60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2012(データ 1)

2013年03月31日 | 北日本
北海道 2012(データ 1)



 日程 2012.06.25-07.24
  06/25(月) 14:05出発(44622.5)―16:00道の駅 瑞穂の里(44682.9)―16:40綾部―
     曇    17:10西舞鶴(44724.1)―17:35東舞鶴FT 17:50―17:55買物(44736.5)1805―
          18:10東舞鶴FT(44738.3)―23:30乗船(アカシア) 
           走行時間3H40M 走行距離115.8㎞  
  06/26(火) 舞鶴港0:30―21:00小樽港―21:10グリーンH 泊
           走行時間0H10M 走行距離2.8㎞  
  06/27(水) 7:50出発(44741.1)―8:55花畔(44774.4)―9:45厚田(44804.4)―
     快晴 10:55白銀の滝(44850.5)11:00―11:45給油 増毛(44873.6)―
         12:15留萌―13:00小平 鰊御殿―13:35苫前(44934.3) 泊
         13:55―14:00セイコーマート14:05―14:10サイト
           走行時間6H00M 走行距離195.8㎞  
  06/28(木) 7:25出発(44936.9)―8:15道の駅 初山別(44969.2)8:25―
     快晴  8:55遠別(44989.3)―9:50天塩(45017.2)―11:15抜海(45070.2)―
         11:45ノシャップ岬(45087.4)11:55―12:16給油 稚内(45095.7)―
         12:55 d889出合(45117.8)―13:35東浦(45142.6)―
         14:45クッチャロ湖畔(45187.0) 泊
         15:00―15:05 A-coop 15:15―15:20サイト
           走行時間7H10M 走行距離254.6㎞  
  06/29(金) 7:00出発(45191.5)―7:50上猿払―8:15 d785出合(45233.6)―
     快晴  9:00幌延(45262.5)―9:25幌延湿原C(45276.6)9:45―
          9:55パンケ沼(45282.0)10:15―10:30給油 豊富(45292.0)―
         11:25兜沼(45318.7)―11:55沼川(45334.1)―12:40鬼志別(45361.2)―
         14:00クッチャロ湖畔(45405.4) 泊
         14:10温泉14:35―14:40 A-coop 14:55―15:00サイト
           走行時間6H40M 走行距離218.3㎞  
  06/30(土) 6:55出発(45409.8)―8:10鬼志別(45452.4)8:25―
     快晴  9:35宗谷丘陵頂点(45493.3)―宗谷岬(45504.8)10:25―
         10:43給油 富磯(45514.8)―11:40沼川(45545.0)―
         12:25鬼志別(45571.8)12:30―12:55カムイト沼(45586.7)13:05―
         13:30ベニヤ湿原(45604.3)14:10―14:15 A-coop 14:25―
         14:30クッチャロ湖畔(45610.0) 泊
           走行時間5H50M 走行距離200.2㎞ 
  07/01(日) 7:35出発(45610.0)―8:05中頓別(45631.1)―8:55歌登(45659.1)―
     晴    9:35咲来(45685.7)―道の駅 美深(45702.8)10:15―
         11:09給油 名寄(45735.3)―11:45下川(45753.8)11:55―
         12:25道の駅 西興部(45775.6)12:40―休憩 10M―14:20紋別(45832.4)
         民宿 まるたけ 泊
           走行時間6H00M 走行距離222.4㎞ 
  07/02(月) 7:55出発(45832.4)―8:45湧別(45864.4)―
    曇-霧  9:30道の駅 さろま(45892.4)9:40―11:05給油 網走(45946.7)―
         11:35原生花園(45964.6)11:50―12:25道の駅 しゃり(45987.6)12:35―
         14:20中標津(46054.1)―14:50別海 コープさっぽろ15:00―
         15:10ふれあいキャンプ場(46079.0) 泊
           走行時間6H30M 走行距離246.6㎞ 
  07/03(火) 雨-霧のため、終日温泉で過ごす
  07/04(水) 7:00出発(46079.0)―8:00虹別(46120.0)―8:35給油 弟子屈(46140.3)―
    霧-晴  9:40藻琴山展望台(46172.4)9:55―10:55神の子池(41210.6)11:05―
         11:25裏摩周展望台(46221.7)11:35―13:00計根別(46271.0)―
         13:50別海 コープさっぽろ14:05―14:10ふれあいキャンプ場(46305.3) 泊
           走行時間6H20M 走行距離226.3㎞ 
  07/05(木) 6:50出発(46305.3)―8:20道の駅 ねむろ(46362.5)8:25―
    曇-晴  8:55給油 根室(46377.8)―9:35納沙布岬(46402.9)9:50―
         11:55羨古丹(46479.1)―12:20霧多布市街(46493.8)12:30―
         13:55別海 コープさっぽろ14:05―14:10ふれあいキャンプ場(46552.1) 泊
           走行時間6H40M 走行距離246.8㎞  
  07/06(金) 7:00出発(46552.1)―8:25給油 標津(46595.4)―
    曇-霧  9:50別海 コープさっぽろ10:20―10:25ふれあいキャンプ場(46650.2) 泊
          11時から温泉で過ごす
           走行時間3H15M 走行距離98.1㎞ 
  07/07(土) 7:15出発(46650.2)―8:55道の駅 摩周(46712.2)9:05―
     曇    9:50双湖台(46738.6)9:55―10:20給油 阿寒湖(46752.7)―
         11:25螺湾(46792.5)―12:15道の駅 陸別(46822.9)12:50―
         13:30置戸(46853.7)―14:00給油 温根湯(46873.5)―
         14:10つつじ公園(46875.3) 泊
           走行時間6H05M 走行距離225.1㎞  
  07/08(日) 7:20出発(46875.3)―8:05一合目(46904.8)―8:25石北峠(46915.5)―
     曇    9:20三国峠(46949.6)9:25―10:10タウシュベツ(46974.8)10:20―
         11:45道の駅 鹿追(47030.0)11:55―12:55給油 芽室(47058.7)―
         14:00道の駅 中札内(47096.0)14:05―15:30晩成温泉(47147.0) 泊
           走行時間7H40M 走行距離271.7㎞ 
  07/09(月) 8:45出発(47147.0)―10:05道の駅 浦幌(47194.0)10:20―
     曇   10:40上厚内駅(47203.1)10:45―11:15給油 音別(47221.8)―
         11:30パシクル11:45―12:15厚内駅 (47243.4)―13:45晩成温泉(47298.5) 泊
           走行時間4H25M 走行距離151.5㎞ 
  07/10(火) 8:05出発(47298.5)―9:05道の駅 中札内(47339.2)9:20―
    霧-晴 10:30六花亭(47377.8)10:55―11:25芽室―11:45御影(47402.6)―
         12:20給油 新得(47422.4)―12:35狩勝峠一合目(47431.2) ―
         12:50狩勝峠(47439.7)12:55―13:25道の駅 南富良野(47460.2)13:30―
         14:20山部(47492.9)14:45―14:55太陽の里(47496.8) 泊
           走行時間5H35M 走行距離198.3㎞ 
  07/11(水) 7:25出発(47496.8)―8:00ラベンダーの森8:10―
     晴    9:20道の駅 美瑛(47554.6)9:25―10:10望岳台(47579.7)10:20―
         11:05上富良野 オイル交換(47606.2)11:20―12:15給油 麓郷(47638.3)―
         12:30麓郷展望台(47642.7)12:40―
         13:15富良野 コープさっぽろ(47662.0)13:40―14:05太陽の里(47678.6) 泊
           走行時間5H25M 走行距離181.8㎞ 
  07/12(木) 雨のため、終日ふれあいの家で過ごす
  07/13(金) 8:40出発(47678.6)―10:10道の駅 日高(47733.7)―10:50雨宿り11:00―
     曇   11:45平取11:55―(47782.6)―12:20鵡川(47800.0)―
         12:40苫小牧東港(47813.4)―13:25給油 苫小牧(47835.2)―
         14:15支笏湖 樽前荘(47863.2) 泊
           走行時間5H25M 走行距離184.6㎞ 
  07/14(土) 8:05出発(47863.2)―9:50 d86分岐(47896.5)―9:50白老(47927.9)―
     曇   11:05地球岬(47972.9)11:30―12:00幌別(47990.0)12:10―給油(47992.5)―
         13:10黄渓展望台(48022.0)―13:30 R453出合(48033.3)―
         14:05道の駅 大滝(48057.3)14:15―15:20樽前荘(48099.7) 泊
           走行時間6H30M 走行距離236.5㎞ 
  07/15(日) 7:00出発(48099.7)―7:40国道分岐―8:20喜茂別(48151.6)―
     晴    8:45道の駅 京極(48165.2)8:50―9:05倶知安 給油(48178.1)9:20―
         10:30ニセコ(48216.9)―11:05留寿都(48235.2)―12:00壮瞥(48268.8)―
         12:30黄渓展望台(48287.4)12:40―13:40道の駅 大滝(48328.0)13:50―
         14:40給油 支笏湖温泉(48362.4)―14:50樽前荘(48368.5) 泊
           走行時間7H10M 走行距離268.8㎞ 
  07/16(月) 7:20出(48099.7)―8:05千歳(48394.7)―8:55長沼(48421.9)―
    曇-晴  9:35岩見沢(48444.5)―10:05 d921―10:45晩生内(おそきない48477.4)―
         10:55道の駅 鶴沼(48484.9)11:05―11:45道の駅 雨竜(48511.5)―
         12:10 d94出合(48520.3)―13:00 R231出合(48554.7)―
         13:25増毛 暑寒海水浴場 泊13:30―13:40給油・買物13:55―
         キャンプ場(48568.8)
           走行時間6H05M 走行距離200.3㎞ 
  07/17(火) 7:30出(48568.8)―8:05白銀の滝(48591.8)―8:35浜益(48609.9)8:45―
     晴    9:25 d28分岐(48634.0)―10:30当別(48675.8)―11:00花畔IC―
         11:35銭函IC―11:55 d1・d956―12:55余市(48754.1)―
         13:07給油 余市(48765.0)―13:40美国―14:10幌武意港(48792.2)―
         14:20積丹岬(48796.6)14:50―15:40道の駅 神恵内(48830.5)―
         16:00青少年旅行村 泊―16:25買物(5M)―16:35キャンプ場(48838.8) 
           走行時間8H00M 走行距離270.0㎞ 
  07/18(水) 7:20出発(48838.8)―8:00岩内―9:05寿都(48908.0)9:30―9:40弁慶岬―
     晴   10:20島牧(48937.6)―11:25給油 せたな(48976.2)―
         11:55日中戸岬(48993.8)12:00―13:05大成(49029.4)―
         13:30熊石(49046.7)13:40―14:20鉛川温泉(49068.8)―
         15:00熊石青少年村(49093.8) 泊
           走行時間7H00M 走行距離255.0㎞  
  07/19(木) 7:20出発(49093.8)―8:20江差(49131.7)8:40―
     晴   10:25道の駅 松前(49196.2)―10:40給油 松前(49196.9)―
         11:55知内(49243.3)―12:10小谷石(49252.9)―
         14:20函館 柏木(49315.2) 14:50―15:00東横イン朝市前 泊 (49320.5)
           走行時間6H35M 走行距離226.7㎞ 
  07/20(金) 7:50出(49320.5)―9:20椴法華(49370.0)―9:30水無海浜温泉(49374.7)9:35―
     曇   10:00給油 椴法華(49379.8)―11:15沼尻駅入口(49430.9)―
         11:40 R278出合(49444.2)―11:55森駅(49450.4)12:10―12:15買物12:45―
         13:20東大沼(49475.4) 泊
           走行時間4H40M 走行距離154.9㎞  
  07/21(土) 7:15出発(49475.4)―7:35鹿部(49487.1)―9:00山越駅(49539.5)―
    曇-晴 10:00給油 長万部(49575.3)10:05―11:10道の駅 豊浦(49614.4)―
         12:25道の駅 大滝(49662.3)12:30―13:10支笏湖 樽前荘(49690.9)13:20―
         13:45樽前山7合目(49698.5)14:20―14:40樽前荘(49706.0) 泊
           走行時間6H30M 走行距離230.6㎞  
  07/22(日) 7:15出発(49706.0)―8:50喜茂別付近(49765.0)9:00―
     曇    9:20道の駅 真狩(49776.9)9:35―10:20給油 倶知安(49804.2)―
         10:45道の駅 京極(49816.4)―11:10 R230出合(49828.8)―
         11:45中山峠(49849.4)―12:10定山渓(49867.9)―
         13:25小樽FT(49911.7)13:35―13:40イオン14:15―
         14:20小樽FT(49914.4)―22:40アカシア乗船 23:30出航
           走行時間5H55M 走行距離208.4 ㎞ 
  07/23(月) 21:00入港―21:10下船(49914.4)―21:15 Hアマービレ(49916.6) 泊
     晴     走行時間5M 走行距離2.2㎞  
  07/24(火) 8:10出発(49914.4)―9:10綾部(49951.8)―10:25給油 後川(49907.7)―
     晴   11:34給油 (50031.9)―11:40帰宅
           走行時間3H35M 走行距離120.0㎞  

