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安倍元首相暗殺事件 ⑬ 総括 6 まとめ 

2022年09月12日 14時34分18秒 | 歴史 時事

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文鮮明の構想 世界制覇の一つ 関連団体HPの図より

  世界ハイウエイ 日韓トンネルなど

 

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日韓トンネル構想 唐津 対馬など何か所かで一部工事  中断

まとめ

文 鮮明・1920.2~2012.9   (妻は韓 鶴子)

日本が統治した時代に現在の北朝鮮で生まれた。キリスト教や仏教、電気工学を学び、日本でも学んだこともある。

それらの知識を日本への恨み晴らし、金儲けなど、詐欺的な新興宗教の創設に注力した。

オウム真理教を研究したかもしれない。オウムは破壊的な方向に進んだが、文鮮明は表向き、韓国などでは生産的な事業も進めた。

日本では霊感商法などで多くの日本人などから大金を搾取した。合同結婚式でも大金を集めた。

 

1954年5月1日に「世界基督教統一神霊協会」(通称:統一教会、統一協会)を設立した。

頭の良さは日本の政治家を取り組むことに目を付けた。

共産党嫌いの岸信介氏と親交を結び、岸氏と共に国際勝共連合を創設した。米国などでも活動した。

多くの関連団体をつくった。(一覧を見ると数百にのぼる)

反共の名を使っていた頃、北朝鮮の金日成は、文鮮明を人間のクズとして批判していたが、カネに負けた。

文は勝共の後は北朝鮮と組むことを考えた。文は多量の金塊と現金を金日成に渡して握手した。

勝共の名を使わなくなった。FBIによると4500億円のカネを渡したと言う。

金正日へも金塊と33億円を渡したとされている。

 

日韓トンネル構想 文鮮明

戦前、大日本帝国は東アジア大東亜共栄圏構想を持ち、日韓トンネルも考えていた。終戦で頓挫。

大林組が「ユーラシア・ドライブウェイ構想」の一環として1980年代当時に実現可能であった技術で構想していた。

2011年、韓国政府は経済性なしと否定した。

トンネルは200~230km の長さ。約10兆円。実現不可能とするのが一般的。

文鮮明は世界制覇を目指していたので、「国際ハイウェイプロジェクト」をつくり、日韓トンネルも含めた。

日本の学者や政治家も巻き込まれた。技術者の西堀栄三郎、地質学者の佐々保雄など。

1982年4月に「国際ハイウェイ建設事業団」(会長は統一教会と国際勝共連合の会長を兼任する久保木修己)が、

翌1983年5月24日に「日韓トンネル研究会」

(2004年2月にNPO法人化、1993年発行の書籍には麻生太郎、古賀誠、久間章生など多数の九州の自民党有力議員が

顧問として参加したとされた)が設立され、保守政治家が賛同したとされた。

1986年10月に佐賀県東松浦郡鎮西町(現・唐津市)名護屋で「日韓トンネル名護屋調査斜坑」が起工され、470mまで掘られた。

元九州大学の総長で現在は福岡女子大学の梶山千里最高顧問も、日韓トンネルを推進してきた一人。

2015年に設立された「日韓トンネル実現九州連絡協議会」の会長を務めています。

カルトとのかかわりを否定したが、カルトは有名人を広告塔に使った。

韓国側も日本側も少しの工事をして、実現可能と見せかけて、金を集めたと言う詐欺です。

 

岸 信介氏。安倍晋三氏の母方祖父--昭和の妖怪と言われ、元A級戦犯。

敗戦後、米国のなんらかの意図で解放されて、保守政治を進めた。

戦後の日本の保守政治は、米国が仕組んだものと言われている。プラザ合意なども米国が日本を意のままにした証。

安倍氏の父は安倍晋太郎(元自民党幹事長、病気で首相になる前に死亡)

安倍晋三の実弟は岸 信夫(岸家へ養子。大病を抱えながら車椅子で前防衛相をした)

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ジャーナリストの鈴木エイト氏(文芸春秋web  9月)

「私は第2次安倍政権以降の安倍と旧統一教会の関係性を“共存共栄関係”と見立て、この9年間にわたり検証してきた。

旧統一教会系カルトと、岸・安倍家は、岸信介以来の「三代にわたる蜜月」とよく指摘されるが、

安倍晋三が第3次小泉改造内閣で官房長官になる頃までの関係ではっきりわかっているのは、

2005年10月、晋三が官房長官に就任する直前に、統一教会のフロント団体・天宙平和連合(UPF)

