04/04 7:25出発、晴。
今日は馬渡島に渡る、気温が上がるようだが北風が強くオーバーズボンを着用
して出発。k23からk340で呼子に向かう、k23は通勤時間帯で交通量は多く、
コースは狭く路肩に余裕はない、流れに乗って進む。k340に乗り継ぐと後続車
は皆無に近い、ほとんどの車両はk23で名護屋方面に向かった、k47とR204を
少し走り呼子港に到る。市営駐車場の係員に乗船場を尋ねて対岸の浮き桟橋に
向かう、桟橋に到ると前方から昨日の白い船体がやって来る、バイクを後部甲板
に積込み出航を待つ。定刻に出航する、他の乗客は電気工事人風の中年男性1人、
晴天で穏やかな海が広がっているため後部甲板で風景を眺めて行くことにする。
呼子大橋
郵正丸
名護屋に寄港すると4人の若い釣り人と中年の検査員風男性、竹杖を突いた老
人が乗り込む。名護屋出航後少し走ると突然速度が上がる、30ノットぐらい
出ているかと思ったが船員に確認すると20ノットに届くかどうかとのこと、海
面が近いため物凄い速度に感じるようだ。そして外海に出ると大きなうねりと
波に翻弄される、小さな船は船首が持ち上がり飛跳ねながら航行しているようだ、
ピッチングはそれほどではないがローリングは激しく立ち上がると海に放り
出されそう、流石に荒海の玄海灘、波頭は白くなっている。船酔いを案じて遠景
を眺めながら大人しく座って行く、こんなことは久し振りだ。名護屋から25分
の航海で馬渡島、上陸しても案内板も無くどちらに行けばよいか不明、時計回り
に走ることにして先ずは防寒具を脱いで出発。港から出た処に古く判読困難な案
内図が有る、酒屋や漁協事務所が有り案内図では郵便局や駐在所も有り此処が
島の中心らしい。案内図に従い軽自動車が精一杯の狭い坂道で小中学校方向に
向かう、学校から反時計回りで教会を目指す。コースは当然狭く林の中を行く
ため景観は悪い、案内表示は無く人家も稀、とにかく上に向かうコースを選び
しばらく走ると十字路に出合う、さあ困ったと周囲を見回すと幸運にも同年輩の
男性が右手から歩いて来る。教会は左折して少し上に進むと右手に在るとのこと、
教示に従い左折して上るとすぐに林は途切れ右手に教会が見える、御堂教会は
旧紐差教会を移築した明治の建造物。
御堂天主堂
御堂天主堂
御堂天主堂
教会から元の道に戻ると更に勾配を上る、この付近は集落のようで林の中に民
家が点在している、少し進み下りに掛かると右手に海岸沿いを下る道路が分岐、
あまり利用されていない様子だが一車線半で海岸沿いを時計回りで行くコース
のようだ、右折して崖の壁面に付けられたコースだが海は見えない、その上右手
の崖から多数の石が落ちている、こぶし大から中には子供の頭大まで散乱して
いる、とても避け切れたものではない、しかも左右から灌木の枝が覆い被さり
走る気が失せる、教会近くの十字路に出そうなのを確認して引き返す。元の道路
に戻ると再び上りとなる、少し上ると番所の辻との古い案内板に従い右折して細
道を上る、先程では無いが走り辛いコース、この島のコースは不思議と海は
見えない。しばらく上ると小さな駐車場に出る、頂上までのコースもバイクで
上れそうなので乗り入れる。頂上が番所の辻で素晴らしい景観で全周が見渡せる、
先程上陸した港も見下ろせる、しかし靄で遠望が利かず残念。
番所の辻から
往路を戻ると元の道を進む、今度は下りとなりキャンプ場への入り口を探して
慎重に進む、馬渡館前を通過して下ると民家が点在して更に進むと海岸に下り郵
便局前を通過して港に戻る。島内はバイクだとゆっくりと回っても1時間半程度、
しかし徒歩ではかなり厳しい、教会と番所の辻を廻ると3時間以上は掛かりそう。
キャンプ場が不明だったのでコースを逆走する、上り勾配を進み馬渡館前を通過
すると少し上に古びた案内板を発見、軽でぎりぎりのコースに乗り落石の多い山
腹の急勾配を上る、少し進むと海側に出て今度は急勾配の崖を小さなヘアピンの
連続で下るコース、もちろん落石は更に多くなっている、遥か下方にキャンプ場
が見えている、この急勾配の難路を上る困難さを考えると二つ目のヘアピンで
断念。このキャンプ場を利用するには相当の覚悟が必要だ、徒歩なら60分は
掛かりそうだし車でも大変そう。港に戻り13:00の出航を待つ、郵正丸は昼前に
戻り乗組員は昼食で自宅に戻って行ったようだ。帰路の船は往路の中年の検査員
風男性、竹杖を突いた老人の他に老婦人と同年輩の釣り師そして工事人風の4人
組。同年輩の釣り師と話す、沢山のキャンプ装備を積んだ台車を引いている、昨
日から5人で釣りに来ていた、幕営は防波堤の一部で可能とのこと。
馬渡島
名護屋でほとんどが下船して呼子では私と老婦人のみ、帰路の航海の揺れは
穏やか。呼子からR204に乗り名護屋を経て鷹島を目指す、取り敢えずは鷹島
入り口まで走り余裕が有れば鷹島を走るつもり。気温は温かく交通量の少ない
コースを快走して鷹島入り口の古保志気交差点に到る、k217に乗り丘陵地を北
西に走る、交通量の少ない快走路をしばらく走ると左手に鷹島が見えて来て鷹島
肥前大橋展望台が在る、鷹島や大橋を見下ろす絶景スポット、しかし靄が広がり
景観は期待できないのでパスして大橋に下る。橋を渡るとk109で脊梁に上り
k158に出合い左折。k158で島の南端を目指すがk158は島の中央部を走るため
海の眺めはほとんど望めない、南端に到るとすぐ目の前に松浦の街並みが見える、
此処からかなりの勾配を大小のカーブを描き海岸に下ると船唐津の小漁村。靄が
広がり眺めが今一つのため早々に往路を戻る、今回は北部の阿翁に向かうのは
パスして大橋に戻る。橋を渡りk217からR204に乗り継ぎしばらく東に走ると
k33に乗り換え唐津に戻る。