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NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

熱海の捜査官 第2話

2010-08-07 | 休み
最近、日本の地上波ドラマでは海外ドラマから設定や演出、時にはあらすじなんかをさらっと臆面も無くパクったドラマが横行しているけど、「熱海の捜査官」はそんなしょっぱい次元じゃないな。


「熱海の捜査官」(テレビ朝日)
熱海の捜査官


「熱海の捜査官」はもはや「ツインピークス」のパクリとか二番煎じなどではなく「ツインピークス」そのものです。

○モロ
・星崎剣三(広域捜査官)=デイル・バーソロミュー・クーパー(FBI捜査官)
・坂善正道(鑑識課)=アルバート・ローゼンフィールド(FBI鑑識)
・星崎の電話の相手、モトコ=テープレコーダーの相手、クーパーの秘書、ダイアン
・YES/NOランプ=チベット式捜査

・甘利雅彦(南熱海市長)=ベンジャミン・ホーン(ツインピークスの有力者)
・甘利レミー(市長の娘)=オードリー・ホーン(ベンジャミンの娘)
※共に捜査官に好意を抱くという設定

・レブス陶芸クラブ(売春クラブ?)=片目のジャック(売春宿)
・洲崎道代(陶芸クラブ経営者)=ブラッキー・オライリー(片目のジャック経営者)


○ウッスラ
・東雲麻衣、椹木みこ、月代美波、萌黄泉(行方不明になった女子生徒)≒ローラ・パーマー(被害者)
※椹木みこは陶芸クラブに、ローラ・パーマーは片目のジャックに在籍していた

・四十万新也(ヌードモデルになった男子生徒)≒ジェームズ・ハーリー(ローラの恋人)

・伊藤奈々子(レストラン「ボリューム」ウエイトレス)≒ノーマ・ジェニングス(「ダブルRダイナー」のウエイトレス)

・朱印頭(朱印組組長)≒ジェリー・ホーン(ベンジャミンの弟で仕事仲間)

・拾坂修武(南熱海署署長)≒ハリー・S・トルーマン(保安官)

・蛇川方庵(南熱海天然劇場の座長)≒小人(ヴェルベットルーム)もしくは巨人?



星崎の上司役で三木聡が出てきたり、女装の捜査官が出てきたりするんだろうか?いやぁ、ここまでやってくれると最高です!BGMもウッドベースを強調したようなジャズだったりするし。次は「プリズナーNo.6」(オリジナル版)をやってくれないかなぁ。

すごく展開が楽しみ!楽しみなのに来週から「熱闘甲子園」が始まるので、繰り下げになり、「モテキ」と被ってしまうために録画が不可能に…シングルチューナーが憎い!貧乏が憎い!早く買ってしまったぼくが憎い!今なら8万出せばダブルチューナー当たり前なのが羨ましい!



来週の金曜日は兵庫で雨が降らないかな…

モテキ 第4話「はっきりもっと勇敢になって」

2010-08-07 | 休み
「モテキ」(テレビ東京)
モテキ


何だか観てらん無くて途中早送りしちゃった…そしてあんなシーンでミッシェルの「ドロップ」を使ってくれるな!いや合っているんだけど、心情的に…しかも島田こと青木こと新井浩文が出ているじゃないか!まさにドロップの気持ち!ついに青木が勝ったということなのか?いや、相手は九條のようなカリスマではなく真逆の幸世か…幸世の心情が分かりすぎるほど分かるけど、それにしても幸世は酷すぎるなぁ。ラストの岡村ちゃんはどうなんだろうか。合っているような、合っていないような。先週の「Baby cruising Love」とかも微妙じゃないかと。

それよりも徐々にもろに「ツインピークスっぽくね!」と音楽を発注しているんじゃないかというほど「ツインピークス」に成ってきている「熱海の捜査官」が来週から「熱闘甲子園」の為に録画が出来なくなることのほうが心を掻き乱すのです…シングルチューナーが憎い!ケチって後悔!今あの値段出したら普通にダブルチューナーだよ…

ALAN WAKE

2010-08-01 | 休み
今更『ALAN WAKE』をプレイ。


『ALAN WAKE』(マイクロソフト)
alanwake


冒頭、主人公の小説家、アランの悪夢の中でアランは黒い影のような何かに襲われる。人型をしたそれはアランに怨み言を吐きながら、斧で襲ってくる。当初怖かったこの演出も次の瞬間台無しになる。その”何か”は「俺はお前の小説の登場人物だ!よくも殺してくれたな!殺してやる!」とその出自を明確にして、「彼は私の小説の登場人物だった」とアラン自身の独白がそれに拍車をかける。

舞台となる町は開発者が散々言及していたようにスティーブン・キングの作品群(個人的には『ミザリー』っぽいなぁと思うけど、スティーブン・キングで良くある作家缶詰モノ)やデヴィット・リンチの『ツインピークス』にかなり影響を受けている。というか、そのもの。特にダイナーや不思議でシュールな”丸太おばさん”的登場人物たちは『ツインピークス』そのものだったりする。保管官事務所などもそのまんま。「熱海の捜査官」と同じ。


