うぐう 2020-07-10 08:58:11 | 散文 胸のなかうぐうぐとしたものありいらいらでもなくうつうつでもないかすかに蠢(うごめ)いては泥濘(ぬかるみ)をうつそれに起因するその身の汚れを知りながらそれでも動かずにはいられなかったそこに留まりながらもただうぐうぐと後退と前進の違いも分からずにいる重たくて苦い気持ちは胸もとに広がりハザードマップは泥濘に落ちたひかりの在処を指し示す地図はこの手のなかにただ握りしめた手のひらを開くには怖すぎる世界でわた . . . 本文を読む