60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

東日本縦断 北部 2017( 1 )

2018年03月11日 | 北日本


 8/23 14:00出発、晴。
 暑い中を出発、給油して定番の舞鶴コースを北上、三田で県道(k37)に乗り小柿の集落を
通過して山間に入ると雷鳴が轟き前方には白いベールが垂れ込める。雨になるかと思って
いるとすぐに大粒の雨が降り出す、雨宿りの場所を探しているうちに全身ずぶ濡れになる、
閉館中の陶芸ギャラリーの玄関先で5分程雨宿りをすると雨雲は通過、再びk37を進むと
木の枝から落ちる水滴が雨より始末が悪い。篠山市に入ると路面には水溜りが出来ており先
程の雨はかなり強かったようだ、スリップに注意して慎重に進む。k12に乗り換え古坂峠を
下る、路面はかなり濡れており速度を押さえて下る。R173に乗ると更に北上、雨の痕跡は
全く無い。今日のR173は交通量が若干多いようだ、京都府に入り快走すると道の駅瑞穂で
休憩、気温は31℃、利用者は少ない。すぐに出発するとR9を渡り更に北上、やはり交通量
は何時もより少し多い、綾部の質山峠では27℃の気温だったが山家からf1に乗り北上した
大町では再び31℃を表示して蒸暑い。f51に乗り換え菅坂峠を越える、気温は27℃で交通
量は若干有る。東舞鶴市街に入るが交通量は少なく信号もスムーズに通過、何時も通り
スーパー フクヤで発泡酒を購入して舞鶴FTに到る。神戸№125ccのスクーターが停まっ
ている、サイドバッグも付けておりかなりのベテランのようだ。乗船手続きをして戻ると
ライダーが戻っている、北区筑紫が丘の70代男性、一ヶ月掛けて北海道を回るとのこと、
今回でツーリングを卒業するつもりとか、話をするとやはりかなりのベテランだ。23:00に
駐輪場に行くとバイクは25.6台、車は50台程度でキャンピングカーは無、翌日判明した処
によると乗船客は145名でこの時期では珍しく少ないようだ、バイクも車も例年の半分だ
から納得。23:30乗船、船室は5名、出航は15分遅れの0:05。

 8/24 曇。終日ダラダラと過ごす。20:20車両甲板に降りる、20:40下船。港湾道路を
走りローソンに寄った後BH大幸に、全くルーチン通りの走行。

 8/25 7:35出発、曇。
 7:00に出発するため積込み作業を終え、着替えをすると雨が降り出す、かなり強く降る、
様子を見ていると30分も降り続く。ようやく雨が上がり出発、通勤時間帯に入り交通量は
多い、港湾道で港やイオン前を走る、今日は豪華客船ダイヤモンドプリンセスが停泊して
いる。R5に乗ると交通量は多いが意外と走り易い、路面が濡れているためどの車両も速度
を出していないからか。銭函からR337に乗り換えると大型車やトレーラーが加わるが
コースが広くなり走り易い、花畔ICからR231に乗り換え北上。石狩川を渡ると交通量は
何時ものように減少、八幡を通過して久し振りに北上を続ける、望来附近で雨がパラつき
身体が濡れるが空が明るいため走り続ける、10分程で青空が出て来る、今回も天候の急変
への読みで苦労しそうな予感。海岸線に出て厚田で給油して休憩、下松№ベンリ―CD125
の若いライダーと話す。再びR231を行く、浜益から雄冬へと幾つもの長いトンネルで通過
して増毛に向かう、交通量は少なく走り易いが雲が多く景観は今一つ、後方からの風に押さ
れて意外に速度が出る。増毛市街に直進して港を通過すると再び段丘上のR231に乗る、暑
寒別の山塊が美しいコースだが雲が多く見えない。留萌からR232に乗り換え更に北上、景
観は良くないが晴天で心が弾む。快走して小平を通過しトンネルを抜ける、何時もなら左前
方の海上遥かに利尻が見えるが今日は雲が漂うばかり、少し走ると道の駅で休憩。昼時で駐
車場は混み合っておりバイクも10数台停車している、すぐに若い女性ライダーから「私も
神戸北区です」と声を掛けられる、山の街の女性で予定は一週間で道北を中心に走るようだ、
今日は手塩まで行き徒歩宿に宿泊してその後は浜頓別・名寄と巡るそうだ。もう少し話を
続けたいところだが今日は先が長い、先に出発してしばらくするとピンク№で黄色の
スクーターが追い越して行く。交通量は少なく快調に北上して羽幌に到りコープさっぽろで
食料を購入、駐車場で荷造りをしていると通りかかった店スタッフから「お気をつけて」と
声を掛けられる。更に北上して初山別に到り御崎台のキャンプ場に到着、利尻はやはり此処
からでも見えない、駐車場に柏№のバイクが一台で傍にテントが一張、若いライダーに挨拶
をして水場の近くに設営、彼の話によると今朝は出発間際に強雨に襲われ雹まで降ったとの
こと。夕方までにライダーは10名ほどやって来る、夕方道の駅に出掛けると下松№の
ライダーと再会、キャンプ場に誘うが彼は出発以来雨に祟られ何度も酷い目に遭い屋根の
無い処での幕営は嫌になった、今日は稚内港の防波堤ドームに設営するとのこと。夕方から
風が強くなりテントで過ごす。

