60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2010(3)

2012年02月27日 | 北日本
北海道 2010(3)

  日本海沿岸

 21日 7:10 出発、霧。 
 晴れているが駒ケ岳は雲の中。キャンプ場から道道d338、R5、d96と昨日のコースを戻り
R227を走る。走り始めはダンプやトラックが多く走り辛い。中山峠では、交通量は
減ったが濃霧が出てきて走り辛い、霧雨の中を慎重に下り道の駅「あっさぶ」で休憩、
霧は少し薄くなる。R227で厚沢部から江差を目指す、海岸沿いの快適コースだが霧で
景色は楽しめない。江差の中心街にある昔宿泊した横山家に到達、鰊御殿も周囲も整備
されて観光地化している。町並みは鰊御殿風の建物が連なり、なんじゃこれは、本物を
台無しにしている。往路を厚沢部に戻りR229を北上、このコースも追分ソーランラインと
名付けられている。濃霧の乙部で給油、道の駅「元和台」で休憩後さらに北上。断崖
沿いを走り時折、小集落が現れるが何も見えない。地図によると奇岩が続く海岸線のはず、
親子熊岩は霧が無く撮影する。

親子熊岩

 濃霧の大成で地道に入るといつの間にかd740に乗り久遠漁港に至る、何も見えない断崖の
下を走りトンネルを抜けると快晴。太田地区でこの先は行止り、花崗岩の断崖の下に集落が
広がる、風景の美しい処だ。由緒ある処のようで、円空や木喰が滞在したようだ。

帆越岬より太田

 濃霧の大成に戻りR229に乗る、大櫓越峠のトンネルを抜けると晴天。若松の先から農地の
中の地道を走る、大櫓川河口でd740に出合う。左は岬の高台に続き、景色はよさそうだが
その先で行き止まりになるため、風車と海が見える右へ進む。R229に出合いせたなに至り、
フェリーターミナルで休憩。

せたな港より

 港から風車の撮影をして地道を走り三本杉岩を見てR229に出る。奇岩を見ながら崖下の
コースをトンネルの連続で抜け、途中ゴジラの姿に似た岩を撮影。日本一高い灯台に寄る
ため地道に入る、日本一周の旗を立てた自転車が止めてある。急坂のダートを苦労して
茂津多岬灯台に至る、しかし靄がかかり眺望は今ひとつ。

茂津多灯台

 R229に戻り長いトンネルを抜けると奇岩の海岸と長いトンネルが連続し、海岸が砂浜に
なると島牧に到達。スポーツ施設の宿泊施設を見たが、YHに宿泊することにする、YHは
38年振りぐらいの宿泊。夕方、夕陽が沈むのを海岸で見る。水平線に雲がかかり残念。

  積丹半島

 22日 8:15 出発、曇。 
 島牧からブナ林を見るためすぐに内陸に向かう地道を走る、千走(ちはせ)川温泉を過ぎると
賀老高原への登りになる。シラカバなどの林の中を走り賀老高原キャンプ場に到る、途中
にリスが出てきてバイクの前をいつまでも走る。先の狩場峰越峠まで行くつもりだったが、
ここのダートは走り辛いので断念、積荷をデポして空身でなら走れそうだが空模様が
怪しいのでやっぱり断念。遊歩道を廻る、遊歩道はブナの大木を見ながら高原の縁を巡る
コース、谷間にはブナの原生林が広がる、賀老の滝など二つの滝は山道をかなり歩くので
断念。島牧に戻りR229に乗りすぐのトンネルを抜けると砂浜の美しい江ノ島海岸に沿って
走る。江ノ島海岸からは崖の上を走り、本目から丘の上を弁慶岬に向かう。弁慶岬は
草原の岬で海が広く、右手にはこれから向かう雷電の山や海岸が望めるが、天気が悪化
してきたためか鮮明ではない。寿都は旧道で漁港を廻るが、街中には人気が無い。R229に
戻り北作開で給油、いよいよ空模様が怪しくなってきた。ソーランラインと名付けられた
崖沿いのコースを走るが、風が強い。道の駅「シェルプラザ・港」で休憩、昨日の日本
一周がベンチで居眠りしている。再びR229を走る、コースは長短のトンネルの連続で
眺望は楽しめない、雷電岬は長いトンネルで通過。ここのトンネルは整備されており
交通量も少ないから走り易いが、長いトンネルは緊張を強いられる。岩内の手前から
地道に入り、漁港に廻り市街をパスして再びR229に乗る、積丹半島の入口に立った。
 少し内陸を走り、泊原発に到達。対岸には雷電岬が雄大に聳えるが霞が架かっている、
晴れた日に見たいものだ。いよいよ雨が降り始める、泊鰊御殿に寄り雨具を着用。道の駅
「かもえない」で休憩後、40年前は珊内で行き止まりだった断崖のコースを次々と大小の
トンネルで抜けて走る。トンネルの合間から神威岬が見えてきて撮影。神威岬へのコース
に入るが、強風でバイクが振られるし前進も困難、アクセルいっぱいに開いても前進
しないこともあり軽量級の悲哀を味わう。霧雨も降り岬の眺望も期待できないので岬まで
出かけるのは断念。早々に駐車場から引き返すが、帰路もバイクは風に押し倒されそうに
なる。R229に戻ると風は治まり、短いトンネルを抜け余別に出ると雨は降っていない、
晴れ間も見える。幕営も可能かと思うが精神的ダメージが大きい、シララ温泉に宿泊。

  積丹半島(続)

 23日 8:40 出発、高曇り。
 もう一度神威岬に挑戦するため岬に向かう、岬への入口付近は濃霧と昨日同様の強風、危
険なため再度断念。R229を引き返し海岸沿いに走ると、前方に積丹岬が見える、野塚から
道道d913に乗り積丹岬に向かうが、岬は熊出没のため進入禁止。次にホロムイ港に寄るが、
ここも熊出没のため散策できず。この辺りからd913は山の中を走る、婦美でR229に戻り
山中を美国に向かう。美国からは海沿いを走るが、断崖を連続するトンネルで抜けて行く。
海岸美も奇岩も、トンネルを走りながらでは望むべくも無い、新しい国道に整備されるの
は良いが旧道も走れるように残して欲しい、集落部分以外は通行止めが多い。余市からは
R5に乗る、広い国道だが交通量も多い、小樽市街に入ると小樽港沿いに小樽市街を走り
フェリーターミナルに到る。乗船手続き後、朝里・銭函の市街を廻りR5からR337で
花畔に到り、給油後引き返す。銭函から地道に入りほとんど利用者の無い浜茶屋が並ぶ
海水浴場を巡る、砂地の道端にはナデシコとハマナスが雑草の如く咲いている。小樽
市街に戻りフェリーターミナルの傍の大型スーパーで食料を調達、このスーパーは北海道
土産も揃っており至極便利。スーパーの駐輪場で姫路のライダー二人と話す、雨宿りも
兼ねて。フェリーターミナルでは熊本から来たハーレーライダーの団体と乗船まで話す。

 24日 21:20下船。 
 コンビニで食料調達後、フェリーから連絡したホテルに宿泊、昨日の姫路のライダーと
同宿。夜でも蒸し暑く北海道の寒さが懐かしい。

 25日 7:55 出発。 
 舞鶴市街を走るが一方通行が多く走り辛い、ようやく府道f51に乗り南下。九十九折の
カーブで峠を越える、交通量はほとんど無い。f1に出て山家からR27に乗り、綾部で
給油後R173からf59・f521・f26・R9・k97・k300・k301・k305・k702地道・R372・k49・
k308・k356・k73と、いつものコースで帰宅。


北海道 2010(データ)

日程 2010.06.29-07.25
 06/29(火) 13:10出発(17095.9)―15:30瑞穂の里(17156.6)―16:35西舞鶴駅―
    曇    17:06東舞鶴フェリーセンター(17211.3)
           走行時間4H00M 走行距離115.4㎞

 06/30(水) 舞鶴港(17211.3)1:00―20:45小樽港―21:15グリーンホテル 泊
    曇
 07/01(木) 8:45出発(17214.7)―8:52給油(17215.2)―10:20石狩放水路(17251.5)―
    雨   12:00千本なら(17327.4)12:15―13:00雄冬 白銀の滝(17327.4)13:15―
         15:50留萌 広見屋旅館 泊
          走行時間6H35M 走行距離184.0㎞

 07/02(金) 8:05出発(17398.7)―8:38給油(17411.2)―9:05道の駅 鰊番屋(17424.9)
   雨―晴  9:20―11:00道の駅 しょさんべつ(17476.6)11:10―
         12:50天塩(17518.5) 鏡沼海浜公園キャンプ場 泊
          走行時間4H20M 走行距離119.8㎞

 07/03(土) 7:50出発(17529.0)―8:55豊富原生花園(17560.2)9:35―
   晴―霧 11:10ノシャップ岬(17611.0)11:30―12:54給油 宗谷岬(17647.5)―
         13:40道の駅 さるふつ(17678.3)14:15―15:05浜頓別(17708.5)―
         15:20クッチャロ湖(17711.7) 湖畔キャンプ場 泊
          走行時間5H55M 走行距離182.7㎞ 

 07/04(日) 7:00出発(17711.7)―7:40神威岬(17728.1)―8:45道の駅 岡島(17754.6)
   曇-霧  9:10―10:20天川トンネル(17789.0)―10:55トロッコ大国(17807.3)11:05―
         11:20松山湿原駐車場(17814.9)11:40―13:10日の出岬(17866.7)―
         13:39給油(17877.6)―15:30紋別(17906.3)民宿 まるたけ 泊
          走行時間7H35M 走行距離194.6㎞

 07/05(月) 8:35出発(17906.3)―10:55滝上(17976.9)11:15―
   曇-霧 12:00 D306行止り(18002.1)―13:30丸瀬布(18055.0)
          いこいの森キャンプ場 泊
          走行時間4H35M 走行距離148.7㎞

 07/06(火) 8:10出発(18074.5)―8:56給油 白滝(18103.2)―9:25上白滝駅(18112.0)9:40
    曇   ―11:40中湧別 R238(18178.4)―12:10道の駅 湧別(18190.9)12:25―
         13:40浜サロマ(18232.3)―15:00能取岬(18278.7)―15:30網走(18290.0)
          東横イン 網走駅前 泊
          走行時間6H50M 走行距離215.5㎞ 

 07/07(水) 8:40出発(18293.9)―9:15浜小清水原生花園(18311.9)9:30―
   曇―晴 10:15道の駅 しゃり(18337.2)10:20―10:43給油 斜里(18346.1)―
         11:35ウトロ(18382.9)11:50―12:20知床峠(18398.9)12:30―
         13:00羅臼(18415.4)―14:00国設キャンプ場 泊
          走行時間4H35M 走行距離136.4㎞ 

 07/08(木) 7:45出発(18430.3)―8:35相泊(18457.9)―11:12給油(18563.8)―
    霧   12:20道の駅 ねむろ(18604.4)12:45―13:05花咲港(18618.3)
         13:10民宿 岩さき 泊
          走行時間5H00M 走行距離188.0㎞

 07/09(金) 7:55出発(18618.6)―8:50納沙布岬(18648.4)9:05―9:50根室(18672.1)―
    曇   11:40 D123出合(18733.9)―12:43給油(18771.0)―
         13:35中標津(18796.3)14:10―14:40開陽台(18811.7)14:50―
         15:15中標津(18825.0) 町営キャンプ場(18833.8) 泊
          走行時間6H20M 走行距離215.2㎞ 

 07/10(土) 8:50出発(18833.8)―11:00走古丹(18898.5)11:10―13:30根室(18980.0)
    雨     あづまや旅館 泊
          走行時間4H30M 走行距離146.2㎞

 07/11(日) 8:10出発(18980.0)―8:11給油(18980.4)―9:40羨古丹(19027.5)9:45―
    晴   10:15霧多布(19045.6)10:45―10:55アゼチ岬11:10―
         11:40涙岩(19071.8)12:00―12:15あやめヶ原(19080.5)12:45―
     13:00ソルラン林道入口(19088.1)―13:20 D599入口(19099.6)―
     14:15厚岸(19132.6)―16:00釧路(19193.9) 東横イン 釧路駅前 泊
          走行時間7H35M 走行距離194.6㎞ 

 07/12(月)  市内散策     
    雨     東横イン 釧路駅前 泊

 07/13(火) 7:50出発(19195.9)―8:02給油(19201.1)―8:50サルボ展望台(19225.2)9:10―
    晴   10:50摩周湖第三展望台(19283.7)―11:20道の駅 摩周温泉(19297.0)11:30―
         12:07双岳台(19320.3)12:15―12:20双湖台12:30―
         13:25オンネトー(19375.2)  国設キャンプ場 泊
          走行時間4 H50M 走行距離179.3㎞ 

 07/14(水) 7:25出発(19357.2)―9:00道の駅 丹頂の里(19417.6)9:05―
   曇―霧  9:50大楽毛(19439.7)―9:15給油(19421.0)―
         10:00道の駅 恋問(19445.9) 10:10―12:20黄金の滝(19505.8)―
         13:30晩成温泉 原生花園 泊
          走行時間5 H 50M 走行距離191.3㎞ 

 07/15(木) 8:00出発(19548.5)―10:05帯広(19621.9)10:55―12:40給油(19676.2)―
    晴   13:25晩成温泉(19697.4) キャンプ場 泊
          走行時間4H35M 走行距離148.9㎞ 

 07/16(金) 7:00出発(19697.4)―7:45旭浜(19722.8)―9:20 D34出合(19771.2)―
   霧―晴  9:45えりも岬(19786.0)10:10―11:30様似(19827.6)―
        12:20道の駅 みついし(19857.2)12:50―14:30給油(19920.2)―
        16:10苫小牧(19977.0) 東横イン 苫小牧駅前 泊
          走行時間8H05M 走行距離279.6㎞

 07/17(土) 8:00出発(19977.0)―8:55白老―9:30登別(20016.4)―
   霧―晴 10:20地球岬(20041.8)10:35―11:00絵鞆岬(20054.3)―
         12:50道の駅 とようら(20109.4)―13:40洞爺湖畔(20127.4)―
         13:55道の駅 とようら(20137.9)―14:41給油 静狩(20167.3)―
         15:00長万部(20176.8)―15:30町営キャンプ場(20181.3) 泊
          走行時間7H15M 走行距離204.3㎞ 

 07/18(日) 7:00出発(20181.3)―10:00鹿部温泉(20276.8)10:10―
    晴   11:40恵山御崎(20329.6)―12:00恵山(20336.9)12:10―
         12:30道の駅 えさん(20345.5)12:40―13:55函館(20386.7)
          東横イン 函館駅朝市前 泊
          走行時間6H25M 走行距離205.4㎞ 

 07/19(月) 7:55出発(20397.0)―8:24給油(20408.3)―8:55トラピスト(20422.3)9:05―
   曇-晴 10:48白神岬(20485.7)―11:05松前(20494.0)11:30―13:00上ノ国(205510)―
         13:10江差(20559.0)13:20―15:11給油(20626.0)―15:50函館―
         16:30東横イン 函館駅朝市前(20650.9) 泊
          走行時間7H50M 走行距離263.9㎞ 

 07/20(火) 8:40出発(20650.9)―8:45ハリストス教会―9:25五稜郭―
   晴    10:10七飯(20675.9)―10:45きじひきキャンプ場(20690.9)―
         11:25大沼(20718.8)―12:05大沼キャンプ場(20732.0) 泊
          走行時間3H25M 走行距離81.1㎞ 

 07/21(水) 7:10出発(20732.2)―8:50道の駅 あっさべ(20791.5)9:00―
   霧―晴 9:25江差 横山家(20804.3)―9:54給油(20818.1)―
        10:05道の駅 元和台(20824.6)10:15―11:35大成 久遠(20864.7)―
        11:50太田(行止り)―13:05 D740出合(20914.0)―
        13:20せたな(20923.4)13:25―14:10茂津多岬灯台(20965.4)―
        14:50島牧 14:55ユースホステル(20969.3) 泊
         走行時間7H20M 走行距離237.1㎞ 

 07/22(木) 8:15出発(20969.3)―8:40賀老高原(20983.8)―9:15島牧 R299―
   曇―雨  9:55弁慶岬(21027.2)10:10―10:30給油(21040.4)―
         10:55道の駅 シェルプラザ・港(21056.8) 11:10―
         12:00泊 鰊御殿(21090.0)12:10―12:55道の駅 カモエナイ(21106.3)13:00
         ―13:40神威岬(21128.2)―14:00シララ温泉(21135.9) 泊
          走行時間5H00M 走行距離164.6㎞ 

 07/23(金) 8:40出発(21135.9)―8:55神威岬往復(21147.2)―9:30ホロムイ港(21165.2)―
    曇   10:00美国―11:30小樽(21227.0)―11:35フェリーターミナル(21229.5)―
         14:01給油(21261.0) ―15:40フェリーターミナル(21284.5) 
         22:15アカシア乗船 23:30出航
          走行時間5H30M 走行距離148.6㎞ 

 07/24(土) 21:20下船―21:30ホテル アマービレ 泊
    晴    走行時間0H10M 走行距離2.2㎞

 07/25(日) 7:55出発(21286.7)―11:25帰宅(21409.0)
    晴   
          走行時間3H30M 走行距離122.3㎞ 



道内走行距離(小樽―小樽)   4,012.3 km  平均速度32.9 km
    全走行距離         4,313.1 ㎞    平均速度32.5 km
道内走行距離(小樽―小樽)    122H10 m
    全走行時間          132H40 m
道内消費ガス(小樽―小樽)     57.98 ?     燃費69.2km /?
     消費ガス            64.76 ?     燃費66.6km /?


