「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

核兵器廃絶交渉を直ちに!         平 和平

2011-08-06 06:08:10 | Weblog
 広島で開催されていた原水爆禁止世界大会国際会議(8月3日~5日)は、「核兵器のない世界をつくるために核兵器をなくす交渉を直ちに開始することを求める行動(署名、運動の強化、被爆者への援助の強化、自然エネルギーへの転換)を強化する」こと大会宣言に盛り込み、昨日閉会しました。

 本日は、広島被ばく66周年です。原発事故の今年、原子力の平和利用という宣伝に惑わされて地震大国・日本に54基もの発電所をつくらせてしまったことも含め、反省し、今後改善することを誓う日にしたいと思っています。

 6日の中日新聞は、4面と5面に原発事故問題に関わり、原子力発電を見直す方向で「安全神話」「原発は安い」など多方面にわたって批判的な記事を掲載しています。ぜひ、お読みいただきたいと思います。
 東京新聞(中日新聞系列)は、一般新聞としては原発批判の先頭を走っていますが、そのため、大企業などの広告を引き上げられるなど、苦境に立たされているそうです。
 中日新聞の記事(6日)は、そのイヤガラセに負けない、という意思表示の様な気がします。お読みになり、賛同されるならば、中日編集部に応援の電話・メールなどを集中したいただけると励ますことができると思います(原発推進勢力からはイヤガラセ電話が集中することでしょう)。
 韓国では、政府に批判的な新聞が廃刊に追い込まれたこともあります。良心的な記事を記者が自由に書くことはとても難しい事だと聞きます。原発問題を勇気をふるって書いた中日にエールを送りましょう。

 良心的と言えば、私は週刊発行も含め、5紙ほど、新聞を読んでいますが、その中では赤旗新聞が一番良心的だと思います。
 しかし、赤旗は支配層の都合が悪いことを遠慮なく書くため、読んでいる者への圧力が日常的にあります。名古屋市では某市長が10数年前に「赤旗を読むな」的な発言を行い、相当多くの読者が読まなくなった事がありました(某宗教政党が市長に介入を要請したという噂もあります)。私も、上司から「読んでいると出世に支障が出るよ」などと何度も注意をされました。

 このような風土を変えるためには、日本のマスコミを批判する事は大切ですが、批判だけではなく、良心的な記事に接したときは応援をする。このことが民主主義を育てるひとつの方法ではないでしょうか。