─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

何の店?

2005-09-13 20:34:37 | つれづれ
今日行った映画館の近くに
こんな賑やかなお店が・・・。

ざーっと通り過ぎただけなんですが、
古美術のような・・オリジナルのような・・。
とにかくいろんなものがぎゅうぎゅうに
並べてありました。


こちらはふつうの本屋さん。
ふと、

“ここに並んでる本て、つまり誰かの頭の中を
 1つのカタチにしたもの。
 ノーミソかぁ・・・、ノーミソなんだよね。
 書いた人、編集した人、装丁した人 etc. の、
 ノーミソがずらーっと並んでるってことなんだな

と、思いましたとさ。

*



『サヨナラCOLOR』を観た

2005-09-13 18:40:39 | 音楽・映像・アート
今日は暑くなるって言ってたから、
そういう日は家出するのだよ。映画館に。

 * * * * * * * * * * * * * 
『サヨナラCOLOR』
竹中直人/原田知世/段田安則/
内村光良/中島唱子 他いっぱい

うっかりしてたんだけど、竹中さんの作品には
1シーンだけのお友だち出演がたくさんあって、
それを見つけるのも楽しいのに、
忘れてました。orz

今回ミュージシャンが多くて、医者や患者の格好されてると、
ぼーーっと見過ごしてしまうこと多々。
だってねぇ、田島貴男さんにも気づかなかったのよ。あんなに濃いのに。
あ、谷中敦さん(スカパラ)は分かったよ。濃いから。笑



「瀕死の白鳥」というバレエと、
サン=サーンスの「白鳥」のメロディ。
未知子(原田)に憧れ続けた佐々木(竹中)は、
かつて覗き見たレッスン中の未知子を思い、
1人「瀕死の白鳥」の映像を観る。
(アンナ・パブロヴァのものだった)

ときどき、自分でも踊る。
観てるこっちは、
可笑しさと切なさが入り混じる。






結婚はしていないけれど、
居酒屋の女将が愛人で、援交もあり。
でもどの関係にも、一筋の純粋さがある。

そういう彼は、主治医という立場も遥か超えて、
自分の命を未知子に捧げてしまった。

高校時代は女子から相手にされず、
名前も覚えていてもらえなかったけれど。



7回も死んだふりをして、
同室のおばあちゃんと遊ぶ女性患者。
ほどなく、1人ぽつりと座るおばあちゃん。

詩を楽しみあう3人の患者。
ほどなく、1人は写真。
2人は空に向かって詩を吟じる。

「残りの50年を、一緒に生きて欲しい」
未知子の願いに、返事をしなかった佐々木。




笑えるところもいっぱいあったんだよ。
ああいう、滑稽で哀しい男をやったら、
天下一品ですよね、竹中直人さん。


パンフ撮っただけだけど、
外の夕焼け色が移って、いい感じになった。

*