60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

,18 北海道( 3 )

2019年01月27日 | 北日本

 6/20 7:30出発、小雨。
 今日も天候不順の予報だが釧路方面は降らないようだ、しかし出発寸前に雨が降り出し
足止め。しばらく様子を見ていると雨は上がり霧が漂う、雨具を着用して出発、R392に
乗り道北道を通過すると霧は晴れ薄日が差す。釧勝峠への上りに掛かる頃に同封する土産
を忘れて来たことに気付く、既に30分も走って来ている、出直すと一時間のロスだが土産
を忘れては釧路に向かう意味は半減、引き返して再出発。再び釧勝峠を上ると左右の林間
にはピンクの小群落、クリンソウの最盛期だ、帰路に余裕が有ればゆっくりと眺めたい。
R392の交通量は少ないが峠の頂上付近から再び霧が広がり視界が悪くなる、路面工事区間
も有り迂闊に走れない。二股に下ると霧は更に濃くなり雨具を通して濡れて来る、シール
ドは絶えず拭わないと大粒の水滴で走路もミラーも見えない、今日の釧路行は断念するか
との思いも浮かべながら白糠に到着。ここまで来て引き返しも有るまいと前進、ここから
の海岸線は何時も霧が濃いが今日は更に酷くひたすら白線を睨み直進に努める。西庶路で
左手を並走する元国道に乗り換える、信号や交差点のほとんど無い直線フラット、交通量
は少なく走り易いコース、しかし今日は霧が濃く走り辛い、前方を睨み慎重に進む。それ
でも地元の人にとってこの程度の霧は日常茶飯事なのだろう、ほとんどの車がライトも
点けずにかなりの速度で行き交う。大楽毛西郊でR38に乗り市街地に入る、交通量は少
ないが霧は濃く信号を見落とさないように走るのに必死、西港へのd53に乗り換え東進
して釧路川を渡り釧路駅北側に到る、適当に走ると南側に出て和商市場に。土産を送付
して往路を戻る、やはり霧は濃く雨具の中も湿って来る、釧勝峠を越えて本別市に入ると
やっと霧が晴れる。今日は埼玉№の中年ライダーと他に若いライダー、どちらも交流無、
夕方に家族連れが来てティピーテントを張る。

 6/21 雨天停滞。
 昼前に雨の小康状態を見て食料調達に出掛け、サイトで寛ぐ。蒸し暑く身体が不快、
雨も降っていないので本別温泉に向かう、本別湯が今年の春で閉鎖したので不便になった。
今日は埼玉№ライダーのみ。

 6/22 7:30出発、小雨。
朝から日が差す、久し振りのこと、阿寒か三国峠に向かいたいがバイク修理を優先した
い。釧勝峠へクリンソウの撮影に向かう、快晴の麦畑や植えたての豆畑を眺めながら快走。
山間部に入ると林の中にクリンソウの小群落が点在する、幾つかの群落を撮影して峠で
引き返す。

釧勝峠くりんそう


釧勝峠くりんそう


 太田モータースでオイルとスプロケットの交換をして足慣らしでナイタイに向かう、d88
に乗ると交通量が少なく快走、好天で阿寒富士や雌阿寒岳が美しい。R241に乗り換え上士
幌に向かう、しかし山際には雲が広がり風は冷たくなる、ナイタイは諦めて本別に戻る
ことにする。上士幌からd660に乗る、交通量はほとんど無いが路面状況は悪い、丘陵地の
豆畑を走り西勇足からd499で本別に戻る、阿寒富士や雌阿寒岳はシルエットになっている。
 
 6/23 6:35出発、晴。
 今朝は夜明けから日差しが強い、まさかこんな好天になるとは思っていなかったため出
発が遅くなる、気温はかなり高くなりそうなので景観が心配。昨日、駆動部品を交換して
いるため様子を見ながら走る、エンジンパワーのロスが減少したようで今までの調子で
走ると速度オーバー気味、メーターかミラーかを絶えず睨みながらの走行。足寄を経て螺
湾に到るとほぼ快晴の下、阿寒富士と雌阿寒が鮮明に見える、R241の交通量は少なく走り
易い、焦る気持ちを押えて足寄峠を経て阿寒湖畔から東に向かい慎重に走る。R240と別れ
て少し上ると正面に雄阿寒岳が迫る、少し靄が掛かるがまだ鮮明、撮影をしながら更に
上り双湖台に到る。ペンケトーが樹海の中に美しい、しかし今日は風が有り湖面は波立ち
残念。