 全走行時間 154H 50M
   (道内 小樽―小樽 走行時間 147H 45M)
 全走行距離 5,411.9㎞ 平均速度35.0km
   (道内 小樽―小樽 走行距離 5,176. 1km 平均速度35.0km)
 消費ガス 87.41?   燃費61.9km /?




北海道 2012(8)道南

2013年03月28日 | 北日本
北海道 2012(8)道南

  檜山国道

 18日 7:20出発、晴。
 サイトからR229に下り南下、靄が広がり遠望は利かない。すぐに泊村に入り盃、泊と通
過して原発に近付く、原発への通勤者の乗用車やバスで国道は混み合っている。岩内の手
前から岩内港へのコースに乗る、岸壁沿いを走り岩内市街をパスして西郊から再びR229に
乗る。正面に残雪の雷電山塊を見ながら海沿いを、長いトンネルを幾つも抜けて南下、交
通量はほとんど無い。断崖コースから道の駅「シェルプラザ・港」の前を通過して更に海
沿いに南下、風車が立ち並ぶ寿都湾の砂浜に沿って半円を描き寿都に向かう。

寿都湾

 寿都市街の南から漁港への海沿いコースに乗り市街地に入る。寿都は傾斜地に展開する
小ぢんまりとした街、郵便局を探して国道筋や役場の周辺を走るが見つからず通りかかっ
た女性に教わり、住宅地の中の郵便局に向かう。郵便局から漁港に向かい道の駅「寿都」
で休憩。道の駅から海沿いを走り段丘上の国道に戻り弁慶岬に向かう、雲は多いが晴天で
眺めは良好、しかし東の方角は靄が懸かり雷電岬は薄いベール越し。弁慶岬から走ると
すぐに島牧村に入り本目、役場のある泊と快走して前方に雪が残る狩場山を見て道の駅の
在る千走を通過する、快晴になり海の色が美しい。

島牧付近の海岸

 しばらく走り燃料に余裕が無いことに気付く、千走に引き返すには走り過ぎている、
少し前にせたな40kmの表示を見たから燃料はギリギリの感じ、すぐにメインが空になり
リザーブに切り替える。大小のトンネルで狩場山地が海に落ち込む断崖下のコースを走り
せたな町に入り、今度は小さなトンネルが連続する断崖を南下。フラットでほぼ直線の交
通量も無く断崖の景観が素晴らしい海岸を走る、しかし燃料に不安を持っていては眺めを
楽しむ余裕が無い、経済速度で走らせるが何時エンストするかと胃が痛くなりつつ走らせ
る。前方に瀬棚海岸の三本杉岩が見えて少し心が落ち着く、しかし見えていても一向に
近づいて来ない、燃料はほとんどゼロ、一旦停止すると二度とエンジンが掛からなくなる。
慎重に走らせるが、瀬棚までまだ数キロ近くあると思われる地点で咳き込みだした。何と
か瀬棚市街の入口にあるスタンドにたどり着いて給油。瀬棚から国道を少し南下してd740
に乗り換えて日中戸に向かう、風車の並ぶ原野を走り太櫓川を渡ると海沿いの崖を走る。
海岸の美しい快走コースで鵜泊、太櫓の小さな漁港を通過して行く。青い海の先に奥尻島
が霞んで見えて来ると行き止まりの日中戸岬、警備員と話をすると道路は数年前に開通
しているが使用許可が降りない、供用は何時になるか不明とのこと。しばらく景色を眺め
往路を戻る、景色の写真を撮りながら太櫓川の河口に戻り、農道に乗り換え若松から再び
R229に乗る。

鵜泊

太櫓泊

鷹ノ巣岬から

太櫓川河口付近

大成から帆越岬

 集落の点在する林間を走り、太櫓越峠をトンネルで越えて大成に下る。こちらも好天で
海が美しい、奇岩の続く海岸沿いを快走して熊石漁港に到り食料を調達。

  鉛川温泉

 国道を少し先に進み鮎川からR277に乗り鉛川温泉を目指す、すぐに山間に入り雲石川に
沿って緩い登りを走る、交通量は稀で走り易いコース。見市温泉を通過すると新道工事現
場に出会う、コースはここから川沿いを離れ急勾配を小さなカーブの繰り返しで登り雲石
峠に到る。

