NJの山花旅

山花旅の写真が多数。環境問題と歴史、時事も加えます。

グラジオラスがもう咲いた

2006年06月30日 09時40分21秒 | ◎マイガーデン 
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屋上ガーデンで先ほど5種を写しました。
グラジオラスがもう咲きました。植えっぱなしなので早いのでしょう。
あやめ科 グラジオラス属 アフリカ中南部原産


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ルドベキア
日当たりの良い屋上で株が育ち、たくさん咲く様になりました。



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アジサイ



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マツバギク



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キキョウ
秋の七草のキキョウ(万葉集のあさがお)は早くから咲いています。早咲き種が主流になっています。
困ったのはいけばなの先生。専門家に頼んで秋に咲くキキョウをつくってもらい、出回っているとか・・・

水郷佐原のハナショウブ(4)エピローグ

2006年06月29日 09時18分55秒 | ◎花賛歌-バラ・蘭・花菖蒲・蓮等
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千葉県香取市 水郷佐原水生植物園 2006.6.12



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手前はシャスターデージー
アメリカの著名な育種家、ルーサー・バーバンクが改良した純白色の美しいキク属の植物で、フランスギクとクリサンセマム・マキシム、ラクストレー、などにハマギクなどを交配して育成したもの。カリフォルニアのシエラネバダ山脈シャスタ峰の雪にちなんでシャスターデージーと名付けられた。

ハナショウブを十分に堪能しました。潮来と佐原に感謝。
気の毒なのはハナショウブさん。アヤメ園とアヤメの名をつけられています。


ケシの花と虞美人のこと

2006年06月27日 10時18分54秒 | ◎花賛歌-バラ・蘭・花菖蒲・蓮等

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かんちゃん撮影のヒナゲシ
千葉県安孫子市在住の友人かんちゃんは毎週土曜に随想を多数へ発信しています。
まとまると本にします。先週はケシの写真一枚と文を寄せてくれました。
最近は中国語の学習にも熱心です。先日のオフ会は古希記念となり、杜甫の古希の詩を中国語で読み上げてくれました。
私の写真を付録にして文も紹介し、ケシに思いを寄せることにしました。


お早うございます。日本のサッカーの季節はむなしく終わってしまいました。
4年後に捲土重来を期しましょう。

雛罌粟(ひなげし)

 6月はじめのある日、散歩に出て、おなじみの柏あけぼの山農業公園に出ました。思いがけないことに、オランダ風車の回りに、赤やピンク、そして白い花びらの可憐な花々が咲き乱れていました。特に目に鮮やかだったのは赤い花ですが、その花びらの色は深紅、人の手では絶対に出せないような神秘的な色合いでした。

 後から管理事務所に電話をしたところ、係員は「ポピー、ひなげし(雛罌粟)です」と教えてくれました。

 「ひなげし」といえば、香港から来た、アグネス・チャンのデビュー曲を思い出します。この歌は当時アイドル歌手のアグネスにぴったりの歌でした。

また、ひなげし(ポピー)は英国では特別な花で、「Poppy Day」といえば、11月11日前後の日曜日を、またの名をRemembrance Sundayといって、人々は胸に赤いケシの造花を付けてつけて、無名戦士を偲ぶそうです。(季節が合いません。同じ花なのでしょうか?)

 ところが、図鑑を見ていてびっくりしたことがあります。私は知りませんでしたが、ひなげしは中国名を虞美人草というのだそうです。ここで、私のこの花に対する印象ががらりと変わりました。

 「虞美人草」といえば夏目漱石の小説を思い出します。私は中学生の頃、ラジオで、徳川夢声が朗読する「虞美人草」に憧れていました。紫の好きな、誇り高い主人公の女性が、恋の果てに、毒を仰いで自殺する話に強烈な印象を受けたのです。(色が違います。漱石の思い違いでしょうか?)

