今日は9/9(金)の読売新聞に掲載されていた記事を紹介
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全体的に親子の関係が緊密になった。少子化に加え、社会全体が豊かになったことで、若者の自立が遅れている事情も影響しているだろう。親の関与を当たり前に受け入れている若者が増えた。アメリカでも、過保護な親や大学にいろいろ要求する親の出現が話題になって、「
ヘリコプターペアレント(※)」と呼ばれている。(中略)
昔は、大学に行かせれば、黙っていても良い就職口が期待できた。ところが、今は就職難で、そうはいかない。子どもの教育や就職活動が気になるのは当然だ。
※
ヘリコプターペアレント
上空を旋回するヘリコプターのように、常に子どもを見守り、何かあると手を差し伸べる親を指す。先回りして子どもの世話を焼く親は「カーリングペアレント」「芝刈りペアレント」と呼ばれる。
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就職活動の
「時事問題」の参考になれば...と思って眺めていたのですが、高校生にとっても、専門学校生にとっても、川上さんを含めた保護者の立場にあっても、考えさせられる記事ですよね
■高学歴からの就職が
ままならなくなった。
■保護者が先回りが、子どもの
自立の妨げになりかねない。
■その保護者からの愛に甘んじ過ぎていると、いつまでも
親離れできない。
男女雇用機会均等や年功序列制度の崩壊など、ちょっと前まで当たり前にあった日本の就業体系が崩れてきている中、その“ちょっと前”の体系に妄信してしまうところもあるので、感覚的なズレが生じてるんじゃないかなぁ...って思います。しかも、人って...、
■
ゆるい方(楽な方)に流れやすいし、
■
自分の価値観を押し通したいと思っちゃうし、
何より、
■
自分自身が(最終的には)一番かわいいと思っちゃうし...(川上さんもその傾向が強いかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
)
とはいえ、どの大学でも、もちろん
八文字学園でも、入学した学生には、社会に出てから苦労しないで欲しい(そのためのスキルを学んで欲しい、人間的な成長を育んで欲しい)と思っているし、その前に、しっかり社会で羽ばたける(就職のことですね)ように支援しています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/etc_school.gif)
今の川上さんは教壇から離れて、いろんな角度から全体を見渡す立場にいますが、教務の現場にいた頃は...、
■ここまで声かけして、根回しして、社会に出てから自立できるのだろうか? とか、
■就職先の選定を(川上さんが)して、入社後うまくいかなくなった時に「
先生に言われて入った会社だから...」と逃げ道を作ってしまわないか?
などと考えることもありました。そんな川上さんの気持ちを知ってか、知らずか...、この記事の筆者は、最後にこのようにまとめています
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親には、わが子だけではなく若者全体の成長を見守る視野を持ってほしい。今の学生は親にも大学にも面倒を見てもらうようになり、それを当然と思っているが、社会に出ればそうはいかない。もっと自立してもらう必要がある。