日本共産党 佐藤伸ブログ

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大田区では今年も実施へ!区民の貴重な税金を使った区議会議員の海外訪問

2016年09月15日 | 日々の活動など

 本日の、大田区議会第3回定例議会本会議において、区議会議員が公費を使って海外

親善訪問調査に行くことについて議案が提出されました。日本共産党区議団は質疑にて

①毎年多数の議員が親善訪問に行く必要があるのか。②大田区政に反映されていること

があるのか。提言や条例提案等。④23人3グループが海外に出かけることによって、議

会 常任・特別委員会や、行政視察の日程に支障をきたす問題。区民向けの報告会につ

いてどう考えるのか。の質疑を藤原幸雄議員がしたのち、反対の討論をすがや郁恵議

員が行い、反対しました。

自民、公明、民進、無所属、改革は賛成。共産、維新、ネット、フェア民、たちあがれ日本

は反対しましたが海外訪問の議案は賛成多数で議決されました

 今年はアメリカ方面には8名(自民5名、公明2名、民進1名)、中国方面は7名(自民4名

、公明2名、民進1名)、ヨーロッパ方面には8名(自民5名、公明2名、民進1名)の全体で

自民党から14名(16名中)、公明党から6名(12名中)、民進党からは3名(4名中)の23

名が参加する異常ぶりです。海外議員派遣の各方面の日程や参加者などの詳細は以下

の通りです。

 

アメリカ方面

目的:大田区と姉妹都市であるアメリカ合衆国マサチューセッツ州セーラム市との友好・

親善の促進を図り、あわせて同国他都市の主に産業・教育の実情を調査研究し、区政に

反映させる。

場所:アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 セーラム市、ボストン市

            ニューヨーク州 ニューヨーク市

期間:10月17日~10月23日まで

派遣議員

 伊藤和弘(自民)、塩野目正樹(自民)、押見隆太(自民)、鈴木隆之(自民)、深川幹祐

(自民)、松本洋之(公明)、末安広明(公明)、岡高志(民進)

一人あたりの費用(2015年実績):733,383円

 

中国方面

目的:大田区と友好協力関係に関する覚書を結んだ遼寧省大連市との友好・親善の

促進を図り、あわせて産業・教育の実情を調査研究し、区政に反映させる。

場所:華人民共和国 遼寧省大連市

期間:10月25日~10月28日まで

派遣議員:

  松原秀典(自民)、高瀬三徳(自民)、大森昭彦(自民)、伊佐治剛(自民)、

 岡元由美(公明)、勝亦聡(公明)、黒川仁(民進)

一人あたりの費用(2015年実績):414,690円

 

ヨーロッパ方面

目的:平成23年度から中学生派遣を行っているドイツ連邦共和国ブレーメン市及

び欧州諸都市において、主に産業・教育の実情を研究し、区政に反映させる。

場所:ドイツ連邦共和国 ブレーメン州ブレーメン市

    ハンガリー ブタペスト市   英国 ロンドン市

期間:10月30日~11月6日まで

派遣議員:

 岸田哲治(自民)、松原茂登樹(自民)、長野元祐(自民)、渡司幸(自民)、高山

雄一(自民)、秋成靖(公明)、玉川英俊(公明)、松原元(民進) 

一人あたりの費用(2015年実績):913,281円

 

すがや郁恵議員の

海外親善訪問調査議員派遣反対討論 

 日本共産党大田区議団を代表してただいま上程されましたセーラム市親善

訪問調査10月17日(月)~23日(月)7日間、目的は友好親善の促進を図り、

産業・教育の実情調査し区政に反映させる、派遣議員は、伊藤議員、塩野目

議員、押見議員、鈴木議員、深川議員(自民5人)、松本議員、末安議員(公

明2人)、岡議員(民進1人)大連市親善訪問調査(10月25日(火)~10月2

8日(金)4日間、目的は、友好親善を図り、産業・教育の実情調査し区政に反

映させる、派遣議員は、松原秀議員、高瀬議員、大森議員、伊佐治議員(自

民4人)、岡元議員、勝亦議員(公明2人)、黒川議員(民進1人)親善訪問

調査に伴う議員の派遣について、ドイツ連邦・ハンガリー・英国親善訪問調査、

10月30日(月)~11月6日(月)8日間、目的は、中学生派遣をしている都市で、

産業・教育の実情調査し、区政に反映させる、岸田議員、松原茂議員、長野議員、

渡司議員、高山議員(自民5人)、秋成議員、玉川議員(公明2人)、松原元議員

(民進1人)の議員派遣について反対の討論を行います。

 党区議団は、友好都市、姉妹都市との交流促進に反対してはいません。しかし、

友好親善訪問が親善訪問調査と一緒になって、ヨーロッパなどの多額の予算をか

ける視察と一緒になってしまいました。

 反対する第1の理由は、アベノミクスによる物価高や子どもの6人に1人が貧困

という社会問題、また、決算に表れているように区民の皆さんは消費税5%から

8%の値上げの負担増で生活が厳しくなっている事、住民税、国保料や保育料

を納められない人たちから、厳しく取り立て収納させ税収を上げるなど、区民が

汗水流して納めている大切な税金を使って行くからです。また、その大切な税

金を使って行く切実な内容がありません。 反対する第2の理由は、今年度の

海外派遣は自民党が16人中14人、公明党が12人中6人、民進党が4人中3

人計23人が参加します。昨年は24人でした。昨年と同じところに行く方が3人

います。海外派遣の旅費は任期4年間の中で50人が1回参加する予算が組ま

れていることがこれまでの常識です。ところが、伊藤議員、塩野目議員、高瀬議

員、松原秀議員、大森議員、松原茂議員、押見議員、伊佐治議員、深川議員、

渡司議員、高山議員、勝亦議員、秋成議員、玉川議員、岡議員、黒川議員、松

原元議員は、昨年に続いて2回目です。これまでには考えられないことです。予

算が組まれれば当然のように計画し、いかない議員の分を使って2回目も行くと

いうことは、区民に理解されません。 反対する第3の理由は、親善訪問調査は、

区政の政策に反映されなければなりません。例えば、セーラム市の視察で少人

数学級を評価する発言を幾度か聞いてきましたが、大田区の政策に反映されも

せず、35人学級の実現を等の陳情に反対してきました。町工場も減少するのに

対し、産業の実情を調査し、研究するとしていますが、海外視察をした結果を条

例など一度も出していません。いくら視察しても政策に反映されません。 第4の

理由は、政治と金の問題です。兵庫県の県会議員、舛添都知事、都議会自民党、

公明党、民進党議員がリオのオリンピック・パラリンピック視察を断念、自民党都

議会議員の政務活動費と新年会費の問題、富山市議会議員の政務活動費の

不正請求など後を絶ちません。議員自ら税金の使い方を常に精査し、みずから

慎むべきです。第5の理由は、10月17日から11月6日の日程が優先され、行

政視察、常任委員会、特別委員会の日程が変更されることです。 第6の理由

は、親善訪問調査後の報告は区民にはなく、区民への説明責任がなされていま

せん。 第7の理由は、中学生の海外派遣は学校規模にかかわらず男女ひとり

ずつの参加です。毎年の議員派遣を中止し、この予算で子どもたちの派遣人数

を増やすことなどの提案をすることです。 第8の理由は、一人あたりの予算も

示さず、情報が明らかではないことです。区民への説明責任が果たせていませ

ん。 
税金は区民の暮らし営業応援に使うことであり、区議会議員の税金のムダ使い

を許さない考えから反対し、中止を求めるものです。 以上で討論を終わります。


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