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NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

リスペクツ!!

2010-07-23 | 休み
アレサ・フランクリンとかじゃない。



「GM 踊れドクター」≒「Dr.ハウス」

「ジョーカー 許されざる捜査官」≒「デクスター」

「警視庁継続捜査班」≒「クリミナルマインド」



前シーズンは「絶対零度」と「警視庁失踪人捜査課」があったけど、今期はもっと酷くなってる。「GM 踊れドクター」は設定とかを思いっきりいただいて、「警視庁継続捜査班」は捜査会議時説明する際のバックに合成する演出とかそのまんま。ご丁寧に報道官まで居るし。「マイアミバイス」と「あぶない刑事」みたいな幸せなリスペクト関係なら良いけど、露骨なパクリで内容が伴わない。


こんなことしてたら地上波のドラマ観ない人はますます見なくなるよ。だってオリジナルでもっとクオリティの高いドラマがBSやCS、ケーブルテレビやDVDでいっぱい観れるんだもの。いくらただでもつまんないドラマは観たくないよ。次は何だろう、「名探偵モンク」とか「奇術探偵ジョナサン・クリーク」とか「キャッスル」とかの男女バディモノミステリーとかかな。基本的には悪くないけど、悪くない止まりなんだよなぁ。

うぬぼれ刑事

2010-07-18 | 休み
久しぶりのクドカン×磯山晶ドラマ。クドカンドラマは人によって合う合わないが激しいけれど、ぼくはぴったし。一部やり過ぎなところもあるけど、それを補って余りある魅力がある。


金曜ドラマ「うぬぼれ刑事」(TBS)


自惚れているので、周りからも自惚れと呼ばれ、父親にさえも本名を忘れ自惚れと呼ばれている”うぬぼれ”さんこと”うぬぼれ”刑事。(クレジット表記も”うぬぼれ”)そんな”うぬぼれ”刑事は日夜女の子にモテることだけを考えていて、殺人事件の容疑者にも惚れてしまう。惚れた女性のことをよく知ろうと調べるうちに、徐々に容疑者の女の子が犯人であるのではないかという疑問を深めていく、という棚ボタ探偵という設定。

演出で”型”をしっかりと示すのでメリハリがあって気持ち良い。事件があって、うぬぼれが惚れる女性であり容疑者である女性に出会い、うぬぼれ4と恋愛相談と警察での捜査会議、そして気づきと父親と女性との面談。そして番組後半には基本的には埠頭で、うぬぼれが新郎のような白いスーツに身を包み、告白兼謎解き。

そして「水戸黄門」のような定型ラストシーン。うぬぼれ刑事は白いスーツに身を包みまるで新郎のように容疑者である女性の前に現れる。事件のすべてを悟ったうぬぼれ刑事は逮捕状と結婚届を両方握り締めて容疑者の女の子に詰め寄る。「結婚してくれたら、すべて」「犯した罪を含めて、全部あなたを受け止めます!」、「あなたを僕と結婚するの刑に処す!」それでも首を縦に振らない女の子に結婚指輪と手錠を突き出し、どちらかを選べと迫る。こんなくそバカなドラマは海外ドラマなんかじゃ決して見られない素晴らしいバカ。

小ネタが冴えてる。「最近、ツイッターを始めました。でも困ったことにあなたのことばかりつぶやいてしまう」という教授の台詞や「テレビなんて見ないですよね」、「見るとしたら『となりのトトロ』くらいのもんよ」この台詞。当初の予定だと第2話放送日の金曜ロードショーで『となりのトトロ』放送の予定だったのになぁ、もったいない!というかそこまで考えて脚本書いてるのか!?「ふざけるな!警察は探偵ナイトスクープじゃないぞ!」という台詞、よく考えたらうぬぼれの親父さんが局長だった。


でもバーにあつまる「うぬぼれ4」(後に「うぬぼれ5」)はちょっとキツイかなぁとは思う。特に矢作。ただクドカンドラマなので、一旦話を整理する”場”は「木更津キャッツアイ」にしても「マンハッタン・ラブストーリー」、「我輩は主婦である」にしても”場”から話が展開していたので仕方ないんだろうけど。恋愛マスター役の坂東三津五郎は凄いキャスティングだと思う。

