~ 夢の途中 ~

強い?弱い?上手い?下手?そんなの関係ない!
全員が全力疾走!そんな『何か』を感じさせてくれるチームを応援します!

やさしい気持ち

2011年04月15日 | 日記

俺「くそっ、電車遅れやがって…!急がないと面接始まっちまう…!」


じいさん「ぜえ・・・ぜえ・・・」


俺「なんだあのじいさん…大丈夫か…?
  …って他人の心配してる暇はねぇ、急がないと…!」


じいさん「ぜえええ・・・ぜえ・・・・えええ・・」


俺「…畜生っ!
  おい、じいさん、大丈夫か?ほら、背中に乗りな」


じいさん「ああ・・・親切に有難う若者よ・・・」


俺「いいってことよ…」


俺「ここでいいのか?それじゃあな、じいさん。」


じいさん「ありがとう若者よ…しかし御主のその格好、もしかして就職活動だったのではないかな?」


俺「ああ…まぁ気にするな。それじゃ達者でな」




俺「すみません、遅れました!」


人事1「何やってたのかね君!遅れてくるとはやる気がないのか!?」


人事2「これから社会人になろうという者が遅刻とは…飽きれたものだ」


俺「…言葉もありません」


人事1「社会人に最も大事なのは何かわかるかね?信頼だ。
    それを遅刻という形で裏切った君に面接を受ける資格はない。わかったなら帰りたまえ」


じいさん「信頼か・・・ならばこの青年は私が保証しよう。彼は信頼できる。」


人事2「あ、あなたは!」


俺「あ、さっきのじいさんじゃねぇか。なんでここに・・」


人事1「じいさんなどと!この方はわが社の名誉会長だぞ!」


俺「


じいさん「わしは最近の若者というものを見誤っていたようじゃのう…
     それを気付かせてくれた君に礼を言いたい。」



こうして俺は面接を受けさせてもらえた。





そして・・・・・落ちた。




これくらい・・・・



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