よみびとしらず。

あいどんのう。

からだうた

2018-07-28 10:03:20 | 散文
熱のこもる身体を抱いた大地は
清らかな風をまとわせて
いやしみずの調べをかぎわけよ

強すぎる光にある影の
瞳に沈んだ鏡がひとつ
ひび割れたままの姿して
光さえぎるこの身は燃ゆる
守ることこそ我がいのち

彼は誰時に会う片割れの
伸びる手つかむ
手をつかむ

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