あとミステリー部分。社内IDとSUICAのすり替えトリックは非常に現代的なトリックでトリックとして面白いけれど、結局はアリバイトリックでしかないので殺害方法自体は普通のサスペンスで見られる偶発的なもの。突き飛ばしたら物が落ちてきて…というやつ。そしてそれに付随する犯人の動機もよく見る感じのもの。これは女性犯人だから宿命的弱者としての動機なのか?そして第2話になるとトリックすらなかったし。

ドラマ自体には関係ないけど、第1話で被害者であるゲームクリエーターが宮本さんという名前で笑った。そしてそのゲームがマリオを禿げ散らかしたようなキャラだったり、会社名がマジソンというハドソンリスペクトなのにも。ロゴのフォントまでハドソンリスペクツ!クドカンの年代だからなんだろうか。社内のゲームのポスターにCEROマークが入ってたりと芸が細かい。


まだちょっと乗り切れていないかなぁとも思わせるけれど、クドカン脚本はスロースターターなので3、4話くらいからかなり面白くなるのかなぁと期待しております。そしてやはり2話目からテンポがものすごく良くなって笑い通しだったです。基本的には。ちょっとなぁと思っていたうぬぼれ5も段々と慣れてきた。執談ママの登場でうぬぼれ5の件りがテンポ良くなってきたし。


味わうべきはやっぱりミステリーではなくて、クドカンの小ネタ満載の脚本(それだけしかないかもしれない)をどれだけ俳優さんたちが体現できるかってことかもしれない。長瀬智也がうぬぼれを演じると説得力があるんだよなぁ。荒川良々も切れてるし、世田谷通り署の面々がとっても良いなぁ。

モテキ

2010-07-17 | 休み
期待しすぎてDRモードで録画予約しておきました。そして前日の深夜番組を番宣CM目当てで録画しとりました。



結論として言うと、良すぎる!野波麻帆が可愛すぎて、可愛すぎて観るのが辛いくらいすんばらすい!まず恵比寿マスカッツが神輿をOPだけでもすんばらしすぎるです。森山未来のモノローグが酷すぎて、すばらす過ぎます!野外フェスのモブとか深夜ドラマの癖にちゃんと描けてる!素敵!幸世のメモラー時代のディティールとか最高です。横にロッキンオンJAPANがあるとことか!その中には王子様のご尊顔が表紙の号が!TOKYO No.1 SOUL SETも本物!松本莉緒が松本恵時代を彷彿とさせるくらいに可愛さが戻ってる!大江千里カラオケ演出とか馬鹿すぎです。素敵過ぎます!石田純一をこいつ呼ばわり!素敵です。素敵過ぎます。ダイノジのエアギターじゃない方!幸世っていう駄目人間をすごいしっかり描けてる!というか、これは原作の範疇だろうな!オザケン復活ネタ、最高でございます!CGだけはしょっぱいけどな!野波真帆のモノローグも酷すぎて最高!幾分モノローグで語りすぎな気がするけど、自然だい!というか、野波麻帆も良かったけど、いつかちゃんこと満島ひかりはやば過ぎないか!楽しみすぎる!そしてサントラも最高でございます!これ、青春をJPOPと共に過ごした30代とかやばいんじゃないだろうか。第1回のタイトルは「かっこわるい振られ方」だったけど、第2回のタイトルは「深夜高速」!原作もこんなにJPOPフューチャーなのか!?たぶん大根監督の趣味のような気がする。最高です!女優さんをここまでエロく撮れるってよっぽどエロいんだな!そしてエロいだけじゃなくて、ちゃんとドラマとして面白いよ!野波麻帆可愛すぎです!モノローグで語らせるのは原作からなんだろうけど、それでも違和感は少ないよ!特に内向的な性格という幸世は!今期の地上波ドラマで一番面白いのは「うぬぼれ刑事」と思ってましたが、「モテキ」だった!


惜しむらくは放送1週間前の番宣番組の月曜・火曜分を録りきれなかったことと30分の時以外をSRで録画してしまったこと…ドラマ自体はモノローグの多さとほんの少しだけ使われるCGが微妙という点だけ!

