NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02009年001月029日(木)インコちゃん

2009-01-29 | 休み
『とらドラ!』アニメ版すんごい面白いです。とっくに承知していましたが、微妙なニュアンスの表現というか、そういうとこに敏感というか。「好き」かどうかとかそういうところの感情を、しばしば明確に表現してしまいがちですが、竜児のそういった類の感情を本人も”良く分からない”モノとして演出していて、しかもそれを誰が見ても”よく分かっていない”と容易に読み取れるように演出って、やっぱり凄い。

原作を買ったものの、1巻の3分の1ほどしか読めていないので、原作との比較が出来ないのが残念です。先週放送分のラストシーンでの「罪悪感は消えた?」という台詞の意味が分からずググると、原作では明確にその意図が明示されていたようですぐ意味は分かりました。ただ今週の放送分を観れば、凄く絶妙に婉曲的にその真意が示されていました。真意を事前に知っておかなければ、どれほどもっと悶絶できたかと後悔です。


やはり少なくとも第1期?が終わるまでは原作に手を出したり、安易に色々とググるのは控えて、アニメ版をしっかりと観た方が良いようにお思います。ってかそうします。


原作1巻の3分の1とコミック版を読んだ限りでは、例えばインコちゃんの扱い1つとっても”キモい”鳥で止まりな扱いに比べて、アニメ版は”キモい”鳥をビジュアル的に最大限に強調しつつも、大事な家族として丁重に扱われていて(原作では”キモい”と思っている描写がある一方で、アニメ版では竜児は決して”キモい”とは言わない)それにとどまらずコメディーメーカーとしての”おいしい”役回りまで付与されています。そこ1つとっても凄いというか、もうアテられているので褒めちぎる言葉しか出ません。