60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

,23 初夏 北海道 ( 4 )  

2024年05月05日 | 北日本

  06/10 06:35雨天停滞 

 雨が上がっても雲が垂れ込め東風が冷たい、昨日と同じような天候だが 

気温は低い、時折小雨が降る。出掛けるのは諦める、昼前に食料調達に 

出掛ける。今日は他にバイク2台、1台は福岡の男性、横須賀№軽68才 

男性、幕営ファミリー一組とオートに一組。 

 

 06/11 07:15出発、曇・霧 

 今日も曇天で霧、あまり走りたくないが5泊して毎日こんな天候、知床・ 

国後が見えたのは到着日に僅かの時間、夕方には見えなくなった、諦めて 

移動することにした。問題はどの峠を越えるか、根北峠は雨具が必要だろ 

うから美幌峠越えにする、美幌峠も霧の覚悟はして出発。今日もR272に 

乗る、日曜日の朝のため交通量は少なく大型車は皆無、霧で視界は200m 

ぐらいだが濡れることは無い、景観が全く駄目なのでひたすら走る。中標 

津付近で霧は晴れると思っていたが今日は内陸の方が濃い、中標津を通過 

すると霧は更に濃くなり周囲は白いカーテンに包まれる。計根別・虹別と 

通過する間に霧は更に酷くなる。虹別からR243に乗る、地元ライダー 

グループも若干走る、峠越えを諦め和琴での幕営も考えながら進む、 

しかし弟子屈の手前から霧は薄く空は少し明るくなる。弟子屈で今後の 

ルートを検討して予定通り前進、弟子屈を通過すると周囲の山が見えて 

来る、霧は晴れたようだが全天には雲が広がっている。R243を快走、 

ソロやグループのライダーが結構走る、もちろんキャンプ装備のライダー 

も、今日は今シーズンの北海道で最も多くのライダーと出会った。屈斜路 

湖畔を行くと上空には青空が広がり前方の美幌峠が美しい、今日の美幌峠 

越えは景観が期待出来ると快走、和琴の入口に到ると左手前方の山も雲が 

消えている、津別峠も走れそうな様子。どちらを越えるか迷いながら進む 

と津別峠への入口、左手にはほとんど雲は無い、d588に左折する。すぐに 

昇り勾配、少し上ると男性チャリダーを追い越す、更に上ると軽自と 

出会いすぐにクロスカブが下って来る、今日はやけに交通量が多いと思い 

ながら走る。勾配は厳しく10%以上が続く、カーブが比較的穏やかなので 

コースを一杯に使い上る、退避スペースで撮影していると2台のバイクに 

追い越される、1台はカブのようだ。更に勾配は厳しくなりオーバー 

ヒート気味、ローギアーで喘ぎ上ると展望台への入口、此処からが更に 

勾配は厳しく13%前後か、ほとんどローギアーで上ると道外№の乗用車が 

次々と数台下って来て驚き、何とか喘ぎ上り展望台。駐車場には先程追い 

越して行った長野のバイク2台と地元№が1台、車は数台が駐車している、 

こんなのは初めて、何時もは居ても1,2台でほとんどが一人だった。展望 

台からは樹海の先に雄阿寒と雌阿寒が良く見える、残念ながら午前は逆光、 

屈斜路湖は峠の中腹に雲が広がり見えなくなった。やや年少らしい長野の 

ライダーと少し話した後、エンジンを切って往路を戻る、d588に出合うと 

カーブを繰り返して下る。 

 

津別峠へd588 

津別峠展望台 

 峠を下るとほとんどフラットの直線コースを津別に向う、このコースも 

今日は結構乗用車やライダーが行き交う、左右は穂が出始めた麦畑が続く。 

太陽の下を走ると温かく眠気を催す、路端のスペースに停止して少し目を 

閉じる。津別市街に入るが何時もながら全く人の気配が無い、国道は少し 

車両が行き交うが他の道路には見掛けない、d27に乗る。d27は広い二車 

線で勾配もカーブも緩やかで走り易い、ライダーグループや乗用車が 

かなり行き交う、ほとんど地元№のようだ。少し西に走ると右に大きく 

カーブして北上する、ほぼ直線で北見に向かい十勝オホーツク道の手前で 

d50に左折、このコースも二車線のほぼ直線フラットで走り易い、交通量 

は地元車を中心に少し有る。少し走るとガス欠、日曜日で給油のタイ 

ミングを間違うと大変、訓子府はホクレンのみ開いている、置戸に向かう 

かR39に出るか迷うがd143に乗り換えR39に北上。少し走りR39に 

乗り西進して留辺蘂に到る、最初のGSは閉店だが西留辺蘂のENEOSで 

給油、更に西進して温根湯に到る。キャンプ場は河川改修工事で正面の 

林が切り開かれている、以前の林に包まれたサイトの静かで落ち着いた 

佇まいが好きだったのだか。キャンプ場は中年のドイツ人チャリダー教員 

夫婦、60才ぐらいの地元ライダー一人、奈良の軽自の同年配男性一人、 

奈良の男性と一緒に飲みながら話す。 

 