双湖台附近


双湖台、ペンケトー


双湖台より


 更に少し走り双岳台に到る、素晴らしい景観が広がっているが阿寒富士・雌阿寒に靄が
掛かり若干不鮮明、1時間ほど遅かったようだ、理想的には7:00までに到着しておきたい、
本別からではかなり厳しいが。今日はかなりの好天、靄で不鮮明でも津別峠の景観を眺め
たい、弟子屈に向かう。

双岳台


双岳台


双岳台


 双岳台からは長い下りが続く、カーブは見通しも良く穏やかで対向車は少ない、ほとん
どノーブレーキで下ると追いつく車はほとんどいない。カーブが終わり勾配も緩くなると
速度を落としのんびり走る、道の駅はパスして弟子屈で給油後R243に乗り屈斜路湖に向か
う、快走して和琴からd588に乗り換え津別峠に上る、昨年の豪雨によるものか途中には土
石流の大きな痕跡が残っている。何時もはほとんど車と出会わないコースだが土曜日の
ためかかなりの交通量が有る、地元№が中心だが十数台と出会う、峠から展望台への
コースでも数台と出会う、そして展望台の駐車場には数台の車と2台のバイク。展望台か
ら屈斜路湖の眺めは良好、美幌峠や小清水峠が左手遥か下に見える、しかしすでに靄は
広がり不鮮明、やはり早朝に来ないと鮮やかな眺めは期待できない。反対側には阿寒の樹
海が広がる、樹海に阿寒富士と雌阿寒岳が浮かび双岳台とは異なる雄大な光景、逆光で
はっきり見えないのは残念、こちら側は午後の方が光線の具合は良くなるのかも。

d588、土石流痕


津別峠、屈斜路湖


津別峠、阿寒方面


 d588に戻り急勾配を小カーブの連続で下り津別川に出合う、d588は右折して北上、牧草
地帯を走る快走路で何時もは交通量ほぼゼロだが今日は結構有る、牧草地から畑地へと
フラット直線をを延々と走り津別に到る。R240に乗り少し南に走ると本岐でd51に乗り
換え陸別に向かう、この道々は2度目だが交通量は少し有り大型車も走る、景観は期待
できないが北見と十勝を最短で結びアップダウンも穏やかな走り易い快走路。しかし一日
の終盤に走ると飽きて来て眠気を催す。陸別からはお馴染みのコースで本別に。今日は
サイトに家族連れや若者グループの大型テントが林立して子供達が走り廻り、肉を焼く
煙が充満している。


,18 北海道( 2 )

2019年01月20日 | 北日本


 6/16 7:50出発、曇。
 天気予報によると午前は雨で午後は曇り、宗谷の降水確率は30%と10%、最高気温12℃、
外は今日も霧雨が降っている。今後数日の予報も芳しくないため道北を諦め南下すること
にして出発、雨具は必要ないがシールドは濡れる、ふれあいの森からd120に出た処で右折
か左折かで迷う、やはり道北に未練が残るのですぐに南下せず歌登から日本海側に向かう
ことにして北上。歌登から眺める北方の空模様は悪い、d120を北上するのは断念しd12を
西進、しかしまだ諦め切れないのでd220で南下せず更に西進して小頓別で判断することに
してd12を行く。小頓別から見る北の空は非常に悪い、当然南下すべきだが未練が残る、
雨でも良いからと知駒峠に向かいR275を北上。ピンネシリ付近に到り北を見ると晴れ間が
見えて来る、更に北上して宗谷岬を目指そうかとも思うがここは我慢して知駒峠に向い
d785に乗る。d785を走り始めると晴間が広がる、周囲は雲が垂れ込め遠望は利かない、
しかし眼下に広がる樹海を見ながら対向車も来ないコースを上ると峠の先に青空が広がる。
まさかと思いながら知駒に到ると水平線が見える、利尻が見えるかもと急いで下ると目の
前に鮮明な利尻が見える、5年通って来ているが知駒峠からこれほど完璧に利尻が見えた
のは初めて、これだから北海道の天気は現地に立ち自分の目で確認しないと。

知駒峠


知駒峠


知駒峠


 下りを快走して行くと青空は更に広がる、しかし風は冷たく気温は低い。豊富からサロ
ベツに向かい落合広域農道に乗る、日はかなり高くなったがまだ順光、気温は冷たく今日
ならホルスタインを手前においた写真が撮れるかも、牧草地の先に利尻が鮮明。兜沼方面
に向かうd763に乗り換え少し走り夕来方面への農道に左折、丘陵を越えた処でガス欠、給
油の事は全く念頭に置いいなかったので茫然となる。