費用   205,919円
 29日 22,232円
    フェリー 21,000円(S寝台14,800、バイク6,200)、夕朝食1,232円
    (発泡酒4×197、おにぎり3×105、1×129)     
 30日 9,154円  
    腕時計 3,700円、昼食1,060円(ビール2×330、から揚1×400) 、
    泊 3,700円(泊3,500、バイク200)、夕食694円(発泡酒2×197、
    おにぎり3×100)、
 1日 7,797円     
    朝食 800円(和定食)、ガス 3.50? 497円、
    泊 6,500円(泊5,700、ビール 2×400) 
 2日 3,643円
    ガス 3.13? 444円、木製品370円(さじ1×160、フォーク1×210)、
    昼食600円(よりみち定食)、泊 500円、温泉 500円
    夕食1,229円(発泡酒6 950、ソーセージ 198、ミートソース 78)     
 3日 1,300円  
    ガス 3.50? 500円、昼食600円(ほたて弁当)、泊 200円
 4日 17,939円     
    土産・送料9,650円、チョロQ 1,000円、ガス 3.49? 489円、
    泊 6,800円(泊 5,700、ビール 1×400、酒 2×350)
 5日 3,388円
    ハッカ原液1,000円、夕食1,188円(発泡酒6 990、ソーセージ 198)
    温泉500円、泊 700円(泊200、バイク500)、     
 6日 10,663円  
    ガス 3.48? 508円、コーヒー150円、夕食2,735円(モモ焼590、発泡酒6 890、
    ひじきごはん160、マカロニ3×135,粥6×115円)
    泊 7,270円(泊5,670、会員登録1,500) 
 7日 1,972円     
    ガス 3.70? 525円、夕食1,147円(焼酎 847、ソーセージ 300)、泊 300円
 8日 8,446円
    ガス 3.33? 446円、ビール400円、泊 7,600円(泊 6,800、酒2×400)     
 9日 5,587円  
    ガス 3.30? 462円、虫刺され薬1,200円、泊 2,100円、夕食1,825円
    (発泡酒6 950、チキンカツ 198、ポテトサラダ 295、マリネ 398、袋 2)
 10日 6,145円     
    夕食645円(発泡酒1×197、ヤキトリ3 148、おにぎり3×100)、
    泊 5,500円(泊 4,700、朝食800)
 11日 10,620円
    ガス 3.94? 516円、夕食1,446円(牛乳 168、イカ唐揚 220、袋 2、
    バターピー 118)、泊 8,662円(2泊分)     
 12日 8,448円  
    土産7,400円(トバ2×950、シシャモ 2,800、カマ 980、箱 200、送料 1,580) 、
    夕食1,048円(焼酎 848、鶏照り焼き 200)
 13日 790円     
    ガス 3.19? 440円、泊 350円
 14日 6,539円
    ガス 3.80? 539円、ビール400円、泊 5,600円     
 15日 12,222円  
    土産9,570円、ガス 3.34? 452円、泊 500円、夕食1,700円(発泡酒6 900、
    焼酎 800)
 16日 7,119円     
    昼食(ロコモコ丼 780、ガス 3.30? 459円、泊 5,880円
 17日 2,903円
    ガス 3.61? 472円、夕食1,931円(ラム 780、発泡酒6 1,020、袋 3、
    ピーナツ 128)、泊 500円     
 18日 8,084円  
    泊 8,084円(2泊分) 
 19日 5,779円     
    ガス 3.31? 417円、土産2,200円(ガメとろろ4×300、小島こんぶ2×500) 、
    ガス 3.00? 378円、夕食2,784円(焼酎2×898、発泡酒6 988)
 20日 0円    N氏の奢り    
 21日 7,444円  
    ガス 3.32? 434円、泊 5,860円 、ビール350、本(なまら蝦夷) 800
 22日 11,570円     
    ガス 3.24? 456円、みやげ314円(2×157)、ビール1×500、
    泊 10,300円(泊9,800、ビール1×500)
 23日 19,365円
    フェリー 17,000円(二等10,000、バイク7,000)、ガス 3.28? 446円、
    夕朝食1,919円(発泡酒6 945、焼鳥4×60、バケット2×170、おにぎり2×98、
    フィッシュソーセージ198)    
 24日 5,786円
    夕食586円(おにぎり2×105、発泡酒2×188)、泊 5,200円
 25日 0円

コース
 29日  出発―三田―木器―k37―k543―k702―地道―R173―瑞穂―R173―綾部―
      R27―西舞鶴―R27―東舞鶴―東舞鶴港
 30日  小樽港―地道―d820―小樽駅前
  1日  小樽―d820―d17―給油―d17―地道 築港方面に迂回―R5―銭函―R337―
      花畔IC―R231―石狩川方水路―石狩川―R231―望来浜―望来―R231―厚田―
      R231―地道―送毛浜―千本ナラ―地道―R231―浜益―雄冬―増毛―R231―
      留萌―R232―小平―R232―留萌
  2日  留萌―R232―小平 給油―道の駅 おびら鰊番屋―苫前―羽幌―R323―
      道の駅 ロマン街道しょさんべつ―遠別―農道―手塩キャンプ場
  3日  天塩―d106―稚咲内―d444―サロベツ原生花園―d444―稚咲内―d106―
      抜海―d254―稚内温泉―d254―野寒布岬―d254―稚内市街―R40―R238―
      宗谷岬 給油―道の駅 さるふつ公園―R238―浜頓別―地道―
      クッチャロ湖畔キャンプ場
  4日  クッチャロ湖―地道―浜頓別―R238―神威岬―道の駅 マリーンアイランド岡島
      ―R238―乙忠部―d1023―上徳志別―d120―天の川トンネル―仁宇布―
      トロッコ王国―d49―地道―松山湿原―地道―d49―d60―d49―雄武―R238―
      日の出岬―興部 給油―R238―渚滑―旧道―紋別市街
  5日  紋別市街―旧道―渚滑―R238―興部―d334―西興部―d137―札久留峠―滝上―
      d996―R273―道の駅 香りの里たきのうえ―R273―d137―中立牛―d306―
      丸立峠(行止り)―d306―中立牛―d137―d305―R333―丸瀬布市街―d1070―
      森林公園いこいの森キャンプ場
  6日  森林公園いこいの森―d1070―丸瀬布市街―R333―白滝市街 給油―上白滝駅―
      R333―遠軽―R242―中湧別―R238―道の駅 愛ランド湧別―R238―常呂―
      d442―浜サロマ―d442―常呂―R238―d76―能取岬―d76―網走―R238―
      網走駅前
  7日  網走―d23―R244―北浜駅―原生花園―d250―止別駅―地道―d769―斜里―
       道の駅 しれとこしゃり―斜里 給油―R334―道の駅 うとろ・シリエトク―
      ―知床峠―羅臼―R334―国設羅臼温泉キャンプ場
  8日  キャンプ場―羅臼―R334―d87―相泊―d87―羅臼―R335―標津―R244―
      R243―厚床―R44―道の駅 スワン44ねむろ―温根沼―d780―花咲港
  9日  花咲―d310―根室―d35―納沙布岬―d35―根室―d142―落石―d142―初田牛―
      浜中―d123―R44―d123―d128―R243―別海 給油―d8―中標津―d69―
      緑ヶ丘森林公園キャンプ場―d69―d150―北十九号―開陽台―北十九号―d150―
      d69―R272―薬局―東二十条―キャンプ場
 10日  中標津―d69―d774―R272―標津―R244―白鳥台―本別海―d475―走古丹―
      d475―本別海―R244―R243―厚床―R44―d1127―初田牛―d142―落石―
      花咲―d310―根室
 11日  根室 給油―R44―d953―別当賀―d142―霧多布―d1039―霧多布岬―地道―
      アゼチ岬―霧多布―d123―涙岩―あやめヶ原―d123―散布―d599―茶内―
      R44―厚岸―R44―尾幌―地道―d142―昆布森―d142―d113―春採―d113―
      d24―釧路駅前
 12日  市内散策
 13日  釧路―R44―釧路郊外 給油―R391―サルボ展望台―弟子屈―d52―摩周湖―
      第三展望台―d52―道の駅 摩周温泉―R241―双岳台―双湖台―阿寒湖―
      R241―d949―オンネトーキャンプ場
 14日  オンネトー―d949―R241―阿寒湖―R240―道の駅 阿寒丹頂の里―
      阿寒市街 給油―R240―大楽毛―R38―馬主来―旧国道―音別―R38―直別―
      d1038―厚内―ダート 昆布刈石―黄金の滝―R336―生花―d881―晩成温泉
 15日  晩成温泉―d881―地道―R336―地道―ナウマン象発掘地―中当農道―d319―
      忠類―R236―帯広―R236―地道―帯広農高―R236―忠類 給油―d319―
      中当農道―地道―R336―地道―d881―晩成温泉キャンプ場
 16日  晩成―d881―地道―R336―d501―旭浜―d1037―広尾―R336―庶野―d34―
      えりも岬―d34―えりも町―R336―様似―浦河―R235―道の駅 みついし―
      静内―厚賀―鵡川―厚真―R235―沼ノ端―d259―d19―苫小牧駅前
 17日  地道―R36―白老―登別―登別漁港線―富浦―R36―室蘭―R36―母恋―市街地―
      地球岬―d919―室蘭駅―d699―絵鞆岬―d699―室蘭駅―R36―母恋―市街地―
      東室蘭―R37―道の駅 とようら―d97―d285―R230―洞爺湖―R230―R37―
      道の駅 とようら―R37―長万部―長万部公園キャンプ場
 18日  長万部―R5―八雲―野田生―d1028―森市街―d1028―R278―鹿部温泉―
      椴法華―R278―日ノ浜―d635―御崎(行止り)―恵山―d635―R278―
      道の駅 なとわ・えさん―R278―女那川―旧道―R278―汐泊―函館駅前
 19日  R279―R5―R228―北斗 給油―トラピスト―白神岬―松前―R228―
      館浜、静浦、茂草、清部、江良、―木ノ子―大崎―R228―上ノ国―R228―
      江差―R228―上ノ国―d5―木古内―R228―茂辺地 給油―d571―d83―
      市街―函館駅前
 20日  ハリストス教会―五稜郭―R5―七飯町―d676(進入禁止)―d676―R227―地道―
      きじひき高原キャンプ場(進入禁止)―d96―R5―d338―大沼―キャンプ場
 21日  キャンプ場―d338―R5―d96―R227―中山峠―道の駅 あっさぶ―R227―
      厚沢部―R227―江差―R227―厚沢部―R229―乙部 給油―道の駅 元和台―
      親子熊岩―大成―d740―太田―d740―大成―R229―大櫓越峠―若松―地道―
      d740―R229―せたな―R229―地道―茂津多岬灯台―地道―R229―島牧YH
 22日  島牧―地道―千走川温泉―賀老高原―地道―島牧―R229―江ノ島海岸―
      弁慶岬―R229―寿都市街―R229―給油―R229―道の駅 シェルプラザ―
      R229―岩内市街―漁港―R229―泊原発―泊鰊御殿―道の駅 かもえない―
      R229―地道―神威岬―R229―シララ温泉
 23日  シララ温泉―R229―神威岬―R229―野塚―d913―積丹岬(通行止め)―
      ホロムイ港―婦美―R229―美国―余市―R5―小樽港―小樽市街―R5―銭函―
      R337―花畔―R337―銭函―地道 海水浴場―銭函―R5―小樽市街―小樽港
 24日  舞鶴港―地道―ホテル
 25日  舞鶴市街―f51―f1―山家―R27―綾部―R173―f59―f521―f26―R 9―k97―
      k300―k301―k305―k702―地道―R372―k49―k308―k356―帰宅



北海道 2010(2)

2012年02月26日 | 北日本
北海道 2010(2)

  北太平洋沿岸

 9日 7:55 出発、曇。 
 花咲港から道道d310で根室市街に入る、根室本線の跨線橋を渡ったところが中心部、住宅
街を少し迷走して根室港付近から右回りのd35に乗る。港の水産加工街を抜けると牧場
地帯が広がる。コースは草原の中を走り、木も山も無く前方には地平が広がる。天気は
高曇りで見晴しは良いが、海には霧が出ている。

納沙布への道

 ここの牧場は、ほとんどが馬の放牧。コース両側にはヒオウギアヤメの群落がしばしば
現れる。前方に上部を霧に覆われたタワーが見えてくると、ほどなく納沙布岬。灯台を
撮影。歯舞・色丹は見えない。

納沙布灯台

 福岡のライダーと話す。d35の太平洋側を走り根室に向かう。太平洋に霧は無いが、波頭が
立っている。半島のこちら側は小さな漁村が続く、こんなところの草原にもシカがいる。
根室からはd142を走り、花咲駅の先からは根室本線に沿って走る。周囲は牧場でd780の
高架を過ぎると西和田駅、駅舎は古い車掌車と簡易トイレを置いただけ、撮影する。

西和田駅

 昆布盛から落石まで海岸線を走り、そこから内陸を走る。

幌戸・浜松海岸

 ほとんど車の走らないトド松の林と湿地の中をd142は、直線で貫いている。湿地には
ヒオウギアヤメの群落。初田牛から再び海岸に向かい、海沿いのコースは北太平洋
シーサイドラインと名付けられている。白波が寄せる青い太平洋、海辺の草原の丘を快走。
緩いアップダウンを繰り返す周囲には、人家も山も木も見えない。丘を削る小さな流れの
河口に、漁師の家が数軒身を寄せ合っていることもあるが、大抵は海が見えるだけ。
地図に「青と緑のコントラストが美しい道」と案内があるが、今日は正にその通り。 浜中
からd123を内陸に向かう、R44を渡りd123からd128にルートナンバーが変わりR243
に出会う。この間、周囲はすべて牧場、牧場間の境は林で仕切られているらしい。別海や
中標津はやはり酪農の町である。別海で給油後d8を中標津に向かう。市街を通り抜け
緑ヶ丘森林公園で幕営手続き。手続き後d69で空港方面に向かう。そこから直線でアップ
ダウンを繰り返す、シラカバ並木のd150を走り農道北十九号で開陽台に到達。開陽台は、
小高い丘で地平まで見渡せるようだが、遠くは霧に隠されて見えない。午前中に来て
いればもっと見渡せたかも。丘の周囲はすべて牧場、緑の林に区切られた萌黄色の牧場が、
モザイク状に広がっている。往路を戻りR272沿いのショッピングセンターで食料と
虫刺され用軟膏を購入。夜は雨が予想されるので幕営からコテージに変更してもらう。

  再び根室へ

 10日 8:50出発、雨。
 昨夜から雨、朝から今日はどうするか悩む、雨は小降りになったのでとりあえず出発、
どこで泊まるかと考えながらR272を走り出す。標津でR244に出会うと一昨日と同じ
コースを走る。白鳥台から雨が強くなり北方領土資料館で雨宿り。小降りになり再び走り
出し本別海からd475に乗り、風蓮湖を囲む砂洲を走る。入口こそ低潅木の中だが、すぐ
海沿いになり原野の中を走る。オホーツク海から横殴りの雨と風が叩きつけ、遮る樹木も
非難する建物も無い。瞬間的に突風が吹くとバイクは大きく振られ、センターラインを
超え反対車線の端まで流される。原野の中に大きな倉庫があり軒下に避難して、しばらく
突風を避ける。風が収まりずぶ濡れで走古丹に到達、人気も無く非難する店も無い、
まるで地の果て。公園の東屋で休憩し今後の検討、根室か中標津しか避難場所は無い、
根室に向かうことにする。本別海に戻りR244を走るが、雨はさらに強くなる。厚床から
d1127で初田牛に到りd142を落石へ走る。d1127は、牧場の中を海に下るコースのため
雨風を防ぐすべも無い、防雪シェルターで再三避難する。ひどい時はアクセル全開でも、
バイクが前進してくれない。昨日快走したd142も、向かい風と雨のため、思うように
前進してくれないし前も見えない。落石の旅宿で宿を請うが、早すぎると断られる。
旅宿は昔のYH並みに厳格さが売りかいな、頼みこんでまで泊まりたい所ではない。
ほとんど暴風雨と言える中を花咲に向かう。バイクが大きく振られ、危険を感じる。
花咲の民宿では大将から今日は韓国の団体予約で満室と断られる。d310の途中に有った
民宿にも断られ、根室に向かう。根室駅の付近でビジネスに訊ねるが断られ、駄目もとで
国道反対側の旅館に声をかけると宿泊可、清掃作業中の若い職員がずぶ濡れの姿を見て
チェックイン前だがと言って受け入れてくれた、時間的に夕食は出せないが。根室は今日・
明日何かイベントがあるようで市内の宿泊施設は満室状態だった。暖房で濡れた装備を
乾かし、隣のコンビニで飲み物と食料を購入して寛ぐ。

  再び北太平洋沿岸

 11日 8:10出発、晴。
 昨日と打って変わった好天。宿を出てすぐに給油、R44を走る。今日は、国後島が薄く
見える。春国岱の湿原もよく見下ろせ、展望台には車がたくさん停っている。道の駅を
過ぎて、d953に入り別当賀を目指す。三度目のd142を走り初田牛から北太平洋シー
サイドラインを走ると、前方に見慣れたバイクが停車している。羅臼で並んで幕営した
川崎の男性と再会。しばらく情報交換をした後、浜中湾に出て羨古丹の展望台で休憩、
青い海のかなたに霧多布岬が見えアーチ橋まで見える。

恵茶人付近

西恵茶人付近

 浜中の海岸線は、砂浜が続き「なぎさのドライブウェー」と名付けられている。d1039で
橋を渡り役場の前を走り抜け、草原の霧多布岬に到達。岬は、草原の低い丘がそのまま
海に入ったような穏やかな風景、でも太平洋の広さは満喫できる。今日は晴天。