 06/12 07:05出発、晴 

 朝から快晴、日が当たると汗ばむ陽気、濡れた装備もすぐに乾き撤収 

作業が順調、R39に乗り石北峠に向かう。交通量は少ないが大型車は少し 

走る、ほぼ直線を西進して滝の湯を通過して少し走ると緩い勾配が始まる、 

鉱山跡を通過して少しで石北峠一合目の標識。勾配はまだそれほど厳しく 

はない、時折下り勾配も有りほぼマイペースで走る、カーブは大きく交通 

量は少なくコーナー一杯を使い上る。五合目を過ぎると勾配は厳しく 

カーブはヘアピンとなり一息に高度を上げる、コンテナーを積んだ大型車 

も喘ぎ上っている、登坂車線が有るため後方はあまり気にせずに走れる。 

ようやく峠に上ると工事中で展望所に入るのは諦める、峠から1kmほど 

下るとエンジンを切りマイペースで走る、久し振りに走るコース、気温が 

高く靄で不鮮明だが残雪の大雪山系が美しい、三国峠に向かうかと迷う 

ほど。大雪ダムを経てR39を下る、広く走り易いコース、すぐに層雲峡の 

滝が見える、滝に向かうと駐車場にはもう観光バス数台と乗用車は30台 

ほど居る、滝は水量が多く迫力満点。 

 

石北峠すぐ西 

大雪湖 

大雪湖 

 更にR39を下り層雲峡温泉通過する、新緑の山を眺めながら走る、 

しかし交通量が多くなり大型貨物やバスも多い、ミラーチェックを怠れ 

ない。上川市街の直前で紋別・網走の道標を見て停止、予定では新十津川 

に向かうのだがどうするか迷い地図をチェック、予定変更で西興部に 

向かうことにする。此処から滝上へは始めて走るルート、右折してR273 

に乗り東進、広いコースで交通量はほとんど無い、左右は新緑の林が続き 

人工物は電柱と時々左の林間に見える石北本線の線路のみ、人家はもち 

ろん工事現場も無い、本当にこのコースで良いのか不安になる。極稀に 

対向車と出会い国道に違いないと思う、コースはほとんどフラットで 

カーブは大きく走り易い、広い谷間の林間を行くので景観は全く駄目で 

残念。しばらく走ると旭川紋別道の浮島IC、此処でルートは紋別方面への 

R273と網走方面へのR333に分かれる。R273に直進する、自動車道を 

降りた車両で交通量は結構増加、勾配を少し上った処の3km超の浮島 

トンネルでは10台近くにコースを譲る、100kmほどの速度で追い迫って 

来るのでウインカーを出し左に寄り速度を落としてコースを譲る、かなり 

緊張する。トンネルを抜けると林間の穏やかな下り、左右の林は元は牧場 

か牧草地だつたのかも、しばらく下ると牧場が現れ更に農地となる、穂の 

出揃った麦畑や苗の出揃ったトウモロコシと大豆畑が続く。田園の 

穏やかなコースを快走して滝上でd61に乗り換え西進、すぐにd137に 

右折して札久留峠を越えて西興部に到る。森林公園キャンプ場は改装工事 

中で利用不可、滝上に戻るのは今一、地図を確認して日の出岬に向かう 

ことにする、距離は近いし温泉も有る。給油に寄ったGSの係員によると 

キャンプ場は15日から再開とのこと、現場を見た限りでは3日後の再開 

は信じられない、バーベキュー棟横のスペースでの再開かも。R239に 

乗り北上、しばらく走ると宇津でd883に乗り換え走り慣れたコースを 

更に北上、毎回ほとんど交通量皆無のコースでソロライダー二人と出会い 

驚く。沢木に到り集落を抜けると日の出岬、広い芝の綺麗なサイト、今日 

は気候温暖で快適そうだが、日陰が無いので夏は暑そう、海霧の出る季節 

は寒そう。食料調達は雄武か興部でどちらも10km走る、雄武に出掛ける、 

  1. coopとセーコマで食料調達してサイトに戻り温泉に浸かる。サイトに 

戻ると若いチャリダーが居る、雄武の食料調達時に見掛けた20代の男性、 

本州の日本海側を北上していたら北海道の日本海側も素晴らしいと言われたからやって来たとのこと、訛りでは沖縄か九州人のようだ、余分の 

入浴券をプレゼントする。 

 

