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村上海賊の娘

2014年09月11日 | 読書・歴史
瀬戸内海に住む人間にとって村上水軍は今もなお英雄だ。
私が松山の小学校に通っていた頃、
運動会で村上水軍の旗を持って行進したのを思い出す。
(ちなみにもう一方の旗は藤原純友だった。)

その村上水軍がテーマの小説「村上海賊の娘」
著者:和田竜のタッチは軽い。
「のぼうの城」もそうだったが、マンガを読んでいるような感覚の歴史小説だ。

最初は物足りなく感じたが・・・
途中、登場人物の人間味がクローズアップされると
ついつい引き込まれてしまった。
ワンピースに近いノリだ。

人は大人になるに連れ、いろんな事を背負い
不本意な選択をする場面がある。
しかし、主人公の海賊の娘:村上景(きょう)は、
どこまでもストレートで自分をさらけ出す。

「人間とは本来こうあるべきだ」と、心の奥底でうなずいた。

天真爛漫・・・幕末の風雲児:坂本龍馬がそうであったように
景は人を惹きつける魅力を持っている。

人間とは何か?!人間にとって大切なものは何か!
改めて考えさせられる小説だ。


村上海賊の娘 上巻
クリエーター情報なし
新潮社


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