~ 夢の途中 ~

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地獄から天国へ!

2013年09月28日 | 悲しい話

得意先のDrより「時間空いたからお昼でもどう?旨いお店見つけたんだ!」


断る理由など何一つない。「はいっ!先生よろこんで!」・・・何度も何度も足を運び続けた。ついに執念が実った瞬間だ。


そして連れて行かれたのはお寿司屋さん。


先生はカウンターに座るなり「博多地魚の特上握り二人前とトロ鉄火巻き一人前ね!あっ、それと赤だしはカニの味噌汁にしてね!」


全身からイヤ~な汗が噴き出る。財布の中には7千円しか入っていないからだ。



先生が板前さんと話してる隙にこっそりとお品書きを確認する・・・・・


「博多地魚の特上握り」5,200円


トロ鉄火2,800円


あろうことかカニの味噌汁は400円プラス


こちとら毎日の昼飯で如何に500円以下に抑えようか必死なのにカニの味噌汁だけで400円・・・格差社会ここに極まれりだ。


激しい動悸が襲ってくる。心拍数、脈拍とも異常どころか心室細動でも起こしてるんではなかろうか?そんな状態だ。


周りを見渡しても『カード使えます』・・・みたいな表示もない。


どうしよう・・・恥を忍んで「先生・・・お金足りないんで少し貸して頂けますか?」それは言えない。大事な得意先の先生にはそんな事は言えない。

会社に電話して誰か走ってもらうか?・・・・いや、こんな時間は事務員さんしかいない。電話しても来てくれるハズもない。


どーしよう、どーしよう・・・そんな状態でも次から次へとカウンターに寿司が出されていく。


トロ鉄火も絶妙なタイミングで出てくる。カニがお椀からはみ出してる。


が・・・この胸のドキドキが邪魔をする。何を食べたのかどんな順番で口に運んだのかすら記憶にない。


いよいよ運命の瞬間だ。「うまかったね!さぁボチボチ帰ろうか!」


「そっそっそうですね 先生・・・・実は・・・」


「あぁいいよいいよ!私が誘ったんだから私が払うよ!」・・・・あなたは神ですか?ってか、だったら最初っから奢るって言ってくださいよ!こっちはどうしようかドキドキしすぎて何食ったかすら覚えてないのに。。。


二人で昼飯食って1万5千円普通に払う・・・衝撃的だ。


いつになったら私のもとにアベノミクスが舞い降りてくるんだろうか?そんな平凡な1日でした。

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