 06/13 06:45出発、晴 

 今日は昼頃から雨の予報、降り出す前にクッチャロ湖で設営出来る 

ようにと出発を急ぐ、連泊も考えたが雨中の食料調達が大変、徒歩でも 

可能なクッチャロ湖にした。撤収作業は日差しが強く汗ばむ、出発間際に 

チャリダーが挨拶に来る、彼は雨の前に紋別付近で設営するつもりとか。 

彼の出発を見送りすぐに出発、国道に乗ると交通量はかなり少ない、 

しかし半数は大型の牧草運搬車や土木用車両、どの車両も高速で追い越し 

て行く。R238はアップダウンも無い長い直線路、左端の路面が悪いこと 

意外は問題の無い快走路でミラーチェックは怠り気味、すぐ横を大型車に 

追い抜かれて驚くこともしばしば。道の駅岡島で休憩、川崎№の大型 

スクータが居る、40代くらいの男性で荷物が多いからキャンパーかと 

思ったが宿泊とのこと、防寒対策で装備が多くなった、上陸4日目だが 

まだ使ったことは無いとのこと。枝幸市街を走り再び国道に戻ると前方の 

空は暗い、何とか降り出す前にと思うが微妙だ、大きく左にカーブして 

浜頓別市街に向かうと前方には黒雲が垂れ込め白いベールが架かっている。 

市街に入るが雨はまだ降っていない、信号に悩まされながらクッチャロ 

湖畔に到る、受付の売店はまだ開いていない、キャンパーは出立したのか 

サイトにはテントは無い、車は数台居る。装備を降ろすと雨がパラつく、 

急いでテントを組み立てブルーシートを掛けると他の装備と共にシートの 

下に潜り込む、一時間ほどで雨は上がる。設営を完了して受付を済ませる 

と食料調達に出掛ける、サイトに戻ると昼過ぎから雨が降り出す。 

 

 06/14 雨天停滞 

 小雨が降り続く、9時過ぎから小康状態となり食料調達やキャンプ場の 

コインランドリーで洗濯をして過ごす。 

 

 06/15 07:20出発、晴 

 朝陽が差し好天かと思っていると雲が広がり不安定な天候、今日も停滞 

してオイル交換で中頓別に出掛けるかとも考える、しかし土日は好天の 

予報、日本海側に移動して利尻を眺めたい、オイルも稚内なら交換出来る 

はずと出発。R238に乗り少し北上してエサヌカ線の案内に従い右折、 

天気は良くないが靄も少なく遠望も良好、朝早いのに意外と10台ほどの 

乗用車やバイクと出会う。浜猿払からd584に乗り西進、少し走り猿払で 

d1089に乗り換え北上、d1089は林間のほぼ直線で交通量はもちろん 

少ない、しばらく走り鬼志別で農道に乗り換え丘陵地の演習場に沿って 

北上し知来別でR238に乗る。天候は良くないがオホーツクの海岸線は 

美しい、少し北上して東浦からd1077に乗り換え西進、今日は意外と 

交通量が有る、大半が大型工事用車両。少し走ると宗谷岬の案内に従い 

d889に右折、大きなカーブで勾配を上る、交通量はほとんど皆無。勾配を 

上ると大きなアップダウンとカーブで宗谷丘陵を快走、牧草地帯を走り 

白い道の案内で左折、丸山を巻いて走ると乗用車とバイクに2.3台ずつ 

出会う。白い道に乗るが利尻は見えない、稚内の市街地が薄く見えるのみ、 

海岸に下ると再びR238に乗る。 

 

エサヌカ線 

東浦R238 

宗谷丘陵 

宗谷丘陵 

 右手の海には白波が立つ、風が強くバランスを崩されないように慎重に 

走る、交通量は少ないが左端の路面の悪さと強風にバランスを崩さない 

ように緊張の走行。稚内市街入口のR40との交差点のGSでバイク屋を 

尋ねる、稚内にバイク屋は無い、オイル交換は空港近くのレッドバロンか 

自転車屋に当たってみたらとのこと。R238を引き返しレッドバロンに 

行くが閉店している、長らく営業していないようだ、稚内に戻り別のGS 

でオイル交換をしてくれそうな自転車屋を訊くとあの辺りに有るがと指示 

してくれるが歯切れが悪い。R40を走るが見当たらない、稚内駅付近から 

d106を引き返すと商店街で戸川自転車店を見付ける、店を訪れると、南稚 

内駅近くの稚内サイクルがバイクも見ているとのこと。南稚内駅付近で 

郵便配達員に尋ねて稚内サイクルに、小さな自転車屋で営業しているか 

どうか不明の自転車店、尋ねるとオイル交換はOKと4才年長の主人。 

オイルは湯飲み半分程しか残っていなかった、もう一日走っていたら 

エンジンが焼き付いていた、此処で交換出来て幸運だった。しかし料金は 

3850円とのこと、今までで最も高かったのは2500円だったので凄いと 

驚いたがそれ以上、驚く価格だが文句は言えない間一髪だったのだ、二度 

目に聞いたGSの近くだが歯切れが悪かったのは足元を見る店だったから 

かも。近くのスーパーで食料を調達して環状道からd106に乗り稚内丘陵 

を下り海沿いに南下、利尻は見えない。抜海駅からd510に乗り換え内陸 

を南下、勇知のホクレンで給油、昨年の話をすると土曜日の営業は午前 

のみとのこと。兜沼に到り設営して寛ぐ、近くにバイクが1台設営し 

コテージは数組が利用しているようだ。