行くぞ!グラベル

オフロードバイク&釣り好きのイケイケブログ

今年は出たい。(注:長いです)

2006-09-17 01:22:37 | Weblog
ここ3年ほど出ていないバイクレースがあります。
毎年、この季節になるとウズウズしてきます。

そのレースは、
「SSER(四国・スーパー・エンデューロ・ラリー)」といって
四国愛媛、久万高原町のバックアップのもと
毎年、開催されているバイクレースです。
年間シリーズ戦で私の出るレースは、
11月に開催、毎回近畿、西日本から沢山のライダーが集まります。
(賞金も出ます)

このレースが他のレースと違うところは、いわゆるコースを
グルグル回るレースとは違い、一般の道路と林道を使って
行われるということです。
レースには、移動区間である「リエゾン」と
「S・S(エスエス)」と呼ばれる
(スペシャルステージ)タイム計測区間があり、
一般道路を移動しながら「S・S」での速さを競います。

レースは18時スタート、24時クローズのナイトレース。
一台ずつスタートしていき、街中に設置されたコースマークに
従いながら移動、途中で出てくるタイム計測区間を走ります。
もちろん、タイム計測区間でタイムが速い人が勝ち。
通常10本~15本のタイム計測のS・ステージが用意されています。
タイム計測のS・ステージでは、一般林道を閉鎖、
30秒間隔で一台ずつスタート、入り口から出口までの時間を計るのです。

もちろん、この区間が勝負どころで、皆、真っ暗な林道をブッチぎります。
舗装されていない、クルマ一台がやっと通れる程の
真っ暗な林道をヘッドライトとヘルメットにつけた
小さなライトだけで、恐ろしいほどのスピードで走ります。
速い人ならトップスピードは時速100キロを超えてくるはずです。
それはそれは普通の人は理解できないような、そら恐ろしいスピードです。
(時速100キロといえば、クルマが高速道路を走る速度ですからね)

当然毎年、転倒者、転落者(崖落ちという意味)が出ます。
(私も一度落ちました。スピードの出る所ではなかったですが…)


文書だけ読んでると、また馬鹿なことやってるなぁ~…と、
思うでしょうが、これがまたなんとも言えない緊張感があり楽しいんですよね。

なんだろ…

結局は恐怖に打ち勝つ自分との闘いであるのと
純粋に他人との闘いなんですよね。
単純明快に順位が付き、上位なら嬉しい、下位なら悔しい。

私たち普段の生活では、リアルに人と競い合うことなんて
なかなかないですよね?
個人的に思うことですが、人間って基本的には
誰かと競い合い、ほかの誰かより前に行きたいって
常に思っているハズなんですよ。
でも、みんな大人だから「他人を蹴落としてまでは行けない」とか、
「自分はそんなことしない」とか
どうしても考えてしまいます、もちろん私も含め。

でも、こういったレースという世界では、他人を蹴落としても
前に出るという行為は当たり前なんですよね。
ステージ中に前走者の遅い人に詰まると「どけ!アホー!」って
走りながら本気で叫びますもんね(笑)
道を譲らないヤツは、無理から抜きますし、
そいつが後ろでひっくり返ってもおかまいなし。
だって、前走者に詰まって失う5秒、10秒を
自らの走りで取り返すには、どれほどのムリをしなければならないか…
それこそ命を削るような思いをしなければ取り返せないのですから。
そんな世界が楽しいと思えるんですよ、もちろんレースという
特殊な時間、空間だからですけどね。

これってやっぱり、ストレス解消なんでしょうかね…
でも、一年に一度のこの時間が毎年楽しみなんですが、
みなさんと同じく、忙しさにここ3年ほど流されてしまっています。

今年は出たい。


興味のある人は是非。

http://www.sser.org/06calendar/index.htm

コピペで。

コメント (5)
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