よみびとしらず。

あいどんのう。

2021-12-02 10:54:13 | 散文
夜の日に
夜の火は
あなたの悲しみに寄り添った
暗がりの消えぬその熱に
ぬくもりを感じずわたしは眠る
誰も近寄らないでと祈りは絶えず
明くる日の明るさは希望に満ちていると
あなたは笑い
わたしも笑う
柔らかな炎は絶えずして
誰も傷つけないことを遵守した
わたし自身もそれに倣(なら)いて
この内側は深い夜のヒを待ちわびる

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