八文字学園・企画広報室の川上ですm(..)m

八文字学園のこと、進学のこと、はたらくってこと、etc...。川上のひとり言をちょっと聞いてみませんか?

グサッ!! カチン!! ポキン!!

2015年04月07日 08時15分03秒 | ひとり言
心がグサッと感じたとき、言われてカチンときたとき
得てして的を射ていることが多い


こんな話を小学校の教壇に立っていた時も、水戸電子の教壇に立っていた時も
受け持った生徒たちに話すことがありましたが、
久しぶりに、これと似た感覚を受けたコラムを、今日は紹介します


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いきなり鼻っ柱をポキンと折られた心地がした。
当時の(東京芸術大学)学長は入学式の式辞で述べたという。
「おめでとう。入学した170人は磨けば光る原石である。このなかから一つか二つ、美しく輝くような宝石のような芸術家が生まれれば、それでよい。ほかの168人は宝石を磨く手伝いをせよ」
裏方には裏方の喜びとやりがいがあるとはいえ、磨く手伝いをするよりは、誰しもみずから輝きたいのが人情だろう。
桜前線の北上とともに入学式の季節がつづく。
結果は勘違いに終わるとしても、根拠のない「われこそは」の自負も青春の特権である。
勘違いのほろ苦い修正ならば、あとで幾らでもできる。
志す分野は何であれ、ポキンはまだ早い。宝石になろう。


平成27年4月7日 読売新聞「編集手帳」より

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専門学校は目指す職業への最短ルート
こんな話を、ガイダンスやオープンキャンパスでお話しします
でも、中には、その業界に就職できたものの、
自身のイメージ通りの業務ではないと感じる人も、決して少なくないのでは...とも想います
入学式って、夢や希望が語られることが多い中、
敢えてこの日に、現実を突きつけた学長の式辞には、
その場では、解釈や理解が難しかったとしても、大きな意味を持っているのではないかと想います

社会人となるみなさん
みなさんが関わる業務のすべては、お客様に向けられるもので、その業務に優劣はつけられません。
まずは、与えられた業務をしっかりこなして、徐々に自分の居場所を見つけ出してください
(それが自身の望む場所だったら最高ですね

この春に入学を迎えるみなさん
光り輝く「宝石」を目指すと同時に、その「宝石」になる過程も大事にしてください
過程を大事にするということは、
必要となる技術・知識だけでなく、業界全体が見渡せるということ
その感覚がきっと、社会人になった時に、役に立つものだと想いますよ