伊達公子選手の引退

　女子プロテニスの伊達公子さんが、昨日のジャパン女子オープンの初戦で敗れ、プロ生活に終止符を打ちました。

　伊達選手と言えば、１９８９年にプロデビューし世界ランク４位まで上り詰めましたが、９６年に引退、そして結婚…。

　引退して１０年以上経って、２００８年に復帰という異色の経歴を持っています。

　そして、４６歳になり、強靭な肉体を持つ彼女も体中がボロボロになって、ツアーから去ることになりました。

　ここ数年、ツアーで彼女が話題に上ることはほとんどありませんでしたが、彼女の背中を見ながら、プロツアーで活躍する日本人女子プレイヤーも増えてきました。

　大変だったでしょうが、ご苦労様でした。

　一流アスリートというのは、持って生まれた才能だけではやっていけません。

　不断の努力と強い精神力がなけりゃ～勝負の世界で勝ち上って行くことなんてできないんですから…。

　一般の人は、そんな姿に憧れ、声援を送ることしかできません。

　「あんなに活躍できて、おカネもガッポリ稼いで、いいなぁ～」なんて思いますが、本人から言わせたら「冗談じゃぁ～ない」というところでしょう。

　それにしても、一度引退して復帰するなんて、大変だったでしょうね。

　それも１０年ものブランクがあったんですから…。

　彼女が復帰した時の思いって、一体何だったんでしょうか。

　日本女子テニスプレーヤーが、その当時あまりにも不甲斐ない戦いをしていて、こんなんなら自分が復帰してもできるという自信があったのか？

　一度掴んだ栄光を忘れられなかったのか？

　人知れない何かが、彼女にはあったはずです。

　その本音を聞いてみたい気がします。

　復帰の際に、いろいろ語ってはいますが、本当の真意はどこにあったのでしょう。

　毎日、ブラブラしてるじいちゃんも「なんか一発やったろかなぁ～」とは思うものの、それは一瞬で、いつものグウタラ生活になっています。