雲石峠方面を望む

 低い峠だが樹海の広がる眺めは素晴らしい、峠から急坂を下りきった処が鉛川温泉の入
口、峠方向からは案内が無く行過ぎる。引き返すとこちらには案内が有る、薄暗い林間の
細い道をしばらく進むと開けた所に公園が在る。一角に幕営地らしき広場があるが設備が
閉鎖されている様子、公園の草刈をしている作業員に尋ねると温泉で確認するようにとの
こと。少し先の温泉で尋ねるとキャンプ場は今年度から閉鎖している、トイレも水場も使
用できないが幕営しても何も言わないとのこと。今年から温泉施設が町営から運営委託に
なりキャンプ場も閉鎖された、最寄りのキャンプ場として熊石を紹介しているとのこと。
幕営は諦めてこの温泉に泊まるのも気が進まない、熊石で民宿でも探すことにして往路を
引き返す。途中の見市温泉を訪れ、声を掛けるが誰も出て来ない。熊石に戻り宿を探すが
見当たらない、根崎から平田内川に沿って少し内陸に入り青少年旅行村に到る。開けた
サイトで快適そうなのでここで幕営することにして事務所で手続き、退職者らしい女性が
今時珍しい旧態依然とした公務員らしい応対をしてくれる、天然記念物かとしげしげと
眺める。昨日と同様ここもコテージやバンガロー利用が中心で幕営サイトは傾斜地、駐車
場横に小さな芝地が在りテントが一張り立っている、先客に挨拶して一角に設営。すぐに
少し上部の温泉に出掛け汗を流した後、サイトに戻り木陰で寛ぐ、先客はテントからほと
んど出て来ない。夕方、少し年配の京都のライダーがやって来る、ツーリング経験などを
話す。今日も素晴らしい日没が約束されたような夕暮れだが、このサイトからは海が見え
ない。

  追分ソーランライン

 19日 7:20出発、晴。
 サイトから海岸に下りR229に乗り南下、今日も好天でツーリング日和、しかし海上には
既に靄が懸かっており遠望は利かない。快走して乙部市街に入ると、中心部でキタキツネ
がゆっくりと前方を横切る、まるで野犬化している。美しい海岸を眺めながら走り厚沢部
に到りR227に合流する、通勤時間帯でもあり交通量がかなり多くなる、スムーズに進ま
ない流れに乗って江差市街に到り、開陽丸青少年Cに寄り休憩。

開陽丸

 江差から砂浜に沿ったR228を快走して上ノ国から大崎の海岸段丘上に登る、靄が懸かり
海岸線の眺めは今一つ。段丘上を走る国道は何度か走っているので、可能な限り海岸線に
下り木ノ子・石崎・江良・清部・札前などの漁村を訪ねて走り、松前で道の駅「松前」で
休憩。

大崎

木ノ子

石崎

 松前の町外れで給油してR228を白神岬に向かう、竜飛岬は霞に包まれて薄っすら霞んで
見えるのみ。福島を経て内陸部を走り、知内からd531に乗り換え矢越岬方面を目指す。田
園地帯を走り狐越岬手前から海岸を走る、風は強く雲もかなり広がっている、海上には
靄が懸かり波も高い。崖沿いのコースを走り行き止まりの小谷石に到る、山が背後に迫る
小さな漁村、前に広がる海は美しい。

小谷石

 往路を引き返し狐越岬を過ぎ涌元でd531と別れ海岸を走る、砂浜のフラットの直線を
進むと知内発電所が在る、沖合に停泊するタンカーがパイプラインで燃料を補給する光景
を眺め北上しR228に戻る。

知内発電所パイプライン

 木古内・茂辺地を経て函館市街に入り、d571に乗り換え五稜郭に到るが駐車場所に困る
のでパス、柏木町のスーパーで食料を調達して駅前に向かい、駅前のビジネスHに宿泊 。
昨年よりもサービスが低下、夕食は火・水・木のみ、職員の印象も悪くなった。

  恵山・駒ケ岳

 20日 7:50出発、晴。
 駅前からR279・R278と乗り継ぎ湯の川から海沿いを走る、雲は多いが晴天、下北半島
は薄く霞む。対岸大間と競う鮪の戸井を通過してしばらく走るとd41に乗り海岸を走る、
豊浦・大澗の漁村を通過して女那川でR278に戻る、恵山は雲の中。日ノ浜から交通量の
減少した山間コースで半島を横断して椴法華に出る、d231に乗り換え恵山岬に向かう。海
岸沿いを走り元村の漁港を通過すると、恵山の北部中腹に登り海の見晴らしの良いアップ
ダウンコースを走る、恵山の眺望も良さそうだが上部は雲の中。恵山岬から更に進むと海
岸に下り水無海浜温泉に向かう、丁度引き潮で露天風呂は完全に現れているが、入浴は
パスして椴法華に戻り給油。

水無海浜温泉

 再びR278に乗り、短いトンネルや覆道が続く海岸を走り尾札部・川汲を経て鹿部に到る。
鹿部市街を通過するが駒ケ岳は上部に雲を被り全貌が見えない、牧草地帯を走り沼尻駅の
案内に従い左折。林間の農道を進むとすぐに沼尻駅に到る、林の中の周囲には何も無い駅。
駅前から函館本線に沿って走るとすぐに線路を潜り、駒ケ岳北麓を西に走る、林間コース
で見晴らしは良くなく路面状況も悪い、時折現れる牧場から駒ケ岳が見えるが頂上に雲を
被っている。ほぼ直線に林間のアップダウンの厳しいコースをしばらく進むと前方遥か
下方に噴火湾が見えて来て,長い直線の大きく波打つコースを下る。

砂浜付近農道

 R278と出合い乗り換える、コンクリート工場がこのコースのこちら側の入口の目印、国
道を少し走り尾白内から地道を東進してd1028に乗る。森市街を走り駅前で休憩、観光案
内所で資料を貰い大沼へのコースを検討していると、北斗№のカブ110の中年男性に声を
掛けられる。仕事でこちらに来ているそうでしばらく話し、スーパーの場所を教えてもら
い別れる。すぐに別の男性が別海に居た人ですよね、と近寄ってくる。伊豆№のキャンピ
ングカーの夫婦連れが傍に立っている、別海以来の情報交換や今後の予定などを話す。
教わったスーパーに出掛け食料を調達した後、住宅地を南下してR278に乗り尾白内から農
道に入る。畑地をしばらく走り姫川駅付近からR5に乗る、交通量の多いコースを少し走り
東山駅の手前から旧国道のd1412に乗り換える。林の中を走るコースで他の車とはたまに
出会うのみ、人家はほとんど見当たらないがペンションや牧場の案内が時折現れる。ゴル
フ場の近くからd43に乗り農地を走り大沼湖畔に到りd338に乗り換える、湖畔の林間を時
計回りに快走して銚子口から東大沼キャンプ場に到る。毎年駐車している場所に今年から
駐輪場が整備されており有難い、何時もの場所に設営して近くの北川商店でビールを購入
し湖を眺め寛ぐ、午後遅くから晴天となり湖を渡る風が心地良い。夕方、自転車の若い男
性が近くに設営、少し話をする。

  噴火湾北上

 21日 7:15出発、曇。
 何時ものように北川商店にゴミをお願いして出発、d338を少し南下して流山温泉の案内
を左折、林の中に入り踏切を渡ると牧草地を東進、d43に出合うと乗り換えて鹿部に向かう。
鹿部からR278に乗る、今日も雲が広がり景観は望めないし遠望も利かない。砂原の手前
からd1028に乗り海沿いを走り、森市街を通過して地道に乗り換え更に海沿いを走る。桂
川で行き止まりとなり、小川に沿った細道を少し登るとR5に乗り長万部に向かう。交通量
は多く大型トラックも多くいつも緊張するコース、山越駅で休憩。再び国道を走り八雲を
経て長万部に到り給油、長万部川を渡るとR37に乗り換える。曇り空で走るとかなり寒い、
給油時に防寒具を着用するか迷ったがそのまま出発した、路肩に停車してウインドブレー
カーを着用する。この付近からは噴火湾越しに室蘭などの景観が素晴らしいが、今日は曇
天で遠望が利かない、単調なコースを進む。静狩から少し内陸に入り山間部を走る、アッ
プダウンとカーブを繰り返し豊浦町に入り道の駅「とようら」で休憩。道の駅から虻田に
下るとR230に乗り長いトンネルを抜け洞爺湖に出る、天候は明るい曇りとなり洞爺湖も
良く見える、d2に乗り換えて湖畔を走り壮瞥からR453を走る。今年は何度目かのコース
を走り道の駅「大滝」で休憩、再び走り美笛峠を越えると空模様は完全な晴天となる。