霧多布灯台

霧多布岬

 海岸沿いの地道を走りアゼチ岬に、ここも草原が海に落ち込んだようなところ、目の前の
海に平らな島が浮かんでいる。

アゼチ岬より

 霧多布に戻り再びd123を走る、霧多布湿原や火散布沼を右手に見ながら涙岩に、駐車場
から草原を歩き海岸に行くと、断崖が若い女性の憂い顔に見える。予想以上のもので
あった。次のあやめヶ原は駐車場から手動でゲートを開け、馬の放牧場の通路を通り展望
台に向かう。岬の展望台までの草原だが花の時期に少し遅かった様で、花柄の中に僅かに
数株が咲いているだけ。ここからd123を引き返しリルラン林道に挑戦するが、やはり
過積載のバイクでダートは無理と途中で断念し引き返す。散布からd599を茶内に向かう、
湿地が見えるかと思ったが道は、丘の上の森林を走り抜け何も見えずに茶内まで走る。
R44に合流し交通量の少ない中を別寒辺牛湿原・厚岸と通過し、尾幌に至る。ここからは
d142で釧路を目指すが、入口を一つ手前から入り時間をロスする。地図によるとこの
コース沿いには、魅力的な海岸線が連なっているがd142は山の中を走っているようで、
次々とそれらの海岸への案内表示が現れるだけ。時々道沿いに玉石を敷詰めた駐車場の
ような広場が現れる。こんな人家も無い山の中になぜ広い駐車場がと考えるに、これは
昆布干し場ではないかと思い至る。昆布森で始めて海辺に出たが、集落を出るとまた山道。
d142は通行量も少なく、整備もされた道路で走り易いが、午後の疲れた状態では飽てくる。
d113に乗り換え春採湖方面から市街に入り、釧路駅前に到着。ホテルにチェックイン。


 12日  雨の予報が出ていたため市内散策、和商市場で家族へ海産物を送る。

  阿寒へ

 13日 7:50出発、晴。
 釧路郊外から緑に浮かぶ阿寒の山々が美しく見える。今日は、快走が約束されたような
天気。R44に乗り釧路郊外で給油、準備も万全。すぐにR391に乗換え釧網線と併走して
塘路湖に到り少し先のサルボ展望台に昇る。少し歩いて小高い丘に登った展望台からは
湿原や塘路湖が美しく広がる。湿原のかなたに阿寒の山々が横たわる、素晴らしい場所。

湿原と阿寒

 交通量の少ないR391を弟子屈に向かっていると、摩周岳に雲がかかり始める、急がないと
霧の摩周湖になってしまう。弟子屈は寒く路肩に停車してシャツを追加し、d52を摩周湖に
向かう。牧場の中の直線コースは、緩い登りで最後にカーブを繰り返し一気に高度を
上げると第一展望台。ここの駐車場は有料のため少し上部の第三展望台を目指す。しかし
第三展望台には霧が流れており湖は見えない。引き返し少し高度を下げると木の間越しに
湖が見える、鈍色の湖面がよく見える、撮影。

摩周湖

 摩周の山からは釧路湿原や阿寒の山がきれいに見える。弟子屈に戻り「道の駅 摩周温泉」
で休憩。職員がどこへ行くと訊ねるから阿寒と答えると、パンフレットを手渡してくれる。
ここからはR241を走る、「阿寒国道」と名付けられ、正面に雄阿寒岳を見ながらの快走路。
阿寒山地に入ると急カーブの連続で急坂を登る。森林の中で突然視界が開けると双岳台、
正面に雄阿寒が雄大に聳え横に雌阿寒が寄り添う。そこから少し走ると双湖台、濃緑の海に
ペンケトゥがエメラルドに輝く、その奥にパンケトゥが少し見える。

ペンケトゥ

 エゾ松・トド松の森林の中を阿寒湖・足寄峠と通過し、R241からd949に乗り換え
オンネトーに向かう。d949は今では舗装と拡張がなされ、ずいぶん開けた感じ。野中温泉
は昔のままの建物、隣にもう一軒温泉宿が建っている、駐車場にはキャンピングカーが
たくさん停まっている。キャンプ場までのコースも舗装され、通行量も多く秘境の湖の
イメージは全くない。オンネトー国設キャンプ場は湖畔の林間サイト、木陰に駐車して
利用案内を読んでいると地面が柔らかかったのかバイクが倒れかかる、慌てて支えると
手伝ってくれる男性がいて体勢を立て直せる。管理員が居ないので適当な場所に設営、
先ほど手伝ってくれた男性は埼玉からの三人連れで隣に設営する。高山植物を訪ね歩いて
いるようで明日は雌阿寒から阿寒富士に登るとのこと。高山植物の話題でしばらく話す。
係員が来たので幕営手続き。ここもカラスが居つき、食料をテーブルに置き一瞬でも目を
離すと掠め取られる。後から来た二人連れのラィダーは注意する前に食料の袋を持って
いかれた。北海道のキャンプ場はどこも食料は厳重に管理しないといつもカラスが狙って
いる。

  十勝平野へ

 14日 7:25出発、曇。
 雌阿寒だけに向かう三人と別れd949でR241に下る。前方を見ると陸別方面は雲海の中に
沈み、高い山の上部が島のように浮かんでいる。阿寒湖から「まりも国道」と呼ばれる
R240を釧路へ走る、昨日と比べると今日は天気が良くないようだ。森林帯から平野部へ
出て、道の駅 「阿寒丹頂の里」で休憩。昔、23線と呼ぶバス停で、そこにある農家の
裏の畑で丹頂を餌付けしていたところだと思う。その農家の関係者が経営しているのでは
ないかと推察する。阿寒の市街で給油。阿寒の山を振り返るが今日は、はっきり見えない。
大楽毛に近づくと霧が出てくる。R38に乗るが、霧のため視界が利かない。根室本線と
並走しており、下りオオゾラとすれ違うが、霧のため直前まで気付かない。道の駅
「しらぬか恋問」で休憩、霧が濃く寒い。馬主来から旧国道に入る、むき出しの線路と
併走するダートで左は海。霧の砂浜に釣り人がいるだけ。

音別近郊

 音別の駅にレッドベアーが止まっており撮影。

音別駅

 再びR38を走り直別からd1038に入る、線路と並走し海岸沿いに出るとバックミラーが
光る。振り向くと霧の中にヘッドライトを輝かせて列車が来る、単車の気動車でしばらく
並走する、45キロぐらいのスピードで苦も無く付いて走れる。列車が厚内で停車している
間に、先行し踏み切りで撮影。その後、線路沿いをしばらく走り、間違いに気付き厚内に
引き返す。d1038は海沿いの何も無い所を走る、ダートの丘を登り昆布刈石展望台から
高台の道を走るが、霧で何も見えない。道端にはハクサンフウロがたくさん咲いているが、
北海道では関西で見るゲンノショウコ並みの雑草か。黄金の滝を見物するが、海岸に
落ちる小さな滝で霧も濃く裏淋しいだけの所。ここから下るとダートは終わり、R336に
なる。現在工事中のようだが、工事はしばらく停止しているみたい。コースは、十勝川
河口付近の広々とした低地で、海岸地帯は、湿地や湖が連なるためか道は、内陸を走る。
低木林以外何も無い、行き交う車も牧場も見えない。生花からd881で晩成温泉に向かう。
太平洋に面した温泉、霧と明日の天気も芳しくなさそうで原生花園に宿泊。温泉は手塩と
同様ヨードが強く、茶色でヨーチンの香りが強い霧で太平洋は見えない。

  帯広

 15日8:00 出発、晴。 
 今日は、思いのほか好天、晩成温泉に連泊して太平洋を見る。荷物を預けて帯広へ買い物
に出かける。d881から地道を走りR336に出て、すぐにナウマン象発掘地の案内。地道を
少し走るとナウマン象発掘地の石碑があり、その前を走り抜け中当農道に出てd319を
忠類に向かう。忠類からR236を帯広に向かうが、周囲十勝平野は日本有数の農産地、麦と
ジャガイモの畑が延々と続く。帯広駅の観光案内所で六花亭の本店位置を確認し、土産を
購入する。帰路はR236から地道に入り帯広農高に行く、カラマツの並木を見学する
つもりが、口蹄液病感染予防のため通行止め、楽しみにしていたのに残念。忠類で給油し、
d319との交差点前の酒屋で人間用燃料を補給し中当農道から往路を戻る。預けた装備を
受け取り今宵は幕営、芝のサイトは広々として快適。晩成温泉に浸かり太平洋を眺める、
やや霞みがかかるが壮快、昨日よりはるかに良い。キャンプ場は一人、海鳴りを子守唄に
寛ぐ。

  日高

 16日 7:00 出発、霧。
 濃い霧の中を出発。d881から地道でR336に乗る。R336は少し内陸を走るため霧は
薄いが、びしょ濡れになることは変わらない。通行量は少なく、時折霧の中に明かりが
現れる、対向車で緊張する。d501から旭浜に出るが、海に近づくと霧は濃くなる。霧は、
海から2~3キロ程度までのようだが、ここは何も見えない。淋しい漁村からd1037を
走るが、低木林の直線で晴れていても眺望は望めないのではと思う。広尾からR336に乗り
断崖の下を走る、道端にはナデシコが咲いている。霧は薄れ薄日が差してくることも
あるが、遠望は望めない。庶野からd34に変わり、草原状の丘を走りえりも岬に到達。
えりもは曇りで、時おり霧が払われ岬の先端が見える。岐阜のライダーと話す。昔は
最果ての地そのもので何も無かったが、今は観光地になっている。

襟裳岬

 岬からd34を走る、霧は無くなり晴れ間も見える。東海岸は、崖が続くが西海岸は、
砂浜の海岸で漁村が続く。漁村では、年寄りや子ども若い女性も、家族総出で昆布干しを
している。昆布を満載した軽トラックが到着する度に、一本10メートルもあるかと思える
昆布を、家族全員で浜や庭先の玉石の上に敷き並べる。えりも町からR336に乗るが、
旧道が現れる毎にそちらへ廻る。旧道はいくつもの丘や漁村の軒を掠めるように走り、
昔国鉄バスに揺られて走った頃を思い出した。それらの漁村でもすべて今は昆布干しに
精を出していた。

えりも町の昆布干し

 様似を通過し、浦河を過ぎた辺りからコースの周りに馬の牧場が現れてくる。道の駅
「みついし」で休憩。内陸方面は晴れ、遠く日高山脈が聳えている、駅の周囲は牧場で
居るのは母子の馬ばかり。昼食後再出発、東静内から日高線と並走、気動車が後方より
接近、バックミラーが光った時は撮影が間に合わない、静内で列車が停車し先行するが、
撮影の好ポイントが見つからないまま、厚賀の手前で件の気動車が追いついてくる。
日高門別からは海岸線から離れ内陸を走る。鵡川はシシャモの町、道沿いにシシャモの
直売店が並んでいる。厚真は苫小牧の郊外で苫小牧東部工業地帯となっており、大きな
発電所があり新日本海フェリーのターミナルもここである。ここからは高速道路に沿って
走るが、トラックが多い。コースは大きく北に迂回し、北東の沼ノ端からd259とR36で
苫小牧に入る。道は広いがトラックで埋まっている、工業都市そのまま。d19から苫小牧駅
前。

  室蘭へ

 17日 8:00 出発、霧。 
 国道へショートカットしようと線路沿いの地道を走る、昨日見たフェリーの看板を再び
見て逆走に気付く、R36に出て正しいコースに乗る。今日は霧が濃く、R36は交通量が
多く注意が必要。町の中心部を抜けると室蘭本線と並走、8:30頃下りカシオペヤとすれ
違い十分後に昨日の正午に大阪を出発したトワイライトとすれ違う。白老からはさらに
海岸沿いを走るが、霧はますます濃くなり何も見えない。登別で霧は消える、駅前から
登別漁港線を富浦まで走り、再びR36に乗り、薄日が射しだして室蘭に到達、室蘭は晴天。
R36を走っていてそのまま自動車専用道に乗ってしまう、最近はうっかり流れに乗って
いると自動車専用道にぶつかり戸惑う、事前の案内が小さいし少ないから見落とし勝ち、
母恋で一般道に降りる。案内に従い母恋の市街を走り地球岬に行く、土曜の観光スポット
で観光バスも多いしライダーも多い。しかしここの展望台だけ霧が流れ何も見えない。
早々に出発しd919を少し走ると断崖沿いに出る、海も美しく素晴らしい景観の蓬莱門
展望台、こちらにはほとんど車が走っていない。

蓬莱門

 住宅地を走り室蘭駅前からd699を走り白鳥大橋入口から道の駅を通り過ぎ絵鞆岬に向かう、
夕日スポットのようだ。白鳥大橋が自動車専用道のためd699を戻り、室蘭駅からR36を
母恋へ向かい、今度は旧道を線路に沿って走り市街地を東室蘭に至る。ここからR37を
ひたすら走り洞爺を過ぎ、道の駅「とようら」で休憩。篠山から来たライダーに誘われ
サイロ展望台に向かう。d97からd285などを通りR230に出て、昭和新山を対岸に見て
洞爺湖畔に出る、結局サイロ展望台は手取り着けなかった。洞爺湖からR230の長い
トンネルを抜けR37に出て道の駅に戻る、稜線に立つサミットのホテルや羊蹄山を見て、
それなりに巡った価値は有ったが、少しロスをした感じも残る、人に任せず自分で地図を
確認していないのが失敗。再びR37をひたすら走り、静狩で給油し噴火湾沿いを走るが
景色を見ていない。人気の無い長万部の市街に入り、駅でスーパーとキャンプ場の情報を
得て、食料を調達し駅の南側の陸橋を渡り西方の丘陵に在る長万部公園に向かう。管理
事務所で幕営手続きをするが係員は好印象の若い男性で親切だ。広い芝の明るいサイトは
週末の午後で数組の家族連れが楽しんでいる。小川のそばに設営してビールを飲み寛ぐ。

  函館へ

 18日 7:00 出発、曇。 
 夜半からの雨が少し残っており、霧雨の中を出発。陸橋で線路を渡りR5に乗る、長万部
から線路と海に挟まれたコースを走る、霧で景色は楽しめない。八雲の付近で曇りになり
視界が開けるが、交通量が多くなり走り辛くなる。野田生から正面に駒ケ岳が見える、
山頂部分が雲に隠れているため裾野の迫力がすごい、富士の裾野を見ているような雄大さ
がある。森の手前から線路沿いの旧道に入り、d1028で駅前など森市街を通り抜ける。
更に国道と併走するd1028で海岸沿いを走り、右手には駒ケ岳が聳える、交通量も少ない
直線のため脇見をしながら走る。砂原港を過ぎて国道に乗る、R278は海岸に沿って走る。
時折晴れ間が出てきれいに光る海がでは海岸のすぐ傍ではたくさんの漁船が漁をしている、
快走。鹿部温泉を通過しR278が「恵山国道」と呼ばれるようになると、断崖沿いのコース
となる。しかもメインルートではないので、整備がされていない、トンネルは素掘りで
側道や歩道も無く狭く暗い。
 椴法華から山越えで津軽海峡側に出る。日ノ浜からd635を
走る、コースは漁村を縫って走る、この辺りの漁村は道北道東と比較して豊かな感じが
する。海峡の向うには薄く下北半島が見える、前方に岩山と海に落ち込む崖が見えると
間もなく御崎(行止り)である。引き返し恵山の入口から温泉街を抜けて、恵山に登る。
傾斜がきつく登坂に苦労する。恵山は火山で頂上は火口の縁の高原状の台地。高山植物の
宝庫のようだ、蒸気の上がる辺りまで散策したい気もするが、断念。

恵山

 d635からR278に出て道の駅「なとわ・えさん」で休憩、函館の友人N氏に連絡。
ここからは今日の宿泊地を検討しながら走る、道の駅のそばのキャンプ場を見て女那川
から旧道を走る、奇岩の続く海岸線で面白い。再びR278に戻り途中のオートキャンプ場を
チェック。キャンプ場は、二つとも家族連れで賑わっていておりあまり気が向かない。
函館市街に泊まることにする。海岸を快走して汐泊に到達、前方に函館の町が見える。
函館山がまるで島のように見え、目を凝らすと島と陸の間の海に高層建築が見え、町だと
わかる。函館は海上都市か。

函館遠景

 函館駅前のホテルに宿泊予約して、立待岬に行く。今日の函館は人出が多く走り辛い、
日曜日でも函館にこれ程人が居るのかと首を捻り早々にホテルに戻る、ホテルも人で一杯。
チェックイン後、駅に出かけてガイドマップを入手、途中の朝市は閉店作業中。今夜は
函館の花火大会の日、よく空室があったものだ。

  松前・江差

 19日 7:55 出発、曇。 
 今日は連泊して江差を往復、軽装で出発。R279に出てR5に乗る。すぐにR228に乗り
換え函館本線の跨線橋を渡り、函館湾に沿って走る、高曇りのためまずまずの眺望。北斗
市街で給油。上磯では海に伸びるセメント桟橋を見て、後ろを振り返ると函館が見える、
こちらから見ても、やはり函館山は島にしか見えない。海岸沿いを快走し、当別に到る。
国道脇の食堂の前に男性が出ていたのでトラピストへの入口を尋ねる。案内してくれた
親父は、プレートを見てしきりに感心するので少し話し込む。教わったとおり少し先から
江差線を渡りトラピストへの直線道に出る。トラピストは今や観光スポットになっていた、
並木道は舗装され、駐車場が整備され大型バスの駐車スペースも確保され、そこには土産
店が立っている。40年前には知る人ぞ知る穴場だったのに。

