第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦
アルビレックス新潟vs富山新庄クラブ
東北電力ビッグスワンスタジアム
結果 5:0
ベタに引かれて、中々得点できなくて、出会い頭の一発でリードを奪われる、こんなゲームだけは勘弁してもらいたかったのですが、終わってみれば5:0の圧勝でした。
ゲーム開始早々から、ボールポゼッションは、圧倒的にアルビが主導権を握りました。
引かれた相手に、攻めあぐむかなと思ったのですが、最初から結構飛ばしていました。
先制点は前半の17分ころ、今日は右サイドバックで先発した内田が、中盤からゴール前にクロスを上げると、ロペスがヘディングでゴールを叩き込みました。
こちらが先に先制点を入れれば、ゲーム運びはグーンと楽になります。
その後、前半はゴールラッシュでした。
右サイドからゴール内に侵入したロペスが、シュートを放って、相手GKが弾いたボールを、詰めていた堅碁が難なく決めて2点目。
3点目は、堅碁がペナルティエリア内で放ったシュートが相手DFに当たって跳ね返ったボールを、今度は小暮がミドルシュートを決めて3点目。
前半は、ボールを圧倒的に支配して、ピンチらしいピンチもなくて、素晴らしいゲーム運びでした。
後半に入って、富山が複数で囲んでプレスを掛けてきました。
アルビがゲームを支配していたものの、プレスにやや手こずって、ゲームは膠着状態に陥りました。
後半途中からチョ・ヨンチョルが投入されました。
そのチョ・ヨンチョルが、何度か左サイドの突破で見せ場を作りました。
4点目は、チョ・ヨンチョルがペナルティエリア内でボールをキープして、逆サイドでフリーになっていた堅碁へパスを送ると、ダイレクトでシュートを打って決めました。
5点目は、アディショナルタイムでした。
内田が右サイドでボールを運んで、ゴール前にクロスを入れました。
そのクロスを、相手DFがヘディングで処理しようとして、そのままゴールインしました。
オウンゴールかなと思ったのですが、場内放送は内田のゴールをコールしましたので、ウッチーのゴールです。
後半は、富山の厳しいプレスから、ボールを失う場面もあって、何度かペナルティエリアまで侵入を許しましたが、最後はきっちりと抑えきりました。
だから、今日一番暇だったのはGKの小澤だったかも知れません。
今日のゲーム、怪我明けや、普段ゲームに出ていない選手が登場して、結果を残しました。
特に、堅碁はチャンスに慌てることなく、きっちりとゴールを決めてくれました。
先日のカップ戦で、公式戦初ゴールを上げて、吹っ切れたようです。
これから、ゴールを量産してくれると思います。
平日のナイトゲームとなってしまったので、観客数は押して知るべしです。
でも、アルビのゴール裏は、時間が過ぎると共に埋まって行って、最後はほぼいつもの埋まり具合となりました。