の創設記念広島大会に祝電を送っていたという事実がある。

その前にUPFが「21世紀 世界平和の為の 日本女性指導者セミナー」のために作成した冊子がある。

この冊子の38頁にはこうある。

〈現在の課題となすべきこと、下記を安倍晋三官房長官と山谷えり子内閣府政務官でチェックできるように

関係省庁、議員に積極的に働きかける〉と書かれている。

下記とは

(1)第二次5カ年計画(基本計画)においてジェンダーという文言を使用させない。

〈2005年4月、自民党は「自民党・過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」

を結成し、当時幹事長代理だった安倍自身が座長に納まった(山谷は事務局長)。

統一教会のジェンダー反対運動を安倍晋三は引き受けていたと言うこだ。

 

ジャーナリストの青木理氏が9月4日、TBS「サンデーモーニング」に出演

「ある意味皮肉っていうか、反社会的カルト教団あるいは外国の団体にこれだけズブズブに政権与党の政治家、

しかも中枢の政治家が浸透されていて、教団を支える土台になっていたとか広告塔になっていたと言われる。

その政権でもともとはナショナリズムとか愛国とか嫌韓とかをあおっていた人たちが、逆に外国のカルト教団に浸透されて、

ここに来て、知らない、チェックできないという言い訳しかできない」と痛烈に批判した。

その上で「この状況についてはリベラルな人たちだけじゃなくて、自民党支持している比較的良質な保守的な人たちからも

相当な反発を受けている」と指摘。

「国葬への強い反発もそこから来ている。うやむやに終わらせようとしても終わらないんじゃないか」

と疑問視した。

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ひどい例は国政選挙などでカルト集団からの票を期待した。晋三氏の周辺が、票の分配をした。

信者を秘書として使っている例もある。

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日刊ゲンダイweb  9/8 15:00

安倍氏の国葬についても国民の多くが反対している。ある情報が国民に広がった。

副総理が総理を恫喝したと。

記事によると、岸田政権は当初、内閣と自民党による合同葬を検討していたものの、麻生氏が反対。

岸田首相に3回も電話をかけ、いつものべらんめぇ口調で、「これは理屈じゃねえんだよ」などと強く迫ったという。

報道が事実であれば“副総裁が総裁(首相)を恫喝”という前代未聞の状況だ。

 ネット上では、麻生氏について、《首相や財務大臣在任中の言動はいつも理屈なかった》、

《理屈じゃないって…つまり、屁理屈か》、

《あなたの国会答弁はいつも理屈なしでめちゃくちゃだった》と批判の声があふれている。

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国葬の費用は要人の警備費が莫大になります。

しかし、エリザベス2世の国葬もあり、日本の国葬の混乱も耳にしている外国の要人方は、日本行きに躊躇が見られます。

期限が過ぎても返信が無く、催促しているようです。

しかし、日本の警備のいい加減さが明らかになり、日本の警備当局は、最大の警備をすると予想されます。

総費用は50億、80億、100億 ??? 分かりません。

やる以上、事故のないことを祈ります。

全国民に強制しないでください。故人のご冥福はお祈りいたしますが、光と影のあるお方でした。

特にカルト集団の広告塔として効果を上げてしまいました。

 


安倍元首相殺害事件の本質 ⑫ 総括 5 なぜ安倍氏を狙ったのか

2022年09月02日 15時05分29秒 | 歴史 時事

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この写真のすぐ後に撃たれました。ほぼ即死の状態です。こんな死に方をするとは無念の極みだったと思います。

選挙応援のいきさつは末尾に書きます。

 

なぜ「安倍元首相」だったのか?

山上容疑者が安倍元首相を狙った「本当の意味」が、

テロリズム分析から見えてきた。

米国の心理学会の重鎮が分析しました。

 

 元首相を暗殺した山上徹也容疑者の動機をきっかけにして、新興宗教を隠れ蓑としたカルトである

旧統一教会と自民党の癒着をめぐる報道が過熱しています。

カルトと関わった人物は地方政治家なども含めて広くなってきました。

選挙における票獲得にも関わり、極端なものは、カルトから回された信者を秘書として使った例もあります。

 容疑者の母親が霊感商法などで大金を献金させられ、父親も高学歴ながら、家庭崩壊と自殺に追いやられました。

山上がカルトに対する恨みから、賢い頭を駆使して銃を造り、火薬まで調剤して、何度も試射し、

カルトの幹部を暗殺していたら、こんなにこの事件は広がらなかったであろうと米国心理学会の重鎮か述べています。

一度はカルトを狙っていましたが、果たせませんでした。その後さらに考えたでしょう。

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【参考文献】ファザーリ・M・モハダム/アンソニー・J・マーセラ編