トラピストへの道

トラピスト修道院

 再び海岸沿いを走り、木古内から知内に至り内陸に向かう。知内は青函トンネルの入口が
あり、高架の上を緑色の特急列車が走り去って行く。福島市街を抜けると再び海沿いと
なり、空に晴れ間が出てきて遠く津軽半島が見えているが、風は強く波は高くバイクは
横に流されそうになり気が抜けない。白神岬は最南端の地で対岸の龍飛岬が薄っすらと
見える。ここからは日本海沿いを松前まで横風に煽られながら走る。松前の町並みは、
黒壁と瓦屋根にして江戸時代のイメージにしているがハリボテのような印象、彦根の
キャッスルロードと同じ。松前城に寄るが桜の時期で無いのですぐに退散、その後道の駅
「北前船松前」で土産を購入。松前からR228は追分ソーランラインと呼ばれ、日本海の
荒磯の海岸と丘陵に挟まれたコース、ほとんど車に出会わない。なるべく旧道を走り館浜、
静浦、茂草、清部、江良などの漁村を順次通過する。この辺りの漁村は、若い世帯が多い
のかほとんどの家が新しく、子どもの姿も多い。海が温かく、北海道では古くから開けて
いた地方だから豊かなのか。海岸の丘の上は、低潅木で見晴らしは良く奥には大きな山が
在るはず、霧で山の姿は見えないが。木ノ子、大崎と過ぎ行くと、海岸はきれいな砂浜に
変わり。大崎の風車の並ぶ高台からは、上ノ国から江差までの海岸を一望できる。上ノ国
からは、砂浜と丘の間を走るが風が強く飛ばされた塩水でシールドが曇る。江差に入り、
海陽丸記念館で休憩、晴れているが風は強い。江差の町も安っぽい鰊御殿風の街並になり
伝統の美しさを感じなくなっていた、早々にR228を上ノ国に戻り今度はd5を走る、山間の
コースで交通量は少ない。高い山を越えるわけではないが、人家は見当たらずただ山の中。
天ノ川沿いに江差線が走っているが、まるで山の中で廃線跡を見ているような印象。
湯の袋付近で小さな峠を越えるとカーブの先々で江差線を何度も渡る、林の中の踏切は
狭く、見通しも悪く交通量が多いと大変だろうと思う。途中何箇所も工事区間があり
ダートを走らされて苦労する。木古内郊外に出て渡った渡踏切は新幹線規格の線路で、
先程までの江差線との違いに驚く。R228に乗り函館を目指すが、トラックの他に行楽
帰りの乗用車やバイクが多く走り辛い。茂辺地で給油し函館にd571、d83を通り五稜郭の
近くのスーパーで食料を調達し函館駅前に戻る。今日の函館は空いている。

  大沼

 20日 8:40 出発、晴。 
 好天。まず十字街からハリストス教会に行く、教会裏の高台の住宅地から港をバックに
教会を撮影。教会の周囲は観光地化し、坂道は石畳になっている、朝から団体バスも来て
いる。混み合う前に退散、道内一短い国道R279からR5で五稜郭に行く、五稜郭は入口を
工事していて一周しても駐車場所が見つからず見物はあきらめる。R5で七飯町を目指す、
七飯中心近くの松並木は立派、何時ごろから整備されたのか。国道の巾で植えられている
が江戸時代からではないのかな。役場前からd676で城岱牧場を目指すが、進入してすぐに
通行禁止、口蹄液病感染予防のため。d676を逆に走りR227から、きじひき高原に向かう。
入口の地道を走りキャンプ場に到ると、パノラマ展望台は進入禁止、係員によると徒歩
なら可能と、断念。キャンプ場からの眺望も十分に素晴らしい、函館湾が広がり函館の
町が見下ろせ、セメント桟橋もよく見える。夜景はさらに美しいだろうと思わせる眺望。
往路を引き返しd96からR5に出て、d338に乗り換えると、目の前に駒ケ岳がきれいに
聳える。

駒ケ岳

 大沼に寄り国設キャンプ場に向かう。駐車場に常住するキャンパー達と話ながらN氏を
待つ。N氏到着後サイトに、無料なのに設備が整い立地も最高、快適キャンプ場。N氏の
案内で温泉に浸かる。



北海道 2010(1)

2012年02月24日 | 北日本
北海道 2010(1)

  舞鶴へ

 6/29日 13:10 出発。
 北海道は40数年ぶりの訪問、もちろんバイクでは始めて。40数年前の寝袋と20年前の
テントを引っ張り出しキャンプ用品と共に積み込む。キャンプ用品装備のツーリングも
始めて。
 舞鶴への定番コースを走る、午後に出発するのは始めて、梅雨に入っておりにわか雨の
予報が出ているが、今のところは大丈夫。三田の小柿で時計を忘れたことに気付く、
取りに戻る時間的余裕は十分だが、距離がありすぎ、気分的に乗らない。しかも周囲の
山には雨雲も懸かっており、いつ雨が来てもおかしくない空模様。小樽で購入することに
する。道の駅 瑞穂で休憩、今後のコースを検討。空模様が怪しいので、綾部からの
山道を避け、西舞鶴経由で東舞鶴に向かう。五老トンネルでエンジンが渋る、ガス切れの
兆候だ、短いトンネルのため救われた、抜けたところでエンストする。峠を下り、左手に
自衛隊基地の護衛艦を見ながら、東舞鶴市街に入る。フェリー乗り場の案内を頼りに
走っていたら、いつの間にか市街を抜けていた。小浜線の高架を渡った辺りで気付き、
地図で確認、引き返し前島港のフェリー乗場に到着。乗船続きを済ませ、徒歩で食料の
確保に出かける、バイクで来るべきだったすぐ近くに見えるが、二キロは十分あり、蒸し
暑い中を苦労した。
 19時に乗船整理が始まるが、小雨のため様子を見る。21時にフェリーが入港、下船を
眺めて待つ。23時頃、乗船のため並びに行く。バイクは五台、自転車が一台、乗用車も
少ない。大半以上が自衛隊車両。23:45乗船開始。バイクが先頭、経験者らしきバイクに
習い手早く荷物を整理。船室に入ると着替えてすぐに入浴、まだ空いている。上がる頃は
自衛隊で混み合ってきた。湯上り後夕食を摂り寛ぐ。車両積み込みに手間取り、出航は
少し遅れるとの案内があり、「はまなす」は、1時に出航する。就寝。

  航海

 30日  朝食に用意のおにぎりを摂り、終日読書で過ごす。午前、船内ビンゴ大会に参加、
景品に時計があることを知り、売店で時計を購入する。昼食の用意を忘れていた、ビール
と空揚げを購入。船内案内所で小樽の宿泊施設の情報を得て検討。小樽港には、予定通り
20:45に入港、下船はバイクが最後、延々と下船する自衛隊車両を眺め順番を待つ。21時、
いよいよ下船、一番に雨上がりの小樽港に降り立つが、反対方向に走り恥をかく。港内の
地道を少し走ると、目印もすぐに見つかり無事、小樽駅近くのグリーンホテルに宿泊。
近所のコンビニに夕食の買出し、地方の小さなコンビニと思ったセイコーマートとの付き
合い始め。

  石狩湾に沿って

 7/1日 8:45 出発、雨。
 小雨模様の中を雨具の上のみ羽織って出発。道道d820を海に向かい走る、車は少ない。
d17に出合い右折、運河沿いを走る。d17に乗りすぐに給油、ついでに雨具の下も着用。
d17は広い道路で、側道も広い。このまま行くと自動車専用道になるので地道を築港方面に
迂回。R5に合流、銭函でR337に乗り換え、花畔ICではさらにR231に乗り換え北上、
どちらもスムーズに乗り換えられるように設計されており、R337・R231も広く走り易い、
国道の左右は工業団地が続く。石狩湾沿いの工業団地を走り抜け、石狩平野の農地が
広がると風車が八基ほど現れ、石狩川方水路、石狩川を渡る。いよいよ北海道らしい風景
だが雨が強く見通しは利かない、セルフのスタンドに入りシューズカバーを着用。丘の
上を走り草原の上り下りを繰り返す、時折現れる牧場には牧草のロールが転がされていて、
北海道らしい景観である。海岸よりに近づき望来浜へ。正面の丘に風車が何基か見える、
望来のレジャー施設かも。その丘を迂回するようにコースは望来川に沿って内陸を走る。
 再び海岸に出て厚田に、ここからは断崖の海岸沿いを走る、大小のトンネルをいくつか
抜けて内陸の森林帯に入る。送毛への案内で浜へ、寒村といったらよい寂しい漁村、札幌
から海水浴や釣で人が訪れる処みたい、ほとんどの家が民宿のようだ。国道への途中から
地道を走る、ダートで走り辛いが千本ナラに到達。国道に案内が無いから通り過ぎる
ところだった、ここは浜益側からがアプローチのようだ。道路のそばの大きなナラの木に
注連縄が張ってあり、遊歩道もあるが人はいない。雨は上がっているが海は見えない。
浜益へ下り、ここからは断崖の海沿いを走り、長いトンネルを2つ抜けると雄冬。
手前に白銀の滝があり駐車場もある。周りはお花畑のようで、ハマボウフウ・ハマナスが
咲いている。滝の名は、国道が開通したときに命名したとか。

白銀の滝

 雄冬は釣り客向けの民宿の多いただの漁村。40年前の面影は残ってないのでパスする。
ここからもトンネルの連続、国道は整備され広く走り易い。前方に増毛の町並みが見える
がなかなか到達しない、北海道は広いと実感する。国道は増毛の郊外を巻くように通過
する。増毛からは砂浜の海岸に沿って走る、右手は留萌本線が併走するが、まるで
廃線かと思う雰囲気。留萌に近づくと丘の上に風車がたくさん見えるが、雨でよく見え
ない、近づけば見えるかと思ったが丘の下を走りまったく見えない。留萌で黄金岬を廻り
国道を小平に向かう。留萌からも砂浜の海岸沿いに走り、右手は低い草原の丘。小平は
西部劇の町のような感じ、寂れたイメージの町。郊外の公営施設「ゆったりかん」を
覘くがパークゴルフの宿舎みたい。留萌に戻って宿泊することにする。霧雨の中を戻り、
駅前の観光案内の看板を掲げる土産物屋で宿舎の情報を得、傍のビジネスを訪れるが気が
向かない、少し離れた広見屋旅館に宿泊。夕食後食堂で同宿者と飲んで寛ぐ。昔ながらの
雰囲気の旅館。

  天売国道

 2日 8:05 出発、雨。
 雨の中、R231を逆走した。昨日見た歩道橋を見て気付く、引き返し港の傍で留萌川を渡り
R232に乗る。ハマヒルガオ、ハマボウフウを見ながら小平に、ここで給油しほぼ直線の
海岸を北上。道の駅 おびら鰊番屋で休憩、雨は上がる。ここからも左は砂浜、右手は
草原の丘、その間の見渡す限り直線の海岸を走る。丘の上はどうなっているのか、気に
なる。時折、丘の谷間に元羽幌線の小さなトンネル、小さな鉄橋などの廃線跡が現れる。
丘のすぐ下に、道床跡が続くこともある。苫前の手前から少し内陸を走る、丘の上には
風車がたくさん並んでいる。上は麦畑と牧草地になっている。

苫前付近

羽幌付近

 羽幌を過ぎると海沿いに戻り、丘の上を走る。天売・焼尻が見えるとのことだが遠望は
利かない。右手は、草原と牧草と麦畑。左手は草原でお花畑になっている。内陸に大きく
入ると日が差してきて、道の駅「ロマン街道しょさんべつ」が現れる、立ち寄り休憩。
ここからも丘の上を走り、気が付くと遠別に到達していた。信号を直進し国道から離れ
予定の農道に乗り入れる。電柱も建物も山もない牧草地を走る真っ直ぐな道、北海道憧れのコース。
道は地平のかなたに消え、その地平は水平線と一本に繋がっている。

浜更岸線遠別付近

浜更岸線更岸付近ダート

 左前方には利尻島が見えており、左道端の草原にはエゾカンゾウ・ハマナスが咲き乱れて
いる。途中、海岸に出ようと試みるが、細かい砂に車輪を取られ転倒して断念。通行
車両は極たまに出会う程度、でもパトカーにゆっくりと追い越された。そのまま天塩漁港に到達。
市街地を通り抜け国道に出て、道の駅「てしお」で昼食「寄り道定食」。昼食を
摂りながら今後の検討し、今日はここの鏡沼海浜公園で幕営することにする。漁港の近く
に戻りキャンプ場で登録。手塩市街に出かけ食料の買出し。サイトは広々として利尻島が
目の前に見える、設営後公園内の温泉で入浴、泉質はヨウドが含まれていて茶色でヨウ
チンの臭いがする。小高い丘に建つリゾート施設で宿泊も日帰り入浴も出来る、二階の
温泉からは利尻がよく見える。車で回っている千葉の男性と話す、クッチャロ湖キャンプ
場の情報を得る。サイトに戻り寛ぐ、夜は20時まで明るく、今夜は満月の星空。3時半
頃には夜が明けて雲雀が鳴きだす。さすがに高緯度。

  サロベツ原野

 3日 7:50 出発、快晴。 
 5時起床。d106を走り手塩大橋を渡るとサロベツの本番。利尻は頂上に雲を被っているが、
きれいに見える。前方に風車の群れが見えている。道の左右はエゾカンゾウ、ハマナスの
花畑。周囲は海と草原と丘で高い木も無い、干草の香りに包まれている。稚咲内から
d444に入りサロベツ原生花園に向かう。牧場を抜けるコースをたどると原生花園、昔と
変わらない感じ、木道で一回りするが暑い。稚咲内に戻りd106を再び走る。

稚咲内付近

 道は水平線と地平線が一直線に繋がる遥か前方でどちらに消えている。たまに道の先で、
陽炎のような影が浮かび、しばらくすると車の形になり、もうしばらくすると百数十キロ
ですれ違う。

夕来付近

 抜海を過ぎしばらく走ると、d106は稚内後背の丘に登って行く。なかなか絵になる風景、
しかし丘の上には霧が沸き立っている。d254に入り稚内温泉を過ぎ、寒村を幾つか通り
抜け野寒布岬に到達。晴天の日本海側からオホーツク側に廻ると濃霧。ノシャップ岬は
濃霧と強風の中、寒く何も見えない。
 d254で稚内市街を抜けR40からR238を海沿いに走る。サハリンも海も原野も、霧で
何も見えない。宗谷岬で給油し最北端での給油証明書を貰い宗谷国道を走る。景色の良い
コースなのだが何も見えない、霧はほとんど雨と同じ。雨具を着ていてもびしょ濡れで、
道の駅「さるふつ公園」に到達。神戸のキャンピングカーの男性から声をかけられ話す。
体が冷えたので昼食を摂ることにしてホタテ弁当を食べる、一番安いから。また雨の中を
走るが、居眠り運転をしている、一度は歩道に乗り上げたりもした。休憩する施設は
無いし、霧雨では座る場所も無い、気合を入れて走る。浜頓別の町に入り宿を探しながら
走るが今ひとつ、クッチャロ湖畔の町営施設「はまとんべつ温泉ウィング」で訊ねたが
満室、土曜日では無理だ。昨日手塩で聞いた湖畔のキャンプ場で幕営することにする。
 郊外の好立地でクッチャロ湖に面した芝のサイト、天気が良ければ湖に沈む夕日が美しい
ところらしい。幕営手続きの時、受付の女性と話すとツーリングでの利用者は中高年が
多いとのこと。若々しい格好のライダーがやってくるからどんな若い人かと期待するが、
ヘルメットを脱げばやっぱり年寄りだと笑っている。サイトの中ほどに設営、寛ぎながら
周囲を眺めると数組の家族連れやグループがキャンプしている、さすがに週末。

  仁宇布

 4日 7:00 出発、霧。
 クッチャロ湖畔から浜頓別市街を抜けてR238を走る。神威岬のトンネルを迂回し旧道を
走ると、岬の縁は興浜北線の廃線跡で低い丘に神威岬灯台が霧の中に立っている。

神威岬灯台

 北見枝幸の町を通過し、道の駅「マリーンアイランド岡島」で土産を自宅に発送。自転車
の二人連れと話す。霧に嫌気がさし、乙忠部からd1023に入り内陸を目指す。牧場の中を
しばらく走ると霧は晴れてきた、10kも内陸に入ると海霧は消える。上徳志別でd120と
出合う、周囲はシラカバやダケカンバの低潅木に変わり、山の中に入りこんd120は
ゆっくりと高度を上げて行く。横を自然の大きな川がゆったりと蛇行しているのを見て
いると、大自然の北海道を実感する。美幸線延伸のために掘られたトンネルを拡張して
道路にした天の川トンネルを抜け、エゾ松やシラカバの中を下り牧場が現れると仁宇布で
ある。トロッコ王国に寄りd49を海岸へ走る。
 途中松山湿原の案内を見て寄ってみるが、駐車場からの距離を見て断念、登山装備が
必要のようだ、昼食。d49に戻りエゾ松・トドマツの中を走っているとキタキツネが道端にいる、
d60に出てすぐのところにもキタキツネがいた。残飯で餌付けしているようだ。

d60出合付近

 再びd49を行くと牧草地の中にエゾシカいて、こちらを見ている合計4匹か。雄武に
近づくとまた霧が出てきてR238は霧の中を走る。途中自転車の二人と再会。日の出岬に
寄るが何も見えない。興部で給油し雨の中を走り紋別入口の渚滑に、R238は西郊を
バイパスしているから、名寄本線廃線跡に沿った旧道を走り紋別市街に入る、水産加工場
街の中を走り市街中心に到り、元紋別駅跡のバスターミナルの観光案内所で宿泊の情報を
得る。港近くの民宿に宿泊、釣具屋が釣り客のために営業している民宿か、料理は美味
しいし寛ぐ。

