スイフトの作業が終わった午後のこと、
またまたT自動車のお頼み、
お客さんとこのエンジンの掛からないバイクを掛かるようにし
乗ってでいいから持ってきてくれって依頼です、
なんか、古くてでかいバイクらしいってしか聞いてなく
着いてびっくり、
お~、油冷か~?
GSXR1100だ~、
なんでもオーナーさんは私よりも年上で
2年前の5月に車検を受けその5月に一度乗ってだけで
カバーを掛けたまま2年近く放置したままらしい、もったいないもったいない
連絡もらえればいくらでも乗ってあげたのにねっ、
パッと見た目はまぁまぁの程度だろうか、
錆びやアルミの腐食をそんなでもないし、
今にも動き出してもおかしくは無いかもって感じ。
オーナーさんはバッテリーをジャンプしただけでは掛からなかったと言う、
恐らくガソリンは腐ってんだろ、
まずは
キャブレターのドレーンを開けると、
あの緑色の腐った臭~いガソリンが出てきた・・・
しかし4つの内の2つはガソリンが出てこない、
とりあえず腐ったガソリンを洗い流せれば、
コックはONだがキャブにガソリンは来ない、
残量がリザーブ状態なのにONになってるのか?
思いだした、私の以前乗ってたCB750Fもそうだった、
コックはインマニからの負圧が掛からないと開かない構造だった、
まったくぅ・・・おまえもそうか、
一時タンクを外し燃料ホースに直接ガソリンを送りこみ
キャブのドレーンからきれいなガソリンが出てきたのを確認し、
タンクを戻し、
すっからかんのバッテリーに車からジャンプし、
いざ、スターターを回す、
クークークー、バスバスバス
掛かるには掛かったが
2発くらい死んでるみたいでアイドリングはしない、
しばらく高回転で回し多少は良くなったが、
まだ1発死んでるみたいだ、
これじゃ乗っては帰れない、
T自動車に軽トラで来てもらい
積んでT自動車まで搬送した、
あ~あ、乗ってみたかったなぁ~
つづく、
は、あるかどうか?