豊富落合農道


豊富落合農道


豊富落合農道


夕来附近


夕来附近


 ここからでは豊富に戻るのがギリギリで撮影の余裕は無い、給油して出直しては撮影の
絶好期を逃してしまう、過去の記憶をフル動員してこの付近のGSを探る、ようやく勇知の
小さなホクレンスタンドを思い出す。閉鎖していないことを祈りながら勇知に向かう。無
地に給油して兜沼に到る、今日は若干の利用者が居るが幕営は私のみ。

 6/17 7:45出発、曇。
 5:00過ぎに起床、昨夜はダウン上下を着て靴下を履いて寝たがかなり温かくむしろ熱
過ぎたくらい、テントの結露も少なく昨日までとは大違い。空には重い雲が広がり利尻は
見えない、撤収作業に手間取り出発がかなり遅くなる。何となく肌にピリピリと感じるが
出発、しかしキャンプ場を出てすぐの踏切を渡ると濃い霧に包まれシールドに付く水滴は
大きくなる、東に向かい猿払からオホーツク沿いを南下するつもりだったが断念。R40を
南下して豊富に向かう、雨具を必要とする程の霧だがそのまま走る、豊富を通過してしば
らく行くと霧は薄れいつの間にか遠望が利くようになっている、それと共に気温が下がっ
たのか寒い。R40は日曜日で工事用車両は走っていない、しかし乗用車は100km超の猛
スピードで追い越して行く。ほぼ直線フラットを延々と走り中川に到る、何時もは国道で
パスするが今日は天塩川を渡り市街に入る、d541に乗り市街地を抜けると天塩川右岸を南
下、交通量皆無の道々を快走して佐久でR40に戻り道の駅音威子府で休憩。再び国道を南
下、空は少し明るくなる、交通量の少ない直線路を猛スピードで迫る後続車をチェック
しながら快走。石狩まで南下するかとも思うがまだ道北に未練は有る、名寄からR239に
乗り東に走る、下川鉱山に寄った後西興部の森林公園に、雨の予報なので野外ステージの
傍に設営。温泉に出掛けると日曜日の午後なのに誰も入浴していない、今日は村全体に
人の気配がなく静寂に包まれている。キャンプ場の利用は当然一人、寒くは無いが今にも
雨の降りそうな空模様、Wi-Fiは繋がるがラジオは夜間しか入らないのが欠点。

 6/18 8:05出発、曇。
 天気予報が不明のため行き先に不安が有るが、とにかく道北は諦めることにする、曇天
だが薄日が差し撤収作業には蒸暑い、昨夜の雨で濡れた装備をステージに広げ乾かす。
サイトを出るとすぐに瀬戸牛峠に上りd137を南下、数台の対向車と出会い札久留峠を越え
て滝上に到り道の駅で休憩。3日前からバイクの異音が気になっている、紋別に向かえば
その後の行き先に困る、バイクは本別で見てもらうことにして更にd137を南下し温根湯を
目指す。天候は曇天となる、出発時18℃だった気温は16℃に下がって走ると肌寒い、d137
は珍しく数台の対向車が有る、ほとんど廃屋ばかりの中立牛を通過して峠を上る、何時も
は独走のコースだが今日は対向車に出会うし路面補修作業を行っていたりで趣が異なる。
峠を越えて鴻之舞南方でd305に乗り換える、このコースは工事用車両などが少し走るが
何時も走り易い。金八峠を越えると丸瀬布でR333に乗り換え東進、交通量は少ないが風に
背中を押されてオーバ―スピード気味、頻繁な速度チェックが必要。瀬戸瀬で旭川紋別道
を降りた車両が加わり交通量は増加するが快調に走る、R242と出合うと合流して南下、案
外交通量は少なく快走。安国でR333が美幌方面に別れて行くとR242の交通量は何時も
通り少なくなる、快走して金華峠を越える、天気は芳しくないため常紋信号所はパス、
それならばこのままのペースで走れば余裕で本別まで行ける。R39に出合うと乗り換え
少し東に進み留辺蘂から再びR242に乗り南下、ほとんど直線で丘陵を越え置戸に到る。置
戸から交通量ほぼ皆無のR242を行く、快走と言いたいが相変わらず路面状況は悪く継ぎ目
の凹凸が不快、池北峠からの長い下りは速度オーバーに注意して走る。陸別を通過すると
交通量は増加し大型車も多くなる、後方チェックを絶えず繰り返し慎重に走る、気温は
低く15℃くらい。足寄を経て本別市街に入ると本別公園に到る、今日の静山キャンプ場は
駐車場もサイトも無人、一瞬閉鎖したのかと不安になる、今後の天気予報では悪天が続き
そうなので何時もより高いサイトに設営。食料調達でスーパーフクハラに出掛ける、今日
は寒く身体が冷えたので夕食は鍋にする。キャンプ場利用者は他にはトイレ横駐車場に伊
豆№軽キャンピングカ―の若い夫婦が居て、奥のキャンプ場に50ccスクーターで若い男性
が向かったのみ、こんなに少ないのは初めて。