  滝上

 5日 8:35 出発、霧。
 昨日のコースを興部まで戻る。今日も霧が濃い。d334に乗り内陸へ、海岸から4~5キロ
内陸は、霧が晴れている。牧場の中を走り西興部でd137と出合い森林地帯を札久留峠に
登る。峠の手前にウエンシリ岳への案内、氷のトンネルが夏でも有るとか、しかし崖崩れ
で長年通行止めのような表示、札久留峠の手前の切通しの上からエゾシカが一頭見下ろし
ていた。峠からはシラカバ・ダケカンバの中を下り、牧場の中から農場地帯に到ると
滝上の中心に到達。d996からR273に出ると郊外に道の駅「香りの里たきのうえ」がある。
休憩して土産を購入。R273を少し走ると表示に従いd137に乗る、中立牛でd306を
反対に走り丸立峠(行止り)で引き返す、d137の入口で通行止めの案内は確認していたの
だが。復路途中の牧草地にはエゾシカの家族がいた。中立牛に戻りd137を走り出すと
すぐの小さな集落の外れで、キタキツネの子どもが2匹、道路でじゃれあっていた。
近づくと壊れた納屋の中に走り込んだ。d305に出会い金八峠から走り易いコースを一息に
下る。R333に出て石北線と併走する、特急オホーツクが駆け抜けて行く。丸瀬布市街から
d1070で森林公園いこいの森に到達。幕営手続き後、食料調達に市街まで出かける。
サイトに戻り林間に設営するが蚊が多いのに閉口する。設営後、列車の撮影をし併設する
「やまびこの湯」に浸かる。

丸瀬布森林公園

 ロシア人の家族連れが多い。湯上り後は休憩室の畳に転がり、ビールを飲み寛ぐ、
ついでにケータイの充電もさせて頂く。

  秘境駅

 6日 8:10 出発、曇。
 丸瀬布市街に出てR333を白滝に向かう、高速無料化のためほとんど独走状態。白滝市街に
入り給油、職員に上白駅の場所を確認、朝早いためか人気のない町。上白滝駅は営業を
していないのか駅名表示も無く、信号所に格下げされたようだ。R333を戻り旧白・下白の
写真を撮る。R333を快走しR242と出合い遠軽に向かう。遠軽からは広く走り易い道を
湧別に、ここからも広く直線のコースを快走して中湧別に、ここでR238に乗り換えサロマ
湖畔の道の駅「愛ランド湧別」で休憩、霧で何も見えない。左はサロマ湖、右は丘の
上まで続くジャガイモとムギの畑。常呂からd442で浜サロマを往復。常呂の周囲も一面
ジャガイモの白い花とムギの畑。

常呂近郊ジャガイモ畑

 常呂から能取湖に沿って走るが右手は丘の上まで続くジャガイモとムギの畑が続く、目の
前に網走湖が現れ湖に向かい下り、d76を能取岬に向かう。能取湖沿いの柳とシラカバの
間を走ると、オホーツク海に出る、周囲は木が無くなり草原の低い丘となり、そこから
能取岬がよく見える。

能取岬へ

 この辺りは霧も無く景色は素晴らしい。能取岬の周囲にもキタキツネが餌付けされている
ようで子狐などを見た。岬は先端に向かい下っており見通しの良いところ、中国のTV
ドラマのロケ地だったようで中国人観光客が多い。再びd76を走るが、こちら側は山の
中を走っているようで海も見えない森林地帯。海沿いを走ると間もなく網走に到達。駅
前のホテルに宿泊、フロントでスーパーを教えてもらい今後の食料補給に出る。

  知床

 7日  8:40出発、晴。
 今日は天気も良く、R244でオホーツク海沿いを快走。北浜駅で列車の写真を撮る。

北浜駅付近

 ここからは海と濤沸湖に挟まれた細い回廊を走る。左手は釧網線が走る低い丘、右手は
湖に続く湿地や草原。草原はエゾキスゲの黄色とエゾスカシユリのオレンジ色で遠くは
カーペットのように見える。圧巻。原生花園は高山のお花畑のようにイチゲやフウロが
一杯咲いていた。網走方面の海岸線は、昨日通って来た能取岬までよく見える。写真撮影。
再び走り出し、d250で止別駅に行く。小ぢんまりとした昔ながらの駅舎である、青春十八
のポスターに登場しそうな駅舎。ここから畑の中の地道を走りd769に出て斜里へ。
d769は斜里へ向かって畑の中を一直線に下ってゆく。目の前には斜里の町とオホーツクが
広がり、その先に知床半島が横たわる。半島は霧がかかり鮮明には見えない、天気が
良ければ素晴らしい風景かと思える。斜里は、バイパスが郊外を通っているので静かな
佇まいと言うよりは寂れた町。昔は知床の入口として賑わっていたのに。道の駅
「しれとこしゃり」で休憩。斜里からはR334で知床へ。ウナベツへの直線を走っている
ときガス欠。

ウナベツ付近

 斜里に引き返し給油。再びR334を走るが、霧雨が降り景色もツーリングも楽しめない。
しかし直線のコースのゆっくりとしたアップダウンはやっぱり北海道の国道と感激。
ウナベツを過ぎると海沿いを走るが、低潅木林の中を走り海が見えない。オシンコシンの
滝に近づくと断崖に沿って走るが、悪天候では景色も見えない。道の駅「うとろ・シリエ
トク」で休憩。ここは、ほとんど雨状態。少し海沿いを走るとR334は急カーブで高度を
上げ半島横断にかかる。緩い登りで峠に向かう、整備された観光道路で走りやすく景色も
良い、耳にタグを着けたシカも道端にいる。峠直下で、再び急カーブを繰り返して一気に
高度を上げると、知床峠。天気も回復し、羅臼側の海もよく見える、ウトロ側は霧で
下界は見えない。羅臼岳は霧が懸かっているが、時々全貌を一瞬見せる。峠からは一気に
羅臼に下る、何度も急カーブを繰り返すと羅臼温泉。国設羅臼温泉キャンプ場を覘いて
から、市街に下りる。こちら側は晴天で、海には国後島が手の届きそうなところに
横たわっている。郊外の町営キャンプ場を見に行くが、手入れがされていないし人気が
無いので断念。市街の商店で飲み物と食料を入手して、国設キャンプ場に戻る。駐車場に
はキャンピングカーが数台停車しており常駐者のようだ。サイトは上下に分かれかなり
広い、管理者が居ないので適当なサイトに設営、ビールを飲んで寛ぎ周囲を眺めていると
鹿とカラスが住み着き油断すると食料を持ってゆかれる。原付スクーターで川崎から
やって来た同年輩の男性と隣り合い話す。管理者が来たので幕営手続きをする。夜は隣の
男性と飲みながら話す、彼もリタイアした後、昔の登山用具を積み込んで走り出したとの
こと。夜中にキタキツネが残飯を漁りに来る。

  根室へ

 8日 7:45出発、霧。
 羅臼に下りコンビニでゴミを処分してd87を走る、霧が出ており国後も見えない。霧雨の
ためヒカリゴケの洞窟もパス、半島が海に落ち込む崖を縫って走る絶景コースなのに残念。
相泊は地の果て、天気が良ければ少し先まで歩いてみたいし海辺の温泉にも浸かりたい
ところ。再び羅臼に戻りR335で標津を目指す。海沿いの直線コースだが低潅木と霧の
ため海も何も見えない。ポー川でR244と合流、標津を通過、海沿いを走っているはず
だが何も見えない。野付半島もパスし中標津での幕営もパスして根室を目指す、根室で
宿泊の予定にする。尾岱沼に沿って走る、通行車両は少なく独走状態。霧で視界が利かず、
時折現れる道標のみを頼りに走る、濃霧の中では地図での位置確認もできず不安になる。
本別海で給油、風蓮湖を左に見てしばらく行くとR243に合流。厚床でR44と合流し
根室を目指す。R44は広々とした高原のようなところを走るが何も見えない、牧場への
入口の看板が次々と現れるだけ。道の駅「スワン44ねむろ」で休憩、びしょ濡れ。根室の
ガイドを入手、花咲の民宿を当たることにする。温根沼からd780に入るが、霧が濃いため
徐行をする。対向車も来ないコースだが前が見えない。花咲港に到着し、民宿で尋ねると
大将はしばらく顔を見ながら試案していたが上がれと、暖房で色々濡れた物を乾かし
ゆっくりしろと親切になる。水産会社の社長がやっている料理民宿のようだ。食事はカニ
やエビを始め海産物が食べきれない、カニ以外は大皿に盛り食べ放題。朝食も大皿から
食べ放題だった。


東北 2010(2)

2012年02月23日 | 北日本
東北 2010(2)

  遠野へ

 12日 8:35 出発、曇。  
 昨日のコースを逆行し県道k19を柴宿に向かう、柴宿からk105を北上し猿沢でR456に
合流、丘陵地帯を走り水沢の東部でk251に乗りk8盛街道に出合う。k8は、なだらかな
丘陵が散らばる高原状の田園地帯を米里に向かい、k27に乗り換え山地に入り北上。途中、
伊藤家住宅の見学に寄る、しかし外観しか見学できない。少し走りR107に出合い遠野に
向かい東進、峠を越えると田瀬ダム湖に沿って走りR283に合流すると、コースは遠野盆地
に向かい釜石線と併走して緩やかに下る。遠野の手前綾織から南部曲家千葉家の見学の
ためR396を少し走る。有名な南部曲家のため観光客が多いしかも有料のため見学はパス。
 綾織に戻り、旧道のk238で遠野市街に入り遠野駅に行く。さすがに遠野は有名観光地、
駅前には観光客が多い、観光案内でガイドマップを入手して出発。駅の東側から釜石線を
跨線橋で渡りR340に直進、カッパ淵等を見物しk160に乗り北上。途中の福泉寺はかなり
立派な構えの寺で駐車場には観光バスが何台も停車している、有名な寺だがパスして遠野
ふるさと村で休憩、観光土産村。上柳の郵便局から地道に入り荒川高原に向かう、広く
走り易い道だが登りが延々と続く、高度を上げるにつれて雨模様になる。荒川高原は、
草原の牧場で早池峰を眺める絶好の場所、しかし全くの霧の中。直進すると早池峰山登山
口に続くk25に出るのだが、諦めて高原の中程から狭い道をカーブの連続で大仁田に下る、
大仁田の手前に古い二軒の小振りな曲家がある、どちらも現役で一軒はかなり手が
加わっているが、他方は昔のままで年季が入っている。小集落の小国でR340に出合い北上、
少し走った江繁で早池峰へのアプローチのk25が分岐する、天気の良い日に是非走りたい
コース、来年挑戦しよう。遠回りになるが天気が悪いので走り易い国道で盛岡に直行する。
 川井でR106に乗り、山田線と併走して今度は西進。かつてこの辺りは日本のチベットと
呼ばれた僻地、付近には北上や早池峰の資料館がいくつか有る、後日再訪したいところで
ある。深い北上山地の谷底をひたすら走る、雨は小降りだが寒いし変化の無い風景に
疲れる。その名の通り区堺峠を越えると一気に下り、北上山地から田園地帯に出て山田線
はここから北に別れて行く。R106は盛岡と宮古を結ぶ幹線道路、交通量は少ないが宮古
行の特急バスと一時間毎にすれ違った。盛岡駅の東側に到達し、k1で駅の北側から西側に
回りホテルでチェックイン泊。

  山形へ

 13日 8:05 出発、曇。 
 今日も天気は優れないが、東北の中央部分を縦断して山形への長丁場。県道k1で市街地を
走りR46に乗る。R46は、別名秋田街道と呼ばれ真西の秋田に向かう。田園地帯を走り
雫石の手前でk1に乗る、すぐに御所湖を渡り山間の農村地帯を横手に向かう。ほとんど
平坦に近く通行量の少ないコースを走り、山伏トンネルで峠を越えると西和賀町。山間の
広い谷の農地を走り、温泉場の案内が目立ち始めると湯田温泉郷、湯田の中心を避けて
湯本から素晴らしく整備された地道を走りR107にショートカットする。R107はさすがに
車が多い。高原状の巣郷峠を越えると秋田県、こちら側も高原状のなだらかな山地、
横手の手前にある道の駅「さんない」で休憩。本日、横手を目指した目的の一つ
「いぶりガッコ」を土産に購入。R107は横手西郊を迂回しており、そこからR13に乗り
換える、R13は秋田から山形を経由し福島へと奥羽本線沿いに東北を貫く国道。R13に
乗りすぐに給油、横手西郊から田園風景の中を南下。高速無料化で併走する高速に流れて
いるのか国道は空いている。湯沢・雄勝と秋田南部の田園を走り抜け、雄勝峠に向かう
途中、併走する線路を「こまち」が駆け過ぎ行った。雄勝峠をトンネルで越えると山形県、
すぐに及位駅が右手高台に見える、かつての山間の秘境駅の風情は無い、少し下った
及位の街からR13は奥羽本線と別れ、山の中を直進して新庄に向かう。新庄も東郊外を
パスして道の駅「むらやま」で休憩。終日小雨模様で薄ら寒く、かなり疲れてきている、
山形までの距離を確認するとウンザリする。この辺りは、周囲が全て果樹園になっており、
観光果樹園の案内も多い。山形県の中心地域だけあって交通量も多い、地元民の足代わり
の車が多いようだ、走りにくい。天童を通過し、ようやく山形郊外、市の北部でR13から
離れ市街に入り、K22で駅の東口に到達。ホテルは西口、南に迂回し、踏み切りで
「つばさ」を見送り、チェックイン。前がマックスバリューで至極便利がよい。この
二日間は、天候不順の中をひたすら走るだけで印象が薄い。前のスーパーで食料を調達し
ビールを飲んで寛ぐ。

  出羽三山

 14日 8:05 出発、曇。  
 本日は好天、しかし山は期待できない、連泊して出羽三山を回ることにする。軽装で出発、
霞城公園の傍を通りR112に乗る、山形の西郊外に出ると道路は空いてきて走り易い。寒河
江に向かうコースの周囲はさくらんぼの果樹園ばかり、寒河江はさくらんぼの中心地、
バイパスは郊外のさくらんぼ園の中を迂回し、そこの道の駅は観光スポットでかなりの
大規模施設、シーズン中の混雑が予想できる。西川町に入ると山間部への入口となり、
山裾を辿って行き道の駅「にしかわ」に寄る。本日休館日、今後のコース情報が欲し
かったのに。R112を少し走り旧道の地道に入る、川に沿って曲がりながら、新緑や紅葉の
頃はさぞかし素晴らしいだろうコースを走る。寒河江ダムに行き当たり国道に戻ると月山
湖畔を走る。景色の美しい快走コースを楽しみ旧道の六十里越に入る。急カーブの連続で
一気に高度を上げると、弓張平公園から月山山麓の高原を走る、志津で月山へ分岐するが
山は完全に霧の中、パスする。六十里越はこの先改修工事で通行規制、ひとつ目は何とか
通るが次はダメ、地道をR112に下る。長い月山第一トンネルを抜けるとすぐに湯殿山
有料に入る、少し登ると料金所が有り、200円払い2㎞のコースを走ると大きな赤鳥居が
聳える駐車場に到る。神社へはここから鳥居を潜り徒歩で参道を登る、シャトルバスも
あるが徒歩20分程度、暑い中を歩く。神社は谷筋に少し下ったところ、ご神体は湯殿山
全体のためここには祈祷所があるだけ。往路を引き返すと雨が降ってくる、まだ天気が
不安定。少し雨宿りの後出発、燃料に不安がある、第一トンネルに入る前に予備に切り
替えている。料金所でスタンドを尋ねると周囲25㎞は無いとのこと、不安を抱えて山の
中を走る。下りになるとエンジンを切ったり、スピードも押さえて苦労する。しかも
雨まで降ってきて最悪の状況。田麦俣は小盆地の小さな集落、月山信仰の拠点で遺跡も
多い、最悪の状況のため見学は諦め先を急ぐ。川沿いの国道を慎重に走る、快適コース
だが悪状況と天候不順のため楽しむ余裕が無い。下名川で羽黒山へのk44と交差するが
給油のため前進、すぐにセルフのスタンドに出合い、給油。交差点に戻りk44を走る、
天気は回復して暑くなる。庄内あさひICを過ぎ、少し走るとk115に乗り換える。右手は
月山に続くなだらかな斜面、左手は小金色の田圃が続き、遥か先の鶴岡市街と青い日本海
を見下ろしながら走る快適コース。今は豊かな穀倉地になっているが、藤沢ワールドで
読むような江戸時代の人達の台地開拓の苦労が偲ばれる風景。庄内映画村等点在する施設
案内を見ながら走る。k47に出合い右折すると、正面に赤い大鳥居が道を跨いでいる。

羽黒山大鳥居

 羽黒山に向かいk45kのゆるい坂道を走り、宿坊が建ち並ぶ中を抜けると羽黒山の入口。
駐車場に停車し仁王門を潜り、杉の大木が並ぶ石畳を少し登り五重塔を見に行く。羽黒
神社の参拝は、ここから杉並木を歩いて登るのが本来の姿。今回はk45に戻り坂道を
愛車で一息に走り、羽黒山有料から神社に向かう。さすがに人が多い、観光バスも
たくさん来ている。参拝後k45に戻り、整備された広い道路を大きなカーブで下る、
裏側になるためか通行車はほとんど無い。広い谷筋に出て人気の無い田園地帯を走る、
空模様が怪しくなってきた。ほぼ真っ直ぐに北上し清川に到る、幕末の人清川八郎の出身
地で記念館も有る。清川から陸羽西線と最上川と並走するR47に乗る。最上川は連日の
豪雨のせいで茶色の濁流。本来は風光明媚の快適コースなのだろうが、今日は今一つ。
国道は狭くトラックも走り、脇見は危険、ひたすら走る。途中、寒河江へのショート
カットの入口を見落とし新庄まで走る。昨日と同様、疲れ果てた状態で同じコースを走る
ことになる、最悪。北山形駅から山形駅西口に戻る。

