八文字学園・企画広報室の川上ですm(..)m

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花巻東高の大谷翔平選手の動向について一言(ちょっと長文です)

2012年12月11日 17時26分24秒 | ひとり言
タイトルは「大谷翔平選手の動向」って書いたけど、今回川上さんが触れたいのは“むしろ”周囲の大人の言動

ドラフト前にメジャー行きを宣言していた大谷選手が、日ハム入りについて懸念していたのは「周囲への配慮」だったように思います。
・メジャー行きを宣言したために指名を回避した球団への配慮
・ここにきて日ハムに寝返ったら、家族や高校などにどんな仕打ちが起こるのか
(実際、日ハム入りを表明する前には、数多くのクレームが寄せられていたようです)

だからこそ、栗山監督との会談での質問項目には「日ハム入りを決めた場合の影響」が掲げられていたようですし、栗山監督からも「指名したのは日ハムの責任(“寝返った”と思われても大谷選手が責任を感じる必要はない)」とのコメントがありました。

でも、実際は...

楽天の星野監督が、大谷選手に責任はないと前置きをしつつコミッショナーに制度に関する苦言を呈した
という記事がスポーツ紙等の一面を飾ることに。

そして、先日のラジオでは楽天の野村克也名誉監督(前監督)が
「あの18歳の若造がね。日本の伝統ある野球をなめてる。いいかげんにせぇって思う」
と発言していました。

どちらも野球界においては影響力が絶大。そんな重鎮がこのような発言に至る...これこそが大谷選手が恐れていたことなんじゃないかなぁ...って川上さんは思います
重鎮が語れば、にわか野球ファンまで語るようになっちゃうでしょその数が膨れ上がれば...自身のみならず家族や高校に数多くのクレームが届くようになり、心優しい大谷選手にとって苦痛以外の何者でもなくなってしまう訳ですよ

星野さんは「大谷選手に責任はない」と前置きしたようですが、それならどうして、まず直接コミッショナーと対峙しようとせず、マスコミの前で発言したのでしょうか?マスコミの前で語ったところで、制度は変わるのでしょうか?制度を変えたいのであれば、コミッショナーと膝を突き合わせて論じ合う必要があったのではないでしょうか?大谷選手がきっかけとなっている以上、どんな“前置き”をしたところで、視線はどうしても大谷選手に注がれてしまうはず

野村さんに至っては、結局何がしたかったんだろう?というのが川上さんの感想日本でしっかり成長して、それからメジャーでも遅くない...というのが日本プロ野球界の一般的な考え方のように川上さんは感じていたんだけど、この発言をしちゃうことで、大谷選手に何を伝えたかったんだろう?一回(メジャー入りを)宣言したんだから、メジャーに行けとでも言いたかったのかな?

夢を抱く若者を応援し、サポートするのが大人の役割なんじゃないかなぁ...って思います。野球をやる以上、世界最高峰を目指したい高校生として至極当然の“夢”なんじゃないかなぁって川上さんは思うんだけど、みなさんはどう思います?それに対して「野球をなめてる」なんて言われちゃったら、若者は夢も目標も持てなくなってしまう

今回の問題は“野球界”にとっては大きな問題なのかもしれません。でも、大谷選手は自身の夢を語っただけだし、リスクを承知で大谷選手を指名した日ハムは賞賛されてしかるべき(指名回避した球団は、勝負から“逃げた”だけに過ぎないのでは?)。...であれば、大人が取るべき行動って、マスコミの前で胸張って批判するのでなく、その若者が次の環境でのびのび生き生きと活躍できるように配慮することなんじゃないかなぁ...って思います。

若者が夢を抱きにくい今日...。
それは社会や経済状況だけが原因ではなく、若者が活躍できるfieldを提供できない大人にも原因があるのでは...そんなことを感じて止まない川上さんなのでした