安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

安くて美味しいワインを探し求めて東奔西走!ワインだけでなく、様々なお酒や出来事もアップしていきます。

シャトー・ド・ロリオル2012 これもボルドータイヤングループのマルキーズです

2016-05-31 02:13:30 | ワイン


ラズベリーなど酸味のある果実の印象。甘さはなくタンニンもバランスよく食中酒にとてもいい。このところ樽香が強いものが多かったので、スッキリ心地良かったです。
メルロー80%カベルネ・ソーヴィニヨン20%。「ストレートでボリューム感のある」と案内されていましたが、確かにストレートな飲み口ですね。

このマルキーズ。ボルドーのタイヤングループが、気軽にボルドーを楽しんでもらおうと、スクリューキャップで出したシリーズのブランド名。
タイヤングループは「メルロー家とベルナール・タイヤン家、クレール・ヴィラー共同したボルドーのシャトー所有企業」で、「優れたシャトーを次々と買収する現在のボルドーで有力で活発な企業」だそうです。
ボルドーサンテフテスの2級シャトーのCh.コス・ディストゥルも1998年には買収され傘下に入っています。
資金がかかるワイン造り、各生産者いろいろと大変なんでしょうね、



オークスティーブって? バートン・ヴィンヤーズ ファウンド・ストーン・シラーズ2014

2016-05-28 00:42:33 | ワイン
オーストラリアのバートン・ヴィンヤーズは、2005年に少人数で設立されたまだ新しいワイナリーです。



現在ではオーストラリアの20大ワイナリーのひとつに数えられるまでに急成長しました。ブランドの売り上げではTOP17に名を連ねるほどです。
量だけでなく質の高さにも定評があり、高い注目を集めています。
ただ日本ではあまり目にしませんね。コスパが高いのでこれからもっと入ってくるかもしれません。



今回はシラーズを飲みました。エチケットにはシラーズと表記されていますが、シラーズの他、ルビーカベルネとメルローも少量ブレンドされているようです。
スパイシーでスモーキー。
香り強いです。
ステンレスタンクで発酵、熟成。熟成はオークスティーブで3ヶ月と案内されています。
樽熟成じゃないの?オークスティーブって?

ワインは樽で熟成させるものがあります。この樽ですが、平らな板を火で焼きながら湾曲させて樽の形にしていくわけです。その焼いた樽から貯蔵したワインに香りが移ります。これがいわゆるロースト香と言うもの。
火入れの加減で、ロースト香は変わっていきます。
焼き具合の軽いものから順に、出てくる香りを並べると次のようになるそうです。
ヴァニラ→トースト→モカ→焙煎したコーヒー→燻煙→コールタール。
こうしたロースト香は、ワインに複雑さを与えるのですが、樽自体の価格や貯蔵場所、管理等の資金そして効果が出るまでの時間がかかるのが問題点でした。

そこで、効果を手軽に得るために樽に入れるのではなくて、ワインに樽の素材を入れて同じ結果を得ればいいのではないかと、ニューワールド等で始められた方法があります。
それはステンレスタンクや何年もたった樽で熟成させる際に、樽の素材であるオークのローストしたチップを袋に入れ、さながらティーバッグのように使ったり、板を一枚ローストして使用するなどして樽と同じ効果を狙う方法です。
この板をローストして使用することをオークスティーブというのだそうです

初めはうまくいかなかったそうです。それは樽の場合空気に触れながら熟成していくのに対し、樽の素材をワインに漬けただけではそれが出来なかったためでした。しかし、1990年のマイクロオキシジェネレーションという技術が開発され、少量の空気をステンレスタンクに注入し、樽と同じ効果を得ることが出来るようになりました。

これによって、樽を使用せずに樽と同じような効果を作り出せることになり、今では世界中で使用されているそうです。
EU圏でもドイツの一部をのぞき2006年10月にはこの方法が認められました。知らなかったなぁ。
こうして、樽を利用するより安価にロースト香が得られ、複雑な風味を付けられた訳ですが、使う理由は分かるけど、なんだか微妙な気分になるのは私だけ?
気づかなかっただけで、もうたくさん飲んでいるんでしょうね。
手軽に効果が得られるからといって、果実味満載のまだ若い赤に、樽香ブンブンなんていう厚化粧はごめんですので、この技術上手く利用していただきたいものです。


