いちどこの曲を,と思っていたら,夏 ビストロで演奏する機会に恵まれそう.
原曲はシャルル・トレネのシャンソンだが,アメリカに渡って愛だ・恋だという詩がつき,ボビー・ダーリンでヒットした.自分が実時間で知っているのは,このアメリカ版である.動画もこの流れを汲んでいる.
枯葉もそうだが,フランス人はシャンソンの歌詞がアメリカ人に換骨奪胎されてしまうのに我慢がならないらしい.僕にとってはどっちも外国語というだけのことだが...
ホットクラブ編成のジプシーバンドのライブでこの曲を快調に演奏していたのを聴いた.しかし Youtube で出てきたのは元祖・ジャンゴ/グラッペリによる,古き良き時代の,しかし現在のわが心境ではちよっとのんびりしすぎ感のある演奏だった.
AABA 形式だが,A,B それぞれが12小節で,B の部分の (キーC から) E,G と転調しまた A で キーC に戻るところが気持ち良い.でも,うかうか演っていると道に迷いそう.
タッド・ダメロンの Good Bait と似ているが,違う曲と言って良いと思う.