安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

安くて美味しいワインを探し求めて東奔西走!ワインだけでなく、様々なお酒や出来事もアップしていきます。

グリルしたステーキにビーニャ・パルディビエノ カベルネ・ソーヴィニヨン2013

2016-02-29 17:02:09 | ワイン
今回はビーフステーキをフライパンではなく、コンロの下のグリルで焼くことにしました。フライパンだとどうしてもうまく焼けず焼きすぎてしまうし、肉汁が出てきてフライパンの底にたまり、茹でているみたいないなってしまうことがよくあるんですよね。
グリルで焼けば、均一に火が通るし、余分な脂や水分は下に落ちるいいので、たまにこの方法を使います。(ただ、難点は食後のグリルの掃除が面倒なこと・・・)

今回は1.5cmの少し厚めのアメリカ産のロース肉。
まず、牛肉の筋きりをします。これには秘密兵器(?)ねぎカッターを使用(ねぎカッターについては以前のブログを見てください。2015/4/12)。そのあとオリーブオイルを全面に塗り、冷蔵庫に入れずに室温まで戻します。
塩、コショーと顆粒状のガーリックをふりグリルへ。強火で表面を焼きそのあとは、火力を弱めてじっくり焼きました。

両面グリルではないので(旧式なもんで)、途中でひっくり返しました。肉の表面を押すと、程よい弾力で押し返してきたら出来上がり。火を止めて少し落ち着かせました。
出来たステーキはぷっくらんで美味しそうです。
ステーキソースは作らず、好みでクレージーソルトかポン酢につけて食べることに。
焼き具合はミディアムレアで、ナイフもスッと入り美味しくいただけました。



合わせたワインは、チリのビーニャ・パルディビエノです。
チリ産のスパークリングワイン生産のNO.1、65%のシェアを誇るワインメーカーです。
もちろんスパークリング以外のワインも手掛けていて、セントラルバレー内のロントゥエイバレーの自社畑以外にも同社が提唱する栽培方法を実践する農家と長期契約を結び、品質を重視した報酬制度を導入。品質の高いブドウを調達しているそうです。
果実味はありますが、甘くなく適当なタンニンで飲みやすい。複雑さはありませんがカベルネらしさがよく出ている気がします。終わりごろには醤油のもろみのようなニュアンスも出てきました。今回はハーフボトルでしたが、これで600円ならいいんじゃないでしょうか。
ちょっとこじんまりな感じもしますが。





ルイス・フェリペ・エドワーズ ソーヴィニヨンブラン2015  甘くないレモンキャンディのよう

2016-02-27 07:42:54 | ワイン



丁寧なワイン造り、品質へのこだわりから家族による経営を貫き、欧州市場成功を収めて、100%家族経営のワイナリーとしてはチリ国内最大となったルイス・フェリペ・エドワーズ。
現在輸出を行っているチリのワインメーカーは約3000社あり、輸出最上位3社がコンチャイトログループ等の大手資本に属するなかで、家族経営のこのワイナリーは4位に食い込んでいるそうです。

チリ、セントラルヴァレーの標高900mに広がるヴィンヤードは、地中海性気候で(地理の時間に習いましたね。ケッペンの気候区分の温帯に属する地域のひとつで、簡単に言うと夏は乾燥していて、高温でもからっとしている。冬には比較的温暖で降雨がある)ブドウの栽培に好条件の地。ここのブドウを使ったワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨンは何回か飲みましたが、なかなか美味しい赤でした。ソーヴィニヨン・ブランは初めてです。
最初に臭めのイースト香りが少し、そのあとからはスッキリ柑橘系のいかにもソーヴィニヨン・ブランといった感じに。
甘くないレモンキャンディのよう。価格からすればいいんじぁない。

飲んだカベルネもソーヴィニヨン・ブランもこのワイナリーのエントリークラスですが、コスパは高いのではないかと思います。アルパカなどの安旨ワインが話題ですが、これももっと注目されてもいいかも。
レゼルバやグランレゼルバなど上位のワインもあるようですが、日本には入ってきていないのか見かけたことがありません。ちょっと飲んでみたいですね。