  越後へ

 15日 7:40 出発、晴。  
 今日も好天。駅前から西に走りk51に乗る。k51は整備された広い県道、高台のコースで
走り始めるとすぐに左手に蔵王山塊が聳える、残念ながらほとんどが雲に隠され全貌は
窺い知れない。上山の手前でk12に乗り、そのまま市街を走り抜けR458に乗り、R458は
すぐにR13と合流。奥羽本線と併走し、果樹園の中の穏やかな峠を越えて赤湯の手前で
地道に入り南陽市街をパスし、市街の西でR113に乗り新潟を目指す。今日は、天候も良く
快適ツーリング。果樹園などが続く田園地帯を快走し、道の駅「いいで」を通過した辺り
から山間部に入る。手ノ子からk4に入り白川ダムまで迷走、かなりの迂回と知り国道に
引き返す。手ノ子からR113は、米坂線と併走して朝日山塊と飯豊山塊を分ける谷筋を
急激に登り、分水嶺の宇津峠を長いトンネルで越える。そこからはゆっくりと下る
コースで、大小のトンネルが次々と現れるが交通量はほとんど無く走り易い。紅葉時期の
美しさが想像できる快走路。沿線には集落らしきものはほとんど無く、並走する米坂線は
廃線跡のような佇まい、全くの山また山の中。小国の手前でやっと人家が目立ってきた、
静かな小国の中心を通り抜けて給油。小国から少し走ると県境を越え、川幅は広くなり
流れはゆったりとなる。山地から越後平野に出たと感じさせられる風景。沿道には水田が
続き、山は丘のように穏やかだ。田園の中に建つ道の駅「関川」で休憩。再スタートして
大島からR290に乗り換える。すぐに集落の中に引き入れられ、路地のように細い道を
お寺や駅に突き当たると直角に曲がり、狭い踏切を渡り集落を出る。次は水田地帯の
農道のような道を走り、やっと県道クラスの道路になる。抜け道があるのに、間違って
集落に迷い込んだのかと思うが正しいコースだ。胎内市に入ると高原を走る、左手は
飯豊に続く山地が連なるが雲を被って全体が見えない。国道は、整備され走り易くなり、
通行車はほとんど無く快適コース。周囲は水田の黄金色とソバ畑の白が続く。新発田市の
中心近くでR7に出合い、乗り換える。R7は中心を抜けると高架のバイパスとなる、専用
道路かと思うが大丈夫、しかし通行量が多く油断できない。競馬場ICでバイパスを降りて、
k324からk398を走りR113に合流する。すぐに松浜橋で阿賀野川を渡る、この橋は一番
河口に近く川幅は半端ではない、橋はかなり古いようで昔の国道かもしれない、片側一車
線で歩道も無く狭い、しかし側壁が低いから眺望は良好。新潟空港の横を掠めてフェリー
ターミナルに到達、乗船手続き後、食料調達に市内を走り青山地区のイオンモールを往復。
ターミナルで、姫路のライダーと話す。50歳の永年勤続休暇で、一週間の温泉巡りをした
とのこと。乗船や下船で声を掛けてあげると最後まで感謝される。船室は、宇和島に単身
赴任する商社マンと二人。

 16日 5:30 出発、雨。  
 敦賀港着。下船と同時に走り出す、2ヶ月前なら既に日差しが厳しかったし、2週前に秋
田に上陸した時は余裕で走りだしたのに今は真っ暗、しかも雨が降っている。先頭で下船
するが、雨と闇でライトが届かず、徐行していると後のライダーが次々と追いついて来て、
姫路のライダーも挨拶して先に行った。市内の道路は冠水してプールのようで、車が走る
と波が打ち寄せて走り辛い、道路案内表示も停車しないと確認できず、苦労して市街を
抜ける。港沿いから病院・市役所を経由してk142から何とかR27に乗る。小浜目指して
走る、良く整備された高架の国道と早朝で車が少なく雨の中でも走り易い。三方の辺りで
周囲が白んでくるがそのままで明るくならない。雨は小降りになるが視界は悪い。国道は
二車線で狭くなり、倉見峠で前方の薄闇に黒い塊が動いている、犬か猫かと思い近付くと
猿の群れが道路に出ている。周囲は人家が並んでいる。上中からは次々と集落を抜けて
行く。狭い国道に滋賀県からR303が合流し、その上に通勤時間帯が近付き、乗用車や大型
トラックが増加してきて気を抜けない。雨は上がったが、濡れた路面と狭い国道で前後へ
の気配りにウンザリしながら小浜に到達。山手のバイパスで市街をパス、国道は整備され
てきたが交通量はさらに増加した。おおい町の長井から地道に入り直線の農道を山際まで
走り府道f1に乗る。雨こそ降っていないが曇天下、県境の峠を登る。そろそろ燃料の
不安が出てくる、山家からR27に乗り綾部に出て給油。ここからはいつものようにR173・
f59・f521・R9・菟原・k97・大山・R176・広野と経由して帰宅、敦賀は遠い。


東北 2010(データ) 

日程 2010.09.01-09.16
 09/01(水) 9:00出発(21807.7)―10:39給油(21894.0)―11:15八木駅―12:00周山―
    晴   12:10常照皇寺(21917.0)12:35―15:40敦賀フェリーターミナル―
        16:00敦賀駅前 東横イン(22024.3) 泊
          走行時間6H35M 走行距離216.6㎞

09/02(木) 8:00出発(22024.3)―8:10敦賀港―9:30乗船―9:55出航
    晴

09/03(金) 5:40入港―5:45下船―5:45出発(22029.3)―6:40おが(22059.4)―
   晴―雨 6:55鵜ノ崎海岸―7:15門前(22074.2)7:40―8:05給油(22096.4)―
        8:35入道崎(22104.0)8:50―10:40能代(22161.2)12:00―
        15:30秋田 東横イン(22248.0) 泊
         走行時間7H45M 走行距離218.7㎞

09/04(土) 9:00出発(22248.0)―10:30能代(22324.6)―11:17給油(22332.6)―
   晴   11:50鹿の浦展望所(22347.3)11:55―12:15十二湖駅(22376.0)―
        13:40ウェスパ椿山(22395.6)―14:35行合崎(22418.1)14:45―15:15千畳敷―
        16:00赤石 民宿東洋(22448.4) 泊
         走行時間7H35M 走行距離200.4㎞  

09/05(日) 7:40出発(22448.4)―9:00十三湖(22491.0)―9:30小泊漁港(22506.1)―
    晴   9:45道の駅 こどまり(22512.3)9:50―10:30龍飛岬・港(22532.8)11:10―
        11:24給油(22548.9)―12:00高野崎(22563.8)12:20―
        12:45平舘灯台(22575.3)12:50―13:20蟹田(22589.9)―
        14:45三内丸山遺跡(22629.1)15:25―15:40青森 東横イン(22635.5) 泊
         走行時間6H40M 走行距離187.1㎞ 

09/06(月) 7:55出発(22635.5)―9:10夏泊崎(22670.9)―10:10野辺地(22704.5)10:15―
 晴―雨  11:55大湊(22765.5)―13:00脇野沢(22799.4)―14:05仏ケ浦14:45―
        15:40佐井磯谷 民宿 福田(22853.6) 泊
         走行時間6H50M 走行距離218.1㎞

09/07(火) 8:30出発(22853.6)―9:20大間崎(22876.0)9:25―11:15恐山(22932.3)11:45―
   晴   12:15給油 むつ ―13:25薬研温泉キャンプ場(22977.6) 泊
         走行時間4H20M 走行距離124.0㎞ 

09/08(水) 8:10出発(22977.6)―8:30大畑(22988.0)―9:40尻屋崎(23023.7)10:00―
   晴   10:50ヒバ埋没林(23050.5)11:10―12:00泊(23076.9)12:05―
        12:45むつ小川原港(23099.0)―13:50小川原湖畔キャンプ場(23132.3) 泊
         走行時間5H05M 走行距離154.7㎞ 

09/09(木) 7:40出発(23132.5)―8:39給油(23160.3)―9:05八戸大橋(23171.1)―
    晴   9:20葦毛崎9:25―10:55北浜侍(23220.8)―12:40久慈―
        13:25黒崎(23288.2) 13:50―14:15明戸―14:35キャンプ場(23306.1) 泊
         走行時間6H25M 走行距離173.6㎞

09/10(金) 7:35出発(23306.1)―8:05鵜の巣断崖(23323.7)8:30―
    晴   8:55熊の鼻(23336.5)―9:35真崎展望(23354.5)9:55―10:09給油(23359.4)―
        10:50浄土ヶ浜(23377.0)11:25―12:40姉吉(23411.1)―13:30山田(23432.3)―
        13:45船越(23439.3)14:00―14:30大釜崎14:35―
        15:05船越 うらの浜荘(23461.4) 泊
         走行時間5H50M 走行距離155.3㎞

09/11(土) 7:55出発(23461.4)―8:30大槌港蓬莱島(23477.2)―
  曇―雨 11:30大船渡駅(23562.3)―12:10陸前高田(23581.2)―12:21給油(23583.6)―
        14:20一関駅 東横イン(23646.9) 泊
         走行時間6H25M 走行距離185.5㎞  

09/12(日) 8:35出発(23646.9)―10:40伊藤家(23713.5)―11:40千葉家(23739.5)11:45―
  曇―雨 12:05遠野駅(23748.8)12:15―12:27給油(23751.4)―
        15:50盛岡駅 東横イン(23863.8) 泊
         走行時間7H00M 走行距離216.9㎞

09/13(月) 8:05出発(23864.3)―10:40道の駅 さんない(23951.4)11:10―
  曇―雨 11:52給油(23965.2)―14:30道の駅 むらやま(24067.1)10:15―
        15:50山形駅 東横イン(24099.4) 泊
         走行時間7H15M 走行距離235.1㎞  

09/14(火) 8:40出発(24099.4)―9:55道の駅 にしかわ(24135.8)10:00―
  曇雨晴 11:05湯殿山(24169.7)11:55―12:50給油(24193.7)―
        13:30羽黒山入口(24213.7)13:30―羽黒山奥社(24219.0)14:15―
        17:45山形駅 東横イン(24336.2) 泊
         走行時間7H40M 走行距離236.8㎞

09/15(水) 7:40出発(24336.2)―8:40南陽(24367.9)―10:11給油(24423.9)―
   晴   10:45道の駅 関川(24446.7)10:50―12:30新潟港フェリー(24506.5)―
        市内(45M)―14:35新潟港フェリー(24527.0)―15:40乗船―16:30出航
         走行時間6H05M 走行距離190.8㎞  

09/16(木) 5:25入港―5:30下船―出発(24527.0)―7:00小浜―8:39給油(24638.8)―
  雨―曇 11:15帰宅(24724.3)
         走行時間5H50M 走行距離197.3㎞ 


全走行距離         2,910.9Km  平均速度29.9Km 
全走行時間         97H20M
消費ガス           47.50?     燃費61.3km /?

費用   97,802円
 1日 7,884円
    ガス 3.34? 434円、夕食1,990円(発泡酒8×163、寿司 498、バケット 188)、
    泊 5,460円     
 2日 11,100円  
    フェリー 11,100円(人6,500、バイク4,600)     
 3日 8,641円  
    ガス 3.70? 492円、昼食他1,264円(発泡酒6 928、寿司 200、牛乳 138)、
    夕食 905円(発泡酒2×196、おにぎり3×105、サラダ 198) 、泊 5,880円、
    駐輪 100円
 4日 9,241円     
    ガス 3.97? 512円、ビール 1×350円、泊 8,379円(泊 、酒 2)
 5日 5,700円
    ガス 3.30? 432円、夕食946円(発泡酒2×177、おにぎりセット 294+298)
    泊 3,822円、駐輪500円
 6日 6,869円  
    ガス 3.0? 369円、泊 6,500円(泊6,000、酒2×250) 
 7日 3,142円     
    ガス 3.26? 416円、恐山寺 500円、夕食1,226円(発泡酒6 928、
    ウィンナー 298)、キャンプ泊 500円、温泉 500円
 8日  650円
    キャンプ泊 500円、温泉 150円
 9日 1,516円  
    ガス 3.15? 400円、キャンプ 700円(泊 300、駐輪 400)、発泡酒2×208円
 10日 7,900円     
    ガス 3.24? 400円、泊 7,500円(泊 6,800、酒2×350)
 11日 8,571円
    ガス 3.60? 500円、土産 1,550円、夕食1,061円(発泡酒3×197、おにぎり 4)、
    泊 5,460円     
 12日 8,448円  
    ガス 2.98? 393円、夕食854円(発泡酒2×197、おにぎりセット 200+260)
    泊 3,975円(泊 3,675、駐輪300)
 13日 7,230円     
    ガス 3.25? 434円、土産 1,300円(いぶりがっこ2×650)
    夕食1,044円(発泡酒2×178、おにぎり3×98、ヤキトリ 190+204)、
    泊 4,452円
 14日 1,741円
    ガス 3.70? 488円、湯殿・羽黒有料道路 400円(200+200)、
    夕食853円(発泡酒2×178、おにぎり3×98、ヤキトリ 203)、泊 無料
 15日 8,694円  
    ガス 3.41? 463円、フェリー 8,100円(人5,000、バイク3,100)、
    夕食1,700円(発泡酒3×1158、焼きイカ 298、から揚げ 210、
    おにぎり2×68 2×98)
 16日 475円     
    ガス 3.60? 475円

コース
 1日  出発―塩田―武田尾―k33―西谷―k68―日生中央―k604― 一庫ダム―k106―
    給油―R477―R372―地道―R9―八木―R477―周山―片波で八丁に迷走―
    大布施―f38―広河原―f110―R367―R303―R161―R8―敦賀―
    フェリー乗場―地道―敦賀駅
 2日  敦賀―フェリー乗場
 3日  秋田港―地道―k56―天王―R101―脇本―k59―おが―k59―鵜ノ崎海岸―
    門前 五社堂―戸賀―男鹿温泉―給油―k55―入道崎―k55―牧野―R101―
    夕陽温泉―メロンロード―丸山―R101―砂丘温泉ゆめろん―地道―
    メロンロード―八竜―R7―能代―風の松原―R7―森岳温泉―地道(高速沿い)―
    k37―R7―道の駅 ことおか―R7―フェリーターミナル―市内―秋田駅前
 4日 秋田駅前―地道―k62―千秋公園―k26―R7―フェリーターミナル―地道―
    k56―天王―R101―k42―R101―砂丘温泉ゆめろん―釜谷―メロンロード―
    地道―R7―風の松原―R7―R101―能代―米代川―給油―鹿の浦展望所―
    八森(市街)―滝ノ間海岸―岩館(旧道)―道の駅 はちもり―須郷岬―十二湖駅―
    k282―リフレッシュ村―アオーネ白神―R101―ウェスパ椿山―八森町民の森―
    深浦―行合崎―道の駅 ふかうら―千畳敷―赤石
 5日 R101―鯵ヶ沢(市街)―北浮田―メロンロード―十三湖―k12―R339―k111―
    下前漁港―k111―小泊―R339―道の駅 こどまり―龍飛崎―龍飛漁港―給油―
    三厩―R280―今別(旧道)―高野崎―平舘灯台―蟹田―蓬生R280(海沿)―青森―
    地道―R7―津軽新城―R7―地道―三内丸山遺跡―地道―R7―青森駅
 6日 市内地道―合浦公園―R4―k259―R4―浅虫温泉―R4―k9―夏泊崎―白砂―
    小湊漁港―k9―R4―県道(野辺地市街)―北野辺地―R279―十符ヶ浦―R279―
    k179(横浜市街)―R279―k176 (むつパス)―大湊港―R338―給油―脇野沢―
    道の駅 わきのさわ―仏ヶ浦―仏ヶ浦展望台―佐井 磯谷
 7日 R338―願掛岩―地道―大間市街―大間崎―地道―R279―大畑市街―k4―薬研―
    恐山―k4―むつ 給油―k4―恐山―薬研
 8日 k4―大畑―R279―k266―k6―周遊道ゲート―尻屋崎―尻屋市街―k6―k172―
    k248―ヒバ埋没林―R338―泊漁港―六ヶ所村R338(海沿)―むつ小川原港―
    高瀬川―k170―道の駅 みさわ―市民の森 小川原湖畔
 9日 湖畔沿地道―k8―三沢市外―k170―k10―k8―R45―k283―百石―k19―給油―
    八戸―地道―フェリーターミナル―八太郎大橋―八戸大橋―八戸漁港―k1―
    葦毛崎―階上―R45―角浜―k247―玉川―R45―北侍浜(行止)―k279―夏井―
    R45―久慈―k268―野田―R45―玉川(行止)―譜代―k44―黒崎(行止)―
    北山崎(行止)―明戸
 10日 k44―田野畑―R45―鵜の巣断崖(行止)―熊の鼻―真崎展望台(行止)―R45―
    給油 田老―崎山―県道―鍬ヶ崎―浄土ヶ浜―県道―宮古―R45―津軽石―
    k41―姉吉(行止)―k41―R45―山田―船越―大釜崎(行止)―三陸温泉
 11日 R45―吉里吉里―k231―大槌港―k231―両石―k242―R283―釜石―R45―
    三陸―k9―尾崎岬―地道―k9―R45―大船渡―高田―給油―R343―摺沢―
    k19― 一関
 12日 一関―k19―柴宿―k105―猿沢―R456―k105―k251―k8―米里―k27―
    伊藤家―R107―R283―綾織―R396―千葉家―R396―綾織―k238―遠野―
    R340―カッパ淵―k160―上柳―地道―荒川高原―大仁田―小国―R340―
    川井―R106―盛岡 
 13日 盛岡―k1―R46―雫石―k1―湯本―k ―R107―道の駅 さんない―横手―
    R13―給油 横手西郊―湯沢―及位―新庄―道の駅 むらやま―R13―山形―
    地道―K22―山形駅
 14日 霞城公園―R112―道の駅 にしかわ―弓張平公園―志津―地道―R112―
    湯殿山有料―田麦俣―給油 あさひ―k44―k115―k47―地道―羽黒山入口―
    地道―k47―羽黒山有料―k45―清川―R47―新庄―R13―山形―地道―山形駅
 15日 市内―k51―上山―k12―R458-R13―地道(南陽市街パス)―R113―
    手ノ子(k4をダムまで迷走)―給油 小国―道の駅 関川―大島―R290―
    新発田―R7―競馬場IC―k324―k398―R113―フェリーターミナル―
    市内(青山往復)
 16日 敦賀港―市内―R27―小浜―R27―大飯―地道―f1―山家―R27―給油 綾部―
    R173―f59―f521―R9―菟原―k97―大山―R176―広野―帰宅


