２００６年０３月０１日（水）

坂本龍一氏、音楽・芸術文化に支障なんちゅうこっちゃ (夕刊フジ) - goo ニュース

　法律自体の施行が５年前、そして猶予期間として５年間。官報というある種超メジャーかつ超マイナー冊子にて広報したと役所はおっしゃっている。確かに施行自体は５年も前だから、業界で準備をしていなかったところは怠慢といえるかもしれない。
　ただ良く考えればこの法案は国民生活に微妙にだが影響を及ぼす法律であり、一部の人間、オーディオマニアな人やレトロゲーマーにとっては大変に大きな影響をもたらす法律だ。そんなことは法律を知っていれば誰でも予想がついたはずの問題である。にもかかわらず、多くの人が今年に入ってから、気づき騒ぎ始めた。


　百歩譲って個人や小規模の業者、もっと大目に見て業者も良しとする。だけれども大新聞社や大テレビ局をはじめとしたジャーナリズムなメディアまでもこの期に及んで騒ぎ始めている。
　こういう問題を提起することが彼のかたがたの仕事のひとつではないのか。残念ながら違うようだ。問題はＰＳＥ法に限られない。だいたい国会会期中に通過した法案を取り上げるメディアがあるのか。官報くらいか。有名なメディアでは地上波ＮＨＫ総合のＡＭ０：００からのニュースしか思い当たるものがない。


　一事が万事この調子。何が起きても後の祭り。どうせ受容者はそんなことすぐに忘れてしまうもの。