まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

アルビレックス新潟VSヴィッセル神戸

2005年03月26日 | アルビレックス新潟

惨敗した大宮戦から気持ちの切り替えが出来たかどうか。
それが今日の試合のポイントだった。
開幕戦から寺川フィーゴの調子が良い。
今日はその寺川を右サイドのFWで起用。

試合開始早々から、アルビはアグレッシブなサッカーを見せた。
前半終了が見えた40分頃、エジが受けたパスをトリッキーなプレイでキープ。
その横を、恐ろしいスピードで駆け上がった選手がいた。寺川だ。
エジは寺川へ絶妙のスルーパスを供給。
寺川は右足を振り切ってシュート。GKの脇を抜けてゴールマウス左サイドに突き刺さった。
寺川の生ゴールを最後に見たのは何時だろう?
確か、2002天皇杯で見たヘディングシュート以来であろう。
寺川らしい勢いに乗った、素晴らしいシュートだった。
好調寺川をFWとして起用した反町監督の判断が大当たりした。

そして、ゴールを決めた寺川の活躍に勝るとも劣らないヒーローがいた。
ヒーローの名前は、GK野澤。
後半に入って、神戸の左CKからのセットプレー。
CKのボールを巡って、ゴール前で混戦となった。
そこへ、審判の笛。
ポケットからイエローカードが取り出されて、PKの指示。
スタジアムが騒然となる。一体、何でイエローが出たのか?

PK、キッカーは播戸。
播戸はゴール右サイドへ蹴った。
野澤は、分かっていたよう右(キッカーから見て、以下同じ)に飛んで、ボールを止めてしまった。
スーパープレー!!

しかし、ドラマはまだ終わっていなかった。
審判はPKのやり直しを命じたのだ。
スタジアム内は騒然、野澤への声援が、審判への大ブーイングへ変わった。
キッカーは再び播戸だ。
PKは圧倒的にキッカーが有利だ。
ただ、この場合は失敗したキッカー、止めたGK。
キッカーが気持ちで勝てるかが勝負の分かれ目だった。
播戸がキックしたと同時に、野澤は左サイドへ飛んだ。
しかし、播戸の蹴ったボールは真正面。
だが、野澤はボールを足に当ててかろうじてボールを弾いた。
ハイパープレー!!
大分戦に続いて、PKを立て続けに止めてしまった。
PKのやり直しにも、集中力が切れなかった。

プレーが止まると、野澤への大声援でスタジアムが揺れた。
この場合、駆け引きよりも、もう一度同じコースへPKを蹴るべきではなかったか?

この後も押し込まれて、危ない場面が多々あった。
だけど、最後は体を張ったひたむきなプレーでボールを止めた。
思いの強い方にボールは転がるし、運も転がり込む。

試合開始早々に降った白い雪が白星を再び運んで来てくれた。
1:0でホーム戦は連勝だ。