑月「テレビは福島原発事故をブームだと思ってる」】(http://dot.asahi.com/wa/2015040100113.html)。

 「これは大変なことだ。だって、燃料があるべきところになかったら、そして、溶けて形も変わっていたら、どうやって取り出して保管するの?」。「福島原発事故をブームかなんかと思っているのか? 今は春闘、ベースアップの話題でどの局も持ち切りだ」。

   『●「それ」がそこに無いことの立証に4年、
       では、どこにあるのか? どう対処するのか?・・・一体何年??

     「メルトダウンメルトスルーした、溶け落ちた核燃料=「それ」が
      そこに無いことの立証に4年以上。では、「それ」はどこにあるのか?
      ・・・それは分からない。「それ」をどのように取り出し、「それ」を
      どの様に処理、処分するのか? 一体何年かかるのか??
      ・・・誰も知らない。」

 淡々と「原発再稼働」「原発建設継続」「原発輸出」に向かうニッポン。ホントに、この国は大丈夫か?

   ●「死の灰」を回避し得ない上に、
         「発電機能付き湯沸し装置」では温暖化は止まらない

   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい:
        高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」

   『●東電原発人災: あ~アベ様の言う
     「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の悲惨な現実

   『●屁理屈にもなっていない
       ・・・菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」

   『●東電原発人災の3.11を再び目前に:
     「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う

   『●3.11東京電力原発人災から4年:
       虚しき「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」

   『●消えゆく「事故を思い出して原発を議論するきっかけになるもの」
                     ~「原子力 破滅 未来のエネルギー」~

   『●井戸謙一さん「高浜3、4号機再稼働差止仮処分」・・・
          「仮処分決定は、直ちに効果が発生」、再稼働不能

   『●「原発に依存しない地域の未来図を」描くことは可能だ
   『●原発PR看板撤去=「間違った過去と向き合わない行為」・・・
                     「人間の愚かさ」にさらなる恥の上塗り

   『●この現実を見ても、アベ様と菅官房長官は
        「汚染水の『影響』は完全にブロック」と言うのか?


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http://dot.asahi.com/wa/2015040100113.html

室井佑月「テレビは福島原発事故をブームだと思ってる」
 (更新 2015/4/ 3 07:00)

 作家の室井佑月氏は、福島原発事故を大きく取り上げなかったメディア、特にテレビへの不満をこう表す。

*  *  *

 3月19日の北海道新聞に、「炉内燃料、ほぼ全量溶融福島第1原発1号機 調査で初の確認」という記事が載っていた。

   「東京電力は19日、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる
    『ミュー粒子』を利用して福島第1原発1号機を調査した結果、
    原子炉内の核燃料がほとんど溶け落ちていることを確認したと発表した」

 これは大変なことだ。だって、燃料があるべきところになかったら、そして、溶けて形も変わっていたら、どうやって取り出して保管するの?

 テレビだけに情報を頼ってなかった人にすると、「今頃、なにいってんの?」という感じなのか? 本屋さんには福島原発事故関連のいろんな本が並んでいるし、海外の報道を日本語に直してネットにあげてくれる篤志家もいる。

 が、情報をテレビだけに頼っている人たちにとっては、仰天ニュースじゃないのか

 思い返せば4年前。震災直後はメディアの自粛で原発関係のニュースはあまり流れなかったが、5月6月頃になると、少しずつ原発事故の話題をテレビでも取り上げるようになった。

 原発の模型を使って、核燃料がどこへいったかの話をしていた番組は多数あった。

 ある評論家の方は、

   「20センチほどある分厚い鉄板で出来ている圧力容器を、
    突き破るわけがない圧力容器の底にたまっている

 そう堂々と答えていたっけ(一人や二人じゃない)。堂々とというか、あらゆる疑問をなぎ倒して。誰かその当時の映像を持っている方はいないか? 今回のニュースを踏まえ、その評論家ともう一回対決したいぜ。

 と思ったけど、もうどっこの番組でも、模型を使っての丁寧な説明なんてしないのだった。福島原発事故をブームかなんかと思っているのか? 今は春闘、ベースアップの話題でどの局も持ち切りだ。

 テレビだけの情報で生きている人にとっては、いまだに核燃料は圧力容器内に留まっていることになっているかも。

 まあ、さきほどあげた評論家をふたたび説明の場に出しても、今度は、

   「格納容器の底には分厚いコンクリートがあるから、大丈夫

 とかいうんだろうけど。

 そうなんだよ、ここであたしの新たな疑問。「ミュー粒子」を利用する調査は、格納容器の底部まで出来ないのだろうか。ネットでこのニュースを検索してみたが、どこもそこまでは触れていない。

 核燃料が、格納容器も突き破って、地面の深いところにもぐってしまって、地下水脈に触れていたら一大事。あたしたちの生活で使う水が、どこまで汚染されるかわかったもんじゃない。

 だから、そこまで発表しなかったりね……というのは穿(うが)ち過ぎ?

 てなこと考えていたら、翌日のニュースで、2号機の核燃料も圧力容器に留まっていないだと

週刊朝日  2015年4月10日号
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コメント
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