よみびとしらず。

あいどんのう。

I wish I were A bird

2021-04-27 08:54:15 | 散文
鳥となることを望まないまま鳥となったひとがいた翼を持つことを良しとせず地に足をつけて歩きたいと願いながらもそれを望む者は誰ひとりなく人々は空を飛ぶ姿を求め喝采したやがて空は灰色の雲におおわれて鳥となったひとは人身御供に捧げらるこれでようやく自由になると翼を持つひとは微笑んだ誰ひとり罪もなく罰もないままそれが正常だと誰が誤解した空を飛ぶ鳥はあれども飛ぶひとの姿はなしそれが最後の望みであったと知るひと . . . 本文を読む