その昔、私がまだ20代の頃のお話。
まだまだロシアがソビエト連邦だった頃のお話。
その時代、ゴルビーによるペレストロイカが叫ばれていたとはいえ
当時としてはまだまだ珍しいソビエト連邦縦断の仕事(ロケ)に
カメアシ&制作進行として同行していた私。
初めての海外ロケというより、初めての海外…
で、みるものすべてが珍しく、大変ながらも
あっという間の45日間でした。
そんな中、海外って怖いと思ったのは、カスピ海の近く
ダゲスタン自治共和国(当時)の都市、マハチカラのホテルに滞在していた
時の出来事。(確かマハチカラやったと思う…汗)
その時、通訳として同行していてくれた兄ちゃんが
「ホテルの中であろうと、廊下であろうと絶対に一人で出歩くな」と
しつこいぐらいに言って、トイレで用を足すときまで
後ろにピッタリついてきていました。
当時、日本国内の事情しか知らなかった私にとっては
非現実的な話で、レストランでトイレに立つ度に
ついてくるその兄ちゃんを鬱陶しくおもっていたのですが…
短いホテル滞在のチェックアウトの日、
荷物を持ってエレベーターに乗ろうとした瞬間、
そのエレベーターの中は、壁中血だらけのスプラッター空間となっていました。
「昨日の夜乗った時は、こんな状態ではなかったのに…
って言うかついさっき…?」
まだペーペーだった私には、短い時間でしたが
そのエレベーターにのって下まで降りる間、壁に飛んだ血しぶきを見ながら
「海外って怖い…」って本気で思ったものです。
私は今でもその頃に習ったいろんなことを覚えています。
「ホテルの従業員もセーフティボックスも信用するな」
「背負うタイプのバックは駄目、後ろから中身だけ抜かれる」等々
スタッフ全員のボーディングチケットや渡航中の生活費を持ち歩いていた
私は、どこに行くのもほんとうに肌身離さず、
毎日枕の下に大事な物を隠して寝ていました。
まぁ、そんな国ばかりじゃないですけどね。
海外での怖い話や面白い話は
まだまだたくさんありますから時折繰り出しますね。
仕事しよ…
まだまだロシアがソビエト連邦だった頃のお話。
その時代、ゴルビーによるペレストロイカが叫ばれていたとはいえ
当時としてはまだまだ珍しいソビエト連邦縦断の仕事(ロケ)に
カメアシ&制作進行として同行していた私。
初めての海外ロケというより、初めての海外…
で、みるものすべてが珍しく、大変ながらも
あっという間の45日間でした。
そんな中、海外って怖いと思ったのは、カスピ海の近く
ダゲスタン自治共和国(当時)の都市、マハチカラのホテルに滞在していた
時の出来事。(確かマハチカラやったと思う…汗)
その時、通訳として同行していてくれた兄ちゃんが
「ホテルの中であろうと、廊下であろうと絶対に一人で出歩くな」と
しつこいぐらいに言って、トイレで用を足すときまで
後ろにピッタリついてきていました。
当時、日本国内の事情しか知らなかった私にとっては
非現実的な話で、レストランでトイレに立つ度に
ついてくるその兄ちゃんを鬱陶しくおもっていたのですが…
短いホテル滞在のチェックアウトの日、
荷物を持ってエレベーターに乗ろうとした瞬間、
そのエレベーターの中は、壁中血だらけのスプラッター空間となっていました。
「昨日の夜乗った時は、こんな状態ではなかったのに…
って言うかついさっき…?」
まだペーペーだった私には、短い時間でしたが
そのエレベーターにのって下まで降りる間、壁に飛んだ血しぶきを見ながら
「海外って怖い…」って本気で思ったものです。
私は今でもその頃に習ったいろんなことを覚えています。
「ホテルの従業員もセーフティボックスも信用するな」
「背負うタイプのバックは駄目、後ろから中身だけ抜かれる」等々
スタッフ全員のボーディングチケットや渡航中の生活費を持ち歩いていた
私は、どこに行くのもほんとうに肌身離さず、
毎日枕の下に大事な物を隠して寝ていました。
まぁ、そんな国ばかりじゃないですけどね。
海外での怖い話や面白い話は
まだまだたくさんありますから時折繰り出しますね。
仕事しよ…