セリエ・デ・ボルドー2010

2016-02-24 09:21:49 | ワイン
メルロー80%カベルネ20%で作られているボルドーです。
不味いわけでもなく、旨いわけでもない赤でした。
最初に半分飲んで、二日後に残りを飲みました。
開けてから二日経つと少し香りが濃くなり、よくなったかなと感じたのですが、口に含むとスッとまるで水のように無くなってしまいました。



ワインは頭で飲む部分も多いでお酒。ブドウの品種やバックグラウンドのストーリー等ウンチクが付いて回ります。これが楽しくもあり、邪魔だったりします。
一度安いワインと高いワインのブラインドテストをしてみたい。どれだけ自分の舌が適当かわかるでしょうね、きっと。
中身は安ワインでも、ワインの専門家にこれは高価な美味しいワインだとか、ボトルが五大シャトー物に入れ替えられていて、やっぱり美味しいよこれは、なんて薦められたら、その場でそこまで美味しくないなんて言えないよなぁ。
自分の方が分かってないのかなと思ってしまいそうです。

カンテッサンス・ソーヴィニヨン2014と蒸し殻付き牡蠣

2016-02-21 22:26:38 | ワイン
QUINTESSENCE 真髄(神髄)を名前にかかげたバンドペイのワインです。
蒸し牡蠣をするのに、ソーヴィニヨン・ブランを探していたら、この桜のエチケットが目に飛び込んで来ました。ジャケ買いってところです。寒い日が続くと春らしい物が恋しくなるんでしょうか。でも帰ってからよく見たら桜じゃなくて梅だぁ(それとも桃?)。



殻付きの牡蠣は兵庫県産で、電子レンジで過熱することができる容器に予めから入っています。そのままレンジで約6分。熱々が出来ました。
何もつけなくても、潮の味で充分美味しい!
そこへすかさず、カンテッサンスです。





このカンテッサンス、開けてすぐにはちょっと臭みのある臭い、たとえがあまりよくないですが雑巾のような感じがしました。しかし少し経つとミネラル香になり、これが牡蠣とも相性が良かったところかもしれません。
酸味はおとなしくて柑橘系の香りもそれほど特徴的ではありませんでした。前回のフィシュフォックといい、このところ穏やかな印象のソーヴィニヨン・ブランに当たります。
冷し過ぎたら渋味が出てきました。
ボトルに巻き付けてあるワインクーラーを外し、少し置いてからまた飲む頃には、牡蠣はすっかり終了です。


手巻き寿司にフィッシュ・フック・ソーヴィニヨン・ブラン2014 ワインと魚介の生臭い関係

2016-02-20 14:05:44 | ワイン
手巻き寿司に釣り針(フィッシュフック)の白ワインを持ってきました。



南アフリカ、スワートランドの最上級ヴィンヤードで収穫されたブドウを使いボトルに描かれている魚の骨がアイコンのフィッシュフック。
ソーヴィニヨン・ブランのわりに、酸はおだやかで全体的にやさしい感じです。
特徴的な香りもなく、ちょっと物足りないきもしましたが、、イクラ以外とはよく合いました。特に平目とはバッチリ!
イクラなどの魚卵とは、辛口の白でも合いませんね。生臭さが増長されてしまいます。



このメカニズムについては、メルシャンの研究者田村隆幸さんが研究リポートを出しています。
ワインに含まれる二酸化鉄イオンが、魚それも特に魚卵に多く含まれるDHAやEPA等の必須脂肪酸と反応して酸化を促進し、(E.Z)-2-4-ヘプタジエナールという物質(む、むずかしい)を瞬時に作り出しこれがあの生臭さの原因となっているそうです。
ちなみに、甲州はこの鉄イオンの含有が少ないことがわかっています。だから魚介類を多く使う和食ともよく合う訳なんですね。納得。
詳しくはKIRINのHPで“世界が注目!魚介とワインの組み合わせで発生する生臭い「におい」のメカニズムを解明”をご覧ください。

ひとつ利口になったか気がします。