  樽前山

 支笏湖上空は快晴で湖が美しい、樽前荘に荷物を下ろし樽前山に向かう。d141に乗り林
間の緩い登りを走る、コースは狭く見通しも悪い、土曜日で観光客の車が多く慎重に走る。
しばらく走ると樽前山の案内が有りd141は左折する、案内に従い直進して幅広いダート
コースに乗る。観光客の車が多く砂埃に閉口する、勾配は緩いが波打つ路面は走り辛い。
路面を睨みコースを選びながら慎重に走る、フル装備なら既に引き返している路面状態。
短い急勾配を登った所が七合目ヒュッテ、かなりのスペースの駐車場が有るが満車状態、
周囲は観光客や登山客で混雑している。徒歩でしばらく登ると森林限界を過ぎ草原に出る、
視界が開け樹海の彼方に支笏湖が美しい、日差しが強く暑さで参る、登頂は断念して引き
返す。

樽前山から支笏湖

樽前山から支笏湖(2)

 樽前荘に戻り支笏湖を眺めながら寛ぐ。土曜日だが今夜は半分以下の宿泊者。

  ニセコ・中山峠

 22日 7:15出発、曇。
 今朝も曇天だが寒さは感じない、R453に乗ると地元の車がかなりの速度で走る中を進む。
美笛峠を越え道の駅「大滝」を通過して広島峠に登る、羊蹄山には雲が懸かり見えない。
峠を下った所のヤナギランの小群落は今日も美しい、清原からd695に乗るつもりだったが
入口を見落として直進した。喜茂別でR230と別れしばらく進んだ信号から南羊蹄広域農道
に乗る、しばらく走り間違いに気付く、本来のコースはもう少し国道を北上して川上温泉
付近から農道に入りd97に乗る予定。ジャガイモ畑を走り国道と並走する農道に乗り換え
北上、晴天になった下の麦秋の畑やにんじん・豆畑の中を走る、畑の先には中腹に雲を棚
引かせた羊蹄山が美しい。

ジャガイモ畑・R276喜茂別付近

麦秋・川上温泉付近

にんじん畑・川上温泉付近

豆畑・川上温泉付近

 川上温泉付近からd97に乗り羊蹄山の山麓を南下し道の駅「真狩」で休憩。真狩からd66
に乗り再び曇天になった羊蹄山南麓を走りニセコに到る、アンヌプリは雲に隠れ走って
いると肌寒い。ニセコ周遊は断念してニセコ駅から畑作地の農道を走り有島記念館前を通
過してR5に乗る、倶知安市街で給油して少し戻りd478に乗り換え畑の中を東進して道の
駅「きょうごく」で休憩、このコースは晴れており羊蹄山が美しい。京極からR276で南下
して喜茂別からR230に乗る、日曜日のためか乗用車が多く速度も出している、コースは
広く喜茂別川に沿った緩い上り坂で走り易い。喜茂別川沿いから急勾配をカーブの繰り
返しで中山峠に登る、高度を上げるに連れて樹海が広がる、峠の手前では改良工事が
行われコースは狭くなり路面は悪く走り辛い。峠には道の駅が在るが混雑している様子、
パスして樹海の快走路を下り定山渓からd1に乗る。ほとんど車の走らない林間コースを
下り、定山渓ダムを過ぎて更に下る。国際スキー場から朝里峠への急勾配を走り、峠を
トンネルで抜けると濃い霧の中、路肩の気温表示は15℃でかなり寒い。霧の中を慎重に
下る、急勾配を小さなカーブの連続で朝里ダムに下る。ダム湖沿いを走りループ橋でダム
の下に降りると朝里川温泉を通過して朝里でR5に乗り換える。R5を少し走り小樽築港駅
付近から市街に入り小樽FTに到る、乗船手続きをして何時ものイオンに出掛け食料を調達。
FTに戻り待合室で寛ぐ、夕方のフェリーで新潟に向かう富山の50代の男性ライダーと、
彼の乗船時までツーリングの話をする。

 23日 予定通り舞鶴港に入港、下船後海沿いを走りホテルに宿泊、蒸し暑さに閉口する。
 24日 8:10出発、晴。
 舞鶴からf51に乗り南下して山の中でf1に乗り換え山家に向かう、山家からR27に乗り
綾部でR173に乗り換え、道の駅「瑞穂」で休憩。再びR173を南下、塩岡付近からいつも
の農道を走りk702に乗り、k543に乗り換え日置に出てk12に乗り、後川で給油後k37を
走り三田からの定番コースで帰宅。



北海道 2012(7)道央西部

2013年03月24日 | 北日本
北海道 2012(7)道央西部

  石狩平野北上

 16日 7:20出発、曇。
 国道に出て何時も湖畔温泉への往復で通る林の中のショートカットコースのダートを
走り、反対側のR453を少し東に走るとd16に乗り換える。林間のフラット直線コースで
走り易い、しかしすぐに霧が出て来て視界が悪くなり走り辛くなる、時折追い越して行く
車は通勤者らしく凄い速度を出している、この視界で追い越されるのはかなり恐ろしい。
畑作地に出るとすぐに千歳市街に入る、道央道の高架を潜り市街中心部を直進してR337に
乗り継ぎ千歳駅前に到る。通勤時間のピークと思うが、千歳市街は人も車も思っていた
よりもかなり少ない印象。駅の南の地下通路で線路を潜り、住宅地から水田や麦畑などの
畑作地を走り千歳東ICで道東道を潜り田園地帯をさらに北上、空模様は少し明るくなって
来る。広大な水田地帯を走り長沼の中心部に到りd45に乗り継ぎ更に直進、北長沼で広域
農道「きらら街道」に乗り継ぎ直進して夕張川を渡る。夕張川と並走する室蘭本線と国道
を陸橋で越えるとすぐに栗沢町市街への案内表示、表示に従い左折すると丘陵地から下り
栗丘駅前でR234に乗る。かなり交通量の有る国道を北上する、栗沢を通過すると広い新道
となり路肩も充分で走り易い。快調に走っていると大型バイクが猛スピードで追い越す、
凄いのがいると驚いて見ていると突然赤色等を点滅させる、白バイに追い越されたのだ。
道路状況が良く周囲の流れは早くつい釣られてかなりの速度オーバーになっていた、以後
バックミラーも睨みながら慎重に走る。道央道の高架下を通過し岩見沢市街に入りR12
を渡りd687に直進して、岩見沢駅の西で函館本線を潜り住宅地の地道に乗り換え東に
向かいd6に乗る。住宅地を北上して畑作地を走るとd816に右折、麦畑の中を東進してd921
に乗り換え北上してd979へ乗り継ぎ直進して農道からd139に乗る。石狩川左岸に沿って
走るとすぐに地図に記載されていない新しい橋を渡り、新しいd1159を暑寒別の裾野を
見ながら西に向かい晩生内(おそきない)駅前でR275に出合い乗り換える。交通量の有る国
道を北上して道の駅「つるぬま」で休憩、道の駅は駐車場が半分以上埋まり観光客がかな
り居る。道の駅を出て鶴沼駅手前の踏切で札沼線を渡り台地上の畑地に出て、線路と並走
する農道を北上、見通しの良い走り易いコース、空は明るくなり薄日が射すこともあるが
暑寒別は雲に覆われている。

鶴沼付近

 直線の農道を北上して新十津川でd625に出合い右折してすぐにR275に戻る、田園地帯
を北上して道の駅「うりゅう」で休憩、大型観光バスや乗用車で駐車場は満杯、館内は観
光客で混み合っている。早々に退散して国道を少し北上して農道に入る、水田と蕎麦畑の
中を走りd94に乗り換える。水田地帯を走り恵岱別の集落に到る、この付近では蕎麦畑と
水田が混在し、山間に入ると白い花の咲く蕎麦畑が続く。車が時折走る林間の緩い坂を
登り御料峠に到る、見通しの良い峠だが暑寒別は雲の中、信砂川に沿った快走路を海岸に
下りR231に乗る。海沿いを走り増毛市街を通過して暑寒別川左岸のリバーサイドパークに
到る、全てオートサイトでバイクは半額の千円とのこと、躊躇すると閉鎖した海水浴場の
キャンプ場なら無料で施設は完備していると紹介してくれる。暑寒別川河口右岸のキャン
プ場に行く、地元の家族連れ海水浴客が引き上げる頃で撤収作業中のグループが多い。草
地の快適そうなサイトが有り、トイレも快適そうなのでここで幕営することにして荷物を
降ろす。すぐに市街地に出掛け給油と食料調達、サイトに戻り冷たい飲み物で寛ぐ、晴れ
間が広がり暑くなる。夕方、かなりの荷物を担いだ男性がやって来る、川越の45歳のライ
ダーでバイクが故障して増毛の修理屋に預けて来た、部品が届くまでここで滞在とのこと。
夜半まで飲みながらツーリング体験や装備の話を交わす。19時過ぎに夕日が沈む、海岸に
出て撮影、北上して来て正解だった。