 高校では漢文に虞美人が登場しました。史記の漢楚軍談の中で、秦を倒した英雄項羽が、後に漢の高祖となる劉邦に長江のほとり垓下にまで追い詰められ自害して果てる話です。

 このとき項羽に同行した虞美人が、項羽の後を追いますが、そのとき流した血が地に染みこみ、その後に生えてきた花が真っ赤な虞美人草だというのです。

 垓下の戦いの挿話は、また、「捲土重来」や「四面楚歌」の成語を生みました。 中国では誰もが知っている話なのでしょう。京劇の十八番であり、数年前には、「覇王別姫」という映画が公開されて話題を呼びました。

 それにしても罌粟の花は神秘的な花です。その中のどういう種類なのか知りませんが、罌粟の実からは麻薬の原料アヘンがとれるといいます。そして、原産は東ヨーロッパといいますが、漢楚の戦いは、紀元前200年前後です。そのときにはもう罌粟の花は中国にまで到達していたということでしょうか。現在の主産地はインド、パキスタンであり、南米でも栽培されていますから、この花の伝播力は大変なものです。人間の作った国境など、軽々と越えていってしまいます。罌粟の花は、毒を含んでいるが故に、人々の心をとらえてきたのでしょうか。

あけぼの山公園の雛罌粟たちは、私が見てから一週間後、すべて刈られて、後はきれいに整地されていました。後にはコスモスを植える予定とのことでした。秋口にはまた違った清楚な花が一面を覆い尽くすでしょう。



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マイガーデンのヒナゲシ(虞美人草)
欧州南部から西アジア原産。1690年頃にわが国へ渡来。
ヒナゲシの元は赤。改良されてピンク、赤紫、白、八重咲きもあります。虞美人も後を追って自決しましたが、その時の真っ赤な血の色です。漱石は紫と考えたのは何故でしょう。ケシの中には紫の花もないわけではありません。



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立川市昭和記念公園にて
アイスランドポピー けし科 けし属 花はオレンジ、黄色、白
シベリア アジア大陸北部原産 (シベリアヒナゲシ)
2006.4.23 sony F828、 f26.8mm、 F4.0、 1/100



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アイスランドポピー
群馬フラワーパークにて



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昭和記念公園にて
キンギョソウに似たリナリアが競っています。



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カリフォルニアポピー・花菱草 群馬フラワーパークにて
けし科ですがケシ属ではありません。
スカイブルーは北米原産のネモフィラ



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花菱草

他に道端で貧弱に咲くのはナガミヒナゲシです。長実雛罌粟

大きな花を咲かすのはオリエンタルポピー( 鬼げし・大げし)です。

禁止されているのは何種類かあります。一般に栽培されているものとは異なりますが、たまには栽培して通報される人があります。

webで説明を探しました。

法律によって栽培や所持が禁止されているケシがあります。植えてよいケシは葉に毛があり、葉の基部が茎を抱いていません。オニゲシやヒナゲシなどです。しかしオニゲシにとてもよく似ているハカマオニゲシは栽培が禁止されています。注意してください。オニゲシとハカマオニゲシの見分け方は、ハカマオニゲシはつぼみや花の下に小葉がありますが、オニゲシには小葉がありませんので少し注意して観察してください。
 阿片法によって栽培が禁止されているケシは葉に毛がなく茎を抱いています。また葉の表面が白っぽいため一見キャベツの葉のようです。

また「白く咲くのは百合の花、赤く咲くのはケシ花」と歌謡曲で歌われているためかケシの花は赤いと思っている方が多い様ですが、白い花もあります。白い花は「一貫種」といって日本で育種されたものです。赤系統のものは「トルコ種」、その八重種は「ボタンゲシ」といわれています。また種類は異なりますが花や果実が小さい「セチゲルム種」もあります。以前、愛知県の渥美半島で野性化したこともあるため「アツミゲシ」ともいいます。これらは禁止種です。

水郷佐原のハナショウブ(3)

2006年06月26日 09時53分35秒 | ◎花賛歌-バラ・蘭・花菖蒲・蓮等
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水郷佐原水生植物園 2006.6.12
茨城県潮来から利根川を渡ると千葉県の香取市です。

ハナショウブは野生のノハナショウブが元になっています。

宮崎市の観光ホームページから説明をお借りします。

花菖蒲の育種改良が盛んになったのは、今から約200年前江戸時代の後期、寛政年間(1790~1800)頃からです。
特に精魂を傾けたのは、花菖蒲の父といわれる幕府の旗本、松平左金吾(菖翁)で野外向きの群生美がすばらしい江戸系花菖蒲をつくり、わが国花菖蒲発展の基礎をつくりあげたのです。




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その後天保年間(1832~1843)に肥後藩主細川斉護候は、江戸参勤交代の折、菖翁に花菖蒲の分譲を懇願し、「花連」(のちに満月会)に室内で鑑賞する鉢づくりとして品種改良させ門外不出の厳しい掟のもとに秘蔵の肥後系花菖蒲をつくったのです。
これを広く一般に普及させたのは昭和のはじめ横浜で衆芳園を開業した西田信常(満月会)などによるものです。



