NJの山花旅

山花旅の写真が多数。環境問題と歴史、時事も加えます。

河津桜は偶然の発見で生まれた・伊豆めぐり(11)

2006年01月30日 10時38分12秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
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これが河津の町に保存されている河津桜の唯一の原木です。

2001.2.27 sony zoom f9.2mm、 F4、 1/270



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原木
昭和30年頃の2月、近くの飯田氏は、河津川沿いの枯れ草の中に一本の桜の若木が芽吹いているのを発見して庭に植えました。
昭和41年に初めて美しい花が開花しました。人気となりました。これが河津桜の始まりです。
白く大きな花のオオシマザクラ系と赤いカンヒザクラ(ヒカンザクラ)の自然交配種
と言われています。カンヒザクラは沖縄に多く、花は下を向きます。
どうしてここで交配したのでしょうか。疑問を感じます。
今はDNAで調べられるかもしれません。研究を期待します。



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原木の横の看板です。

いよいよ河津の河津桜です・伊豆めぐり(10)

2006年01月29日 10時18分34秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
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2001.2.27
感動した下賀茂を後にしました。菜の花公園を横に見て下田へ向かいました。
トンネルをくぐり、町並みを通過し、右に下田の港を見ながら河津へ向かいました。
人とお店がいっぱい。駐車にも苦労。河津川土手にたくさんの河津桜が植えられていて良いのですが、白く目立つ垣根が写真には邪魔でした。



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河津川は天城峠から流れてきました。
天城の山々の水は、北へ向かうと狩野川。南へ向かうと河津川です。
この川原が河津桜にとっては大切なのです。なぜか・・・



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河津桜は元々は一本でした。その原木がこの木です。

下賀茂の桜は静かで見事・伊豆めぐり(6)

2006年01月24日 13時37分25秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
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戸田から海岸沿いに南下し、下賀茂温泉へ向かいました。
青野川沿いに河津桜が満開。静かで美しい景色を満喫しました。
2001.2.27 10:47
Sony zoom f-15.6mm、 F5.6、 1/470



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ソメイヨシノも良いが、この河津桜は濃くて早咲き。
すばらしい品種です。



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河津桜はどのようにして改良されたのでしょうか。
詳しいいきさつは河津の町の看板に書かれています。後ほど・・・

ロシア提督と戸田・天災・助け合い・伊豆めぐり(5)

2006年01月22日 13時20分17秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
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戸田・へだ・を見渡す展望台・夕映えの丘に立ちました。湾の北から南を眺めました。静かで美しい湾です。
しかし、数奇な歴史を秘めています。



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web 「Captain Fleet」より

1854年、米国ペリー艦隊が下田を去って4ヶ月後、ロシアのプチャーチン提督が、皇帝ニコライ一世の命令でディアナ号に乗って来航しました。
当時ロシアは、クリミヤ戦争で、その同盟国のイギリス、フランス両国との間で戦争中でしたが、アメリカが日本と和親条約を結んだことを知り、危険を冒して来航し、条約締結を求めて来たのです。
条約の内容は、水や食料の供給と千島列島の国境問題の解決にありました。
プチャーチンは、数多くの苦難を乗り越え、下田の長楽寺で日露和親条約を締結しました。

1854年11月第1回目の日露交渉が福泉寺において開かれ、双方の主張が述べられた。
その後第2回目の交渉を約束後、不運にも翌日(11/4)午前に大地震が発生し、大津波が下田をおそいました。(安政の大地震)
何度かの津波と引き潮により、ディアナ号は、42回も回転したと言われています。
プチャーチンは、ディアナ号が大破したにもかかわらず、乗員と医師を陸上に派遣し、下田の人々を救助や医療の援助をおこなっています。
この津波のためディアナ号は、自力航行不能になり、西伊豆の戸田(へだ)へ修理のため曳航中、風と波により数百隻の救助活動もむなしく、ついに宮島村沖で沈没してしまいました。
乗員約500人は、全員救助され、戸田まで歩き、収容されました。
それでも12月21日には長楽寺で日露和親条約が締結されたのです。
今でもこのときの津波で犠牲となった人達を供養する「つなみ塚」が稲田寺に残されています。



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湾の西に御浜岬があります。ここに造船郷土資料博物館があり、ロシア関係の資料もあります。修理のために戸田へ運ぼうとしたのは、アメリカに見つからないためでした。
ディアナ号を失った乗組員たちは、帰国するためにここで造船したのです。



菜の花と歴史と富士の井田・伊豆めぐり(4)

2006年01月21日 14時11分49秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
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修善寺から三津(みと)・大瀬崎と左回りに半島を回りました。
戸田の手前の井田は菜の花いっぱいでした。



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井田の展望台からの富士山



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この写真は群馬のライダー、イズラーさんのwebよりお借りしました。
富士が美しい。



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展望台から井田の集落を見下ろす
ここには横穴式古墳群があります。
webより
松江古墳(すんごうこふん)
横穴式石室のある円墳で、29基の円墳が数えられました。古墳時代後期(1300~1400年前)のものと推定されています。出土品は須恵器、直刀、鏃(やじり)、ガラス玉などで、それらのなかには珍しい銅釧(腕輪)もあります。村立造船郷土博物館に展示されています。また平成11年には、塚頭も発掘され、静岡県では2例目の出土で大変貴重なものであると言われています。
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明治の頃、貧しい人たちはアメリカへ移住しました。記念のアメリカ製の品が保存されています。




真白き富士はピンボケ

2006年01月20日 10時17分53秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
ジェットからの富士山。2006.1.18 11:39
sony zoom f23.7mm、 F10、 1/400
子が仕事で沖縄へ飛びました。富士山が美しいので窓際の知人にシャッターを押してもらいました。ピンボケでした。
宝永火口がよく見えます。

沖縄でタクシーに乗りました。
基地の横を通りましたら、「流れ弾注意」の交通標識がありました。
どうすればよいのでしょうか。

草津の山岳道路には、「硫化ガス注意。止まらないでください」の標識がありました。

修善寺の梅園は古木が多い 伊豆めぐり(1)

2006年01月17日 11時17分02秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など
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東名高速を走り、沼津ICから中伊豆に入り、修善寺梅林を訪れました。
歴史の修善寺だけあって古木が多く、楽しめました。
2001.2.26 11:32
sony zoom f21mm、F3.4、1/295



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紅梅



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白梅


しばらく伊豆半島シリーズを続けます。古い写真ですいません。


内房総の水仙めぐり(4)里山は美しい

2006年01月15日 10時09分51秒 | ▲自然・裏磐梯、尾瀬、水仙、蝋梅等
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枯れススキとの取り合わせ



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民家には房咲き黄水仙がありました。



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里山の畑は山との境がはっきりしないところも良い。



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房総は広く美しい景色が多い。日本人の心のふるさとです。
この後外房に出て一泊しました。
ご訪問に感謝し、内房の水仙を終わります。