増毛落日

増毛落日(2)

  積丹半島へ

 17日 7:30出発、晴。
 すぐ近くの暑寒別川左岸のヘリポートで朝から訓練を行っている、ドクターヘリ2機と
報道のヘリ数機が飛び交っており、当初は何の事故かと驚く。増毛からR231に乗り海沿い
を南下、雄冬を経て浜益で休憩。浜益からR451に乗り内陸部を札幌方面に南下する、水田
地帯を少し走ると山間になり道幅は狭くなる。暑寒別の麓を走るが、暑寒別にのみ雲が
懸かり姿は見えない、全体的に見晴らしの良く無いコース。緩い勾配の快走路で通行車輌
は稀、道端にはオオウバユリがたくさん咲いている、民家が数軒点在する御料集落を通過
してコースは南下する、ここまでに出会ったのは車が8台とバイクが1台のみ。

オオウバユリ

d28四番川付近

 緩やかな峠を越え四番川に到る、東に向かう国道と別れd28に乗り換え南下、広々と
した高原状の原野か牧草地か不明の草地を走る、出会うのは工事関係者の車のみ。青山
ダムを通過して当別川と併走して、時折牧草地の在る山間を走る、道民の森関連施設が
この付近に点在するためコース状況は良好、小さなアップダウンのほとんど直線の快走路
だが周囲には何も無い。真新しい望郷橋で広い川を渡る、流れは細いが川原が広く不思議
な川、こんな大河は有ったかなと疑問に思いながらしばらく走ると当別ダム建設現場に出
会う。これで納得、先ほどの広い川は水没予定地でd28やd11は新道が高い山腹に付け
替えられたのだ、そのためコース状況が良好で走り易かったのだ。

d11望郷橋から下流

 ダム建設現場からしばらく走ると田園地帯のフラットコースを走り、途中で当別市街の
案内に従い地道に乗り当別市街に到る。当別駅前から広い道路で市街を南下してd112に
乗り、当別川沿いから麦畑の中を走る、2車線の古い道路だが札幌方面への生活道路らしく
交通量はかなり多い。一面の広い麦畑の中で、道路が碁盤の目状に交差する複雑なコース
を流れに従って走りR337に出合い乗り換える。国道に乗るとすぐに石狩川を渡る、交通量
は多いが広く路肩も充分なので走り易い。花畔ICから銭函ICに到りR5に乗り換え朝里
からd1に乗る、小樽市街や余市への国道は走り辛いので迂回コースを走るつもり。d1を
南下し札樽道の高架を潜り山間の入口でd956に乗り換える、すぐに急勾配の長い坂を登り
高台の住宅地を走る。広いコースで住宅地を抜け山間を走りR393に乗り換え小樽方面に
下る、天神でd956に乗り換えるつもりが坂の多い古い住宅街を迷走する。路上で見かけた
同年輩の男性に道を教わり最上でd956に乗る、すぐに山間の畑地や果樹園を走り、塩屋駅
から函館本線に沿って余市湾を見渡す丘陵を走る。蘭島を通過して余市東方のd753との交
差点から農道に乗り換え、川沿いに北上してR5に乗る。R5を西に走り余市市街に入ると
市街中心でR229に乗り、市街を抜け出たところで給油。積丹半島の海岸沿いを長短のトン
ネルを抜けて走り美国に到る、美国から内陸の山間を走り婦美からd913に乗り換え積丹岬
に向かう。

美国の海岸

幌武意港

幌武意港・背後の高台から

 途中の幌武意港に寄る、断崖に囲まれた入り江の小さな漁村、集落背後の高台から見
下ろす入り江は波も無く穏やか。d913に戻り入舸から積丹岬に向かう、駐車場はかなりの
車が駐車しており観光客の姿も多い。駐車場から十分程度の徒歩で高台の灯台に向かう、
好天で見下ろす海岸線が美しい。駐車場に戻り島武意海岸へのトンネルを歩く、トンネル
を出た処から先は立ち入り禁止、見下ろす海岸はここも美しい。

積丹岬から

積丹岬から(2)

 積丹岬から野塚に到り再びR229に乗る、海岸沿いを走り野塚のキャンプ場に寄るが気に
入ったサイトでは無い。余別から半島西海岸に回るが神威岬は今日も風が強くパス、風は
強いが好天で海の青が美しい西海岸を快走して道の駅「かもえない」で休憩。

神威岬・西海岸から

積丹西海岸

 再びR229に乗りしばらく走ると神恵内の中心街に到る。市街の手前で段丘上に登り青
少年旅行村に向かう、林間の明るいサイトで眺望も設備も良好。宿泊手続きをすると
バイクで一人用の小型テントなら施設利用料金だけでいいです、書類上は車中泊として
おきますとのこと、有難くお受けする。段丘上は強風が無く涼しく快適、職員によると風
は崖にぶつかり丘の上では吹かないらしい。ここのキャンプ場はコテージやバンガロー利
用が中心らしく幕営用の平地が無い、何とか水平に横たわれる場所を探し設営。設営後、
市街に出かけ役場の傍の小さな食料品店で食料や飲み物を調達する、女将さんはキャン
パーに慣れていて色々勧めてくれる、レジカウンターに置かれたローストチキンはゆず塩
味が絶妙、サイトに戻り海を眺め冷たい飲み物で寛ぐ。展望台からの夕日や夜になると漁
火がすぐ目の前にたくさん見え美しいサイト。今夜はコテージ2棟バンガロー1棟に利用者、
地元の人らしい若い男女のグループ。

神恵内落日


北海道 2012(6)道央西部

2013年03月21日 | 北日本
北海道 2012(6)道央西部

  支笏湖へ

 13日 8:40出発、曇。
 晴れ間が出ており気持ち良く出発、山部からR38に乗り南下、R237に乗換え金山峠に
差し掛かる頃から雲が広がる、峠を越え占冠村に入り占冠の市街を走り抜けると小雨が
パラつき出す。日高峠を越えて道の駅「日高」で休憩。再びR237に乗り黒雲が広がる中を
南下、今日は若干の交通量が有る林間の快走コースを走り振内町を通過して、広い谷間の
畑作地帯を走ると大粒の雨が降り出す、道路脇のバス停に飛び込み雨宿り。しばらくする
と小康状態になり雨具を着けて出発、大型トラックがやや多くなった国道を南下して二風
谷に到る、二風谷はアイヌ文化を伝える資料館などが有り一度ゆっくりと見学したい集落。
二風谷から馬牧場を左右に眺めながら走り平取市街に寄るため旧道に乗る、沙流川を渡る
とかなり立派な義経神社の前から平取市街に入り休憩、小ぢんまりとした静かな街。晴れ
て来たので雨具を脱ぎ出発、街を出てR237を少し走るとd59に乗り換えゴルフ場の前
から丘陵を登る、地元の乗用車が結構走るコースで峠を越えるとd74に乗り換え、牧場や
農地の広がる中のフラットコースを西に走り、日高道の高架を潜るとR235に乗り鵡川に
到る。鵡川市街を走り抜け日高本線と併走して、浜厚真から少し内陸に入り厚真IC付近
から地道に乗り換え苫小牧東港に到る、浜厚真から日高本線沿いのコースが地図に載って
いるが入り口を見落とした。東港から線路の北側を走り突き当りで線路の南に渡る、路面
は良好だが大型トラックやコンテナートレーラーが頻繁に走るコースを西に走り、勇払
からd781に乗る。跨線橋で線路の東側に渡ると勇払駅の近くから踏切で線路の西側の地道
に乗る、d781は交通量も信号も多く走り辛い。西側の地道はコース状況が良好で走り易い、
しばらく線路に沿って走るとローソンの案内の有る交差点を左折、すぐに広い港湾道路と
合流して港を走りd259に出合い乗り換える。d259は広く路肩も充分なコースだが大型
トラックが多く、その上にトラックは頻繁に左折するため気を抜けない。苫小牧市街に
入りR36と合流してすぐにR276に右折した所で給油、R276に乗り苫小牧市街を出ると林
間の快走コースで、アップダウンやカーブも緩く走り易い、乗用車が多く速度をかなり出
している。林間を走り出すとパトカーと覆面パトに追い越される、市街を出たところで
まだ調子に乗っていなかったがこの先も自重して走らねばと気を引き締める。猛スピード
で追い越して行く乗用車を無謀なと見送る、その車はすぐ先で覆面に停められている、
しばらく走るとパトカーに乗用車が停められている。この国道は頻繁に取締りがあるのは
判かっていてもつい速度がオーバーする、慎重に法定速度を維持して走る。支笏湖に出る
と西に走りモラップのライダーハウス樽前荘に到る。樽前荘の宿泊受付は16:00から、装
備を降ろしバイクを駐輪場に置きテラスのテーブルに座り支笏湖を眺めて寛ぐ。しばらく
すると70歳のベテランライダーがやって来る、彼はこの宿の常連らしい。しばらく話して
いると彼は角瓶を出してきて二人で飲みながら更に話す。16:30頃受付が始まる、その頃に
はかなり酔いが回っていたが、ホールで二人が寛いでいると主人から声が掛かる。夕食に
ジンギスカンを食べるように、女性が一人申し込んでいるが二人以上からの注文受付だか
ら付き合うようにと。岡山の矢掛町から来た同年輩の女性と三人で夕食を摂る。