静山C


 6/19 7:25出発、曇。
 昨夜は意外と温かかった、今朝は曇天で出発しようとすると霧が広がり始める、雨具着
用かと迷うがそのまま出発。R242は大型車も多くミラーチェックが大変、濃い霧で油断
しているとすぐ後ろに大型車が迫っている、ひたすら左端の白線上を走る。利別の跨線橋
から市街地に入り駅前からd73に乗り西進、何時も通りかなりの交通量で大型車も多い、
霧は濃くシールドを拭う動作もミラーで後方を確認してから。木野でR236に乗り換え南下、
十勝大橋を渡るとd26に直進して帯広市街地に入り駅前の六花亭に到達、かなり順調に
走ったようで予定よりも早く開店5分前に到着した。駅前からd26を戻りR38に乗ると札
内川を渡る、案内に従い札内駅に向かい踏切を渡ると線路南沿いの市道に乗る、この
コースはやはり地元車で交通量が多い、幕別西部でd503に右折して南下、丘陵上を行く
この道々は毎度交通量がほとんど無い、それよりもニ・三の牧場以外に見渡す限り人家は
見えない。NEEDSでチーズを送付してd503を少し南下し農道で丘陵から糠内に下る、d15
を少し北上しd62に乗り換えて東進、小さな峠を越え豊頃町に入り丘陵の牧草地を下る、
昨年タンチョウの番を見かけ今年もと期待したが残念。穏やかな勾配を快走してR38に出
合うと右折して十勝川を渡り豊頃市街に入る、d73に乗り換え池田を目指し北上、交通量は
若干有る。丘陵の裾野を行くコースは大きなアップダウンが続き走り辛い、しかし展望は
良く好天時にのんびり走れば素晴らしいルートかも。前方にワイン城が見えて来るとd236
の分岐、右折して川の堤防上を行く、畑地と牧草地を走るが交通量はもちろん皆無。左右
から丘陵が迫って来て気が付くと丘陵の林間に入っている、路面状況は悪いがこのコース
も好天時にゆっくりと走れば素晴らしい林間コース。本別町に入り丘陵から下ると勇足、
R242に乗り換え本別に到る。バイクの点検で太田モータースに寄る、チェーンの調整では
回復しないようでチェーンとスプロケットの交換となる、部品の取り寄せに二日間掛るが
しばらく静山で連泊する予定なので問題なし。サイトで寛いでいると晴れ間が広がる、午
前中の天気は何だったのや。

,18 北海道( 1 )

2019年01月13日 | 北日本


 6/09 13:35出発、晴。
 早春からの身内のトラブルを何とか安定させてやっと今シーズンのスタート。予定して
いた昨日は雨のため出発を一日順延、いきなりの北海道は若干不安が有り装備のチェック
などで出発準備に手間取る。晴天だが風は涼しく珍しく積み込み作業で汗は掻かない。
シーズン初日で走行感覚や積み荷のバランスをチェックしながら走るため例年よりも一時
間早く出発、少し走るとやはり走りは重い、積み荷のバランスは悪くないが走行は不安定。
舞鶴定番ルートを北上、土曜日のためか交通量は何時もより多い、気温は20~24℃で快走
日和、週末ドライバーの追い抜きに何度もヒャッとさせられる、後方チェックが上手く出
来ていない、冬眠明けでパワーが上がらない、頻繁にシフトダウンを繰り返して道の駅瑞
穂に到る。今日の駐輪場はほぼ満杯で10数台が居る、当然ライダーは高齢者ばかり。すぐ
に出発、R173を北上して綾部南郊の峠の頂上付近でガス欠、リザーブに切り替えて給油の
タイミングを検討、舞鶴には微妙、府道(f1)途中で給油することにして綾部を通過。大町
手前のGSで給油、大町から府道(f51)に乗り菅坂峠を越えて東舞鶴市街に入る、土曜日の
ためか一時間早いためか市街地の交通量は少なく順調に進む。スーパーフクヤで飲み物を
購入してフェリーターミナルに到る、駐車場はほとんど空、乗船手続きをして2Fの待合室
で寛ぐ。19時にバイクを乗船待機所に移動させるため外に出るとバイクは6台になって
いる。待合室は徐々に人が増えるがそのほとんどは高齢者、ライダーの姿も見られるが同
世代か少し年長者のようだ、まるで病院の待合室状態。待合室が混み合って来たため22時
前に待機所に下る、バイクは30台で車は80台程度、この時期としては多く特にバイクは
多い。22:55乗船、船室はA8で船首から二つ目、何時もならA4かA5なのだが、同室は
7名で意外に多い。

