ひとりのなかにあった
ひとりじゃない者たちの結末は
幸せから遠くかけ離れた場所にあり
その居場所にいざ架け橋を
勇敢な七色の虹は尋常に架かりてこの胸の内側はざわめいた
遠く離れたままで良かったのにと
誰かがささやけば波の立ちたる
ゆらゆらと
この感情の正体も
わけもなく溢れた涙の意味も
曖昧模糊なかたちして
怒りだけがわたしたちを誤魔化した
わたしはわたしから遠くかけ離れた場所にあり
この正体は隠されたまま
見つめ合うことすら罪だとされた
きっといつまでも
幸せにはありつけずあなたは笑う
隣り合うことのないわたしたち
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