 8/26 9:15出発、曇。
 昨夜は一晩中風が強くシートが鳴る、21:00頃は外に出ると満天の星空だったが夜半から
時折雨が降る。5:30にテントを出ると雲の切れ間に青空が見える、利尻も薄いシルエットで
見えている、しかし6:00頃になると雷鳴と共に雨が降り出し強風も吹く、シートを押さえ
て30分程すると雨は上がる。しかし黒い雲が次々と流れる、テントの撤収は少し様子を
みる、空模様を見ながら他のライダー達と話す。雲は多いが青空も見えて来たので8:00頃
から撤収開始、柏№に挨拶をして出発、R231に乗ると追い風に押されて快走。遠別市街を
通過して北方を眺めると黒雲が垂れ込め雨が降っている、東には青空が広がっている、歌登
に向かうつもりだったが少し経てば北方も晴れそうな様子なので上遠別を往復することに
する。遠別市街に戻り給油した後d256からd688に乗る、水田を走り共栄を過ぎると蛇行
する遠別川を何度も横切り林間を行く、川は濁流となり流れは早い。深い樹林帯を行く、交
通量はほとんど皆無、工事や除草関係者の車両を見掛けるのみ、キタキツネには10数匹
出会うが。

d688行止り


d688行止り


 行き止まりまで走ると往路を戻る、遠別に後10分程の処で雷鳴が轟き雨も降って来た、
近くの納屋にバイクごと避難。通過するトラックの運転手がこちらを凝視して行く、持ち主
に連絡した様だと思って待っていると5分後に乗用車で中年の男性が遣って来た、事情を説
明して雨宿りをお願いする。20分後空が明るくなり出発、遠別に戻り北方を眺めると晴れ
て来る様子、兜沼に向かう。遠別港から開拓農道を北上、もちろん他には一台も走って
いない、海からの風は強く海岸沿いコースには打ち寄せる波が霧となって流れ込み、手塩に
到ると前方には黒い雲の壁が利尻から豊富に掛けて垂れ込めている。このまま雨の中に突入
する気はしない、手塩から往路を戻り遠別で食料を購入する、向かい風を押して初山別に
戻ると再び御崎台に設営。サイトは土曜日で地元の家族連れキャンパーが多い、その他に
道外№車中泊の連中が駐車場を占拠している、もう少し遅いと駐車スペースが取れないかも、
夕方やって来たライダーは多数が引き返して行った。

 8/27 7:30出発、晴。
 雲は多く風も強いが晴天、しかし利尻は今朝も見えない、歌登に向かうかそれとも道北を
諦め南下するかと迷いながら出発。キャンプ場からR232に出た処で思い切って左折して北
上、天気が好天すれば兜沼かクッチャロに向かうつもりで進む、しかし遠別に到るも利尻は
見えない。セ―コマに寄ると岡山№リトルカブ50が居る、20歳ぐらいの女性ライダーで稚
内に向かうそうだ、開拓農道入り口まで案内した後オホーツク側に出るべくd256を東進。
雲は多いが昨日のような驟雨に襲われる気配は無く涼しい風が吹き好天、交通量皆無の
d256を快走してd119に乗り換える、d119も交通量はほとんど無い。佐久でR40に出合い
乗り換える、今日は国道も交通量は少ない、日曜日で工事関係車両などの大型車が走って
いないからか、快走して道の駅音威子府で休憩。ここまで走ってくる間に道北は諦めが着い
た、西興部に向かうつもりだが今度は南下コースに迷う。R40を南下すれば昼過ぎには
キャンプ場、しかしこれではつまらない、快走日になったので走りを楽しみたい、オホーツ
ク沿いを南下することにして枝幸を目指す。R275を北上、樹海の広がるコースは若干の乗
用車が行き交うのみの快走路、天北峠を越えて小頓別に下りd12に右折、交通量はもちろん
皆無で一台に出会ったのみ。歌登の市街を走り抜けd12を更に東進、この区間も今日は交通
量が少なく出会った車は数台で追い越されたのは2台、開拓農道に乗り換えR238に出合い
道の駅岡島で休憩、駐車場には数台のみで空いている。R238に乗り海沿いを南下、大型車
は全く走っておらず交通量は少ない、オホーツクは波穏やかで水平線まで青い、白波が打ち
寄せ茶色く濁った日本海とは大違い。時々出会うライダーと挨拶を交わしながら快走。
道の駅雄武で休憩して更に南下、沢木で西興部の案内に従いd883に右折。すぐに丘陵への
上りとなり牧草地帯から林間を抜けると丘陵上の開けた牧草地帯に出る、見晴らし良好な
コース、丘陵上を少し走ると林間を下る。トウモロコシ畑に下り少し行くとR239に出合う。
宇津の小集落を通過してR239を快走、西興部に到る。村興し祭りが開催されており
キャンプ場は半閉鎖、隅に設営して温泉に行く。