 6/10 7:00起床、晴。
 少し開場を待つつもりで8時前に浴場に出掛ける、しかし既に開いており数人が入浴
している。終日ゴロゴロと時間を潰す、船内はまるで高齢者施設のような状況。津軽海峡
でかなり揺れて北海道に近づく、靄に覆われているが羊蹄山は微かに見える。美しい日没
と共に積丹に差し掛かる、残雪の残る半島は鮮やかで神威岬が夕陽に映える。

積丹沖の夕陽


 20:25車両甲板へ下り20:55下船、港湾道を走り運河から小樽駅に向かう、小樽は相変わ
らず中国語が飛び交う。ローソンで食料を購入してBH大幸に宿泊。

 6/11 7:15出発、晴。
 4:00前に突然の強い日差しで起こされる、東側の部屋だったが昨夜は気付かずカーテン
を引き忘れていた、初歩的なミスを犯してしまった。晴天の下を出発、気温は快適、港湾
道を走りフェリーターミナル前から築港駅前を経てR5に乗る。通勤時間帯には少し早い
ため比較的に走り易い、流れに従い銭函IC、花畔ICを経て石狩市を北上、風が強く時折
来る突風にしばしばバランスを崩す。石狩川を渡る長い橋は後続車の間隙を充分に見定め
て進入、やはり長い橋上では何度も風に流されバランスを崩す、速度を落として渡る。石
狩川を渡る前後から雲が広がり風は冷たくなる、夏用の着衣では辛くなるが厚田までは我
慢と走り続ける。望来の美しい海岸を北上するが曇天で景観は悪い、この時期はライダー
は少なく同じフェリーと思われる福岡№の5人に追い越されたのみ、今年4月に開業した
道の駅厚田で休憩。ジャケットのインナーを装着しフェイスマスクを着用して出発、R231
の交通量は何時も通りだが工事用車両がかなり混ざる、昨今の国道は到る処で道路補修工
事が行われ走り辛い。浜益から長いトンネルを抜けて雄冬に到る、増毛に向かう海岸線
からは残雪の暑寒別岳別が美しい、しかし今日は靄が広がり不鮮明しかも頂上付近に雲が
掛かり残念。旧増毛駅で休憩後海岸線を留萌を経て快走、増毛付近から再び晴天になるが
風は強く涼しい、風は追い風で油断しているとすぐにオーバースピードになる。小平市街
を通過して期待を持って小さなトンネルを抜ける、しかし天売は薄く見えるが利尻は駄目。
トンネル手前でガス欠、リザーブでも余裕で苫前まで行けそうだし途中の鬼鹿にGSが在る、
あまり気にせずに進む。道の駅小平で休憩した後苫前で給油、少し走ると羽幌市街に入り
コープさっぽろで食料調達。羽幌から快走して初山別、みさき台キャンプ場には旭川№乗
用車の中年男性のテントが一張、今日の下のサイトは二人だけのようだ。明日は早立ちで
雨が降り出す前に歌登りに飛び込むつもり、駐車場横に設営し寛ぎタイムに入りボー然と
なる、貴重なロング缶を一本途中で落として来ている。サイトからは利尻が薄く見えるが
夕陽は期待できそうもない。

