Sixteen Tones

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芸術新潮 特集 こんなに凄かった! 長谷川町子と「サザエさん」

2016-09-25 09:09:55 | エトセト等

10 月号が出ると,この9月号が書店から消えてしまうので,あわてて購入.

単行本未収録の「サザエさん」が22編.これが面白い.今の新聞漫画がつまらないことを実感した.

長谷川町子は極度の人見知りだったそうだが,若いときの写真はとてもかわいい.

姉妹三人で戦後,闇市で紙を調達して出版社「姉妹社」を立ち上げサザエさんを出版...というのは,「とと姉ちゃん」とそっくり.この姉妹社のおはなしも熊谷真実主演で「マー姉ちゃん」として 1979 年に朝ドラになっている.タイトルも含め,「とと姉」は二番煎じ...というより,これが常套手段.好意的に言えば,同じコード進行で幾多の名曲迷曲があるブルースのようなものかもしれない.

単行本のサザエさんの画面が新聞のときに比べ横長なことを,長年不思議に思ってきた.下の図のように「版型にあわせるために」単行本用に書き足しているのだそうだ.窓の中が新聞らしい.助手がいたわけではないので,町子さんは忙しかったことだろう.



町子さんがこっそり書き溜めた純粋絵画があるとのこと.長谷川町子美術館に行けば拝めるのだろうか.

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