暑い暑いと、暑い日の話題ばかりになってしまいますが、でもこう暑いと、ワインというよりどうしてもビールやハイボールを選んでしまいます。
お酒のコーナーで何か他にいい炭酸系アルコール飲料はないかと物色(チューハイは甘いのであまり好みではありません)していたところ、おぉ!ホッピーがあったじゃないか!
ホッピーといえば、まだお酒を飲みだした若い頃は、居酒屋の入り口の「ホッピーあります」との張り紙に、どんな飲み物だろうかなどと思っていました。
人から聞いたところじゃ、焼酎にビールを入れた強いヤバい酒だといいます。大体その頃、焼酎自体酔うために飲むオヤジの安酒というあまりよくないイメージでしたからそれにビールを加えるなんて、怪しさ満点のお酒でした。
あとになって、大きな誤解であることはもちろんわかりましたが。
ホッピーは、麦芽やホップなどから作られるビールテイスト飲料で、今で言うノンアルコールビールの先駆けと言えます(1%未満のアルコールを含んでますので、正確にはローアルコール)。
大正時代末に、麦酒様飲料として開発され、戦後ビールがまだ高嶺の花だったころ、これに焼酎を入れビールの代わりにした飲み方が生まれたとか。「生よりおいしいホッピービア」なんていうキャッチコピーもあったそうで、今も昔も飲んべいは変わらないね。そして、この飲み方は現在の第4のビールの元祖とも言えます。
さて、購入したホッピーですが、焼酎は甲類そしてホッピー、グラス共々よく冷やしておくように(3冷と言うそうです)と書いてありました。でもあるのは甲類じゃなく麦焼酎。まあこれはさほど問題はありません。問題はホッピー、焼酎、グラスとも冷やしていない、3冷ならぬ3暖の状況。
仕方ないので禁断の氷使用となりました(氷は入れちゃダメって書いてあるんだけど)。
焼酎と氷を入れたグラスに、ホッピーを注入しました。
氷のためか、大きな泡がたちました。混ぜちゃいけないとも書いてあるんだけど、ちょっとステアしました。
ルール無視の作り方で、完成。
一杯飲むとビールのような、そうでないような不思議な飲み心地。
でも、さっぱり美味しい。
古くて、新しい飲み物、ホッピー。
ビール、ハイボールに加えこのホッピーも飲んべいの選択肢に加えましょう。