逃げまどうことも忘れた迷い子の
指先から垂れたる赤い糸
鬼は迷い子のみこんで
迷い子は赤い鬼の一部となった
ひとりの若者赤い糸たどり
たどり着いた先は鬼の口先
若者は泣きながら刃をむけた
迷い子は鬼の腹のなか泣き濡れて
鬼もまたその瞳から涙をこぼす
涙のわけは鬼にも分からず
鬼の目に涙のそのわけを
鬼は分からず涙はやまず
指先から垂れたる赤い糸
鬼は迷い子のみこんで
迷い子は赤い鬼の一部となった
ひとりの若者赤い糸たどり
たどり着いた先は鬼の口先
若者は泣きながら刃をむけた
迷い子は鬼の腹のなか泣き濡れて
鬼もまたその瞳から涙をこぼす
涙のわけは鬼にも分からず
鬼の目に涙のそのわけを
鬼は分からず涙はやまず
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