「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

今年もわずかになりました。        事務局だより

2007-12-24 12:10:56 | 世話人会・事務局から
 この一年、激動の年でしたね。
 憲法九条は、本当にひどい目にあってきました。国際貢献・
アフガン支援を口実に自衛隊をインド洋に派兵(派遣)して
イラク攻撃を行う、アメリカ軍艦に燃料補給を続けました。
 給油だけで225億円を使いました。国民世論により自衛
隊はいったん日本に帰りました。
 しかし、福田首相は国会を再延長して『新テロ法』を遮二
無二可決しようとしています。
 世界では、あのブッシュ大統領でさえ、『テロとの戦い』
とは言えなくなっているのに『新テロ法』とテロ対策を理由
に違憲の法律を強行的に可決・成立させようとしています。
 
 では、中東の現状はどのようになっているのでしょう。
 アフガンでは、アメリカ抜きの和平プログラムが進み、ア
メリカによる軍事行動がむしろ和平への障害になっています。
 イラクでも多くの国が撤退し、兵力を削減しています。イ
ラク国民の抵抗を世界では『テロ』とは言いません。

 ところが、日本政府はいまだにアメリカべったりです。
 その姿勢が、国民の苦しみや生活を省みることなく、世界
でも例を見ない『アメリカ軍のグァム移転に9000億円』、
『米軍の再編費用3兆円』を出そうとしています。
 しかも、それらの計画は平和のためではなく、アメリカが
効果的に世界に睨みを効かす為の『米軍再編』です(世界の
どこへでも迅速に部隊を展開するため)。

 武力の放棄による世界平和を希求する『憲法九条』とは相容
れない方向ですが、反対を押し切り進められた一年でした。
 また、沖縄の集団自決問題、南京虐殺問題など日本軍による
残虐な行為を否定する本、報道など歴史を否定する企てが執拗
に行われた一年でもありました。
 過去を正確に学び、反省し、場合によっては評価することは
社会の発展にとっては不可欠なことです。しかし、そのように
なってはいないのが日本の現状です。

 福田、小沢会談では、平和を破壊する『自衛隊海外派兵恒久
法』をつくることに合意しました。同法案は次期国会に提案さ
れる恐れが増大しています。
 法案が可決されれば、憲法九条を改定(改悪)されないまま、
・・・自衛隊(軍)が海外で武力を使う・・・ということを許
してしまいます。

 そんなことがない様に、保守も、革新も問わず、・・・平和
をまもろう、九条をまもろう・・・という人々を結集して活動
する『九条の会』がより一層奮闘する必要があると思います。

 全国に6800を超える九条の会が短期間にできたことは、
『風前のともしび』のように見える『九条と平和憲法』をまも
り、発展させる『証』でもあると思います。
 昭和区九条の会も、区内や市内の九条の会との連携を取り、
大きく平和の世論を広げていきたいと考えています。
 会員の皆さま、ブログの読者の皆さま、戦争をしない日本。
戦争のない世界の実現をめざして一緒に頑張りましょう。


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