まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

天敵下す!!

2007年06月30日 | アルビレックス新潟

ヒーローインタビューが終わって、サポーターへ挨拶をするマルシオ。



アルビレックス新潟VSサンフレッチェ広島

東北電力ビッグスワン

結果:2:1


リーグ戦は、前節で前半戦が終了して、今日の試合から後半戦へ突入する。
今日の試合が終了するとAFCアジアカップ2007が開催されるため一ヵ月半リーグ戦が中断となる。
だから、今日の試合は良いイメージを残してリーグ戦中断へ入れるかどうかの大事な試合となった。

今日の相手は、天敵とも言える広島が相手だったが、2:1で見事に広島を撃破して、良いイメージでリーグ戦の中断期間に入ることができた。

前半だけを見ると、圧倒的にアルビレックスのサッカーだった。
試合開始早々から、しっかりとしたDFラインからのビルドアップ、両サイドへ起点を作り、効果的なサイドチェンジを織り交ぜて広島ゴールへ襲い掛かった。
いわゆる先手を取ることができたので、面白いようにゴールの匂いがする攻撃ができた。
守備も、広島の誇る両サイドハーフをほぼ完璧に押さえ込んで、ウェズレィと佐藤を前線で孤立させることに成功した。
だけど、問題はゴールの匂いはするのだが、ゴールが割れないことだった。
時間とともに、良いサッカーはするのだけど、自分達の時間にゴールを割れない、典型的なゲームになりつつあった。
しかし、前半終了が見えた頃、左サイドで隊長、エジのパス交換からゴール前にセンタリングを入れて、ゴール前のマルシオがついにゴールの扉をこじ開けた。




マルシオの1ゴール目。



後半に入ると、当然広島も黙っていない。
前線で孤立気味だった、ウェズレィと佐藤へ効果的なボールが供給されるようになると、俄然攻撃が活性化した。
そして、何時ものパターンでゴール前にこぼれたボールに、どうしてお前はそこにいるのと聞いてみたい佐藤がいて、同点ゴールを入れられてしまった。
試合は、やや広島が押し気味に、こう着状態になったが、今年のアルビは同点になっても慌てない。
千葉のインターセプトからマルシオがドリブルで持ち込んで、そのままシュート。
横っ飛びした下田がボールへ触ったのだが、弱弱しくではあったが、ボールはゴールを割った。
マルシオの2ゲーム目で、再びリードを奪うことができた。
しかし、ここからが苦難の道だった。
時間と共にお互いの運動量が落ちて行ったのだが、特にアルビの両サイドハーフの運動量が落ちてくると、広島の誇る両サイドハーフを抑えきれなくなってきた。
特に、駒野が自由にボールを持つスペースができてしまって、再三再四ペナルティエリア無いへ危険なクロスを入れられて、決定的な場面を作られた。
だけど、体を張ったDFと、相手の不運に助けられて、ゴールを割らせること無く試合終了となった。
前半の圧倒的なアルビの時間帯にもう1ゴール入れていれば、もっと楽な試合運びができたように思うのだが、天敵広島は簡単には勝たせてくれない。
結果的に、お互いのリーグ戦順位どおりのゲームとなった。




千葉のインターセプトしたボールをドリブルで持ち上がるマルシオ。






そのままシュートして、2ゴール目。
これがこのゲームの決勝点となった!!





これで単独3位でリーグ戦中断にはいることとなったが、可能であれば中断期間など無しで、このままリーグ戦を続けてもらいたいくらいだ。
前節の千葉戦を先輩から借りたビデオで観戦した。
ゲームの結果はどちらに転んでもおかしくない試合内容だったのだが、調子を上げてきた千葉に対して、アルビは千葉以上に人もボールも動くゲームをしていた。
今日の試合も自分達のサッカーをして、しっかりと勝ち点を積み上げた。
だから、中断などして欲しくない.......


以下今日のゲーム画像です。




勝利に沸く、アルビゴール裏。
2:1のスコアが本当に嬉しい。




ゴール裏へ挨拶を終わってメインスタンド側へ挨拶に来る選手たち。





エジのプレー。
ゴールは奪えなかったが、相変らず好調を維持している動きだった。




矢野のヘッド。
これは、どんぴしゃのクロスだっただけに、ゴールを入れて欲しかった。
日本代表の発表が楽しみ。




千葉VS佐藤。
千葉が本職のボランチへ居座ってから、千代反田、永田のトライアングルでDFラインが安定した。
今日のリードを奪うお膳立てをしたインターセプトは拍手!!





サイド突破する坂本隊長。
新潟はチームとして本当に良い補強をしたし、隊長にしても良い新天地を見つけることができたのではないだろうか?
マルシオの1ゴール目をお膳立てしたが、後半はいささかへばってしまった感じ。




本間のプレー。
シルビーニョが怪我で戦線を離脱して、一時はどうなるかと思ったが、本間がしっかりとタクトを引き継いだ。




エジミウソンは、試合前にJ1リーグ100試合出場達成をお祝いしての花束贈呈を受けた。
プレゼンターは愛妻と愛娘。




今日は、聖籠町町制施行30周年記念サンクスデー。
試合前に、聖籠太鼓が披露された。




こちらは、聖籠町のキャラクター「緑丸」。
鳥仲間が仲良く愛想を振りまいていた。




アルビレックスチアリーダーズの集合写真?
このメンバーが行なうパフォーマンスは、今日の試合が最後とのこと。
次の試合では、新しいメンバーがデビューする。
こちらの世界も、メンバー個人の降格と昇格が毎年繰り返される厳しい世界。




選手紹介の時、佐藤とウェズレィには盛大なブーイングが。
そして、木寺には盛大な拍手が贈られた。
試合前のピッチ上でアルビの関係者と談笑する木寺。
控えのGKではあるが、広島で元気にやっているのは嬉しいことである。




佐藤の同点シュートシーン。
ゴールの匂いを嗅ぎ分ける臭覚を持ったFWだ。




ビッグスワンのフェンスにとまっていた赤とんぼ。
トンボは古来「勝ち虫」と言われていたそうだ。
そういえば、ビッグスワンでトンボを見ると、勝利を運んでくれたように思う。