  地球岬

 14日 8:05出発、曇。
 支笏湖周囲の山の中腹まで雲が垂れている、連泊しているので軽装で出発。R453で湖畔
を西に走る、林の中の快適コースで交通量は少なく快走。湖畔から山間に入りカーブを
繰り返し美笛峠に登り、トンネルで峠を越えると緩い下りコースを走り、道の駅「大滝」
を通過してニセコ方面に向かうR276と別れてしばらく進むとd86に乗り換える。緩い
登りの広いコースで走り易い、予想していたよりも多くの車が走っている。短い坂を登る
とホロホロ峠に出て見晴らしが良い、曇っているが眼下に樹海が広がりその先に海が
見える、下りコースの途中に懸かる滝も見え天気が良ければ絶景ポイント。

峠から白滝

 峠から急勾配を小さなカーブの連続で一気に下る、下り始めるとすぐに霧雨が降り続き
路面が濡れて緊張する。白老川に沿ったコースの勾配が緩くなる辺りから直線に林間を
走り、道央道の高架を潜り畑地を抜けて白老に到りR36に乗る。海沿いのコースは大型
トラックが多く緊張して走る、空模様は怪しく走っていると肌寒い。登別の手前から道々
登別漁港線に乗り換え港を走り富浦で再び国道に戻る、幌別を通過して東室蘭から地球岬
を目指す。一昨年は国道を直進して自動車専用道室蘭新道に入ったので今回は注意して
走る、東町から旧道に乗り室蘭本線沿いを走り母恋から市街地を南下して地球岬に到る。
観光客の姿は少なく余裕で景観を楽しめる、雲は多いがここは晴れており意外と遠望は
利き噴火湾を挟み恵山や駒ケ岳まで薄く見える。振り返ると眼下に室蘭の市街が広がる、
市街背後の山は中腹まで雲が垂れている。

室蘭市街・地球岬から

地球岬

ポンチキゥ

 地球岬からd919に乗り段丘上を走る、ポンチキゥの断崖を見て斜面に並ぶ住宅地に入り、
左手に室蘭市街や大工場を見ながら一車線の小さなカーブの続くコースを走る。コースは
何度も大きく方向を変え、かなり複雑に進みながら徐々に丘陵から下りイタンキ浜の潮見
公園に到り東町でR36に乗る。

  オロフレ峠

 幌別に到ると跨線橋で線路を渡り市街に入る、雨が降り出すので雨具を着用する。駅前
で給油後、d782に乗り北上するが住宅街で迷走する、ようやく道央道を跨ぐ小道を見つけ
北上。牧草地らしい広い草原をほぼ直線に走る、薄い霧が広がり位置確認が出来ない、左
の草原は自衛隊演習地の案内板が立ち有刺鉄線で囲まれているが地図には記載されていな
い。不安なまま走り続けると少し広い道路にぶつかる、カルルス温泉の案内に従い左折、
本来予定の農道に乗れたようだ、対向車が極稀に現れる。草原から林間帯に入りゴルフ場
の前を通過すると、緩いアップダウンが始まり山間に入る。カルルス温泉手前からd2に
乗る、かなりの勾配をカーブの連続で走り出すと霧が濃くなる。高度を上げるにつれ視界
は20mになる、他県№の先行車が数台あり対向車が来る度に速度を落とすのでエンジンの
回転を維持できない、喘ぎ登り緩急を繰り返す流れに付くのも苦労して走る。オロフレ峠
をトンネルで越えると霧は晴れており霧の上に出たようだが曇天、展望台は霧で眺望が
望めないのでパス、高原の快走路を大きなカーブを繰り返して下ると地図に記載されて
いない展望台が在り数台の乗用車が駐車している。ここは黄渓展望台で樹海が広がりその
先に洞爺湖が見える、洞爺湖付近のみ晴れ間が開け湖水や中島がきれいに見える。神戸№
の乗用車が隣に停車して同年輩の男女四人が降りてくる、声を掛けると神戸の同じ区内に
居住している人達。

黄渓展望台より

 展望台から林間コースをカーブの繰り返しで下り、弁景温泉付近から勾配は緩くなり
すぐに畑地を走りR453に出合う。R453に乗り長流川沿いに走る、土曜日で観光客や地元
の乗用車がかなり走っている、流れに乗って走りR276と合流して道の駅「大滝」で休憩。
駐車場は観光バスや乗用車で満杯、駐輪スペースも地元グループのバイクで一杯、館内も
混雑している。往路を走り支笏湖に戻る、食料調達のため対岸の湖畔温泉に行く、ここも
人と車で混雑している、温泉街を回るが旅館とみやげ物店ばかりで通常の街が形成されて
いない、コンビにはおろか通常の商店も見当たらない。樽前荘に戻り宿泊手続きをして
寛ぐ、今日は予約も多くここも混み合うらしい。今夜の同室は京都の少し年長のベテラン
と小松島の北海道初回の若いライダー、夕食を済ませロビーで三人が寛いでいるともう
一人追加。就寝すると21時過ぎに名古屋便のライダーが大挙して到着する、我部屋にも
一人追加、ロビーからは上陸初日で盛り上がる彼らの騒ぎ声が深夜まで聞こえている。

  ニセコ

 15日 7:00出発、晴。
 6時前にロビーに下り窓を開けると快晴、テラスに出ると支笏湖が美しい、カメラを取り
出し撮影。

支笏湖の朝

支笏湖の朝(2)

 こんな好天は珍しい、早々に朝食を済ませ軽装で出発、ニセコ方面に向かう。R453に
乗り美笛峠の登りに掛ると霧が出て来る、不安を抱きながら走るが美笛峠のトンネルを
抜けると再び晴天となる。道の駅「大滝」を通過すると、洞爺湖方面に向かうR453と別れ
R276で広島峠に向かう。交通量は少なく最近に整備改修が行われたようでカーブや勾配は
緩く、路面状況の良好な走り易いコース。広島峠を越えて下り始めると正面に羊蹄山が
現れる、撮影絶好ポイントを求めて峠に引き返し撮影。

羊蹄山・広島峠より

R276双葉付近より

R276双葉付近より(2)

 緩い下り坂を、道端の斜面に咲くヤナギランの小さな群落を眺めのんびりと下る、様々
な姿を見せる羊蹄山を撮影するため何度も停車しながら進む。双葉付近で山間から畑作地
に出る、広い畑の先に中腹に雲をたなびかせた羊蹄山が青空を背景に美しい。畑の中の
フラットコースを快走してR230と合流するとすぐに喜茂別に到り、再びR230と別れ正面
に羊蹄山を見てしばらく走ると北上、左手にはジャガイモ畑の先に羊蹄山が何時までも
見えている。

R276喜茂別付近より

R276川上温泉付近より

 京極市街に入りd478に乗り換えると下り坂の正面に大きく羊蹄山が聳える、再び坂を
登ると道の駅「きょうごく」で休憩。駅前には午前も早くから警備員が多数出動して交通
整理を行っており、駐車場が満杯なのか道路に行列ができている、駅の手前から警備員の
指示に従い裏手の臨時停車場に停車。何かイベントが有るのか駅は観光客だけでなく地元
の家族連れも加わり混雑している、臨時駐車場周辺も観光客の姿が多い。早々に退散して
d478で高原のジャガイモ畑を直線で西に走る、左手には羊蹄山が鎮座し、正面にはニセコ
アンヌプリが裾野を広げる。