そう言えば、日本酒の瓶詰めの樽酒も、日本酒に杉の木の木片を入れて香りを付けていると聞いたことがあります。これと同じ事ですね。

樽に替わるこれら代替え品を専門につくっている会社もあるそうで、これは「ワイン・トーク カリフォルニア」というサイトの「オーク代替品」という記事に詳しく書かれています。興味のある方はこちらもご覧ください。

さて、ファウンド・ストーン・シラーズですが、ちょっと樽香が強い気がします。またスパイシーなのですが後味に甘味が残り、食事を選びそうなワインでした。











ラ・マリナ・カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ2012 それから「名もなき小さなビストロ」でランチ。

2016-05-26 11:40:20 | ワイン
ドンキが輸入したチリ産ワインです。
バニラの香りにスモーキーな樽香。美味しいのですが、何かまとまりがない。
後口に甘味残り、食を邪魔してる感じ。
後半になり、甘味も消えて適度な酸味が現れてくると、がぜん飲みやすくなりました。
やっぱり赤は、面倒でも早いうちからのデカンタが必要なんでしょうね。いつもの事ながら、飲み終える頃美味しくなることがよくありますもんね。



話は変わりますが、「名もなき小さなビストロ」という店が国分寺の住宅街にできたと聞いたので、昼にはランチを食べに行きました。



カウンターだけの手作り感満載のこじんまりした店内。でも居心地は悪くありません。
ランチは1300円のアメリケーヌオムライスと1600円のタラのグリルまたは豚肉のビール煮の3種類。
ランチに1600円はちょっと高いので、オムライスをオーダーしました。
オムライスといってもケチャップライスではなく、角切りのベーコンと玉ねぎを炒めたライスを半熟の卵のベールが包んでいます。その上から魚介の出汁のきいたアメリケーヌソースがタップリかかり、てっぺんには手長海老のグリルが鎮座。



薄味だけど、美味しい!
ここで、白ワインでも一杯!といきたかったのですが、車で来ていたのでワインではなく涙を飲んで断念です。
今度はゆっくりディナーに行きましょう。
ただ、少し残念なのはワインのラインナップ。
フランスを中心に揃えられていますが、ちょっと種類不足。
経営的にあまり数多くは大変かもしれませんが、もう少しお願いしたいものです。

カプーカ・ソーヴィニヨン・ブラン2015 いかにもニュージーランド。

2016-05-20 05:53:36 | ワイン
いかにも自分が思うニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランです。
苦味のないグレープフルーツやレモン、ライムのような爽やかな柑橘と草原のような草の香り。若いためか炭酸がピリッと来ます。これは美味しい!



お伴はわかさぎのエスカベージュ。
わかさぎ(このわかさぎのがなかなか売ってない)のわたを取り、軽く粉をまぶしカラット揚げます。
これに玉ねぎみじん切りをワインビネガーと塩、コショー、サラダ油で作ったドレッシンッグであえて、わかさぎの上からかけ、トマトとケッパーをトッピングして出来上がり。
好みでレモンを絞ります。
ワインビネガー、レモンの酸味にソーヴィニヨン・ブランの酸味。マリアージュはバッチリです!





ソーヴィニヨン・ブランはものによっては、日本の甲州に通じる感じがするものがありますが、このカプーカもそんな印象も持っていました。

久しぶりのニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン。
堪能しました。




ヱビスマイスター匠の逸品を飲みました

2016-05-18 15:12:34 | 日記
ヱビスが好きです。
プレミアムビールの先がけであり、現在ではビール各社のプレミアム攻勢を受けて、いろいろなバージョンを出していますが、やっぱりスタンダードなヱビスが好きです。

やみくもに主張するわけでなく、物静かにそこにあるのですが他のビールとは違う、そんな感じがします。

さて、サッポロがヱビスの頂点を目指して作り上げた『マイスター匠の逸品』ですが飲んでみないわけにはいきません。
パッケージは高級感があり、手触りも素敵です。
グラスに注ぐと、美味しそうな泡のクラウンができました。
飲んでみると、確かにヱビスでした。美味しい!ただ少し重厚過ぎるかな。
良い素材を使い、特別に醸したのでしょう。その思いが伝わります。でも、同じマイスターの名前を冠にするなら、サントリーの『マイスタードリーム』の方が印象が良かった気がするのはなぜ?



やっぱり、ヱビスはスタンダードのヱビスだね。なんと言っても、これが一番と私は思うのでした。