ゲームの構成はプリレンダムービーとアドベンチャーパートを細かく行きかう演出。そして肝心のアドベンチャーパートはTPSスタイルのアクションアドベンチャー。普通のTPSと異なるのは戦闘のシステム。敵に懐中電灯のライトを当てることでバリアのような”影”を取り除くことができ、有限な銃弾をかけずとも倒すことができる。一方でライトにはバッテリーの概念があり有限。考えられた良いバランスだと思う。

システムは良いバランスだとは思うんだけど、調整に難があるような。TPSはTPSだし、視点は所謂『バイオハザード4』の”肩越しTPS”なんだけど、普通のそれとは違って微妙にその”肩越し”がわざとずらされてる。このちょっとしたズレがプレイしづらくなっちゃってる。それだけじゃなくてアイテムやインタラクティブなものを見つけたときにボタンのマークが表示されるんだけど、そのタイミングがほんのわずかだけシビア。


こういうので小さなストレスが溜まる一方で、HUDの下には次にすべきタスクが表示され続ける(少なくとも難易度ノーマルでは)。「○○に行け」とか「××を取りに行け」など表示される。迷わないのは確かに良いんだけど、次に何をすべきかが常に表示され続けるってユーザーにとって良いことなようでいて、必ずしも良いことではないように思えるんだけど…2時間ばかりプレイして変わりばえしない山道を延々とお使いアクション。


最近は買ったゲームはアクションやアドベンチャーなら必ず1回はクリアしているんだけど、『アランウェイク』はちょっと無理だった…世界観は影響を受けたというよりもパクリに近い。リアルタイムとレターボックスサイズになってしまうムービーパートとの落差やアクション部分での調整不足感。そこにお使い感が強く、変わり映えのしないアクションシークエンス…コアゲーマーならちょうど良いんだろうけど、ぼくには無理だった…

モテキ 第3話「恋はいつも幻のように」

2010-07-31 | 休み
走りまくって疲れててテンションが…


「モテキ」(テレビ東京)
モテキ
「だらしないんです、わたし」
この台詞、天然系の可愛らしい台詞かと思ったらねぇ…


はぁ…酷すぎて、痛すぎて、可愛すぎて…夏樹ちゃんに良く似た人を知ってたりする…新井浩文の島田が良い奴気取って実は…松本莉緒は松本恵時代より可愛くなってるなぁ…辛いのう…出会いのショットも可愛いけど、居酒屋で酒が入ったときの「可愛い女の子ため口」とかやばいな。幸世が初めてのデートの別れ際に「抱きついても良いですか?」と頼むシーンの夏樹ちゃんとかやばいな。ホフディランの楽曲とも相俟って。性格の良い女の子だからこそ酒の席でのギャップが痛くて残酷だなぁ。これが初恋だったらまさに地獄だろ。

演出的には幸世が痩せた後、夏樹ちゃんから連絡が来て舞い上がってPerfumeの「Baby cruising Love」がかかるシーンは凄くもったいないなぁと思う。折角ダンサーでもある森山未来が踊ってるのにそのままの音を活かしてる。あれならもっと楽曲の音を強めてポップにした方が良かったような…あと幸世が事故った後の病院からの帰りのシーン。夏樹の言葉に胸を打ち抜かれる幸世だけど、それが銃声だけってもったいないような。カメラを大きく揺らしても良かったのかなぁとも思うなぁ。


「モテキ」は予告の後数分のCMの後の最後の最後に携帯サイトの宣伝があるのだけれど、第1話分は見逃してて落としちゃったよ。。。畜生!!それにしても来週の予告酷すぎて素晴らしかった!!!!

熱海の捜査官

2010-07-31 | 休み
ぜんぜん前情報とか仕入れること無しに観てみる。先週放送されていた「帰ってきた時効警察」最終話も面白かったな。


「熱海の捜査官」(テレビ朝日)
熱海の捜査官


エリック・サティの「グノシエンヌの第3番」からはじまる少女3人の行方不明事件。日本なのに地元警察はアメリカの保安官スタイル。車は四駆。主人公は現実の日本には存在しない広域捜査官、要はFBI捜査官。電動チュッパチャップスをしゃぶっているチュッパチャップスさん。ナンバープレートも明らかに日本のものじゃなくて、アメリカのナンバープレートっぽくなっている。日本っぽいのは旅館ぐらいか。

これは明らかに狙ってる。深読みとかではなくて、もう明らかに、完全にアメリカのドラマを意識してる。具体的に言えば。デヴィッド・リンチの「ツインピークス」だよ、絶対。これ。星崎の登場シーンが熱海に向かう車の中で電話してるって、まんま「ツインピークス」第1話のクーパー捜査官の登場シーンだよ。これは絶対に確信犯だ。他にも思わせぶりな生徒や先生などの地元の登場人物。


そもそも意識したり、オマージュでなければ全く必要でないディティールばっかりだし。ただこれずっこけるな。もちろん観るけど。三木聡に期待されているのは多分シュールな”笑い”だと思うんだけど、これはシュールな”演出”であって決して笑わそうとはしてないんだよな。嫌いじゃないなぁ。無理やりなアメリカンも三木監督が演出すると日本のドラマの芋っぽさが少しだけ減じている気がする。