解散風が吹き始めました

　安倍首相が衆院の解散を口にし始めました。

　大方の予想では、今月末に召集される臨時国会の冒頭になるとのこと…。

　臨時国会末では、「森友学園」や「加計学園」問題が野党から追及されるだろうし、民進党は山尾問題や党を離脱する人が相次いで自滅したり、小池都知事グループの国会議員たちの受け皿も整っていないので、今しかないという計算でしょう。

　選挙の争点は「安全保障」や「経済」、「少子高齢化」、そして「改憲」など…。

　首相周辺で巻き起こった様々な問題は、野党が追求していくでしょうが、小選挙区比例代表制では、自民党に分があるのは間違いありません。

　有権者は、今の政治に飽き飽きしてるし、どうなっても変わらないと思っているでしょうし、そうなると浮動層の有権者は選挙なんて上の空で投票にも行かないでしょうから、与党応援団のみが投票行動を起こし、与党が２０～３０％の得票で大勝するでしょう。

　そうなると、与党議員は衆参で３分の２以上を維持して、安倍首相は国民の半数以上が反対している「改憲発議」に突っ走ることでしょう。

　国民投票で国民が反対しなきゃ～、日本は事実上「平和憲法」を失うことになります。

　そして、失敗続きのアベノミクスが継続され、消費税は国民の賃金が上がらなくても１０％へ…。

　北朝鮮のミサイル訓練や核実験に対しては、これまでどおり「厳重な抗議」のみで、国際社会と緊密に連携？？…。

　２０２０年の東京オリンピックは、任期を延ばした安倍さんの下で行われ、会場建設では利権の食い合いで無駄な税金がワンサカ使われるという悪循環が待っています。

　…と、じいちゃんはナケナシノ知識で想像してしまいます。

　野党は「党利党略だ」と安倍さんに文句を言ってますが、あんたらだって、もし政権を持っていたら同じことをするでしょうが！

　来月末に衆院選が行われるなら、一体誰に投票したらいいんでしょう。

　ほぼ全選挙区に候補者を立てられる共産党か…。

　共産党を含めた野党共闘で出馬する候補者か…。

　イヤだけど諦めて自民党候補者を応援するか…。

　投票所に行って白票を投じるか…。

　もう総選挙なんて関係ない、成るようにしかならんと選挙自体を無視するか…。

　まあ、その時になってみないと分らないけど、できれば自民党+公明党という与党が過半数を大きく上回るような国会議員の構成にはなって欲しくないなぁ～と思います。

　じゃぁ～ないと、今でもやりたい放題の安倍さんがマスマス図に乗って、何をしでかすか分りませんからね。