東北 2010(1)

2012年02月22日 | 北日本
東北 2010(1)


  敦賀へ

 9/1日 9:00 出発、晴。
 塩田八幡に向かい、無事をお願いして武田尾に出る。新名神道工事のため走りにくい。
県道k33で西谷に出て、k68・日生中央・k604・ 一庫ダム・k106と走り、能勢で給油後
R477を走り、本来予定の一つ手前の府道f731からR372に入ってしまう。亀岡の手前
から地道を走り、R9に出て八木に到り八木駅で休憩後R477に乗る。周山を抜け常照皇寺
の傍で休憩、昼食を摂った後敦賀のホテルに予約。出発前にアクセスすると満室とのこと、
敦賀の近くで幕営でもするかと出発して来たがキャンセルでもあったようだ、出掛けから
ラッキー。片波で左折するコースを間違い八丁に迷走する、抜けられると前進したが
ひどい高低差のダートで困難する。河原でシカを見かけたりして進むが断念。元の場所に
引き返し大布施から予定のf38に乗り、広河原からf110に乗る、急なカーブときつい坂で
走り辛く、時間のかかる狭いコースで峠を越える。その先は、ここが京都市内かと思う
ような山奥で、数軒の集落が時々現れる川沿いのコース。川に沿って細いコースを
ゆっくり下るとR367に出会う、鯖街道と呼ばれ若狭と京を結ぶ由緒ある道。安曇川沿いの
走り易いコースで、今日は通行車も少ない。R303に出会い琵琶湖に向かう、敦賀に向かう
には、次ぎにR161に乗り換えるが、田圃の中を貫く高架を見て専用道路かどうか分からず
k335を走る。こちらはR161の旧道のようで町並みを縫って走る。マキノでR161に乗り
疋田でR8と合流、道路がさらに混み合う。敦賀市街の入口でR8はバイパスと変わるので
一般道に下りるが、バイパスは専用道ではないようだ。再度バイパスに乗り郊外を抜け
フェリー乗場に到る。乗船手続きをするが秋田行のバイクは満席、明日のキャンセル待ち
を勧められる。海沿いの地道で敦賀駅前に戻り、ホテルにチェックイン。近くのスーパー
で飲み物と食料を調達して、部屋でビールを飲みながら明日のフェリーに乗船できない
場合の対策を検討する、しかし馬鹿らしいので明日になってから考えることにして、寛ぐ。

 2日 8:00 出発、晴、暑い。
 敦賀港沿いにフェリー乗場に向かい、乗船手続き。結構バイクが多い、新潟や苫小牧に
向かうライダーが多いようで、秋田下船の列には数台並んでいるだけ。駐車場は炎天下で
暑い、乗船まで待合室で待機。9:30乗船、船室は半分程度の入り。9:55出航。

  男鹿半島

 3日 5:45 出発、晴。
 5:45に下船、そのまま走り出す。秋田港は薄暗い、一月前北海道を走っている時は
とっくに夜が明けていたのに。港沿いの地道を走りk56に乗る、海沿いの広い道路だが
通行車両は少ない、早朝のせいか。天王温泉でR101に合流、海岸から離れる。脇本から
海岸沿いのk59を走りおがに到る、大きななまはげが道端に立っている。港のほうに廻り
石油備蓄基地を見て、強い風の中を走り鵜ノ崎海岸に到る。美しい海岸線が続き海の
きれいな処、休憩。そこから断崖に沿って走る、門前で前方の山の中腹に大きなお寺が
見える、コースは急カーブを繰り返しお寺の裏山に登る。そこに駐車場と小さな公園が
ある、ちょうど雨が降りそうなのでトイレ休憩。ここは五社堂への入口になっており、
下の長楽寺からの参道の途中である。五社堂はなまはげ伝説由来の場所と、入口の案内
には書かれていた。小一時間、驟雨をやり過ごし出発。男鹿半島西岸の崖上を北上する
快適コース、天候不順と燃料の残量が問題。下船時から燃料が少ないのは気になっていた
が早朝でスタンドが開いていないためそのまま走り出した、しかし燃料に不安が出てきた、
入道崎に行くより給油を優先しないと危ない。水族館を過ぎ戸賀からk59で山の中を
男鹿温泉に向かい、路肩で看板の調整をしている男性にスタンドを訊ねると、少し先との
こと。給油後温泉に戻りk55で入道崎に、岬は草原状で見晴らしは良い、乗ってきた
フェリーが目の前を苫小牧に向かっている。快晴で暑い、灯台を撮影。仙台のライダーと話す。

入道崎

 k55を引き返し、牧野でR101に乗り換え、これが国道かと思う。夕陽温泉に寄り、メロン
ロードと名付けられた農道を走る。防砂林に囲われた砂丘地帯の農地を走り、案内に従い
日本一高い砂丘丸山を探しに行くが見つけられなかった。R101を走り砂丘温泉
「ゆめろん」の先から農道に入り、再びメロンロードを走り八竜でR7に乗る。八竜は能代
郊外でホームセンターや量販店などが並んでいる、能代の中心地で空模様が怪しくなり
雨が降りだす、傍のジャスコで雨宿りと昼食休憩、今後を検討する。天気予報では、秋田
北部は午後から雨、現に外は強い雨、幕営はあきらめ秋田に戻り宿泊することに決定。
霧雨状態になったので出発。風の松原からR7を走り、森岳温泉から石倉山のキャンプ場を
見に行く、入口が判りにくく迷走する、あまり手入れがされていないようだし、熊の
恐れもありそう、断念。高速沿いの地道を走り、k37からR7に乗り道の駅「ことおか」で
休憩。再び走り出し北緯40度線の案内などを見て、R7をひたすら走り上飯島からk56に
入り、フェリーターミナルに寄り運航スケジュールを入手。K56で市内を走り秋田駅前に
到る、しかし宿舎は反対側の東口、線路を渡るのに苦労する。あげくに宿舎は再開発
ビルの2Fがフロント、駐輪場も無く駅前駐輪場に停めることになり、荷物の運搬に苦労
する。

  白神山地に沿って

 4日 8:10 出発、晴。
 東側から駅を迂回し、k62に出て千秋公園から駅前でk26に乗りR7に出会う。フェリー
ターミナルに迂回し昨日のコースを辿り、天王からR101を経て男鹿市に入るとすぐ
k42に乗り換える。整備された県道で干拓地を直線で突っ切る、ほとんどの車両がこちらに
入る。能代海岸を走るため五明光橋を渡りR101に乗り換え、砂丘温泉「ゆめろん」から
釜谷に到りメロンロードを走る。前方の風車が並んで見える方向に農道を入るが、海岸に
出る道が見つからない。砂丘のすぐ向うに風車が見えているのに出ることができず断念、
R7に出て風の松原から能代中心に出てR101を走る。燃料が危ないが米代川を渡って
からの給油とする、しかしスタンドが無い、マックスバリューにセルフがあるがパスする。
しかし2㎞程でガス欠、暑い中バイクを押すことになり、汗みずくでマックスバリューに
戻りセルフで給油、セルフ給油を学習できた。能代からR101は内陸を走る、八峰町に
入ると農地の中を五能線と並走、白神山地がその奥に聳える、ここから白神山地の裾野を
海沿いに走る。鹿の浦展望所で休憩、海に突き出した高台で日本海が広い。五能線を
リゾート白神が能代方向に走る、農地の中を走るからいつまでも見えている。八森は
手前から旧道に入り市街を走る。滝ノ間海岸から湯っこランドの前を通り岩館も旧道で
抜け、道の駅「はちもり」をパスし須郷岬に寄る、ここから青森県。海沿いで十二湖駅に
到る、k282で十二湖に向かいリフレッシュ村を訪ねる。ブナの明るい林に囲まれた良い
環境のキャンプ場で施設も良さそうな快適サイト、料金が1,600円であまりにも高いので
断念(この後のツーリングで2,000円以上のサイトで幕営することが何度もある、ここでも
幕営しておけば良かった)。帰路はアオーネ白神の方を廻りR101に戻る。

五能線十二湖付近

 沢辺で小さな峠を越える時、道路に猿の群れが現れる。キャンプ場は無いがウェスパ
椿山にも寄ってみる、家族連れのリゾート施設。深浦の手前の八森町民の森を訪ねる、
スキー場奥の山の中で一人では心細い、1,500円も痛いパス。深浦市街を通過し行合崎の
キャンプ場を訪ねる、海岸に広がる海水浴客のための草原のサイト。天気も良く夕陽が
期待できるが、駐車場からサイトへ下る階段の往復はきつい1,500円も痛い、パス。
道の駅「ふかうら」で休憩後、千畳敷に寄る。海の眺望が素晴らしい、背後を振り返ると
岩木山が見え絶好の観光スポット。土産物屋や民宿の看板もいくつか架かっているが、
シーズンオフで何か裏寂れたイメージが漂い気が進まない、パス、鯵ヶ沢で宿泊と決定。
鯵ヶ沢に向かい山手のバイパスを走っていると民宿の看板、無視して先を急ぐ、バイパス
の走路が海側に変り信号待ち、目の前に件の民宿の看板がある。一応当たってみるかと
信号を右折して赤石市街に戻る。民宿で尋ねると宿泊可、料理の美味しい宿だった。

  津軽半島

 5日 7:40 出発、晴。
 R101を走りすぐに旧道に入り鯵ヶ沢の市街から港を廻り、郊外でバイパスと合流する
その手前の跨線橋の上から岩木山がよく見える、山頂に少し雲が架かるが全体が美しく
見える。この先からコースは津軽平野に向かう、少し走るとR101と別れメロンロードと
呼ばれる農道を北上。池や湿地ばかりの荒地の中を走る、背中には何時までも岩木山が
見えている、このコースは逆行する方が楽しいようだ。ほとんど直線に北上しk12と
合流すると十三湖、小休憩の後R339に乗り海岸を走り、析戸から砂浜沿いの整備された
快適な地道で権現崎を目指すが崖崩れで通行止めの案内、海越しに遠く岩木山が見える
下前漁港から引き返す。k111で峠を越え小泊港に出て小泊市街を抜けてR339に乗る、
コースはかなりきつい登りで峠を越える。道の駅「こどまり」で休憩、峠の中腹で海の
見晴らしが素晴らしい。再び海沿いを走り、萱部から山越えとなり急カーブの連続で
眺瞰台に到る、霧が流れたり霞が架かったりで眺望は今ひとつ。下りもカーブの連続、
通行量が少ないから走れるが大変なコースを下ると竜飛岬の台地上に出る。青函海峡
トンネル記念館などが有り龍飛崎への入口。土産物屋が並ぶ台地のコースを灯台に向かう、
龍飛崎はさすがに観光客が多い、駐車場には団体バスも数台来ている、灯台からしばらく
北海道を眺める。岬の台地から下の龍飛漁港に向かう、国道は有名な階段で結んでいるが
バイクでは、地道をかなり迂回する。階段国道の上部は観光客で一杯だったが、下には
誰もいない。よほど注意しないと判り辛い国道の入口に駐車し、普通の家の隙間を抜けて
少し登ると階段の始まり。

国道入口

階段国道

 撮影して再出発。三厩の手前でR339からR280に国道の名称が変わる処に義経寺があり、
その海岸のキャンプサイトは快適そうである。三厩手前で給油し、三厩市街から今別
市街を海沿いの旧道で走り、今別郊外で海岸に寄って来たR280に合流し、高野崎に到る。
駐車場から芝のキャンプ場を歩き灯台に行き、その下の岩場を眺める。

高野崎灯台

高野崎

 再び断崖の海岸美を見ながら走り、赤根沢の赤岩を見物した後北海道を眺めながら陸奥
湾に回り込み平舘灯台に到達。対岸の下北半島が間近に見える、幕末のお台場跡の整備
された親水海岸、オートキャンプ場も併設されている。
陸奥湾沿いを南下、蟹田漁港に寄り脇野沢と結ぶフェリーを眺める。これからどこを
周るか検討する、今日は青森での宿泊予約済み時間的余裕があり天候も良い、周辺には
古代遺跡がたくさんあるが三内丸山遺跡の見学に決定。陸奥湾に沿い出発、少し走ると
蓬生から内陸を走る新道と別れ海沿のR280旧道を走る。小さな漁村が連続する細い国道
だが、通過する集落には寂れた感じがない。油川から海沿いを青森市街に向かう旧道と
別れ、新道を目指して内陸に向かうが地道を迷走する。何とかR7に出て津軽新城でR7
バイパスに入り三内丸山遺跡の案内に従い走る。三内墓苑に迷い込み客待ちのタクシーの
運転手に遺跡へのコースを尋ねる、親切に教えてもらう。教わったとおり走り遺跡に至る、
見学後遺跡前の道路からR7を経て青森駅前。ホテルにチェックイン。

  陸奥湾に沿って

 6日 7:55 出発、晴。
 市内を抜け合浦公園からR4に出てすぐにk259に乗り換え、海沿いを走り再びR4と合流
してすぐ浅虫温泉に到る。R4をしばらく走りk9に入り夏泊半島周回コースに乗る、山の
中を茂浦漁港に出てさらに細い急な坂道で峠を越え観音崎に出る。ここからは海岸沿いを
快走して夏泊崎に向かう、手前から大島が見えてくる。夏泊崎からは椿海岸を走る,下北
半島がよく見える。半島の付け根は、砂州のように低く海との区別が付けにくい、丘の
上にたくさんの風車が並んでいるのが見える。鼻繰崎から地道で白砂の海岸を廻り、小湊
漁港から東北本線を跨線橋で渡りR4に乗る。野辺地の手前から県道に入り、市街を
北野辺地に抜けR279に乗り、十符ヶ浦で休憩。
 休憩後、下北半島周回開始、陸奥湾に沿ってひたすら北上。左手は砂浜が続き右手は低い
丘陵地が続く。横浜の手前から国道は市街を迂回する、k179に直進し横浜市街通り抜け
再びR279を北進。むつ市の中心はk176に乗り港沿いでパスし、R338に合流して大湊に
到る。大湊市街を走り抜けると海自航空隊があり、入口に展示してあるヘリを撮影。少し
先で給油、走り出すとすぐに空模様が怪しくなって行く手に黒雲が広がる。降り始めたの
でバス停に避難すると共に驟雨が襲って来る、この辺りだけ降っており周囲の空は明るい。
しばらく待つと雨は上がり再び陸奥湾に沿って走る、津軽半島や海がきれいだし道も
空いていて快適コース、しかし単調すぎて飽きてきた。津軽半島の付け根も平で低く
海と陸の区別が付けにくい。脇野沢に到達、北海岬に行くか迷う、近場で宿泊できれば行く
ことにしてR338を進む、コース左右の木の枝をリスが飛び回っているのに出会う。道の駅
「わきのさわ」の温泉に泊まるかと期待したが温泉は休館。リフレッシュセンターには、
コテージはあるがテントサイトは無い。前進することにして、山の中を走るとすぐに
猿の小さな群れに会う、有名な北限の猿。道の駅の隣は野猿公苑になっている。さらに
カーブが連続する山の中を走り、仏ヶ浦に到達。空模様が怪しいので、見物に降りるか
どうか迷う、見物から戻って来た男性に出かける価値は有りますかと尋ねると、折角
来られたのだから行かれた方が良いですよとの返事。駐車場から階段状の道を下りる、
下に着くと驟雨がやって来て慌ててトイレに避難、ここしか雨宿りする場所は無い。雨の
中を遊覧船がやって来て数組の観光客が上陸し、しばらく見物すると離れて行った。雨
上がり後、奇岩を見て廻り、駐車場に戻る。走り出すとすぐに仏ヶ浦展望台があり、
見下ろす景色はなかなかのもの、下よりもいい場所かも。また雨が来そうな空模様、
小雨が降り出し道端で雨具着用。急な下りで福浦に、集落を廻り民宿を探すが見つからず。
さらに前進、磯谷の集落に入ると民宿の看板、訊ねてみると宿泊可、荷物を降ろすと
すぐに大雨。民宿は大きな漁師の家で土地の有力者のようだ。宿泊者は工事関係者が中心、
週末には釣り客の利用も多いようだ。食事が美味しい民宿だった。