 8/28 7:30出発、曇。
 雲は多いが時々薄日が差し蒸暑い、本別に向けて出発。すぐにシールドに水滴が付き不安
になるがすぐに止む、上空には暗い雲が広がり前途不安。d137に乗り瀬戸牛峠に急登して
人の背丈に成長したトウモロコシ畑を緩い勾配で下る、前方の南の空は明るい。ほぼ直線に
南下する快走路で数台の乗用車に出会ったのみ、気温が下がったのか寒い。札久留峠に
かなりの勾配と小カーブで上り滝上町に入る、穏やかな勾配で樹海を下りd61に出合い乗り
換える、色付き始めた蕎麦畑を東に快走して道の駅滝上で休憩。R273を少し東に進み濁川
でd137に乗り南下、d617の分岐で中立牛の案内に従い左にカーブ、かなりの勾配で山間を
東に向かう、市境の峠を小さなトンネルで越えると紋別市に入る、2車線の道々だが交通量
はもちろん皆無。中立牛に下るとd306と合流して少し北上、小集落でd306と別れ更に東
進。トウモロコシ畑を行くとかなりの勾配となりアップダウンを繰り返し快走、途中で1台
の乗用車とすれ違ったのみ、気温は低く寒さで全てのファスナーをしっかり締めても鼻水が
垂れて来る。峠を越えて下るとd305に出会い乗り換える、d305は金山峠に向かって勾配を
上る、交通量は工事用大型車が走り少し有る、2km弱のトンネルで峠を越えると一息に
下り丸瀬布でR333に出合う。乗り換えて東に向かう、旭川紋別道がこの区間は無料開放で
R333の交通量は少ない、緩い下りと後ろからの風に押されて快調に進む、気が着くと50km
近くまで出ていることも度々、メーターとミラーを絶えず睨みながら快走。瀬戸瀬を通過
すると自動車道を降りた車両が加わり交通量は増加する、薄日が差しているが気温は18℃。
少し進むとR242と合流して南下、すぐにR333が東に別れて行くとR242で更に南下、交
通量は少なくトウモロコシ畑を快走。生田原を通過すると山間に入る、穏やかな勾配を
しばらく進むと金華峠を越える、峠から少し下ると金華で常紋方面への案内に従い林道に
乗り入れる。入り口付近は堅く締まった未舗装だがすぐに泥濘となりハンドルを取られる、
泥濘を何か所か通過して暗い林道を進むとジャリダートになりタイヤを弾かれながら走る。
右下の林の中に鉄道施設が見える、入り口を探して更に進むと峠を越えて下りとなる、
ジャリダートの緩やかな下りだが引き返したくなって来た、もう少し先までと進むと開けた
場所に出る。石北本線の線路を見下ろす絶好の撮影ポイント、札幌№軽自動車が停車して
近くで撮り鉄の若者がカメラを構えている。信号所の場所を尋ねると既に通過している、
入り口は施錠されておりバイクでは無理とのこと、先程見えた鉄道施設の処だ。

常紋峠


 往路を戻り峠を少し下ると施設への入り口、施錠され立入禁止の案内、徒歩では少し
掛かる距離、今回は時間を取り過ぎたので信号所訪問は断念。R242に戻り少し下るとR39
に出合い合流、左折するとすぐに留辺蘂市街に到りR242で南下する。R242は整備された
広いコース、交通量は極僅か。市街を出るとかなりの勾配で丘陵地に上る、市境の峠を
越えると置戸町に入り目の前には波打つ丘陵地に牧草地や豆畑が広がる、長い下りを進み畑
地を快走して置戸に到る、市街地を北から西に巻いて林間コースでパスすると更に南下、
R242は林間の穏やかな上りで交通量はかなり少ない、置戸から路面状況が悪くなり継ぎ目
の凹凸が不快。池北峠を越えて樹海を穏やかに下ると変化の無いコースを延々と走る。陸別
に到り給油、陸別から交通量は多くなる、牧草運搬車など大型車も多く後方チェックは怠れ
ない、午後になり気温が上がったのか寒くは無い。足寄を通過して畑地のほとんどフラット
を進む、速度が出過ぎないように絶えずメーターを確認しながら快走、本別で食料を購入
して静山に到る。今回は奥の水場近くに設営、夕方気付くと旭川№の見慣れた黒の乗用車が
駐車している、馴染みの夫婦のようなので出掛けて挨拶。車中泊をしている同年の広島の男
性と少し話す、しかし夕方には出発していた。

 8/29 雨、雨天停滞。
 雨は未明から降り出す、強くは無いが長引きそうな雨、蒸し暑く身体がべたつく。6時頃
に起き出すが出発は無理、停滞と決める。10時頃に雨が上がると若いライダーが遣って
来る、雨の中を佐呂間から走って来たとのこと、寝屋川市のM氏で大学三年とのこと、
一緒に他の幕営者と話した後11時過ぎに揃って食料購入に出掛ける。M氏の他の幕営は京
都の82歳ライダー、和泉の70代ライダー、旭川の夫婦。



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