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同じ天保年間に伊勢松阪において紀州藩士吉井完五郎も独自で品種改良を行い肥後系の男性的な花菖蒲とは対照的、優美な姿で女性的な伊勢系の花菖蒲を作ったのです。
このようにして江戸時代に武士階級において品種改良された花菖蒲はやがて私たちの間でも栽培されるようになったのです。

このように日本の園芸文化の歴史を知る上でたいへん貴重な存在といえる花菖蒲を宮崎市の花として昭和43年9月21日指定し毎年5月下旬から6月上旬にかけて「はなしょうぶまつり」を開催しております。

水郷佐原のハナショウブ(1)

2006年06月24日 07時07分54秒 | ◎花賛歌-バラ・蘭・花菖蒲・蓮等
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潮来から少し戻ると水郷佐原水生植物園があります。
駐車は無料ですが入場は700円。良く整っています。品種の解説や
アヤメではなくハナショウブであることを詳しく看板で解説しています。
潮来は水戸光圀があやめと詠んだので、あやめ園と呼び、こだわっているようです。
2006.6.12 sony F828、 f51mm、 F5.0、 1/250



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舞台づくりも上手です。



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品種をそろえてあります。



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ハナショウブのことが勉強になります。
読みにくい方は一度保存し、拡大してお読みください。



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整然とした美しさ。

フィレンツェの旅

2006年06月20日 10時49分23秒 | ■旅・吉野・伊豆箱根・米国・欧州など

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友人のMさんが去る5月中旬にイタリアを旅しました。
6枚の写真を送ってくれましたので、了解のもと、アップします。
イタリア北部トスカーナ地方もすばらしいところです。歴史上の有名人を多数輩出しています。
ピサの斜塔



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フィレンツェ ベッキオ橋  ウフィツィ美術館の回廊から撮影





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ウフィツィ美術館と手前がアルノ川。 カヌー艇庫は美術館の地下にある。昔は厩舎であった。



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ブオンタレンティのグロッタ(グロッタは洞窟の意味)ボーボリ庭園内にある。
「グロテスク」の語源となったと解説にあり。



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ミケランジェロ広場からのフィレンツェの夕景



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トスカーナ地方は有名なキャンティワインの産地。サンジミニャーノの宮殿の塔から撮影

潮来のハナショウブ(3)前川あやめ園

2006年06月15日 09時51分53秒 | ◎花賛歌-バラ・蘭・花菖蒲・蓮等
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ハナショウブは野生のノハナショウブを改良したもの。
アヤメとは別種です。潮来では昔からアヤメと言っています。やはり観光客で知っている人は、アヤメと違うと言っていました。
後ほどアップする佐原のほうは、正しく解説看板を出しています。
昨日は原宿の明治神宮前を通りましたが、花菖蒲という大きな看板を出していました。



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改良された豪華なハナショウブです。




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平日ですがバスなどで観光客が多かった。



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板道を渡り鑑賞します。

ハナショウブ・都会の屋上で増え続けています。

2006年06月12日 07時43分37秒 | ◎マイガーデン 
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一昨日は久しぶりの好天でした。屋上ガーデンのハナショウブが
一気に開きました。乾燥気味の屋上で夏の猛暑に耐え、
株が増え続けています。どなたかに差し上げないと溢れてしまいます。



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なぜか白花の繁殖力が強い。横の桜草が侵略されそうです。



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ハナショウブとアヤメの区別はつけやすい。
潮来では今、あやめ祭りの真っ最中です。アヤメはかなり前に咲き終わっています。明らかにハナショウブです。あやめとも言うのですね。
以前、菖蒲さんという女性にお会いしました。読み方は、あやめさんでした。


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イタコトないので、これから潮来へ行こうと思っています。

戸隠花便り(6)戸隠から白馬へ

2006年06月10日 09時41分58秒 | ▲自然・野尻湖・妙高・戸隠
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戸隠山よさようなら
2006.5.28 午前6:04、 sony F828、f19.4mm、 F3.5、 1/60



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山道をくねくね走り白馬村へ。
雪の白馬連峰を撮りたくて走りました。時々の雨模様。
反対側のスキー場からの景色です。
あぶらな科の黄色の花が賑やかでした。



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突然雲の切れ目が輝きました。白馬鑓の中腹です。



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レンゲツツジが鮮やかでした。



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仲良し道祖神