みさき台キャンプ場


 6/12 雨天停滞。
 夜半より雨が降り出す、予想より早く雨になり今日の対応に苦慮、7:30頃に雨が小康状
態になり装備を炊事棟に移動、バイクは4:30頃既に移動させている。8:30に旭川№が出発
して行くと一人になる、その後数台の車はやって来るが終日一人。11:00食料購入に出立、
サイトでは小康状態と思い出発したが国道に出るとかなり強い雨が降っている、初山別の
セイコマートは暖房が効いて心地良い、何時までも滞在したい。サイトに戻ると気温は8℃
程度、外は寒いためテントに籠り冬装備とアルコールで保温に努める、アルコール内燃機
関特有の難点は排水作業頻度が高いこと、冬装備と雨具着用では苦労する作業。隣の温泉
で寛ぎたいが風は強く時折突風も吹くためテントを離れられない、テントを押え風の間隙
を見てはの排水作業、終日苦行が続く。

 6/13 8:45出発、曇。
 昨夜は寒さで1:30頃目覚める、雨は小降りになっているが夕方に収まっていた風が再び
吹き出している、ダウンを取り出して着込むがまだ寒くシュラフの口元はびしょ濡れ。
よく眠れなかったようだがカラスの声で時計を見ると4:30、風は強く冷たい、そのまま
シュラフに留まり6:00起床。冷たい風は強くテントは飛ばされそう、装備を重石にして朝
食と撤収作業、指が凍えて作業は捗らない。サイトから国道に出ると横風が強くバランス
を保つのに苦労する、シールドは息で曇り視界は悪い、少し走るとシールドに細かい水滴
が着く、霧雨のようなものが降っているらしい。遠別から東に向かうとシールドの水滴は
大きくなり雨模様、しかし断続的な降り方なので雨具を着用するタイミングを計りかねる。
道々(d256)からd119に乗り更に東進して咲花トンネルを抜けると雨は本降りとなる、停車
して雨具着用。雨は断続的に強くなり行く手の空は重い、佐久でR40に出合うとサロベツ
方面の空の方が明るく一瞬行先に迷う、しかし濡れて冷えた体での幕営は辛い、雨を押し
ても歌登まで走ることにする。R40を東に向かうと雨はかなり強くなる、シールドは内外
共に曇り視界はかなり悪い、ひたすら目を凝らして路面を睨み左端を直進する。ミラー
チェックはほとんどせず直進する、何度も追い抜かれてヒヤッとするがバランスを保って
直進することを心掛ける、ゴム手袋の指はかじかみシールドの内側は拭ってもすぐに曇る。
道の駅音威子府で停車して状態をチェック、バイクも装備も異常なし、雨は小康状態なの
ですぐに出発。しかし出発して間もなく雨が強くなる、シューズカバーを着用していない
ためブーツの後ろから雨水が入り出した、今さら停止して装着も有るまいと諦めて走り
続ける。小頓別からd12に乗り換える、雨は強く路面の水溜まりは深くなる。非力な愛車
は深い水溜りに突っ込むと急ブレーキ状態になり走り辛い、交通量がほぼ皆無なので水
溜りを大きく避けながら走るが視野が悪いので無理は出来ない。歌登を経てふれあいの森
に到ると雨は小降り、センターハウスの駐車場には神戸№のワンボックスが一台、屋内は
無人。装備を下ろすとすぐに食料調達で歌登に出掛ける、歌登は雨が強く寒い、凍えた
指ではバックルやファスナー操作が思うように出来ない、当然セイコ―マートは暖房中。
キャンプに戻ると薪ストーブを燃やし装備を乾かす。ワンボックスは宝塚の夫婦で少し年
長、ベテランキャンパーのようだ。

 6/14 雨天停滞。
昨日からの雨が続いている、時折小康状態になるが出発は出来ないし、全道的な雨天で
は行く処も無い、上陸早々またしても停滞。昼前に食料調達と給油で歌登に出掛ける、歌
登は弱い霧雨でシールドに小さな水滴が僅かに着くのみ、路面も乾いている、毎度のこと
ながら北海道の天気は現地に行かねば判らない。終日ボーと過ごす、宝塚の夫婦が出掛け
ると地元の男性がトイレ利用に訪れたのみ。

 6/15 雨天停滞。
やはり今日も雨、宗谷・オホーツク沿岸以外は好天に転じているようだ、何時でも出発
出来る準備をしたうえで様子見がてら枝幸に向かう。今日の歌登周辺は本降りの雨、d12
に乗り東に向かいトンネルを抜けると小康状態、更に東進して幌別から広域農道に乗り
換えると雨は降っていない、しかし周囲の空は暗い。道の駅で土産を購入して歌登に戻る、
やはりトンネル付近から雨は強く降っている、今日も停滞することにして歌登市街で食料
を調達しキャンプに戻る。周囲は終日霧雨が降り続き寒い、訪れる人無し。