  大間崎

 7日 8:30 出発、晴。
 R338は昨日の雨で崖崩れ、通行止めと有線で朝から流れている。7時半頃に片側通行可と
流れる。出発、願掛岩の手前で崩れている。ここのキャンプ場は、高台の芝のサイトで、
海を見下ろし夕陽が美しそう。天気がよければ昨日は絶対ここで幕営したと思う。願掛岩
を過ぎると佐井の市街を通り抜け、小さな漁港を繋いで走る。昨日はよほどの豪雨だった
のか、R338で渡る小さな川は、橋桁に引っかかった流木のため水が溢れ出している。少し
大きな川は茶色の濁流で、河口付近の海は沖まで茶色の扇状に広がっている。フェリー
ターミナルから大間市街を抜けて大間崎に到る。風が強い岬はテトラが並んだ低い海岸で
展望台が設置されている、観光客は数組だけ。目の前の島に大間崎灯台が立ち、その先に
函館の市街が見える、雨上がりのため函館のビルや建物が一づつ鮮明に見える。龍飛岬や
明日向かう予定の尻屋崎もすぐ間近に見える。かもめ食堂横のキャンプ場は、草の平地で
快適そうなサイト。しばらく眺めを楽しみ津軽海峡に沿って出発、函館から恵山までの
海岸線を見ながら走る。R279と合流し丘の上を走る、天気もよく交通量も少なく快走。
山の中を走っているかと錯覚するようなカーブの連続で下ると大畑市街。大畑川を渡り
名のみ残る大畑駅に到る、駅前からk4で農地が続く内陸に向かう。

  恐山

 横を流れる大畑川は昨夜の雨で濁流、流木もたくさん引っかかっている。山の中に入り
本来なら美しい渓谷沿いを走ると薬研温泉。キャンプ場を視察後恐山に向かう、k4は深い
山の中をカーブの連続で高度を上げ、通行車はほとんど無く森林の中の独走。峠を越え
宇曽利山湖が見え始めた小さなカーブを曲がると、道路上を熊が歩いている。ここまで
道の片側はどちらかが崖になっていた、しかしここは左右が笹原の林になっている、熊は
慌てて左の林に駆け込んだ。あまりのことで撮影することも失念した、こちらも慌てて
しまった。興奮冷め止まぬまま外輪山を下り、硫黄の香りのする恐山に到る。恐山は
さすがに観光客が多い、観光客に混ざり寺内を巡った後、給油ためむつ市に向かう。外輪
山をきつい坂で越える、そこからは高原状の林の中をゆっくり下り、むつ市の郊外に到る。
ようやく見つけたスタンドで給油し、近くのスーパーで食料を調達。帰路も熊との出会い
に期待したが、会えなかった。外輪山から見た恐山の荒涼とした風景はなかなかのもの。
 薬研に戻り幕営の手続き、芝の広々としたフラットの快適サイト、利用者はほとんど
いない。(今なら絶対に連泊してここをベースに下北半島ツーリングをしている、この頃は
毎日移動しており朝夕の設営・撤収作業だけでも無駄)。設営後ビールを持ってキャンプ場
隣の旅館に行く、三軒ほどある中で会社の保養所らしき旅館で訊ねると入浴可。温泉に
浸かり休憩所で寛ぐが汗が引かない、今年は北海道も東北も暑いがクーラーなど設置して
いない、地元の人も閉口している。サイトに戻り寛いでいると、隣のサイトに連泊して
いる仙台のキャンパーがやって来て話す。昨日大湊ですれ違ったとのこと、彼は軽トラに
バイクを積み込んで走っているらしい。熊を目撃したと話すとキャンプ場近所には
カモシカも出没するとのこと。

  尻屋崎

 8日 8:10 出発、晴。
 k4を引き返す、並走する川は清流に戻り、渓谷美を取り戻している。大畑駅前から
R279の旧道を海沿いに走り、関根から広々とした荒地の中のk266に乗り換え、蒲野沢で
k6に合流。進路前方の丘には風車が並んでいる。k6は海岸の低い丘を走り、緑の北海道と
海の青のコントラストが好天の光りに美しい。セメント工場がありトラックが往来するが、
快適コース。尻屋崎に入るのはゲートを手動で開けて周遊道に乗る。草原の中を行くと
寒立馬が三頭立っていて撮影。尻屋崎は芝の広々とした丘が緩やかに海に傾斜し、その中
に灯台が立つ、なかなか素晴らしいところ。

尻屋崎灯台

 しかしいたる所に馬糞が在り寝転ぶわけにはいかない。前の海に苫小牧に向かう
フェリーが見え、その先に恵山が見える。左手は大間岬からの海岸が連なり見え、恐山も
よく見える。むつ市街の辺りは、海と区別がつかないほど低く、恐山は島かと思う。
岬を周回し太平洋側のゲートを出て尻屋市街と港を廻りk6に乗る。往路を戻り、野牛浜
からk172に入り内陸へ向かう。k248との出合でリスの死骸を見つけるがこの後も何度か
見つかる。K248は林の中を直線で走り抜けて変化が無い、左手は防衛省の広い施設が有り
林で目隠しされているようだ。ヒバ埋没林に寄り、少し走るとR338と出合い乗り換える。
ここからコースの左手は、東京電力と東北電力の社有地と看板をつけたフェンスが延々と
続き、林で囲われ中を窺い知れない。面積は小さな市ぐらいのあるのではないかと思う。
これまでもツーリングでいくつか原発を見たがこれほど広大で厳重なのは無かった。
原発を過ぎるとコースは海沿いになり、太平洋を見ながら南下し六ヶ所村に入り泊漁港に
寄る。天気が良いので水平線が青く美しい、太平洋は広い。さらに南下し、原子燃料
サイクル施設を見ながらR338の旧道(海沿)を走り、むつ小川原港に寄る。原発施設の一部
だからか立派な埠頭しかし小船一つ停泊していない、周りには倉庫も何も無い。港の南部
には白い砂浜の海岸が直線に続く、すごい。

むつ小川原港横の砂浜

 R338に戻り湖が点在する中をしばらく走ると高瀬川で、案内に従いk170に入る。道の駅
「みさわ」に寄る、
ここには斗南藩記念館が併設されているがパス。更に南下し市民の森公園に向かう、
公園を通り抜け小川原湖に沿って走ると小川原湖畔キャンプ場に到る、全てオート
キャンプ対応サイトになっている。幕営手続きを済ませ湖に面した快適サイトに設営、
正面には湖越しに八甲田山その左手に十和田の山々が美しい。設営が済むと背後の丘陵に
有る温泉に徒歩で出かける。サイトに戻りビールを飲み寛ぎながら、三沢基地が隣で訓練
飛行のF15が絶えず離着陸を繰り返しているのを飽きずに眺めていた、騒音はあまり気に
なら
ない。夕暮れ時は、八甲田や十和田の山が紫に染まり夕陽が沈むまで眺めていた。

  北リアスに沿って

 9日 7:40 出発、晴。   
 今朝の八甲田山や十和田の山々も美しい。湖畔沿いを走り北西からk8で三沢市街に入る、
地図で確認せずに出発したため、えらく遠回りになった。キャンプ場から東に走り海岸
沿いのR338を走るのが正解。k10・k8と迷走しながら何とか市街を南に抜ける、k8で
田園地帯を南下し東北本線と並走すると間もなくR45に出合う。R45を東に走りR338と
の合流点を直進し、k283で百石に向かい漁港から太平洋を眺める、北太平洋はどこで
見ても広く青が美しい。百石漁港からk19に乗る、広い幹線道路。走り出すとすぐ給油、
k19の沿線は八戸の郊外工業地帯という趣の風景、その流れのまま八戸の港湾地帯に到り、
フェリーターミナルから八太郎大橋・八戸大橋と市街をパスする。橋は、かなりの高さが
あり交通量も少なく市街を見下ろす絶好点、家並みの向うにはるか十和田の山まで見える。
白銀からk1に乗り八戸線と並走、八戸漁港から太平洋に沿って葦毛崎に到る。駐車場から
展望台に登り海を眺める、灯台は道路を隔てた林の奥の高台に建っている、背の高い
美しい灯台、撮影。

葦毛崎灯台

葦毛崎からの種差海岸は断崖と砂浜の美しい海岸線、コースは高台を走るので眺望も良好。
階上で内陸のR45を少し走り、角浜からk247に乗り海岸沿いを走る、小さな集落が次々現れ
軒を掠めて走る、玉川からR45を走り海と八戸線から離れる。久慈の手前で北侍浜に
寄る、キャンプ場を見るが海水浴のためのサイト。岩場に囲まれた小さな入り江を高い防波堤で
囲んだ小さな漁港が海水プールになっている。地道からk279を走り地下水族科学館の
前から海沿いの地道を走り夏井でR45と合流し久慈に到達。久慈からk268で海岸線を
走る、断崖下のコースで道は狭く、カーブと小さなトンネルの連続。小袖は日本最北の
海女漁の地、海女センターが有り寄ろうかと思ったが昼時、ショーは期待できないので
パス。小袖からは細い山道を走り野田に抜ける。R45は三陸鉄道北リアス線の高架に
沿って走る。玉川でキャンプ場と西行屋敷跡に寄るため三陸鉄道の高架を潜る、鉄道は
結構高いところを走っており、玉川駅にも寄るが急坂を登った高台にある。再びR45を
走り譜代からk44に乗り、キャンプ場に寄る砂浜の素晴らしいところだが、海水浴のための
サイト。きつい坂を急カーブで黒崎に登りキャンプ場を視察、松林の中のサイトは
日帰りの小学生の団体が走り回っているが夜は一人、山中の林の中で一人ではと考える。
 国民宿舎を見てから決めるかと岬に向かう。国民宿舎の駐車場に停める、奥の広い駐車場
では、大勢が駐車場一杯に昆布を並べている。不思議な光景と首を傾げながら岬に廻る、
岬からの眺望は絶景、海に張られ定置網の作り出す模様が綺麗だし、灯台も風情がある。
国民宿舎に戻ると、本日休館の看板、ウソ、温泉にも入れないし、夜は半島が無人になる
のか、幕営はパス。休館では駐車場に昆布を並べても問題ないと納得。先に進み北山崎に
寄る、国道からの進入路の入口がゴルフ場の入口みたい。きれいなコースを走り駐車場に
到達、ゲートがありその中に宿舎や土産店、食堂が並んでいる。泊る気がしないし岬に
行く気もなくなった、国道に戻る。再び崖の上をカーブとトンネルで走り抜け、下った
ところが明戸浜、岬に挟まれ奥まった小さな入り江の浜。道の横に小さなキャンプ場が
あり、サイトの先は松林でその向こうに砂浜が広がる海水浴のキャンプ場だが、草の
サイトが快適そう。隣の総合運動公園の事務所で幕営手続きをする、設営を済ませた後
教わったコースを走り、海辺の断崖に建つホテルの横から急な坂道を登り田野畑駅近くの
スーパーに向かい食料調達。サイトに戻ってビールを飲みながら寛ぐ。暗くなると車も
走らず静かなサイト、夜に近所の若者が車やバイクでやって来てしばらく騒いでいたのに
は困ったが。

  リアス海岸の台地を走る

 10日 7:35 出発、晴。  
 k44に乗り急坂を登り昨日のスーパーの前を走り、田野畑駅下に下る、三陸鉄道の高架駅を
見上げ再びカーブとトンネルで崖を貫く。島越に下り、高架駅の下を潜り内陸に向かう。
三陸鉄道は、この辺りではほとんどトンネルを走り、抜け出た小さな入り江の小集落に
高架駅がある、見上げるほど高いところを走っている。島越から急なカーブの繰り返しで
内陸部に登りR45に出る、台地の上は高原状で海の傍とは思えない山の中。時々渡る橋は、
山の中でもあまり出会わない深い谷に架かっており、見下ろす谷間には木が密生していて
川が見えない、さすがにリアス海岸の台地上を走っていると実感。鵜の巣断崖に寄る。
駐車場から林の中を少し歩くと、切り立った断崖に行き当たる。右も左も大断崖が続く、
はるか下の波打ち際に遊歩道があり小さなトンネルも見える。三陸海岸は断崖を巡る
遊歩道が整備されている、今日のような好天に歩くのは素晴らしいだろう。

鵜の巣断崖から

 R45に戻り、小本から崖に上りトンネルを抜けたところが熊之鼻、旧道を少し登った
展望台の眺望が良く、小本の集落からその先の断崖が美しい。

熊之鼻展望台から

 再びR45で内陸を走り、道の駅「たろう」を過ぎて真崎展望台に寄る。駐車場からの海岸
沿いの遊歩道は落石で通行止め、神社の赤鳥居を潜り参道を行くがこちらも荒れている。
登るとレストハウス跡と灯台があり、レストハウスの屋上が展望台になっているが階段の
手すりは朽ち果ており、立ち入り禁止のロープが張ってある。周囲の立木も手入がされて
なく、展望台からでも眺望は利かない。海沿いの地道を走り田老の港に出る、港に沿って
田老郊外に抜けR45と出合い給油、R45を走り小さなトンネルをいくつか抜けて、崎山
から県道を浄土ヶ浜に向かう、細い山道に苦労して海岸に出ると鍬ヶ崎で浄土ヶ浜への
入口の漁港。浄土ヶ浜は想像していたよりも規模が小さく期待はずれ、一巡り見物して
鍬ヶ崎に戻り県道を宮古に向かう。宮古からR45を宮古湾沿いに津軽石に到り、k41に
乗り重茂半島に向かい宮古湾を左に見ながら快走、白浜から山中に入りカーブと急坂の
繰り返しで半島を横切る、途中の小道で姉吉に到る。小道に入ると左右に民家が点在し
ここが姉吉の集落らしい、更に下るとキャンプ場が林の中にある、手続きは先程の集落の
一軒で行うようにとの案内。近くに民家も商店も無く一人では、パス。キャンプ場から
すぐの処に姉吉漁港、岸壁だけの漁港で民家は無く用具小屋があるのみ。ここから本州
最東端の魹ヶ崎への遊歩道があるが、往復2時間は宿泊しないときつい、パス。復路で
集落に民宿を見つけて、宿泊すると魹ヶ崎に行けると考えたが断念。k41に戻り海に沿った
崖上を、小さなカーブと急な坂で走る、海のすぐ傍を走っているのに海が見え無い山の中。
山田湾奥に下り、湾沿いに走りR45に出会う。山田湾は養殖筏がたくさん浮ぶ、波静かな
広い湾。山田市街は海沿いのR45で抜け、船越半島に向かう。船越のキャンプ場を見るが、
水泳シーズンが終わり閉鎖したようだ、後で聞くと一般のキャンパーは温泉から少し奥の
船越家族旅行村のオートサイトを利用するとのこと。傍の三陸温泉に宿泊手続き後、大釜
崎を目指し細い地道を走るが、行止から岬へのアプローチが分からない、観光地ではなく
釣りのスポットのようだ。この半島は松茸の産地で、今年は遅れているがシーズンは大変
らしい。温泉は日帰り入浴が中心のようで、宿泊は民宿のような雰囲気で料理の美味しい
宿だった。

  南リアスに沿って

 11日 7:55 出発、曇。  
 R45で北上山地が海まで迫る海岸沿いを吉里吉里に向かい、k231で小さな半島を抜け
大槌港に出る。港は、海まで迫る北上山地とその尾根が伸びた半島に囲まれた、波静かな
小さな入り江、中央に浮かぶ蓬莱島に渡ると山の湖に立っているような風景。港の周囲は
数メートルの防潮堤で囲まれ岸壁に建つと威圧感がすごい。港からk231で海沿いを走り、
R45を少し走って両石から内陸に向かうk242に乗る。山田線に沿ったコースは、入口は
工事用トラックが多いが、峠に向かうと独走となる。小雨の降り出した峠から、カーブの
連続で一息に下り釜石に到りR283に出合う。すぐにR45に乗り換え、郊外の崖を上り
大観音の背中を見ながら海沿いを走る。雨が後ろから追いかけてくるので三つの半島
巡りをパスして、長いもの二つを含むトンネル群を貫いてR45で三陸に到る。三陸から
k9で三陸鉄道南リアス線に沿って綾里半島を走る、もっとも鉄道はほとんどトンネルで
見えないのだが。k9は海沿いに出たと思うとすぐに内陸に向かい、狭い山道を連続する
カーブで抜けて、養殖筏の浮かぶ湾を目指してカーブを繰り返し下り綾里に到る。三陸
鉄道に沿って峠を越え田浜に抜け、しばらく海沿いを走り再び峠を越え蛸の裏に出る。
蛸の裏から尾崎岬に向かうが、キャンプ場から先は未舗装の上、細い地道で木が繁り
何も見えない。苦労して元のk9に戻り少し走ると雨が、道端に停止し雨具を着用、ついに
雨に捕まってしまった。大船渡湾に沿って北上し大船渡に到りR45に合流して陸前高田に
向かう、末崎半島や広田半島は来年に巡ることにする(よもや来年が無いとは思いもしない)。
雨の中を陸前高田駅に到達、駅の駐輪場で今後のコースを検討し気仙沼も来年にして
一関で宿泊することにした。市内で給油後R343を内陸に向かい、すぐに北上山地に入る。
交通量の少ない深い山道をひたすら西に向かい直進する、雨さえ降っていなければ快適
コース、ループ橋を渡りトンネルで笹ノ田峠をパスし、摺沢に到る。摺沢で国道は北上
して別れて行き、コースはk19に乗り換え大船渡線に沿ってさらに西進。猊鼻渓に寄るが
雨で見物はパス、一関に直行する。駅前のホテルに宿泊手続きして、駅に出かけ食料を
調達しビールを飲みながら雨に濡れた衣服や装備の手入をし、明日からのコースの検討を
する。