Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

かなの書

2021-01-23 08:42:40 | エトセト等
墨でかな文字を並べてみたくなって思い出したのが,山村暮鳥「銀色モザイク」.ネットには複数のプロの書家がアップしているが,活字を並べたのに及ばない...というのがシロトの勝手な感想.そのうち山村の自筆原稿にたどり着いた.これを眺めていれば十分で,あえて書くには及ばない...と言う気持ちになる.
それはそれとして,作者はこの詩が活版印刷されたときのことも計算していたのだろうとも思う.



下は書初めの書き直し...書き直したら書初めにはならないか...
「草野心平詩集」ハルキ文庫 角川春樹事務所(2010/3) 所収.「牡丹園」の「上小川村」の「根本」というタイトルの最初の2行.最後の2行にもこれがリフレインされる.それぞれの「うぐいす」の後に句点「。」があったが書かなかった.
この2行でなぜか違う詩人による「いちめんのなのはな」を思い出した.
右下が寂しかったので梅の花,ではなく猫のあしあとを押してみた.「左」と「右」は書き順がちがうんだぜ !




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