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5月9日 群馬フラワーパークの温室にて
育種の成果で色鮮やかです。
よく言われるのは、アジサイは土壌の酸性・アルカリ性で色が変わると。
リトマス試験紙と反対に、酸性なら青、アルカリ性なら赤だと。
本当でしょうか。
3回に分けて私の多くの撮影データから選んで様々なアジサイを見ていただきましたが、
土だけでこれだけ色が変わるとは思えません。
結論。
品種によって影響を受けやすいものと受けないものがあるということです。
白は色素がありませんから、いつまでも変わりません。
その他のものの共通点は、
アジサイの色の変化
花(ガク)が咲いてからの日数で色に変化があるものもあります。
咲き始めは葉の色に近い緑っぽいか白・クリーム色ですが、日数とともに、
水色→青→青紫→赤紫(ピンク)と花の色が変わるものも多い。
一部の種類、品種のみ、酸・アルカリで変わりやすいものがあります。
生産業者は知っていて、その品種では色を意図的に強調するときは土を調整します。
アジサイの花にはアントシアニンという色素が含まれており、それに土から吸収されたアルミニウムが
加わることで青みを帯びます。
土壌が酸性の場合、アルミニウムが溶けて吸収されやすく、アジサイは青みの花をつけます。
逆にアルカリ性の土壌はアルミニウムの吸収が悪く、赤みの花をつけます。
品種改良・育種家たちは、色が変わりやすいアジサイの良い色を出すべく、苦労したのでしょう。
色の基本は、土質ではなく、遺伝子です。一部のみ、土質で色が変化します。
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同じフラワーパークにて。
良い色を出したガクアジサイの傑作です。
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6月4日 赤城山東面を登山しました。多くのコアジサイが静かに咲いていました。
旧、足尾線の水沼からドライブと登山。
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6月5日 志賀高原にて
やはりアジサイの元は青・紫です。
アジサイは「藍色が集まったもの」という意味の「あづさい(集真藍)」から名付けられたと言われます。
また英名のハイドランジア(Hydrangea)は、ギリシア語の「水の器」が語源です。
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志賀高原
ノリウツギもアジサイに近い。紙漉きの接着剤として、使われました。
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6月5日 東大植物園にて
ノリウツギ
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6月3日 文京区の白山神社にて
カシワバアジサイ 柏の葉に似ている。
米国東部原産といわれていますが、似たものが日本にもあります。
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6月3日 東大植物園にて。
アマチャ 子供のころ、お寺で飲みました。
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6月20日 乗鞍 平湯にて
オオデマリ か?
スイカズラ科
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8月5日 志賀高原
大木に絡んでいるので、ツルアジサイかと思って近づきましたが、イワガラミ のようです。
以上でアジサイ関係を終わります。
次をお愉しみに。