『テロリズムを理解する 社会心理学からのアプローチ』(釘原直樹監訳、ナカニシヤ出版)

 なぜ統一協会との癒着が指摘されている数ある国会議員の中でも、安倍元首相で

なければならなかったのかということです。

山上容疑者は、去年安倍元首相が統一教会の関連団体に送ったビデオメッセージを見たことを

動機に挙げています。そのビデオでは

「(統一教会のトップである)韓鶴子総裁をはじめ皆様に敬意を表します」と明言していたからです。

 しかし、被害を受けた側が加害した側に仕返しをするという復讐の図式で考えると、

安倍氏は、その知名度ゆえに広告塔(というか内輪向けの権威付け)として教団に大いに利用された面はあるものの、

山上容疑者の家庭を崩壊させた張本人ではありません。母親を巨額の献金へと直接導いたとされる

カルト教団の関係者に矛先が向くのが自然かと思えます。

 テロリズムとは、定義上「政治的な立場や宗教的な信仰など、イデオロギーが対立する集団に恐怖を与えるために

行使される暴力全般」を指します。

そのため、メディアへの拡散やその余波をあらかじめ計算した上で、攻撃対象や使用武器の選定などを入念に計画し、

犯罪行為を実行することが多いのが特徴です。

なぜなら、犯罪行為がただの犯罪行為として処理されずに、センセーショナルな出来事として認知され、

大々的に報道されなければ意味がないからです。  

 この視点を踏まえると、今回の事件は、語弊がある言い方にはなりますが、

犯罪行為がもたらした効果から見て、想像以上に“成功”しています。

なぜなら、事件以前はマスコミが熱心に報じなかった統一教会の霊感商法の被害や、

自民党との癒着が始まった歴史的経緯、個別の政治家の関与についての詳細が

次々と取り上げられるようになったからです。その火の手は、追及に及び腰なNHKの報道姿勢にまで及んでいます。

これは安倍元首相が殺害されたインパクトに完全に比例しています。

 ここで注目すべきは、山上容疑者がジャーナリストに送った手紙で

「安倍は本来の敵ではない」「現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません」と記し、

供述でも「政治信条に対する恨みではない」などと話していることです。

これらの文書や発言から、殺害の対象をその個人の知名度、影響力によって決定したことがうかがえます。

加えて、参議院選挙の応援演説というメディア関係者が集まる公衆の面前での犯行であることも見逃せません。

 

不正を放置した国家に対する怒り

 もう一つの興味深いポイントは、山上容疑者がジャーナリストのブログに書き込んだ

「我、一命を賭して全ての統一教会に関わる者の解放者とならん」という言葉です。

ここには暴力主義によって社会的な腐敗を一掃できるとする「救世主的テロリスト」の類型が見出されます。

 前出のハレットは、「救世主的テロリスト」を突き動かすのは

「世界が非常に腐敗しているのでそれを救済するにはそれを破壊しなければならないという黙示録的信念である」

と述べています。山上容疑者は、Twitterの投稿で教団に対する怒りだけでなく、政府に対する憤りも表明していました。

 以下のつぶやきからは、問題のある教団を野放しにしていることに象徴される不正の容認、

弱者を見捨てる国家や政治家などの為政者への絶望が滲み出ています。

8/28(日) 8:02配信 現代ビジネス 真鍋 厚(評論家・著述家)

 

【ブログ管理者より】

最近は山上容疑者を賛美する意見が一部に見られますが、それはまずい。

民主国家日本では許されない特異な事件でした。

歴史的には稀に起こっています。

日比谷公会堂演壇における社会党党首、浅沼稲次郎氏が、若者に刺殺されました。

戦前には政府要人が青年将校によって殺されたり、重傷を負っています。

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冒頭写真の説明 朝日デジタル

奈良市の近鉄・大和(やまと)西大寺(さいだいじ)駅北口にある台形の「中州」。

まるで檻(おり)のように、四方をガードレールで囲まれた独特の形状で、四隅からしか出られない。

1週間前、安倍晋三元首相(67)が標的とされ、銃撃されたのは、

この中で街頭演説をしていた時のことだった。

 ガードレール内には、議員や首長らもいた。その目撃証言から、白昼に凶弾が放たれた当時の緊迫した状況が浮かび上がった。

 7月8日午前11時20分ごろ。大国(おおくに)正博・公明党奈良県本部代表が、

参院選奈良選挙区に自民党から立候補していた佐藤啓氏の応援演説をしていた時、

ひときわ大きな拍手がわいた。元首相が車で到着し、ガードレールの中へ。

大国氏が演説台を降りると、グータッチで迎えられた。10日が参議院議員選挙日。