アンヌプリ倶知安付近より

 倶知安南方でR5に乗り換え北上し郊外のスーパーで食料の調達と給油を後、市街に入り
d58に乗り換えアンヌプリを目指す。陸橋で線路を跨ぎ倶知安温泉を通過すると高原の畑地
を登る、小さなカーブを繰り返して高度を上げるが視界は良くない。畑から白樺林に到る
と勾配はきつくなり大きなヘアピンカーブを繰り返し登り花園温泉を通過し、白樺林の高
原を走るとニセコワイススキー場付近からコースは1車線となる。カーブの連続する見
通しの悪い登りコース、対向車も有り慎重に進む。白樺林を抜けると硫黄山とアンヌプリ
の間に広がる草原を快走、五色温泉お花畑は登山口となっておりビジターCなども有り、
多くの車が駐車しており観光客だけでなく登山準備をするグループも多い。お花畑を通過
するとすぐに下りになる、左手が開け眼下に昆布やニセコの風景が広がる、しかし雲や靄
が懸かり羊蹄山は見えず遠望も利かない。

d58下りから

 コースは広くなり走り易くなるが、勾配はきつくカーブが続くし対向車も来るので脇見
は出来ない。林間に入るとd66出合い乗り換え白樺林のカーブを下る、木々の間から
アンヌプリが見え快適なコース、上空に雲が広がり始まる。白樺林の高原から下りニセコ
市街を通過し、R5を渡ると羊蹄山の麓に広がる畑の中を東に走る。白や紫の花を付けた
ジャガイモ畑が一面に広がる中を進む、曇天となりアンヌプリは雲に覆われ羊蹄山にも雲
が懸かり始め間もなく見えなくなる。広い畑の中の真狩を通過する、道の駅は混雑して
いるのでパスして留寿都に向かう。留寿都からR230に乗り換え南下、交通量は多いが
コース状況は良好で走り易い、畑作地帯から林間に入り小さな峠を越えると、洞爺村の案
内に従い再びd66に乗り林間コースをカーブの連続で一気に洞爺湖畔に下る、洞爺湖は靄
が懸かり鮮明では無い。湖畔に沿ってd132を走る、林に妨げられて洞爺湖はほとんど見え
ない、湖を時計回りに半周して壮瞥に到る。壮瞥からR453に乗り東に向かう、壮瞥周辺は
サクランボ狩りの最盛期でコース沿いの農園の駐車場は乗用車で埋まっている。麦畑や水
田の中を走り久保内からd2に乗り換え昨日の黄渓展望台に向かう、洞爺湖は雲に隠れ見え
ない。上から下って来たライダーにオロフレ峠の状況を尋ねると、今日も視界は20m程度
とのこと。往路を戻り田園に出る手前から蟠渓温泉の案内に従い農道に右折、2車線幅だが
山際を走る林間の大きなアップダウンが続くコース、景観は良くない。蟠渓温泉から再び
R453に乗り北上、d86に乗り換え昨日のホロホロ峠を目指すが峠付近まで走ると、鞍部
から霧が吹き込んでいるのが見える。景観は望めないので引き返しR453を走り道の駅「大
滝」で休憩、日曜日で今日も混み合っている。交通量がやや多い国道を走り湖畔温泉で給
油、樽前荘に戻り寛ぐ。明日の道南は雨の予報が出ている、ここで終日燻るのも良いが北
方に疎開することにしてコースの検討をする。今夜は同室者なし。



北海道 2012(5)十勝・富良野

2013年03月17日 | 北日本
北海道 2012(5)十勝・富良野

  浦幌・音別

 9日 8:45出発、曇。
 昨夜からの霧は更に濃くなっている、霧が晴れるのを待って出発を遅らせたが回復の
兆しが無いので出発。連泊しているので軽装、霧で濡れるため雨具を着用して出発。今日
は上厚内から音別方面に向かう、内陸の方なら霧は晴れているのだが鉄道関係の写真を
撮りに海岸を走る予定。昨日の往路d881を走り生花からR336に乗り北上、ほとんど車の
走らない林間の国道を走る、少し内陸に入ったので霧は薄れる。十勝川を渡るとR38に
乗り換え浦幌に向かう、乗り換えるとすぐに雨が降り出す、新吉野の閉鎖されたスタンド
跡で営業する花屋に飛び込み雨宿り。小康状態になったので出発、交通量は有るので慎重
に走り道の駅「うらほろ」で休憩。浦幌の東郊外の高台に在る小ぢんまりとした道の駅は、
雨宿りのライダーや乗用車の観光客で混み合っている、雨脚はまた強くなっている。しば
らく待つと空が明るくなり小降りになったので出発、R38はすぐに山間に入り緩い登りが
続く、大型トラックがやや多くかなりの速度を出しており緊張する。小さなトンネルで峠
を越え左下に根室本線を見ながら下ると広い谷間に上厚内の小集落、線路を渡り上厚内駅
に寄り写真撮影。上厚内から再び林間を走り直別へ下ると先行するトラックが停車、事情
が分からず後ろに着くと対向車の切れ目でトラックは対向車線に大きく出る。開けた前方
にはかなりの大木が横たわり車線を塞いでいる、左の斜面から倒れて先端はセンターライ
ンに届いている。交通整理はまだ行われてなく其々の判断で交互通行している。海に近い
直別では再び霧が出ている、地元の乗用車がかなり走る畑作地帯の国道で音別に到り、市
街東部のスタンドで給油。給油後、線路を渡り海沿いのダートに乗る、路面には水溜りや
ぬかるみが多く走り辛い。当然通行車は無く釣り人の車が数台停車しているだけ、霧は濃
く肌寒いので2kmほど走った地点で前進を断念、しばらくここで列車を待ってみることに
する。風景は見えないし釣り人の姿も見えない、することも無く10分程度待っていると音
別方面から灯が近づく、レッドベアーに牽引された貨物列車が間もなく霧の中から現れる。

旧R38と根室本線

 列車を撮影後、音別に引き返しR38に乗り直別に向かう、直別からd1038に乗り換え厚
内を経て海沿いを走る。海のすぐ傍を走る快走コースだが霧で何も見えない、小さなトン
ネルを抜けコースが内陸に向かうと、すぐに昆布刈石展望台の案内に従いダートに乗り海
岸段丘上に登る。霧で風景は見えないし花の時期もすでに終わったようでほとんど咲いて
いない、停車することなく段丘から下りR336に乗る。R336はまだ完成はしていないが、
道路はd1038まで通じているようで走り出すとすぐに乗用車が後ろからやって来た。牧草
地か原野か不明の平原を走り、浦幌十勝川を渡ると十勝川河口の湿地帯を進み、林間地帯
で大樹町に入り生花からd881に乗り晩成温泉に戻る。横浜のライダーも戻っており襟裳岬
も霧で何も見えなかったとのこと。体が冷えたので温泉に出掛け休憩室で閉館まで寛ぐ。
サイトに戻ると近くに若いライダーが幕営している、挨拶をして話をすると夕方に着いた
そうだ。

  狩勝峠

 10日 8:05出発、晴。
 今日も霧が深い、天候の回復は当分期待できないので内陸に向かうことにする。横浜の
ライダーは朝食抜きで出発して行く。撤収作業をしていると昨夜のライダーが、昨夜は
話せなかったので少し話をしても良いかとやって来る。我孫子市から走って来たT氏で
これからが本番らしい、道東・道北の情報を提供する。出会った人とのツーショットを
フェースブックに載せているとの彼の要望で記念撮影して出発。d881からR336に出て農
道に乗り換えナウマン象発掘地跡を経て中当農道に乗る、牧草地帯を走りd319に乗り忠類
に到りR236に乗り換え中札内の道の駅で休憩。道の駅からd55に乗り畑作地を西に向か
いd240に乗り換えると、牧場や畑作地帯の直線路を北上して帯広農高にぶつかるとR236
に乗る。R236で帯広市街を北上して帯広駅の北側に出て六花亭に寄る。六花亭から線路の
南側に出て西に走る、帯広競馬場の南側を通過してd151に直進。このコースは何時も地元
の乗用車で混雑している、信号は多いし右左折する車も多く走り辛い。西帯広からd317に
乗り継ぐと郊外に出て交通量も少なくなり農地も広がる、帯広市街中心からの直線路を
走り芽室に到る。芽室駅前を西に走り線路沿いの農道に乗り継ぐ、牧草地を少し走り根室
本線を南に渡ると警報機が鳴り出す。列車が来るらしいので踏切に引き返すが、単線の踏
切は列車がどちらから来るのか表示が無い、カメラを準備して左右に首を振っていると西
方から「スーパーおおぞら」がやって来て目の前を駆け抜けて行く、シャッターを一回
切るのが精一杯。