ジョーカー 許されざる捜査官

2010-07-14 | 休み
一応観てみた、日本版「デクスター」こと「ジョーカー」。



「ジョーカー 許されざる捜査官」(フジテレビ)



はじめは海外ドラマの「デクスター」のパクリかと思ってたけど、どちらかというと「必殺仕事人」だった。普段は温和で馬鹿にされるくらいの優男が、実は影で法では裁ききれない悪を裁くというまさに「必殺仕事人」。第1回の子供を改造銃で殺害する学生役は細田よしひこ。細田よしひこのいつもの演技にもう少し過剰な演出を付け、これでもかと言うほどに心底嫌な悪人として描いている。裁けない悪を裁くというコンセプトなのだから、正しい方法だとは思うけれど、視聴者の処罰感情を煽り過ぎてドン引き。さすがは低劣下劣なフジテレビのドラマだ。

そしてもっと根本的に問題なのは「必殺仕事人」、もとい「ジョーカー」の仕置き人である伊達の肝心の仕置き。「神隠し」と噂される仕置きはその名の通り、犯人を直接殺害はせず、何故か縛り上げた上でクルーザーで海に流すという仕置き。このクルーザーがどこに向かっているのか、仕置きの詳細は一切明かされない。これから明かされるかもしれないが、これでは仕置きが中途半端になってしまっている。これなら私憤を見事に晴らす中村主水や趣味・性癖で悪人を殺すデクスターの方がよほどすっきりする。しかも伊達はご丁寧にお涙頂戴の台詞を口にしてこの有様。地上波ドラマの倫理的限界ならやらなきゃ良いのに。

また作品自体の構成・脚本にも疑問が残る。何故、伊達が法で裁けない悪人を自らの手で裁くようになったのか。それは作品上かなり重要なテーマであり、視聴者を惹きつける大きなクリフハンガーになるはずだ。しかしながら本作では驚くことに第1話で大まかながら伊達が悪人を自らの手で裁くようになった過程を描いてしまってる。まぁ、今後のクリフハンガーというか物語を牽引するものは伊達の仕置きを追う身内とのチェイスなのだろうが。脚本の細部では当初、細田こと犯人の木内は渡航してしまう理由として旅行とされていたが、物語終盤ではいつの間にか渡航理由が留学に変化していた。


端的に言うと、不快で中途半端。キャストはとっても魅力的なキャストばかりだし、画作りも頑張っているのに。

ホタルノヒカリ2

2010-07-12 | 休み
期待が大きかっただけに何と言うか…綾瀬はるかが可愛ければ良いんだ!可愛ければ…



「ホタルノヒカリ2」(日本テレビ)
UFO



前作のラストで、晴れて恋人関係になった蛍と部長。でも今作では現実通りに作品中でも3年亜という時間が過ぎていて、しかもその3年の間2人は蛍の海外転勤によって遠距離恋愛に。しかもそのために蛍はすっかり干物女に戻っていたという設定。これはさすがに頂けないなぁ。

前作での主人公の成長をまったく無視し、リセットし、今一度、過去の成功体験の再現をするというのはエンターテイメントでは良くあるパターン(例:『ドラえもん』劇場版の野比のび太)だけれど、それをドラマの続編でやって良いのか?かなり酷い出来。


分かりますよ、気持ちは。成長してしまった後に成長譚は難しいしありえない。だから達成したはずの成長をリセットして、もう一度以前と同じような問題を設定して、それを主人公になぞらせれば、今一度視聴者が望んでいる展開を作り出すことが出来る。

けれどそのために前作の部署の人間をすべて入れ替えるという荒業。そしてそもそも建設会社のクリエイティブ部門のような部署から、24歳の女性社員を3年間も海外赴任させる会社なんてあるわけ無いと思うのだけど…一応左遷というエクスキューズは付けていたが…どちらもかなり無理やりな設定。

部署の人間をすべて入れ替えたことで、再び部長と部下が一つ屋根の下に暮らしているという秘密を再度作り直している。蛍の貯金残高をほぼ0円にし、部長の家に住まざるを得ない状況にしてる。そしてホタルと部長それぞれに友人以上恋人未満的なキャラクターを配して、障害を作ってる。


干物女の復活は嬉しいけど、思いっきりファンを裏切ってるよな、このドラマ。無理やり状況をすべてリセットし、主人公の成長を無視し、過去の成功体験をなぞる為だけに作ってる…そしてあまり演技派とは言えない綾瀬はるかと藤木直人のボケやノリ突っ込みを織り交ぜた絡みの下りは前作以上にお寒い。。。もう綾瀬はるかの眼福を味わう意外無いのかもしれない、期待していただけにかなり残念なドラマになってる感じがする。。。



綾瀬はるかだけはとっても可愛いです。