ぼくとばく 2020-07-13 16:08:30 | 散文 夢はみたけどばくは空腹あるいは空白のすみかにて夢を食べられずにばくは泣いている夢をもたないぼくは空白あるいは自分の空腹にも気づかずになんにも無いのだとぼくはさまようこぼした涙にも気づかないまま乾かない涙の足跡をばくは追いかけた空腹を満たしてくれる悪夢よいまいづこぼくはぼくの空白を満たす誰かを求めてはそんなもの手に入るわけがないと眠りについたかすかに聴こえる誰かの足音はひたひたとかつて遥か彼方で見た . . . 本文を読む