芽室駅西方付近

 牧草地の農道をしばらく西に向かい小さな丘陵を越えて再び牧場と畑作地帯を走り、d55
に乗り換え北上して根室本線を渡り御影駅に到る、御影からR38に乗る、道東道を潜り北
上すると清水市街でR274と交差する、大半の車はR274に向かいR38はほとんど車が
走っていない、田園地帯を快走して新得に到り給油。新得はサホロやトマムなどリゾート
への入口の町、瀟洒な街並が続くが今は静まり返っている、市街を抜けると登りが始まる、
空は青空が広がり峠からの眺望に期待が持てる。長い林間の登りを続け、サホロスキー場
を過ぎると小さなカーブを繰り返し登る、左手は樹海の先に十勝平野の地平が広がる絶景。
広い道路で交通量は少なく路肩部分も充分で、勾配はかなり有りカーブも続くが走り易い
快適コース、昨年の北海道へのフェリーで同室のライダーから日勝峠より走り易いと聞い
ていたが言葉通り。狩勝峠は十勝方面も富良野方面も見晴らしの良い展望台、レストハウ
スの駐車場にはかなりの乗用車が停車しており、観光客の姿も多い。

狩勝峠から十勝方面

狩勝峠から十勝方面(2)

狩勝峠から富良野方面

 峠から大きなヘアピンで下ると笹原の中の緩く長い快適な下りが続く、時折車と行き
逢うが整備された走り易いコースで苦にならない、富良野側は雲が広がっている。樹海を
下り山峡の小集落落合に到る、落合から根室本線と併走して谷間を走り幾寅に向かい道の
駅「南ふらの」で休憩。幾寅は南富良野町の中心街でかなり活気を感じる、道の駅も観光
客で混み合っている。道の駅からd465に乗り金山湖北岸を走る、平坦なコースだが林の
中を走り眺望は良くない、地元や観光客の乗用車が国道よりも多い。林が途切れ対岸が
見えるようになるとすぐに金山ダムの横を通過して、金山駅前から金山市街に入りR237に
乗る。金山から樹林帯を北上して再びR38に乗り山部に到る、Aコープとコンビニで食料
を調達して「山部自然公園太陽の里ゆうふれ」に向かい、昨年と同じ場所に設営して寛ぐ、
数組のテントが張ってあるがそれぞれ適度に離れて幕営している。

  十勝岳


太陽の里・芦別岳

 11日 7:25出発、快晴。
 連泊のため軽装備で出発。キャンプ場からd985と農道で北の峰に到りR38に乗り換え
る。根室本線と併走して北上、d135に乗りラベンダーの森に寄るため「ハイランドふらの」
に向かう、ラベンダーの最盛期にはまだかなり早いようだ。「ハイランドふらの」の施設内
に入ると、朝食時間帯でもあり宿泊客で賑わっている、この施設は日帰り温泉も有り何時
も賑わっているようだ。d135に戻り国道に向かうと通勤時間帯でもあり乗用車が多い、R38
を走るとすぐに石見橋に到る、ここから農道に乗り林間を東に走りd759に出合うと乗り
換えて畑地を北上し、丘陵の上に出ると林間地帯を進みd581からd70と快走。しばらく北
上するとd70は東に向かい丘陵から下る、下り始めるとすぐに丘陵地の畑が広がる、正面
は十勝連山が横たわり左右には丘の頂まで続く麦畑や白い花が咲く蕎麦畑が続く。

d70の麦畑

d70の蕎麦畑

 快走して美馬牛に到り、線路の東側に渡ると畑の中の農道を走り美瑛第二広域農道に
乗り北上。美瑛市街に入り道の駅「びえい」で休憩、午前も早いが道の駅は中国人の団体
などで賑わっている、美瑛市街も観光客の乗用車が多いようだ。美瑛から観光客の乗用車
がやや多いd966を走る、田園地帯から林間地帯と快走して青い池の前を通過して急勾配を
登ると白金温泉に到る。白金から急勾配をカーブの繰り返しで登り溶岩台地上に出る、残
雪を残した旭岳が樹海の彼方に美しい。溶岩台地を走り望岳台に到る、ここも観光客は
多く駐車場はほとんど埋まっている。十勝岳は雲が懸かり全貌は見えない、しばらく様子
を見るが次々と雲が湧き出して来て一向に晴れる気配は無い、反対の富良野方面は好天。
往路を引き返し白金インフォーメーションC前からd353に乗り大きなカーブで林間を登る、
峠からの眺めも十勝岳は雲を被ってダメ、林間の下りから田園地帯のコースを快走して上
富良野に到る。d299で上富良野市街を南下して今回も青山サイクルでオイル交換する。上
富良野からd298に乗り畑の中を走る、フラットな直線コースで黄金に波打つ麦畑の彼方に
富良野岳が美しい。

富良野岳・中富良野付近から

  麓郷

 富良野東方の鳥沼公園からd253に乗り麓郷に向かう、林間の上り坂を走るとすぐに広い
駐車場を持つ展望台が有る、富良野市街やその彼方の芦別岳の眺めが素晴らしい。展望台
から更に林間を登ると台地の上に出て八幡丘に到る、牧場や畑作地が広がりその先は樹海
越しに富良野岳が横たわる。

八幡丘付近から

 台地上の牧場を走り畑地を抜け南下して麓郷市街に入る、昼時のためか閑散としている
市街で給油、麓郷展望台を目指して畑地の農道を東に走る。麓郷は往年の国民的TVドラマ
「北の国から」の撮影関連地や建物などを観光スポットとして売り出している、途中の「拾
ってきた家」は土産店や食べ物店が並び観光客で混みあっている、観光客もドラマ縁の地
や建物を巡るために麓郷を訪れているようだ、農道も観光客の乗用車が多い。展望台入口
も土産店や食べ物店が並び駐車場は満杯で観光客が多く埃っぽい、早々に退散して展望台
に向かう、遊歩道のような狭いコースに乗り急勾配のダートを登ると丘の上に出る。畑が
広がる丘の西端が展望台になっていて、麓の麓郷からその先の芦別岳から夕張岳へ続く
山並みが良く見える。

麓郷展望台から芦別岳

麓郷展望台から富良野岳

 しばらく風景を眺めた後展望台から麓郷に下り、d544で林間を下り布部からR38に乗り
富良野市街へ向かう。コープさっぽろで食料を調達し2Fの書店で買い漏らしていた文庫本
を二冊購入、この本が翌日大いに役立つ。R38に乗り南下して布部で空知川を渡ると農道
に入る、そのまま畑の中の農道を乗り継いで太陽の里に戻る。サイトの日陰に座り焼肉で
寛ぐ、夕方に少し年少でさいたま市の農家S氏がやって来て近くに設営、やや離れて少し
年配で山鹿町のE氏が設営、どちらもベテランライダーで話が弾む。

  雨天停滞

 12日 朝目覚めると雨が降っている、雨の予報は出ていたが昼頃からと油断していた。
幸いブルーシートを掛けていたので装備は全く濡らしていない、シートの中で撤収作業
をして何時でも出発できるようにし、炊事棟に出かけ朝食を摂る。S氏とE氏もやって
来て三人でお茶を飲みながら話す、E氏からは熊本空港から砥用方面への広域農道マミコウ
ロードを紹介される。しばらく話しているとサイトの管理人が出勤してきて話に加わる。
彼らは近くの果樹農家の人で管理を委託されているとのこと、日帰り温泉や安い宿泊所を
教えてもらう。駐車場の横にサクランボが沢山実っているがなぜ今頃と尋ねると、長雨で
実りが遅く味も不味く出荷できない、不味くカラスも食べないので残っているとのこと。
S氏は「ハイランドふらの」へ出掛け日帰り温泉に、バイクの故障したE氏は農協へバイ
ト探しに、そして私は隣のふれあいの家へ行くことにする。ふれあいの家に出掛け宿泊を
頼むと今からでもと言ってくれる、すぐにサイトに戻り荷物をバイクに積み込む。9時過ぎ
からふれあいの家に宿泊、低料金なのにバストイレ付の比較的新しい施設、早速入浴して
寛ぐ。昨日購入した文庫本のお陰で退屈せずに過せる、たいした降り方ではないが雨は
夕方まで続く。